子どもがいると、食事の準備や片づけに追われて、ついつい後回しになりがちな電子レンジの掃除。でも、気がついたら「あれ?なんか臭う…」「ドアがベタベタ…」なんてことありませんか?
私もついこの前、加熱中に庫内で“ボンッ”と音がして、見ると飛び散ったソースが…。
掃除しなきゃと思いつつ、なかなか手をつけられずにいました。
でも、ナチュラルな方法で手軽にピカピカになる掃除法を知ってからは、「面倒」より「スッキリ」の気持ちが勝つようになりました。
この記事では、私が試してよかった電子レンジの掃除方法を、家庭の雰囲気そのままにご紹介します。
目次
電子レンジの汚れ、放っておくとどうなる?

汚れが落ちにくくなる前に対処したい
正直、私も以前は「少し汚れてるけど…明日でいっか」と先延ばしにしていました。
夕食後ってバタバタしているし、子どもたちの寝かしつけもあるしで、「今日はもういいや」と思ってしまうんですよね。
でも、時間が経った汚れって本当に落ちにくくなるんです。ソースやスープの飛び散りは、加熱されるたびに水分が飛んで、まるでカチカチのコゲのようにこびりついてしまうんですよね。
ティッシュでサッと拭いて取れるレベルじゃなくて、こすっても落ちない…。それどころか、こすりすぎて庫内を傷つけちゃいそうで困ったこともありました。
さらに厄介なのがにおい移り。
前日のカレーの香りが、翌朝の牛乳を温めたときにもふわっと立ち上ってきて、「あれ?なんかカレーのにおいしない?」と子どもに言われてしまって。
それでようやく、「ああ、これはちゃんと掃除しなきゃダメだ」と重い腰を上げたんです。
思い返すと、ちょっとしたタイミングで掃除していれば、あんなに苦労しなくて済んだのに…と反省しました。
電子レンジは毎日使う場所だからこそ、“汚れたらすぐ”がいちばんラク。放置すればするほど、落とすのも気持ちも重くなる。
だから今では、使った直後にサッと拭くことを習慣にしています。
わが家が使っているナチュラル掃除法

メインは「重曹」「酢」「レモン」
市販の洗剤ももちろん効果はあるけれど、うちでは子どもがいることもあり、できるだけ安全でナチュラルな素材で掃除したいと考えています。
特に電子レンジって、食べ物を直接扱う場所なので、洗剤の成分が残っているのはちょっと心配で…。
だから、わが家の掃除アイテムは「重曹」「酢」「レモン」が定番。スーパーで気軽に手に入るし、値段も手ごろ。それでいて、汚れにもにおいにも強いんです。
一番頼りにしているのは「重曹」。もう何度もリピ買いしています。ふりかけてこすってもいいし、溶かしてスプレーにしても便利。
あと、料理で使ったあとの「酢」も、ほんのり酸っぱさはあるけれど、油汚れや水垢にめちゃくちゃ強い。レモンは、料理で使い終わった皮でそのまま拭くだけで、すごくいい香りが残るんですよね。
「洗剤使いたくないけど、ちゃんとキレイにしたい」そんなときに、この3つの組み合わせは本当に心強いです。
わが家の定番レシピ|重曹スチーム法
その中でも特に便利なのが「重曹スチーム法」。わが家では“電子レンジ掃除の救世主”と呼んでいます(笑)
やり方はとても簡単で、いつもこの手順でやっています。
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耐熱ボウルに水200ml+重曹小さじ1を入れる
→計量しなくても、おおよそで大丈夫。いつもコップ1杯の水に、ティースプーン1杯くらい。 -
電子レンジで3分加熱(※吹きこぼれ注意)
→加熱中は、庫内がじわじわ蒸気で満たされていく感じ。容器は深めのものが安心です。 -
そのまま扉を開けずに5分放置
→ここがポイント!蒸気で汚れがふやけて、後の拭き取りがラクになります。 -
湿気と一緒に汚れが浮いてくるので、ふきんやキッチンペーパーで拭き取る
最初は「これで本当に落ちるの?」と思っていたのに、試してみたらびっくり。固まってこびりついていた汚れが、スルッと取れるんです。
スチームの力ってすごいですね。しかも、ゴシゴシこする必要もないので時短にもなって、手も荒れません。
時間に余裕があるときは、仕上げに酢スプレーで仕上げ拭きすると、除菌もできてさらにスッキリ!
この方法を覚えてからは、「汚れたら今すぐスチームしよう」って気持ちになれるようになりました。
面倒くさいと思っていた掃除が、“ちょっと気持ちいい家事”に変わった瞬間でした。
忙しいときの“ながら掃除”アイデア

