ハロウィンが近づいてくると、「今年はどんな衣装にしよう?」と、毎年のように悩む私。
市販のコスチュームもかわいいけれど、サイズが合わなかったり、お値段が気になったり…。
でも、手作りなら子どもの好きなキャラに合わせて自由にアレンジできて、なにより愛情たっぷり!
「裁縫が苦手でも大丈夫?」「時間がなくても作れる?」そんな不安もありましたが、
実際に作ってみたら、意外と簡単で子どもも大喜び。
今回は、我が家でも実践した“簡単でかわいい手作り衣装”のアイデアを、いくつかご紹介します。
目次
ハロウィン衣装、手作りの魅力って?

世界にひとつだけのコスチュームになる
手作りの良さって、やっぱり“うちの子だけの特別な衣装”にできることだと思うんです。
うちの娘はずっと黒猫が大好きで、既製品のコスチュームを見ても「ちょっとちがう…」という反応。
なので、100均で黒いフェルトやモコモコ素材、リボンを買ってきて、ふわふわのしっぽと耳を手作りしてあげました。
市販の衣装よりもシンプルだったけど、自分の好きな素材で作ってもらえたことがとっても嬉しかったみたいで、
「ママが作ってくれたから、大事にする!」と、その日から何度も鏡を見てはにこにこ。
本人の好きが詰まった衣装って、それだけで特別感がありますよね。
写真を見返すたびに、「このとき楽しかったね」と話が弾むのも、手作りならではの思い出です。
意外とお金がかからない!
手芸用品って、一見ハードルが高そうに感じるんですが、実は100均の素材だけでも十分なんです。
たとえば、
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黒いマント → 黒のカラーポンチョ+リボン
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デビルの角 → カチューシャ+赤いフェルト
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おばけ衣装 → 白いTシャツ+フェルトの目と口
こうしたアイテムなら、どれも300円前後で揃えられます。
中には、家にある古着やストールなどをうまくアレンジするだけで立派な衣装になることも。
私自身、「買ったほうがラクかな」と思ったこともありますが、
手作りのほうがコストも抑えられて、何より子どもの“こだわり”に合わせられるのが大きなメリットでした。
「今年はできるだけお金をかけたくないな…」という年にも、手作りはぴったりです。
子どもと一緒に作れるのも楽しい
そして何より、一緒に作る時間そのものが、すごく楽しいんです。
うちの子も、「ママ、このリボンつけてみたい」「ここに星のシール貼ろうかな?」とどんどんアイデアを出してくれて、
私が思いつかないような発想にびっくりすることもしばしば。
お互いに「これいいね〜!」「それ面白い!」と言い合いながら作る時間は、まるで小さな工作のようでした。
作る過程で、「この色が好きなんだな」「こういうのに憧れてるんだな」と、
子どもの好みや気持ちに改めて気づくきっかけにもなって、親子のコミュニケーションとしてもとてもいい時間になりました。
完成したときは、娘が「やったー!私だけのハロウィン衣装!」と叫んで、
私も「うわ〜かわいい!すっごく似合ってる!」と素直に感動。
まずはここから!初心者におすすめの簡単衣装

「裁縫は苦手…」「忙しくて準備に時間が取れない」
そんなママ・パパにもおすすめしたいのが、身近な材料でパパッと作れる“簡単ハロウィン衣装”です。
どれも実際に我が家で試してみて、「本当にこれで大丈夫?」と思いつつ、子どもが大喜びだったコーデばかり。
特別なスキルや高価な材料は一切不要。気軽にチャレンジできるものばかりです。
マントとカチューシャだけで魔女に変身!
魔女コーデは、初心者にとって一番ハードルが低く、しかもハロウィン感満点!
我が家では、使わなくなった黒のTシャツ(大人サイズ)をカットしてマント風にアレンジしました。
首元にリボンを通して、チョウ結びすれば完成。
きっちり縫わなくても、グルーガンや両面テープで十分形になります。
とんがり帽子の作り方(超簡単)
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黒の厚紙をくるっと円すい状にしてテープで固定
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底に円盤のつばをつけて、両面テープで合体
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帽子の中に小さめのカチューシャを貼り付ければ、頭に固定できます
我が家のアレンジ
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マントの端にオレンジのリボンを縫い付けて、ちょっと華やかに
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頬やまぶたにキラキラの星シールを貼って、魔女メイクに挑戦!
娘は「魔法つかえそう!」と大興奮でした(笑)
ダンボールで作るロボット衣装
「工作が好きな子」には、ダンボールロボットが断然おすすめ!
