- 七福神はどんな神さまなの?
- 七福神を子供に上手く説明できない
- 七福神を子供に説明するポイントを教えて
七福神は幸せを招くとして知られている7人の神さま。この7人の神さまが宝の船に乗った絵や置物は、色々な場所で見たことがありますよね。
ですが七福神を子供に説明するのは難しいです。七福神のことは何となく知っていても、子供に聞かれたときに上手く説明できない人は多いのではないでしょうか。
この記事では七福神はどんな神さまなのか、子供向けに説明する2つのポイントなど七福神についてくわしく書いています。
この記事を読めば「子供に聞かれても上手く説明できない」という悩みはなくなります。
目次
七福神とはどんな神さまなの?
七福神とは「福」や「徳」を持って来ると考えられている7人の神さまです。
- 恵比寿(えびす)
- 大黒天(だいこくてん)
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
- 弁財天(べんざいてん)
- 福禄寿(ふくろくじゅ)
- 寿老人(じゅろうじん)
- 布袋(ほてい)
この7人の神さまのことを七福神と呼びます。
七福神の由来と始まり
七福神の始まりは、昔から日本に伝わる神さまの「恵比寿」からでした。そこに中国から
- 福禄寿
- 寿老人
- 布袋
この3人の神さまが入りました。その後インドから
- 大黒天
- 毘沙門天
- 弁財天
この3人の神さまが入ったことで、今の7人の神さまが集まったのです。
そして室町時代頃から「七福神」として親しまれるようになったそうです。
七福神の由来は中国にあった
色々な国で信じられていた神さまたちが、7人の神さまとしてまとめて考えられるようになったのには理由があります。
それは「竹林の七賢(ちくりんのしちけん)」という、中国の昔話が七福神の由来になっていると言われています。
七福神の名前とそれぞれのご利益とは?
それでは七福神の7人の神さまの名前とそれぞれのご利益を紹介していきます。しっかり覚えて子供に説明できるようになってくださいね。
恵比寿(えびす)のご利益
恵比寿は鯛と釣り竿を手に持っている日本の神さまです。
釣り竿と鯛を持っていることから漁業の神さまであり、商売繁盛のご利益があります。
大黒天(だいこくてん)のご利益
大黒天は打ち出の小槌(こづち)と大きな袋を手に持っているインドから来た農業の神さまです。
大黒天は日本の神話に出てくる「大国主命(おおくにぬしのみこと)と同じ」だと考えられているようです。
大黒天が持っている打ち出の小槌は、ひと振りで金運を上げると言われていて、恵比寿と同じく商売繁盛のご利益があります。
毘沙門天(びしゃもんてん)のご利益
毘沙門天は鎧(よろい)を着て槍のような武器を手に持っているインドから来た神さまです。
七福神の中でただ1人戦国武将の姿をしていて、武道の神さまとして有名です。
- 家族が安全でいられる
- 健康でいられる
- 厄よけ
毘沙門天にはこのようなご利益があります。
弁財天(べんざいてん)のご利益
弁財天は羽衣(はごろも)を着て楽器の琵琶(びわ)を手に持っているインドから来た神さまです。
七福神の中でただ1人の女性の神さまです。
- 金運が上がる
- 恋愛が上手くいく
- 学問が上手くいく
- 芸能活動が成功する
弁財天にはこのようなご利益があります。
福禄寿(ふくろくじゅ)のご利益
福禄寿は巻物を手に持っている中国から来た老人の神さまで、鶴や亀と一緒にいます。
- 長生きできる
- 健康でいられる
- 子どもが生まれ続いていく
福禄寿にはこのようなご利益があります。
寿老人(じゅろうじん)のご利益
寿老人はその名のとおり老人の姿をしている中国から来た神さまで、巻物とうちわや桃を手に持っていて鹿と一緒にいます。
- 健康でいられる
- 長生きできる
寿老人にはこのようなご利益があります。
布袋(ほてい)のご利益
布袋は着物がはだけていてお腹が出ている姿の中国から来た神さまです。
大きな袋と扇を手に持っていて、夫婦円満や子宝の神さまとして知られています。
- 夫婦が仲良くできる
- 子どもに恵まれる
布袋にはこのようなご利益があります。
七福神が宝の船に乗っているのはなぜ?
七福神が宝の船に乗っているのは、昔の日本人は「幸せは海の果てからやってくる」と考えていたからです。
さらに昔の日本では「海の果てには神さまが住んでいる」と考えられていたため、七福神が宝の船に乗ってやってくるという発想につながったのでしょう。
七福神を子供向けに説明する2つのポイント
七福神を子供向けに説明するポイントは2つあります。
説明というと難しく感じてしまうかもしれませんが、子供にとってわかりやすい方法を選ぶことが大切です。
ポイント1.絵本の読み聞かせ
1つ目のポイントは絵本を読み聞かせること。これが意外と子供にはわかりやすいので、ぜひやってみてほしいです。
七福神をテーマに書かれた絵本が出版されているので、パパやママから子供に読み聞かせてあげるのがいいでしょう。
絵本だと子供も興味を持って聞いてくれるので、口で説明するよりもわかりやすく子供の頭にスーッと入ります。
七福神について書かれた絵本には色々なものがありますが、特に「どんぶらどんぶら七福神 作:みき/つきみ」という絵本がわかりやすく書かれているのでおすすめです。
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ポイント2.七福神めぐり
2つ目のポイントは七福神巡りをすることです。実際に七福神が祭られている神社やお寺に、子供と一緒にお参りするといいでしょう。
遠足や旅行気分で楽しめるところがポイントで、子供も実際に体験することでわかりやすく学べるのが特徴です。
子供と七福神巡りをするときにおすすめなのが、東京で1番人気のコース「日本橋七福神めぐり」ですが、こちらの記事でくわしく書いているのでぜひご覧ください。
まとめ
七福神について書いてきましたが、最後にもう一度内容を確認してみましょう。
- 日本の恵比寿
- 中国から来た福禄寿、寿老人、布袋
- インドから来た大黒天、毘沙門天、弁財天
このように七福神とは7人の神さまの集まりです。
子供にわかりやすく説明するポイントは、絵本を読んだり七福神巡りをしたりすること。
その中でも歩いて回れる日本橋七福神めぐりは特におすすめなので、子供と一緒に巡ってみてはどうでしょうか。大人も勉強になって楽しいはずです。