地鎮祭は家を建てる前に土地の神さまにお祈りをする儀式です。
では個人宅で行われる地鎮祭の場合は、どのような服装がふさわしいのでしょうか。
地鎮祭に参加するときの間違った服装やマナーは、その家の家運を左右すると言われています。
しかし地鎮祭のマナーや服装については、意外と知られていないものです。
そこでこの記事では、個人宅での地鎮祭にふさわしい服装とマナーのポイントを紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
個人宅の地鎮祭の服装はどんなものがいい？
個人宅での地鎮祭の服装について堅苦しく考える必要はありませんが、神事だということを少しは意識した服装が適切です。
地鎮祭の規模に関係なく、神主さんは儀式を行う際に正式な服装を着用することが一般的です。
なので施主があまりにもラフな衣装で出席してしまうと、神さまや神主さんへの敬意を欠くことになります。
したがって地鎮祭に出席する際には、少しは神事にふさわしい服装を心がけることが望ましいと言えるでしょう。
個人宅の地鎮祭の服装は「適度なきちんと感」があれば問題ない
個人宅での地鎮祭においては、必ずしも服装にこだわる必要はありません。
しかしながら神主さんが正式な服装で儀式をするため、施主は神さまや神主さんに敬意を払いつつ、失礼のない服装で出席することが望ましいでしょう。
なので適度な「きちんと感」と「清潔感」がある服装をして、地鎮祭に参加することをおすすめします。
個人宅の地鎮祭できちんとした服装をするときは？
もし個人宅の地鎮祭できちんとした服装をするときには、家族の服装のバランスを取ることが大切です。
男性はスーツもしくはジャケットを着用することが適当です。ネクタイの有無については、どちらでも問題ありません。
女性はスーツ、パンツスーツ、ワンピースにジャケットを重ね着するなど、上品な着こなしを心がけましょう。
- 夫婦や家族で出席する場合には、お互いの着こなしのバランスも重要なポイントになる
- 学生の場合は、制服を着用して出席することが一般的
- 建築関連の業界の場合、スーツだけでなく作業着で出席することも多い
個人宅の地鎮祭の服装でジーパンはOK？
個人宅での地鎮祭の服装については、あまりこだわる必要はありません。
基本的には家族がフォーマルな服装にこだわらなければ、ジーパンでも問題ありませんが、汚れたり穴の開いたものは避けて、清潔で整った感じの服装をするように心がけましょう。
またジーパンでもジャケットを合わせるだけで程よいきちんと感が出ます。さらに家族全員が白いシャツと清潔な青いジーパンを着用して、地鎮祭に出席するなども素敵なアイデアです。
家族が一緒に出席する場合には、夫婦や家族間のバランスも考慮する必要があります。相手を思いやる気持ちを忘れずに、清潔で整った服装を心がけていきましょう。
個人宅の地鎮祭での男性の服装はジャケットを着ることがポイント
個人宅の地鎮祭での男性の服装はジャケットを着ることがポイントになります。短いパンツやランニングウェアは用いず、地鎮祭のときはスマートカジュアルな服装を選びましょう。
- シャツとパンツにジャケットまたはカーディガン
- シャツとチノパンにジャケットまたはカーディガン
ニットにパンツを合わせるスタイルでも、ジャケットやカーディガンをあわせることで上品な印象を与えます。
ジーパンに関してはきれいめなものであればジャケットを合わせると無難です。ただし穴あきやショートジーンズは避けてください。
寒い時期にはコートを着用しても構いません。肌寒い時期には、スプリングコートを羽織るのもおすすめです。
靴はカジュアルビジネスシューズ、ビジネスウォーキングシューズ、またはきれいめなスニーカーを選びましょう。サンダルやクロックス系の靴は避けてください。
個人宅の地鎮祭での女性の服装は肌の露出を抑えることがポイント
個人宅の地鎮祭での女性の服装は肌の露出を抑えることが大切です。短パンやオフショルダー、タンクトップ、キャミソールのような軽装の服装は控えてください。
地鎮祭には、スマートカジュアルな服装がふさわしいです。
- ブラウスとスカートにジャケットやカーディガンを合わせる
- ブラウスとパンツに同様にジャケットやカーディガンを合わせる
- ニットにスカートやパンツを合わせて同様にジャケットやカーディガンを羽織る
- ワンピースにジャケットやカーディガンを着用する
このようにちょっとした外出や会食に着ていくようなきちんとした服装が適切です。
ジーパンはきれいめな形のものや穴がないものであれば、ジャケットを合わせることできちんと感を出せますが、ショートジーンズや穴あきのものは避けましょう。
ワイドパンツもきちんと感のある生地のものであれば大丈夫です。寒い時期や肌寒い時期は、コートやスプリングコートを羽織ることもできます。
靴は歩きやすい程度のパンプスやフラットシューズ、ウェッジソール、またはきれいめのスニーカーなどが適切ですが、ミュールやクロックスなどは控えましょう。
会社の地鎮祭の服装はスーツを着ることがポイント
男性が会社や公共の建物の地鎮祭に参加するときには、スーツ着用が基本的なマナーとされています。
スーツの色は、グレー、紺などのダークなトーンのものが適していて、ネクタイもシンプルなものを使用することが望ましいです。
出席前には職場などで出席者の服装を確認しておくと良いでしょう。
女性が会社や公共の建物の地鎮祭に参加するときには、多くの場合、仕事に直結する形となるため、スーツやパンツスーツなどのジャケット（上着着用）または制服であることが基本的なマナーとされます。
気候や地域によっては、防寒・防暑の対策や服装の変更が必要となる場合があります。
マナーやエチケットに反しない程度に、柔軟に対応して適切な着こなしを心がけましょう。
まとめ
地鎮祭とは家を建てる前に土地の神さまにお祈りをする儀式のことです。地鎮祭をすることで、家が建つ土地が神聖な場所として扱われるようになります。
地鎮祭に参加するときは正装を着る必要がありますが、個人宅の地鎮祭の場合は、そこまで堅苦しい服装をする必要はありません。
しかし地鎮祭という儀式は神聖なものであり、神主さんは儀式のときは正装をするので、施主があまりにもラフな服装で参加するのは失礼にあたります。
ですので適度にきちんと感のあるスマートカジュアルな服装を心がけて、地鎮祭に参加するようにしてくださいね。