調理後の余熱を活用しよう
夕飯づくりの途中って、電子レンジを使うことが多いですよね。ご飯を温めたり、おかずをチンしたり。そんなときにふと気づいたのが、「この温まった庫内、掃除に使えるかも?」ということでした。
実際、電子レンジで何かを温めた直後って、庫内がほどよく蒸気で温かくなっています。その“余熱タイム”は汚れが浮きやすくなる絶好のチャンスなんです。
うちでは、ご飯を温めたあとにすぐ、重曹水を入れた耐熱容器をポンと置いて再加熱。時間は1〜2分だけ。それだけで庫内全体がスチーム状態になって、しつこかった汚れもふわっと浮いてくれます。
その間に家族のご飯をよそったり、お味噌汁を盛ったりしているうちに加熱が終わるので、ほとんど「ついで」感覚で掃除ができるのが本当にラク。わざわざ掃除の時間を確保しなくてもいいと思えるだけで、気持ちの負担がグッと減りました。
ついで掃除が習慣になるコツ
掃除って「やらなきゃ」と思うほど面倒に感じるけれど、「何かのついで」にすると不思議とハードルが下がるんですよね。
私も以前は、「よし!掃除するぞ!」と気合いを入れないと動けなかったのですが、“ごはんチンのついで”に軽く拭くだけでも十分キレイになると気づいてからは気持ちがラクになりました。
しかも、完璧を目指さないのがコツ。「今日はドアだけ」「今週は回転皿だけ」と、一度に全部やらなくていいって思えると、気楽に続けられるようになります。
私の場合、「毎週金曜日はレンジ掃除の日」と、ざっくりとルールを決めておくことで、忘れにくくなりました。
週末に向けてキッチンを整えると、なんとなく気分もスッキリしますし、子どもたちにも「お掃除してから寝るの偉いね」と褒められたりして、ちょっと嬉しくなったり(笑)
「ついで」でいい、でも「忘れないように意識する」ことが続けるカギだなと感じています。
掃除しにくい場所、どうしてる?

