「敬老の日って何を贈ればいいんだろう?」
毎年この時期になると、私も悩んでいました。特に子どもが生まれてからは、「孫から何か贈りたい」と思いつつ、どんなものが喜ばれるのか迷うばかり。
でも実際には、ちょっとしたプレゼントや一言の手紙だけでも、じいじ・ばあばはとても喜んでくれます。
今回は、我が家やママ友たちの間で好評だった敬老の日プレゼント&手紙アイデアを10選まとめてみました。
目次
プレゼント選びで大切にしていること

プレゼント選びで私が心がけているのは、「相手が負担にならないものを選ぶ」ということです。
以前、義母におしゃれな鉢植えを贈ったことがありました。
私としては「お花が好きだから喜んでくれるかな」と思って選んだのですが、後日「毎日水やりしないといけなくてね…」と申し訳なさそうに話してくれたことがあって。
せっかく贈ったのに、相手に手間をかけさせてしまっていたんだと気づきました。
それ以来、プレゼントを選ぶときには、
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重すぎない
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管理が楽
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使うたびに嬉しくなる
この3つを特に意識するようになりました。
たとえば、義父には孫の写真入りマグカップを贈ったことがあります。
「朝、コーヒーを飲むたびに元気が出るよ」と笑ってくれて、毎日使ってもらえているのがわかり、とても嬉しかったです。
また、義母には花束を贈るように変えました。
鉢植えと違って世話が必要ないので、「飾るだけで華やかになるわ」と喜んでくれました。
孫の写真入りグッズ
オリジナルマグカップ
私が今までで一番「贈って良かった」と思ったのが、子どもの写真入りマグカップです。
初めて作ったのは、子どもが1歳になったばかりの頃。
まだうまく笑えない時期だったけど、そのあどけない表情をマグカップにプリントして贈りました。
義父母に渡したとき、「まぁ!可愛い〜」とすぐに箱から出して、ずっと眺めてくれていたのが印象的でした。
後日、義母から電話がかかってきて、「朝ごはんのときにいつも使ってるのよ。孫の顔が見れると元気が出るの」と言ってくれたんです。
私自身も、家で使っているとなんだか気分が明るくなるので、プレゼントするだけでなく、自宅用にも作って良かったなと思いました。
カレンダー
写真入りカレンダーも、毎年大好評のプレゼントです。
以前は市販のカレンダーを贈っていたのですが、ある年に思い切って子どもの写真で作ってみたところ、「毎月めくるのが楽しみ」ととても喜ばれました。
特に義母は、「1月は入園式の写真だったね」「7月はプールで遊んでた写真が可愛かった」と、一年が終わっても全部覚えていてくれるほど。
「来年も作ってね」とリクエストされるようになり、今では我が家の敬老の日の定番ギフトになっています。
子どもの成長記録にもなるし、何より毎月見て喜んでもらえるのが嬉しいですよね。
定番だけど喜ばれるお花ギフト

花束やアレンジメント
お花はやっぱり鉄板ですよね。
特に敬老の日は、季節の変わり目でもあるので、秋らしい色合いの花束を選ぶととても喜ばれます。
我が家では以前、義母に鉢植えの胡蝶蘭を贈ったことがありました。
とてもきれいで見栄えは良かったのですが、後から「水やりのタイミングがわからなくて枯らしちゃったの」と聞いて、少し申し訳なく思ったことがあります。
それ以来、花束やアレンジメントを選ぶようにしています。
花束なら受け取ってすぐに飾れるし、アレンジメントならそのままテーブルや玄関に置くだけで華やかになります。
去年は、オレンジ系のガーベラと黄色のバラを組み合わせたアレンジメントを贈りましたが、「玄関がパッと明るくなったわ」ととても嬉しそうに写真を送ってくれました。
メッセージカードを添えて
