棟上げ式とは?お祝い品を渡す時期や贈ってはダメなもの1つ

棟上げ式

家を建てるときの大事な儀式として、棟上げ式(むねあげしき)があります。

棟上げ式は家が完成に近づいたことを神さまに「報告と感謝」をするための儀式ですが、お祝い品はいつ渡せばいいのでしょうか?

この記事では

  • 棟上げ式とは
  • 棟上げ式のお祝い品を渡す時期はいつなのか
  • 棟上げ式のお祝いに贈ってはダメなもの1つ

など棟上げ式についてくわしく解説していきます。

棟上げ式とは?

棟上げ式とは、家を建てるときに家の骨組みができたあとに「棟木(むなぎ)を屋根の上に上げる儀式」です。

家が棟上げまで終わって完成に近づいたことを、神さまに「報告と感謝」をします。

そして家が末永くしっかり丈夫であることを祈る儀式でもあるのです。

木造の家では棟木が屋根を支える大事な役割なので、棟上げ式という儀式をするようになりました。

棟上げ式は他に

  • 上棟式(じょうとうしき)
  • 建て方(たてかた)
  • 建前(たてまえ)

このような呼び方もされています。

棟上げ式には誰を呼べばいい?

棟上げ式は個人の住宅のときは「施主と工事の関係者」でするのが一般的ですが、「親せきや友人」を呼ぶこともあります。

地域によって違いはありますが棟上げ式のあとに

  • お餅
  • お菓子

などをまいたりする地域もあるようです。

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棟上げ式のお祝い品は何がいい?

棟上げ式に招待されたときは、「棟上げ祝い」を持って行くのがマナーです。

棟上げ式のお祝いの品は、地域によって違いはありますが

  • 日本酒
  • ビール
  • ワイン

など、お酒を贈ることが多いようです。

親しい友人であれば、現金を包んで渡すこともあります。

棟上げ祝いを渡す時期や贈り方は?

棟上げ祝いを渡す時期は「棟上げ式のとき」です。

贈り方は棟上げ式のときに直接持って行くのがいいでしょう。

棟上げ祝いの相場

棟上げ祝いにはいくらくらいの金額のものを贈ればいいのでしょうか?

地域によって違いはありますが、だいたい数千円〜10000円までが相場です。

棟上げ祝いで贈ってはダメなもの1つとは?

棟上げ式では贈ってはダメなものが1つあります。

それは「火を連想させるもの」です。

なぜなら火は家が家事になることを連想してしまうので、絶対に贈ってはダメなのです。

たとえば

  • 赤い色のもの
  • 火を使うもの

これらは火を思い浮かべてしまうので贈ってはいけません。

火を連想させるものは、新築祝いのときも贈ってはいけません。

棟上げ祝いのお返し

棟上げ祝いのお返しは、お祝いの品の30%〜50%くらいの金額のものを贈りましょう。

お返しでよろこばれているのは、人気洋菓子店のクッキーなどのお菓子ですが、最近ではカタログギフトを贈ることも増えているようです。

カタログギフトは贈った相手が自分で好きなものを選べるのでよろこばれています。

まとめ

家の完成が近い時期にする棟上げ式ですが、最近ではこの儀式を省略する人も増えているようです。

ただ昔から続いている日本のしきたりなので、1つの節目のイベントとして盛大にお祝いをしてほしいですね。