- 仏滅とはどんな日なの?
- 仏滅にやってはいけないことを教えて
仏滅といえば、なんとなく縁起が悪い日だということは知っていますよね。
では具体的にどんな日なのか?というと、意外と知らない人が多いようです。
この記事では仏滅がどんな日なのか簡単にわかりやすく解説しています。この記事を読めば今より少し仏滅についてくわしくなれます。
目次
仏滅とはどんな日なの?意味を知ろう

仏滅(ぶつめつ)とはどんな日なのか、まずは言葉の意味を調べてみましょう。
「仏滅」という言葉には2つの意味があります。
意味1
仏滅とは「お釈迦さまの死を表す日」という意味です。
仏滅という漢字を見てみると「仏を滅する(ほとけをめっする)」と書きますが、文字どおり仏滅は「お釈迦さまの死」を表している日なのです。
意味2
仏滅とは「1日中が大凶の日」という意味です。
「仏も滅するほどの大凶の日」と言われ、六曜の中では1番悪い日とされています。
つまりお釈迦さまが亡くなるほど縁起が悪い日だと考えられているのです。
1日中が大凶と言われるだけあって、午前も午後も縁起が悪い日です。
仏滅の漢字が変わってきた歴史

仏滅という漢字はもともと「仏滅」と書いていたわけではなく、漢字が変わってきた歴史があるのです。
始めは「すべてが虚しい日」という意味から
- 空亡
- 虚亡
という言葉が使われていたようです。
それがだんだんと言葉の意味から「すべてのものが無になる日」と連想されて「物滅」という漢字が使われるようになりました。
やがて物滅の「物」に「仏」という漢字が当てられて、今使われている「仏滅」という漢字になったのです。
つまり仏滅はもともと仏教から始まった言葉ではなく、言葉の意味から連想された言葉だったのです。
仏滅にやってはいけないこと2つ
仏滅にやってはいけないと言われていること2つをご紹介します。
結婚式

仏滅は1日中が大凶の日なので、結婚式などのお祝いごとには適していません。
特に親や祖父母は六曜などのお日柄を気にする人が多いので、避けた方がいいでしょう。
仏滅についてはこちらの記事でくわしく書いているので、参考にしてみてください。

ただ最近は結婚式をする本人たちの中では、お日柄を気にする人は少なくなっています。
仏滅は結婚式場の割引があり、割安で結婚式が挙げられるので意外と人気があるようです。
車の納車

納車もおめでたいことなので、車屋さんは仏滅の納車を避けます。これは仏滅が1日中大凶なので、自動車事故を連想してしまうからです。
せっかく納車した車で事故をしてしまっては縁起が悪いですよね。
ただ絶対にやってはいけないわけではなく、六曜などのお日柄を気にしない人は仏滅に納車をしてもいいでしょう。
車の納車にいい日については、こちらの記事でくわしく書いています。

仏滅にやってはいけないことは「絶対」ではない
ここまで読んでもらってわかったと思いますが、仏滅にやってはいけないこと2つ
- 結婚式
- 車の納車
実はこの2つは「絶対」やってはいけないわけではないのです。
したがって六曜やお日柄を気にしない人にとってみれば、結婚式も車の納車もスケジュールも取りやすくお得ですよね。
あくまでも「お日柄を気にする人にとってはやらない方がいいこと」なのです。
仏滅にしてもいいこととは?
仏滅といえば縁起の悪い日だから「何もできないのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし実は仏滅にしてもいいこともあるのです。
引っ越し

仏滅の言葉の歴史は先ほど書きましたが、物滅という言葉には「物ごとが一回なくなり、新たに始まる日」という捉え方もあります。
そのため引っ越しは大安よりも仏滅の方が適していると考えられているのです。
一般的には引っ越しは大安がいいと思っている人が多いので、仏滅だと引越し業者の予約が取りやすいかもしれません。
お葬式やお通夜
意外かもしれませんが、仏滅にお葬式やお通夜をしても大丈夫なのです。
お葬式やお通夜をしてはいけないのは、六曜でいう「友引」です。
仏滅とは本当に悪い日なの?

仏滅は「仏も滅するほどの大凶日」と言われていますが、本当に縁起が悪い日なのでしょうか?
「物ごとが一回なくなり、新たに始まる日」という捉え方もあるので、本当に縁起が悪い日とは言えないかもしれません。
何か新しいことを始める区切りの日としては「1番適している」とも考えられますね。
まとめ
今回は仏滅について簡単にわかりやすく解説してきましたが、もう一度確認しておきましょう。
仏滅とはどんな日なのかというと
- 「お釈迦さまの死を表す日」
- 「1日中が大凶の日」
という意味を持っています。
仏滅にやってはいけないこと2つとは
- 結婚式
- 車の納車
やってはいけないことは絶対ではなく、縁起を気にしない人にとってはスケジュールが取りやすくお得なのでしてもいいでしょう。
昔ほど六曜について気にする人は少なくなってきましたが、仏滅は結婚式では気にしている人がまだ多いですよね。
しかし今では仏滅はスケジュールが取りやすくお得なので、結婚式を挙げる人も増えてきています。
そんな考え方を取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。