お花だけでも十分喜んでもらえますが、そこに一言メッセージや子どもが描いた絵を添えると、特別感がぐっと増します。
我が家では、まだ字が書けない頃は子どもが描いたぐるぐる模様の絵を添えていましたが、それでも義母は「これは〇〇ちゃんが描いてくれたのね」ととても喜んでくれました。
最近は、子どもも少し字が書けるようになったので、「だいすきだよ」「いつもありがとう」と一言書かせて添えるようにしています。
義母はそのカードを冷蔵庫に貼って、毎日眺めながらご飯を作っているそうです。
ちょっと贅沢なお菓子やスイーツ
和菓子
義父は昔から甘いものが大好きなので、敬老の日には少し特別感のある和菓子を贈ることが多いです。
普段はスーパーで買えるお饅頭やどら焼きが好きみたいですが、敬老の日だけは、地元の老舗和菓子屋さんでちょっと高級な羊羹や季節の生菓子を選ぶようにしています。
去年は栗蒸し羊羹を贈ったのですが、「こんな上品な味は久しぶりだ」と言って、ひと切れずつお茶と一緒に楽しんでくれていました。
「これを食べると、秋が来たなぁと感じるんだ」と話してくれて、贈って良かったなと心から思いました。
甘いものは残りやすいかな?と心配でしたが、逆に「近所の友達にもおすそ分けしたんだよ」と嬉しそうに話してくれることもあり、毎年定番にしています。
洋菓子
義母には、和菓子よりも洋菓子のほうが喜ばれます。
特にデパ地下で売っているちょっと贅沢なプリンや、個包装のチーズケーキがお気に入りで、「こんなの自分じゃなかなか買わないから嬉しい」といつも言ってくれます。
子どもと一緒に選びに行くこともあって、「これはばあばが好きそうだね」と一緒に箱を選ぶ時間も楽しいひとときです。
去年贈ったときは、「もったいなくて一気に食べられないから、一口ずつ大事に食べたわ」と笑いながら話してくれました。
「次は何にしようかな?」と子どもと相談しながら選ぶのも、敬老の日の楽しみのひとつになっています。
体をいたわる健康グッズ

マッサージグッズ
敬老の日に、「少しでも体が楽になるものを贈りたいな」と思って選ぶのが、マッサージグッズです。
我が家では、肩や首をほぐせる軽量マッサージャーをプレゼントしたことがあります。
コードレスで場所を選ばずに使えるタイプだったので、義母は「テレビ見ながら使えるから助かるわ」と言ってくれました。
義父も「これ、意外と効くなぁ」と、最初は遠慮がちだったのに今ではすっかり愛用者に。
お風呂上がりや寝る前にコリをほぐすのが日課になったようです。
最初は「年寄り扱いされたって思われたら嫌かな?」と少し心配でしたが、渡してみると「こういうのって自分では買わないから嬉しい」と笑顔で受け取ってくれて、ホッとしました。
足枕やクッション
足枕やクッションも、体をいたわるプレゼントとしておすすめです。
義母はよく「足がむくんでつらい」と言っていたので、昨年は足を高くして寝られる足枕を贈ってみました。
最初は「こんなの使うかな?」と言っていましたが、数日後に電話で「足が楽になった気がする」と喜んでくれました。
義父には、腰に優しい低反発クッションを。
テレビを見る時間が長いので、長時間座っていても疲れにくいと好評でした。
健康グッズって、「必要だけど自分ではなかなか買わないもの」だからこそ、プレゼントで貰うと嬉しいんですよね。
今年は何を選ぼうか、また家族で相談して決めようと思っています。
一緒に過ごす時間をプレゼント
外食やカフェ
「物より思い出」という言葉がありますが、やっぱり一緒にご飯を食べる時間って特別ですよね。
去年の敬老の日も、私たちは近所のファミレスでお祝いをしました。
最初は「そんなところでいいの?」と義父母に言われたけれど、いざ行ってみると、子どもがメニューを選ぶ姿を見たり、食べながらおしゃべりしたりするだけでとても楽しそうでした。
義父はハンバーグを食べながら「孫とこうしてご飯が食べられるなんて幸せだなぁ」としみじみ話していて、こちらまで胸が熱くなりました。
お会計のときも、「今日はご馳走さまでした。いい日になったよ」と何度も言ってくれて、「やっぱり来て良かったな」と思いました。