使うのは、
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小さめの段ボール(頭用・胴体用)
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アルミホイル or 銀色の折り紙
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カラフルなボタンやシール、色画用紙
箱に頭と腕を通す穴を開けて、銀紙を全面に貼るだけでもうロボット風。
あとは、子どもが自由に装飾すれば世界でひとつの“オリジナルメカ”になります。
うちでは、息子が「ここにボタンつけたい!」「これ、電池ってことにしよう!」とノリノリ。
家にあるものを総動員して、家族総出のプチ制作タイムになりました。
完成したら、動きにくさも含めて「ロボットらしい歩き方」をしてくれるのが、また可愛くて…。
写真映えもばっちりです!
黒Tシャツ+しっぽで簡単黒猫コーデ
うちの娘が大好きな黒猫コーデ。これは手間がほぼゼロなのに、かわいさ満点のおすすめスタイルです。
必要なのは、
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黒Tシャツ
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黒レギンスやズボン
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黒フェルト(耳としっぽ用)
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カチューシャ&安全ピン
耳は、フェルトを三角に切って、カチューシャにグルーガンで貼るだけ。
しっぽは細長く切ったフェルトに綿やティッシュを詰めて少しふくらみを持たせ、安全ピンでおしりのあたりに留めれば完成!
裁縫は一切不要、工作レベルの簡単さで、準備時間はたった5分。
それでも、娘は「これ、ネコっぽい!にゃー!」と大喜びで、何度もポーズをとってくれました。
どの衣装も、“今からでも間に合うレベルの手軽さ”を意識して作っています。
難しそうに見えても、やってみると意外と簡単。
それに、「ママが作ってくれた」という気持ちだけで、子どもたちは大満足してくれます。
100均アイテムでここまでできる!おすすめグッズとアレンジ術

「衣装作りって大変そう…」と思っていた私が、一番助けられたのが100均アイテムでした。
とにかく種類が豊富で、ちょっとした工夫で見違えるような仕上がりになるのが嬉しいポイント。
ここでは、実際に使ってよかったアイテムや、初心者でも簡単にできるアレンジ術をご紹介します。
カチューシャ&リボンは使い勝手バツグン
ハロウィンシーズンの100均には、
・うさぎ、ネコ、デビルなどの耳つきカチューシャ
・大きめのリボンやスパンコール付きの華やかアクセ
などが、ずらりと並びます。
特におすすめなのが、シンプルなカチューシャに自分で飾りを追加する方法。
私は無地の黒カチューシャに、オレンジのフェルトやハロウィンモチーフ(こうもりやかぼちゃ)をグルーガンで貼り付けて、
「世界に一つの魔女カチューシャ」を作ってみました。
子どもに選ばせると、「このリボンつけて!」「こっちの星も!」と自由な発想がどんどん出てきて、
一緒に作る時間もとっても楽しい思い出になります。
リボンは、髪につけるだけでなく、
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マントの襟元に結ぶ
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スカートのウエスト部分に飾る
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バッグやバケツにつけてアクセントにする
など、全身コーデの“ちょい足し”アイテムとして大活躍します。
フェルト素材は衣装作りの味方
ハロウィン衣装に欠かせないのが、フェルト素材。
私も最初は「うまく使えるかな…」と不安だったのですが、実際にやってみたら
「切って貼るだけ」で立派なコスチュームになる手軽さにびっくりしました。
たとえば、
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オレンジのフェルトで「かぼちゃの顔」を作ってTシャツに貼る
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白のフェルトで「おばけの目と口」を切り抜いて、全身白コーデに貼る
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黒フェルトで猫耳やしっぽを作って、安全ピンでつける
これだけで、即席でもしっかりハロウィン感が出せます。
また、フェルトは縫わずにグルーガンでくっつけられるので、裁縫が苦手な私でも余裕でした。
形が崩れにくいのもありがたいところです。
グルーガンと安全ピンが大活躍
正直に言うと、グルーガンなしでは手作り衣装は難しかったかもしれません(笑)
グルーガンは100均でも購入できて、フェルト・リボン・装飾小物などをしっかり固定できる万能アイテムです。
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カチューシャに耳を固定
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フェルトパーツをTシャツに接着
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マントの飾りを貼り付ける
など、何にでも使えて便利!