ドアの隙間や回転皿の溝
電子レンジの掃除って、ついつい「中だけ拭いて終わり」にしがちですよね。
でも実は、見落としがちな細かい場所こそ汚れがたまりやすいんです。
たとえば、ドアの開閉部分についているゴムパッキン。うちでも最初は気づかず放置していて、ふと見たときにうっすら茶色っぽい汚れが…。どうやら、温め中に飛んだ汁や手の油が入り込んでいたようで、「あ、ここも掃除しなきゃ…」と慌てました。
そんなとき便利なのが、綿棒と酢水のコンビ。
酢を水で薄めて(目安は酢1:水1〜2くらい)、綿棒に染み込ませて優しくこすると、細かい溝にもピタッとフィット。ゴシゴシしなくても、するっと汚れが取れてくれます。
パッキン部分って無理にこすると傷みそうで怖かったけど、これなら安心して使えました。
そして回転皿まわり。皿そのものはもちろんですが、その下のくぼみ部分や、支えのローラーの溝にもホコリや食べかすが入りやすいんですよね。
私はいつも、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で、回転皿ごと丸洗いしています。ついでにローラーも軽く拭いておくと、動きもスムーズになりますよ。
フィルターや外側のにおい
さらに見逃されがちなのが、レンジの外側や背面、側面の“うっすら汚れ”。
キッチンの油分が空気中に舞って、気づかないうちにレンジにもぺたぺたと付着していることがあります。
とくにレンジの上や裏って、なかなか意識が向かないんですよね…。
うちでは、使い古したタオルに重曹水をスプレーして、サッとひと拭きするようにしています。
表面のべたつきが取れるだけでなく、重曹の脱臭効果でふわっと気持ちのいい空気に変わるのが気に入っています。
あと、地味だけどおすすめなのが「コーヒーかす活用法」。
ドリップ後のコーヒーかすを乾かして、小皿にのせて電子レンジ内に置いておくと、におい取りとしてすごく優秀なんです。
見た目もおしゃれ感があって、ちょっとした気分転換にも。
こういった「ちょっと見落としがちな場所」にも目を向けることで、電子レンジ全体が見違えるほど清潔になります。
“掃除してるのにまだなんか気になる…”というときは、こうした隠れスポットを疑ってみるのが正解かもしれません。
汚れをためない「予防」も大事!

ラップやふたを上手に使う
電子レンジ掃除って、汚れたあとに大がかりにやるより、そもそも汚れないようにするほうがずっとラクなんですよね。
私がそれを実感したのは、ラップやシリコンふたをちゃんと使い始めたときでした。
以前は面倒で、ちょっと温めるだけなら…とラップなしでチンしていたんですが、それが落とし穴。
ソースやスープが飛び散って、気づけば庫内がべたべた…。
それが嫌で、子どもにも「ミルクあたためるときは、ふたしてね〜」と声をかけて習慣づけました。
最近では、電子レンジ対応のお皿とふたをセットで用意しておくようにしています。
フタも食洗機対応のものならお手入れも簡単で、かなりの頻度で活躍してくれます。
それだけで、掃除の回数がぐっと減ってラクになったのを実感中。
うちは特に子どもが「卵かけごはん」「ミルク」「冷凍おにぎり」など頻繁にレンジを使うので、飛び散り予防は本当に助かっています。
「見えるところに道具を置く」のがコツ
もうひとつ、「予防」の意味で大事なのが“掃除を後回しにしない工夫”です。
私も以前は、スプレーやふきんを棚の奥やシンク下にしまっていて、いざ掃除しようと思ったときに「取りに行くのが面倒だな…」と結局やらずに終わってしまうことが多々ありました。
でも、それをやめて、スプレーボトル(重曹水)と使い古しのふきんを電子レンジのすぐ横に置くようにしたんです。
これだけで、“気づいたときにすぐ拭ける”環境になって、掃除が格段にラクになりました。
見える場所に置くと、「ちょっと拭いとこっか」と思えるんですよね。
さらに、100均で見つけた「ラップとふきんの収納ケース」が、見た目もスッキリで気分も上がるので、キッチンに立つのが楽しくなりました。
「掃除をがんばる」のではなく、「掃除しやすくする」工夫が大事だと、つくづく感じています。
ちょっとした配置や仕組みで、気づいたときの行動が変わっていく。忙しい日々でも続けられる予防習慣のひとつです。
まとめ|“ちょっとの工夫”で気持ちもスッキリ
電子レンジの掃除って、「汚れてから頑張る」より「汚れない工夫をする」方がずっとラク。
でも、汚れてしまったときでも、ナチュラル素材で簡単にきれいになる方法があると知っているだけで、気持ちが軽くなります。
私自身、子どもとの毎日に追われながらも、「チンしたついでにふく」習慣を少しずつ続けてきました。
そのおかげで、「掃除しなきゃ…」のモヤモヤから解放された気がします。
今日の記事が、あなたの電子レンジ掃除のハードルをちょっとでも下げられたらうれしいです。
まずは週に1回、重曹水から始めてみませんか?