外食って豪華なレストランじゃなくても、家族みんなで同じテーブルを囲むだけで、じゅうぶん特別な時間になるんですよね。
おうちで手料理
外食が難しいときや、義父母が家でゆっくりしたいタイプなら、手料理を振る舞うのもおすすめです。
去年は、子どもと一緒にちらし寿司を作ってお祝いしました。
子どもが錦糸卵を散らしたり、イクラを盛り付けたりする姿を見て、義母は「〇〇ちゃんが作ってくれたの?すごいねぇ!」と大喜び。
義父も、「こんなご馳走、どこのお店よりも嬉しいわ」と言ってくれました。
子どもも「じいじばあばが喜んでくれて良かったね!」と誇らしげで、家族みんなにとって思い出深い一日になりました。
ご馳走じゃなくても、カレーやお好み焼きなど、みんなでわいわい作れるメニューでも十分楽しめます。
「食べ物」は、ただの物ではなく、一緒に味わう時間そのものが大きなプレゼントになるんだなと改めて感じました。
名前入りギフトで特別感を

箸や湯呑み
名前入りのギフトって、やっぱり特別感がありますよね。
以前、敬老の日に義父母へ名前入りのお箸と湯呑みのセットを贈ったことがあります。
お箸には義父母それぞれの名前と、小さな桜の模様が入っていて、湯呑みも同じく名前入りのデザインにしました。
贈ったとき、義母は「まぁ、私の名前が入ってる!」とパッと笑顔に。
義父も最初は照れくさそうにしていましたが、「こういうのって嬉しいもんだなぁ」と何度もお箸を眺めていました。
名前が入っているだけで、「自分のために選んでくれたんだな」という気持ちが強くなるみたいです。
実際、その後実家に遊びに行ったときも、食事のときにそのお箸を使ってくれていて、「ほら、これ使ってるんだよ」と嬉しそうに見せてくれました。
お箸や湯呑みは毎日使うものだからこそ、贈り物としても実用的だし、見るたびに贈った日のことを思い出してもらえるのがいいなと思います。
今年は、名前入りの箸置きや茶碗もいいかなと、次のプレゼント候補にしています。
防寒グッズで寒さ対策
ひざ掛け
秋から冬にかけて使えるひざ掛けは、敬老の日のプレゼントにもぴったりです。
以前、義母にふわふわのフリース素材のひざ掛けを贈ったことがあります。
普段はこたつ派の義母でしたが、「ちょっと寒いときにサッと掛けられて便利だわ」とすぐに使ってくれました。
柄も落ち着いた花柄を選んだので、「部屋の雰囲気にも合うし気分が明るくなる」と喜んでもらえました。
義父は、車で出かけるときに使っているそうで、「膝にかけるとエアコンの温度を上げなくて済むから助かる」と話してくれました。
軽くて持ち運びもしやすいので、外出先や病院の待合室などでも使えるようで、「これがあると全然違うよ」と感謝されました。
あったか靴下
靴下も、防寒グッズとして人気のプレゼントです。
去年は義父に、裏起毛で滑り止め付きのあったか靴下を贈りました。
最初は「靴下なんて家にたくさんあるから」と遠慮していたのですが、いざ履いてみると「これ、全然違うな!」と驚いていました。
特に冬場はフローリングが冷えるので、滑り止めがあると転倒防止にもなり安心です。
義母にも、モコモコ素材の靴下を贈ったところ、「お風呂上がりに履くと最高に気持ちいい」と喜んでくれました。
防寒グッズは日常使いできるものなので、毎年贈っても喜ばれるし、寒くなる前のこの時期に渡すとちょうど良いなと思います。
健康食品やサプリも選択肢に

黒酢や青汁
敬老の日のプレゼントとして、健康食品やサプリを選ぶのも一つの方法です。
義父はもともと健康意識が高く、毎朝ラジオ体操をしたり散歩を欠かさなかったりと、体調管理にはとても気をつけています。
そんな義父に、以前黒酢ドリンクのセットを贈ったことがあります。
スーパーで売っているものより、少しお高めの黒酢で、リンゴ味やブルーベリー味など飲みやすいフレーバーが入ったものを選びました。
渡したとき、「黒酢って酸っぱすぎるイメージだったけど、これは飲みやすいな」と喜んでくれて、朝食のときに一緒に飲むのが日課になったようです。