一方で、Tシャツや服に直接貼りたくないときは、安全ピンが頼りになります。
裏にピンをつけてフェルトパーツを“バッジ風”にすれば、洗濯のときに取り外しもできて安心です。
私は、安全ピンで猫のしっぽや魔女のブローチ風パーツをつけてみましたが、
「取れないかな?」という不安もまったくなく、1日中遊んでも大丈夫でした。
その他のおすすめ100均アイテム
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チュール生地:プリンセスや妖精の衣装にぴったり。スカートに縫い付けるだけでふんわり感UP。
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LEDライトや光る小物:夜のイベントにも映える!安全対策にも。
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ハロウィン柄のマスキングテープ:バッグやバケツ、衣装の飾りに貼るだけで季節感演出。
100均のアイテムを上手に取り入れれば、お金をかけずに、工夫とアイデアだけで立派な仮装が完成します。
「これ、100均で作ったの?!」と驚かれるくらい、本格的な仕上がりになることも。
材料選びの段階からワクワクするのが、手作りのいいところ。
子どもと一緒にお店に行って、「これ使えそうだね」と言い合いながら選ぶ時間も、すでにハロウィンの思い出の一部です。
準備が苦手な私でも楽しめたので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!
子どもが喜ぶ!人気キャラクター風の簡単アレンジ

子どもたちは、「これになりたい!」という明確なイメージを持っていることが多いですよね。
でも、「ちゃんとした衣装を買うのはちょっと高いし、年に1回しか使わないし…」と悩むのも本音。
そんなときは、キャラクター風の“なんちゃって衣装”を手作りするのがおすすめ!
ほんの少し工夫するだけで、子どもが喜ぶ「なりきり衣装」に変身できます。
「プリンセスになりたい!」に応える衣装
娘からのリクエストで多いのが「お姫さまになりたい!」という声。
でも、本格的なドレスを買うのは予算的に厳しい…というご家庭も多いはず。
でも実は、3つのアイテムがあれば、立派な“プリンセス風”になれるんです。
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チュールスカート(100均にもあります)
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大きめのリボン
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キラキラのアクセサリー(ネックレスやカチューシャ)
うちでは、白いTシャツにラベンダーカラーのチュールを縫い付けて、ワンピース風のドレスもどきを作りました。
肩にリボンをつけたり、ウエスト部分にサテンリボンを巻いたりするだけで、雰囲気が一気にアップ。
アクセサリーも、100均の「子ども用アクセ」コーナーで揃えればOK。
「今日はシンデレラ」「明日はラプンツェル」なんて、日替わりで楽しんでいました(笑)
本人が「自分がプリンセスなんだ」と思えたら、それだけで大成功!
メイクごっこも合わせて楽しめば、さらに夢中になりますよ。
「鬼のお面つけたい!」に応えるアイデア
「鬼滅の刃」が大好きな息子からは、「鬼のお面つけたい!」「炭治郎になりたい!」というリクエストが。
さすがに公式の衣装は高価だし、着せるタイミングも限られる…ということで、手作りで“風”を演出することにしました。
お面の作り方(簡単!)
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厚紙をお面サイズに切り、表面に絵を描いたり、フェルトを貼って飾り付け
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ゴムひもを左右に通して、顔につけられるようにする
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裏面に補強の段ボールを貼ると、形が崩れにくくなります
「炭治郎風チェック柄」は、
緑と黒のフェルトを正方形にカットして交互に貼るだけで雰囲気が出ます。
Tシャツの上に貼り付ければ、「なんちゃって羽織」にも!
我が家では、チェック柄の「布風マント」をTシャツに縫い付け、首元に木の枝を差して「日輪刀っぽく」してみたら、
「オレ、全集中するわ!」とすっかり気分は鬼殺隊(笑)
完全に再現しなくても、“それっぽさ”があれば子どもは大満足してくれます。
「どうぶつが好き!」な子にぴったりなアイデア
どうぶつモチーフは、作りやすくて、かわいさ満点。
うちでも一番よく作る定番の衣装です。
必要なのは、
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耳つきカチューシャ
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しっぽ用フェルトと詰め物(綿やティッシュなど)
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モコモコの服やパーカー(カラーに合わせるとより◎)
たとえば、
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うさぎ:白T+ピンクの耳+丸いしっぽ
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ネコ:黒T+三角の耳+細いしっぽ
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ライオン:茶色T+もじゃもじゃたてがみ(毛糸を巻きつけるとGood)
しっぽは細長いフェルトに綿を詰めて、安全ピンで留めるだけ。
耳はフェルトを三角や丸に切って、カチューシャに貼りつければ完成です。
息子は「ライオンやりたい!」と言ったので、茶色いモコモコベストに、フェルトのたてがみを首回りにつけてみたところ、
「ガオーッ!」と何度もポーズをとってくれて大満足。
ポイントは“なんちゃって”で十分ということ。
「本物そっくり」にこだわるよりも、子ども自身が「なりきれる」ことの方が大事なんですよね。
子どもたちがなりたい“憧れの存在”を手作りで叶えてあげるのって、
やってみるとこちらも楽しくて、「こんなに簡単にできるんだ!」と驚くことがたくさんあります。
なりたいキャラが決まっているなら、まずは耳・色・ワンポイントから再現してみてください。
子どもが目をキラキラさせる瞬間が、何よりのごほうびになりますよ。
写真映えも◎!小物やメイクで仕上げるポイント

衣装が完成したら、最後は「小物」と「メイク」で仕上げるだけ!
