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地鎮祭

地鎮祭とは何か?参列者や儀式の流れと知っておきたい4つのポイント

  • 地鎮祭とは何?
  • 地鎮祭はどんなことをするの?
  • 地鎮祭の流れが知りたい

地鎮祭は家を建てる前に神さまにお祈りをする儀式。

地鎮祭は人生で何度も経験することではないので、何のためにするのか儀式の流れについてもわからないことが多いのではないでしょうか。

この記事では施主として家を建てるときの地鎮祭についてくわしく書いているので、知っておくと地鎮祭の日を落ち着いた気持ちで迎えることができるようになります。

地鎮祭とは何か?

地鎮祭(じちんさい)とは、家を建てる工事の前に神さまにお祈りをする儀式です。

実は地鎮祭には2つの意味があります。

地鎮祭の2つの意味
  1. 神さまにその土地を使うことを許してもらう
  2. 神さまに「工事の安全」と「家が栄えること」を祈る

地鎮祭の由来とは?

それでは地鎮祭の由来について考えてみましょう。日本では昔から「自然界に存在するものすべてに神さまが宿っている」と考えられていました。

地鎮祭の由来は、漢字のとおり土地を鎮める祭りです。

地鎮祭には家を建てるときに神さまに土地を使う許可をもらう意味があり、「この土地に家を建てるのでよろしくお願いします」とあいさつをすることで、神さまを鎮める儀式なのです。

こうして神さまに許可をもらうことが、たたりを防ぎ工事の安全を祈ることにつながっているのです。

地鎮祭の参列者は誰を呼ぶの?

地鎮祭の参列者として誰を呼ぶのかというと

  • 施主
  • 工事業者(工事責任者、営業担当者など)
  • 神主さん

これが一般的な地鎮祭の参列者ですが、ときには施主の両親を呼んだり、ハウスメーカーによっては大工さんを呼んだりします。

地鎮祭に神主さんを呼ぶのは誰?

地鎮祭に神主さんを呼ぶための段取りは、施主がしなければいけないのでしょうか?

地鎮祭に神主さんを呼ぶのは、工事業者が依頼するのが一般的です。

施主は都合のいい日程を工事業者伝えるだけで、他には何もしなくても大丈夫です。

地鎮祭の流れ

ここでは一般的な神式(しんしき)の地鎮祭の流れを紹介します。

地鎮祭の流れ
  1. 開式の辞(かいしきのじ)・・・神主さんが儀式をはじめることを告げる
  2. 修祓(しゅばつ)・・・儀式の前に参列者とお供えものを清める
  3. 降神(こうじん)・・・お祓い(おはらい)
  4. 献饌(けんせん)・・・神さまにお供えものを食べていただく
  5. 祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・神さまに土地を使うことを報告しお祈りする
  6. 清祓い(きよはらい)・・・土地の四隅を払い清める
  7. 地鎮の儀(じちんのぎ)・・・「かま」や「くわ」を使って工事の安全と家が栄えることを祈る
  8. 玉串礼拝(たまぐしれいはい)・・・玉串(たまぐし)を祭壇(さいだん)に捧げて工事の安全を祈る
  9. 撤饌(てっせん)・・・お供えものを下げる
  10. 昇神(しょうじん)・・・神さまにお帰りいただく
  11. 直会(なおらい)・・・乾杯をして、下げたお供えものを参列者でいただく
  12. 閉式の辞(へいしきのじ)・・・神主さんが儀式がおわったことを告げる

地鎮祭の流れには、聞き慣れない色々な儀式があって難しいですよね。

しかし儀式は工事業者が進めるので、施主は細かく覚えておく必要はありません。なんとなく知っておく程度でいいでしょう。

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地鎮祭をするときに知っておきたい4つのポイント

ここでは地鎮祭をするときに知っておきたい4つのポイントについて紹介します。

  1. 地鎮祭の日取り
  2. 地鎮祭にかかる時間
  3. 地鎮祭にかかる費用
  4. 地鎮祭のときの服装

次にこの4つのポイントについて解説していきます。

1.地鎮祭の日取りはいつにすればいい?

地鎮祭の日取りはいつにすればいいのでしょうか?

地鎮祭をする時期としては、家が完成する日の4ヶ月くらいまえで施主の都合のいい日にします。

さらに縁起を考えてお日柄のいい日にすることが多いので、地鎮祭は大安にするのが1番いいでしょう。

しかし大安だとどうしても都合がつかないときは、大安の他にも縁起がいい日もあるので、友引や先勝にすることもあります。

大安や六曜についてはこちらの記事でくわしく書いています。

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2.地鎮祭にかかる時間

地鎮祭の儀式にかかる時間は30分くらいです。

ただし儀式が終わった後は、工事業者と建物を建てる位置を確認したりするので、全体で1時間くらいは時間がかかると思っておいた方がいいでしょう。

3.地鎮祭にかかる費用

地鎮祭にかかる費用は意外と多いので注意が必要です。

  • 神主さんへの謝礼・・・約20000円〜30000円
  • お供えもの・・・約10000円
  • あいさつ回りの粗品・・・2000円×配る数
  • 食事代・・・3000円×人数

これらの合計が地鎮祭にかかる費用です。

あいさつ回りには工事の担当者と一緒に行くのが定番です。

家の隣の2軒と向かいの3軒には、必ずあいさつ回りをしておきましょう。町内会長にあいさつに行く地域もあります。

地鎮祭の後には宴会として食事をしますが、最近では宴会は省略されることも多く、3000円ほどの仕出し弁当を準備して配ったりします。

地鎮祭の金額の相場についてはこちらの記事でくわしく書いています。

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4.地鎮祭のときの服装マナー

儀式をするときに気をつけておきたいマナーとして服装があります。しかし地鎮祭のときの施主の服装には決まりはありません。

なので施主は普段着で地鎮祭に参列しても大丈夫なのです。ただし地鎮祭はきちんとした儀式なので、あまりにもラフすぎる服装は避けるべきです。

儀式の後にご近所へのあいさつ回りをするので、ある程度きちんとした服装をしておくのがいいでしょう。

地鎮祭のときの服装については、こちらの記事でくわしく書いています。

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まとめ

地鎮祭についてくわしく解説してきましたが、もう一度確認しておきましょう。

地鎮祭とは何かというと、神さまに土地を使うことを許してもらい、工事の安全と家が栄えることを祈る儀式です。

参列者は、「施主、工事業者、神主さん」を呼ぶのが一般的となっています。

地鎮祭の流れにはいくつもの儀式がありますが、工事業者が進めていくので、施主は細かく覚えなくても大丈夫です。

地鎮祭のときに知っておきたいポイントは、

  • 地鎮祭の日取り
  • かかる時間
  • かかる費用
  • 服装

この4つです。

これで地鎮祭が何なのかよくわかったのではないでしょうか。誰もが人生で1回くらいしか経験できない儀式ですが、安心して家づくりをするために落ち着いて地鎮祭にのぞんでください。