- 節分の日にちが変わることがあるって本当なの?
- 節分の日にちが変わるのはなぜ?
- どうして節分に恵方巻を食べるの?
節分といえば2月3日に「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきをするイメージが強いですよね。
しかし実は節分の日にちは変わることがあるのです。
この記事では節分の日にちが変わる理由や、節分に恵方巻を食べる意味や由来について書いています。
この記事を読めば節分について子供に聞かれても、自信を持って教えてあげることができるようになります。
節分の日にちが変わる理由とは?
節分といえば2月3日のイメージが強いですが、節分の日にちはその年によって変わることがあります。
もともと節分は「季節を分ける節目の日」とされていましたが、いつしか立春の前の日の節分だけが残って、今も日本の季節の行事として親しまれています。
なので節分は立春の前の日ですが、立春が変わることで節分の日も変わることがあるのです。
旧歴では立春が1年の始まりだったので、昔は立春の前の日の節分が1年最後の日でした。
なぜ立春が変わるの?
立春は春の始まりの日ですが、太陽が地球の周りを1周することと関係しています。
1年は地球が太陽の周りを1周することで数えられていますが、実は正確に言うと365日ではなく「365日+約6時間弱」なのです。
うるう年
この「365日+約6時間弱」の誤差を無くすために作られたのがうるう年で、4年に1回のうるう年で時間を調整しています。
しかし4年に1回うるう年を1日分取ると、太陽が地球の周りを4周回るよりも約45分短くなってしまうのです。
なのでうるう年と約45分の誤差によって立春の日が変わるのに合わせて、節分の日にちも変わることがあるのです。
- 4年に1回うるう年で1年が1日増える
- うるう年があることで約45分の誤差ができる
節分はいつから始まったの?
節分は平安時代頃から行われている行事と言われています。
昔から季節の変わり目は病気をして体を壊したり災害があったり、良くないことが起きやすいとされていました。
なので季節の変わり目の立春の前の日に1年間健康で過ごせることを願って、節分の行事をするようになったのです。
節分に恵方巻を食べる意味や由来
節分に食べるものといえば恵方巻が有名ですが、恵方巻を食べる意味や由来についてくわしく知っている人は意外と少ないので解説していきます。
節分に恵方巻を食べる意味
恵方とはその年の縁起の良い方角のことで、恵方巻とは福を巻き込んだ巻き寿司のこと。
恵方巻を食べる意味は、恵方(縁起の良い方角)を向いて恵方巻(福を巻き込んだ巻き寿司)を無言で丸かじりして(縁を切らないように)食べることで、1年を健康に過ごせると言われているからです。
節分の恵方巻の由来
もともと恵方巻は、江戸時代頃の大阪で節分を祝ったり商売繁盛を願うときに食べられていたことが始まりとされています。
当時は恵方巻ではなく「太巻き寿司や丸かぶり寿司」と呼ばれていたそうです。
なぜ恵方巻が福を巻き込んでいると言われるかというと、七福神にちなんで7種類の具材を入れているからなのです。
まとめ
節分についてくわしく書いてきましたが、最後にもう一度確認しておきましょう。
- 立春の日が変わることで節分の日にちが変わることがある
- うるう年と約45分の誤差によって立春の日が変わるので、節分の日にちも変わる
- 恵方巻を食べるのは、恵方を向いて無言で食べることで1年を健康で過ごせると言われているから
- 恵方巻の由来は江戸時代頃の大阪から始まった
ぜひ家族みんなで節分の意味を考えながら、節分の日に恵方巻を食べて健康を願って過ごしてくださいね。