地鎮祭に招待されたとき、参加者はどんなお祝いを持っていけば良いのでしょうか?
地鎮祭は神事なので、本来参加者はお祝いの品やお祝い金を持っていく必要はありません。
しかし招待されたときに手ぶらでは地鎮祭に参加しづらいため、お祝いの品やお祝い金を持っていく人がほとんどです。
この記事では地鎮祭の参加者のお祝いについて詳しく解説します。初めて地鎮祭に招待された方でも、この記事を読むと迷わずにお祝いすることができるでしょう。
目次
地鎮祭の参加者が贈るお祝いは何が良い?
地鎮祭の参加者は、本来お祝いを贈る必要はありませんが、招待されたときにはお祝いを持参することがマナーとされています。
地鎮祭の参加者がお祝いに贈る品としては、以下の3つが一般的です。
- お酒(清酒)
- 菓子折
- 果物
それぞれの地鎮祭のお祝いの品について、詳しく解説します。
地鎮祭のお祝いの品「お酒(清酒)」
地鎮祭のお供え物として清酒を贈るとよろこばれます。清酒は一升瓶2本で1組にするのが正しいしきたりです。しかし一升瓶1本でも問題ありません。
お供物としては日本酒がよく選ばれていて、のし紙には「奉献」と書くのが一般的です。
地鎮祭のお祝いの品「菓子折」
菓子折とは化粧箱に入ったお菓子のこと。化粧箱に入っているだけで、きちんとしたお祝いという感じがしますよね。
地鎮祭のお祝いの品で菓子折を贈るとき、一般的によく選ばれているのは和菓子です。
しかし夏の暑い時期には生菓子は避けた方が良いでしょう。日持ちのする和菓子を選ぶのがポイントです。
地鎮祭のあとに参加者で分けられるように、個包装されているお菓子を選ぶと良いでしょう。
地鎮祭のお祝いの品「果物」
地鎮祭のお祝いの品として、季節の果物もよろこばれます。果物は山の幸として地鎮祭のお供えにぴったりの品なのです。
果物も菓子折と同じように、化粧箱やギフトボックスに入ったものを贈るのがポイントです。
しかし夏の暑い時期には果物は傷みやすいので、菓子折を選んだ方が良い場合もあります。
地鎮祭のお祝いを贈るときの注意点
地鎮祭のお祝いを贈るときの注意点について覚えておきましょう。
- 清酒は一升瓶2本で1組にするのがしきたりで、のし紙は「奉献」と書く
- 菓子折や果物は、化粧箱またはギフトボックスに入れて贈る
- 失礼にあたらない服装(ラフすぎない服装)で参加する
- 水引は紅白の蝶結びを使い、結びきりは使わない
服装については正装までは必要ありませんが、地鎮祭は神事なので、あまりにもラフな服装は避けた方が良いでしょう。
地鎮祭の参加者が贈るお祝い金の金額の相場は?
地鎮祭の参加者が贈るお祝い金の金額の相場は、参加者と施主との関係性によって変わってきます。
お祝い金の金額の相場は以下のとおり。
- 施主が参加者から見て親や兄弟または子供の場合は約10000円〜30000円
- 施主が参加者の友人や知人の場合は約5000円〜10000円
参加者が親族の場合は、少しでも施主の力になってあげたいという気持ちがあるので、「地鎮祭費用の協力」という意味でお祝い金を贈るようです。
地鎮祭のあとに食事会が開かれる場合は、食事代も考慮してお祝い金を決めるといいかもしれませんね。
地鎮祭の参加者のお祝いののし紙の書き方
地鎮祭のときの水引は紅白の蝶結びのものを使います。
のし紙の上段には「奉献」または「祝地鎮祭」と書くのが一般的です。下段にはフルネームで氏名を書きましょう。
地鎮祭の参加者のお祝いの言葉は何が良い?
地鎮祭の参加者のお祝いの言葉には「これを言わなければいけない」という決まりはありません。
施主に対して、建物を建てられることへのお祝いの気持ちを伝えるだけでいいのです。
なのでシンプルに「おめでとうございます」という言葉を、あなたなりの言葉で伝えるだけで大丈夫です。
まとめ
以上、地鎮祭の参加者が贈るお祝いについて書いてきました。
これで初めて地鎮祭に招待された方も迷わずにお祝いを決めることができるのではないでしょうか。
お祝いの品、お祝い金のどちらを贈るとしても、地鎮祭に招待されたときに大切なのは、施主が無事に地鎮祭を迎えられたことをお祝いする気持ちです。
ぜひお祝いの気持ちを持って地鎮祭に参加してくださいね。