青汁も候補にしたのですが、義母が「青汁は前に試してダメだったのよ」と言っていたので、念のため今回は見送りました。
やっぱり味の好みは大切なので、事前にリサーチしておくと安心です。
最近では、乳酸菌サプリやグルコサミン、プロポリスなども人気ですよね。
ただ、サプリは持病や薬との飲み合わせもあるので、贈る前に確認しておくのが大切だと感じています。
「体に良いものを選んでくれたんだな」と思ってもらえる健康食品は、義父母にとっても嬉しいプレゼントの一つだと思います。
趣味グッズで毎日を楽しく
園芸グッズ
園芸好きな義母には、ガーデニング用の手袋とスコップのセットを贈ったことがあります。
敬老の日の数日前、ホームセンターで子どもと一緒に園芸コーナーを見ていたときに、「ばあばはお花植えるの好きだよね」という息子の一言で決めました。
手袋は花柄で、内側がクッション性のある柔らかい素材になっているものを選びました。
スコップも、軽くて女性でも扱いやすい小さめサイズ。
プレゼントを渡したとき、義母は「こんな可愛い手袋があるのね!」ととても嬉しそうで、「これでまた庭仕事が楽しくなるわ」と言ってくれました。
後日、「お花を植えるたびに〇〇ちゃん(孫)の顔が浮かぶのよ」と電話をくれて、こちらまで温かい気持ちになりました。
読書グッズ
本好きな義父には、LEDライト付きのブックマークを贈りました。
夜寝る前にベッドで本を読むのが習慣の義父。
でも部屋の電気をつけっぱなしにしておくと、義母が眩しくて眠れないと言っていたので、「これなら迷惑かけずに読めるかな?」と思って選びました。
実際に使ってもらうと、「これ、思った以上に明るいし、ページをめくるのも邪魔にならないな」ととても好評で、「いいものを見つけてくれたなぁ」と喜んでもらえました。
今では、布団に入ってからの読書時間がさらに楽しくなったそうです。
義父母それぞれの趣味に合わせたグッズは、「ちゃんと自分のことを考えて選んでくれたんだな」と感じてもらえるようで、贈る側としても嬉しくなるプレゼントです。
手紙やメッセージ動画

手紙
孫からの手紙は、どんな高価なものより喜ばれる気がします。
うちも毎年、敬老の日が近づくと「じいじばあばにお手紙書こうか?」と子どもに声をかけています。
最初は、「なんて書けばいいの?」と戸惑っていた息子ですが、「大好きって書くだけでも喜ぶよ」と伝えると、一生懸命書いてくれるようになりました。
去年は、まだ字が上手に書けない娘が、「じいじばあば、だいすき」とひらがなで書いた手紙に、にっこり笑った顔とハートをいっぱい描いていて、それを見た義母は「これは宝物だわ」と目を細めていました。
義父も、「疲れたときにこれを見ると元気が出る」と、手紙を仏壇の横に置いて毎日眺めてくれているそうです。
手紙って、書く側にとっては数分で書ける簡単なものでも、もらった側にとっては心の支えになるんだなと感じます。
メッセージ動画
離れて暮らしているなら、動画もおすすめです。
特にまだ小さい孫の声や仕草って、それだけで癒やしになりますよね。
うちでは、子どもたちに「じいじばあば、いつもありがとう!元気でいてね!」と短いメッセージを撮って、LINEで送っています。
義父母からは「元気な顔が見れて嬉しいよ」「こんな可愛い動画、何回も見ちゃった」と喜びの連絡がすぐに来ます。
コロナ禍でなかなか会えない時期は、この動画が何よりのプレゼントになりました。
最近は、子どもが自分でスタンプを入れたり、音楽をつけたりするのが楽しいみたいで、「これも送ろう!」と何本も動画を撮ってくれます。
まとめ|今年の敬老の日は“ありがとう”を形にしてみよう
敬老の日は、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを届けるいい機会。
物でも時間でも、ほんの少しでも「ありがとう」を形にしてあげるだけで、じいじばあばは本当に喜んでくれます。
今年はぜひ、子どもと一緒に選んだり作ったりして、心温まる敬老の日にしてくださいね。