ほんのひと工夫で、写真に残したときの印象がぐっと華やかになります。
特にハロウィンは、家族や友達と一緒に写真を撮る機会も多いイベント。
「今年の写真、いい感じに撮れた!」と満足できるように、簡単にできて効果大のプラスαテクニックをご紹介します。
小物で雰囲気アップ
衣装がシンプルでも、小物を持たせるだけで一気に“ハロウィン感”がアップします。
実際に我が家でも、「小物があるだけで全然違う!」と感じた経験がたくさんあります。
たとえばこんなアイテムが大活躍!
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ホウキやステッキ(100均の玩具コーナーで購入可能)
→ 魔女やプリンセスの衣装に持たせると、一気に“なりきり度”が上がります!
→ 我が家ではホウキにリボンを巻いてカスタマイズ。娘が「これ、魔法使えそう!」と大はしゃぎでした。 -
ハロウィン風バッグ(お菓子入れ)
→ かぼちゃ・ゴースト・コウモリなど、見た目も可愛い&実用性あり。
→ 子どもが「ここにおかし入れてくる〜!」と遊びながら歩く姿もフォトジェニック。 -
かぼちゃのバケツ
→ 小物の中でも特に存在感バツグン!持たせるだけで一気にハロウィンっぽさ全開に。
ポイントは、衣装の雰囲気に合わせて小物を選ぶこと。
ちょっと持つだけでも、完成度がぐっと高く見えますよ。
ワンポイントメイクもおすすめ
衣装や小物に加えて、顔まわりのメイクで仕上げると、写真映えが格段にアップします。
もちろんガッツリとメイクしなくても、ちょっと描き足すだけでOK!
おすすめの簡単メイクアイデア
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黒のアイライナーでヒゲや星、ハートを描く
→ ネコやうさぎならヒゲ3本でかわいさ倍増!
→ 星やコウモリ、ハートなどをほっぺやこめかみに描くだけで「仮装感」がUP。 -
オレンジや紫のチークをぽんっと乗せる
→ 普段とは違うカラーを使うだけで、**一気に“ハロウィンらしさ”**が出ます。
→ 紫チークはちょっと大人っぽく、オレンジは明るく元気な雰囲気に。 -
ラメやシールでキラキラ感をプラス
→ 100均で売っている「フェイスシール」や「ラインストーンシール」を貼ると、光が当たったときにキラキラしてきれい!
我が家のちょっと笑えるメイク体験
ある年、娘の口元に「にこにこマーク」を描いてみたら、
「これでいいの?!」と鏡を見ながら大爆笑。
そのまま写真を撮ったら、自然な笑顔がたっぷり写ったベストショットになりました。
子ども自身が鏡を見て「面白い!」「かわいい!」とテンションが上がると、
自然と笑顔になってくれるので、写真撮影もスムーズに進みます。
メイクの注意ポイント
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肌が弱い子には、低刺激のキッズ用フェイスペイントや、肌に優しいクレヨンを選ぶ
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長時間つけるときは、汗やかぶれに注意して、途中でオフできるようにする
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終わったら、きちんと落として保湿を忘れずに
写真を見返したとき、「あ、このとき楽しかったなぁ」と思い出せるように。
ほんの少しの工夫で、衣装だけでは出せない“特別感”を演出できます。
マント+ホウキ+星メイクで魔女に
ネコ耳+ヒゲ+キラキラチークで黒猫に
小物とメイクの合わせ技で、子どもの“なりたい姿”がもっとリアルになりますよ!
まとめ|ハロウィン衣装は“手作り”で思い出になる!
子どものハロウィン衣装って、何を着せるかだけじゃなくて、「どう作るか」「誰と作るか」も大事なんだなと実感しました。
既製品を買うのももちろんアリだけど、少しだけ手を加えるだけで、ぐっと特別な一着になります。
今年のハロウィン、もし「何を着せよう?」と迷っていたら、
ぜひ一度、家にあるもので“簡単手作り衣装”に挑戦してみてください。
子どもの笑顔と、「ママが作ってくれた!」という誇らしげな表情は、きっと忘れられない思い出になりますよ。