「換気扇って、いつ掃除したらいいんだろう…」
キッチンで料理をしているとき、ふと換気扇の油汚れに気づいては見なかったことにしてきた私。でも、この間、子どもに「なんかここベタベタするー!」って言われて、ついに重い腰を上げることにしました。
換気扇の掃除って正直めんどくさいけど、放置すると油汚れが落ちにくくなるし、電気代にも影響があるって知ってますか?
今回は、そんな私が調べた換気扇掃除のベストな頻度とタイミング、そして実際にやってみた手順をまとめました。
「いつ掃除すればいいの?」「どれくらいサボっても大丈夫?」と気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
換気扇の掃除はどれくらいの頻度が理想?

一般的には3ヶ月に1回
換気扇掃除って、つい年末の大掃除だけになりがちですよね。
私も結婚してすぐの頃は、「換気扇掃除は年末のイベント」みたいに思っていて、毎年年末に旦那と一緒に必死でゴシゴシしていました。
でも、子どもが生まれてからは年末にそんな余裕もなくなり、気づいたら2年放置…なんてことも。
さすがにこれはマズイと思って調べたら、換気扇掃除は3ヶ月に1回が理想だと知って衝撃でした。
理由は、油汚れが固まる前なら、軽く拭くだけで落ちるから。
逆に半年以上放置すると、ベタベタがカチカチに変わり、洗剤をかけてもなかなか落ちないんですよね。
3ヶ月ごとにサッと拭き掃除をするだけでも、頑固なこびりつき汚れを防げるので、結果的にラクになるんです。
特に我が家はプロペラタイプなので、油汚れがつくと羽の回転が重くなって、掃除後はファンの音まで軽くなる感じがします。
我が家の場合は半年に1回でもOKだった
とはいえ、正直に言うと我が家では半年に1回くらいしかやっていません…。
でも、揚げ物を週1回するかしないか程度なので、そこまで真っ黒にはなっていませんでした。
ただ、一度「まあいっか」で1年以上放置したことがあって、そのときはもう地獄でした。
油汚れが層になっていて、外したフィルターを見た瞬間に「やりたくない…」と心が折れかけたほど。
それ以来、「半年に1回だけでもやっておこう」と決めたんです。
最近も、吸い込みが悪くなってきた感じがして、「そろそろ掃除しないとな…」と重い腰を上げる感じです。
油をよく使う家庭は頻度アップを
もし毎日炒め物や揚げ物をするなら、3ヶ月と言わず月1回の軽い拭き掃除がベスト。
特にフィルター部分は、汚れが溜まると換気効率が落ちてしまいます。
私のママ友は、ほぼ毎日揚げ物をするらしくて、月1回のペースで掃除しているそうです。
「やっぱりこまめにやった方が結局ラクだよ〜」って言っていて、確かになと思いました。
こまめに掃除することで換気扇も長持ちするし、電気代の節約にもつながるので、家計にも優しいですよね。
換気扇掃除をするベストタイミングはいつ?
気温が高い春や秋がおすすめ
私が一番掃除しやすいと感じるのは、春や秋の暖かい日です。
冬場って、油がカチカチに固まっていて、スポンジでこすっても全然落ちないんですよね…。
以前、寒い日に無理やり掃除したら、腕も肩も痛くなるわ、汚れは落ちないわで、完全に心が折れました。
一方で、気温が20度以上ある日なら、油が少し柔らかくなっているので、洗剤をつけるだけでスルッと落ちやすいんです。
私はいつも、日差しがポカポカしている春先や10月頃の過ごしやすい日に掃除するようにしています。
窓を開けて換気もしやすいので、掃除中の洗剤のニオイも気にならないし、乾きも早いんですよね。
逆に真夏は暑すぎて、換気扇掃除どころじゃない…と毎年挫折しています(笑)
年末の大掃除前に1回やっておく
年末に換気扇掃除をするのが習慣になっているご家庭も多いと思いますが、実はその前に1回軽く掃除しておくとラクになります。
たとえば10月頃に一度掃除しておくと、12月にはそこまで汚れていないので、簡単に済ませられるんです。
私も去年、10月に軽く拭き掃除をしておいたおかげで、年末の掃除はフィルターを外してサッと洗うだけで済みました。
大掃除ってやることが多いから、換気扇掃除が短時間で終わるだけでも気持ち的にかなりラク。
旦那にも「もう終わったの?!」って驚かれました。
自分にとって掃除しやすい日を決めておく
あと個人的におすすめなのは、「〇月〇日は換気扇掃除の日」って決めておくこと。
私はカレンダーに毎年10月と4月に「換気扇掃除」と予定を入れています。
そうすると忘れないし、天気がいい日を選んで掃除できるので、気分も上がるんですよね。
実際にやってみた!我が家の換気扇掃除手順

1. まずは換気扇の電源を切る
当たり前ですが、掃除する前に換気扇の電源は切りましょう。
私はいつも、コンセントも抜いておきます。安全第一ですからね。
以前、電源を切り忘れたままファンを触ってしまい、ヒヤッとしたことがありました。
子どもたちが近くにいるときもあるので、絶対に最初に確認するようにしています。
2. フィルターを取り外す
フィルターを外すとき、手がベタベタになるので、ゴム手袋をして作業しています。
私は、手が油でヌルヌルする感覚が本当に苦手なので、ゴム手袋は必須アイテム。
外したフィルターは、そのままシンクに置くと汚れがついてしまうので、シンクに新聞紙を敷いた上に置いています。
これなら掃除が終わったあと、新聞紙ごとポイッと捨てられるので片付けがラクなんですよね。
もし新聞紙がないときは、ビニール袋を広げて敷いてもOKです。
3. 重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に浸ける
我が家では、40~50度くらいのお湯にセスキ炭酸ソーダを大さじ2~3入れて、フィルターを浸け置きします。
お湯の温度が高すぎると火傷するので、ゴム手袋をつけてゆっくり入れるのがポイント。
油汚れが浮いてくるので、10~20分くらい放置してから、古歯ブラシやキッチン用ブラシでこするとスッキリ。
汚れが浮き上がってくると、「わぁ…こんなに汚れてたんだ…」ってちょっとゾッとしますが、取れると気持ちいいんですよね。
4. ファン部分も同様に
ファンも外せる場合は、同じようにセスキ炭酸ソーダ水に浸け置きしてからブラシでこすります。
ただ、我が家の換気扇はファンを外すのがちょっと面倒なので、外せないときはキッチンペーパーにセスキ水を浸して貼り付け、そのまましばらく置いてから拭き取っています。
この方法なら、洗い流す手間が減るので時短にもなります。
最後に固く絞った雑巾で仕上げ拭きをすると、ベタつきも残らずスッキリしますよ。
5. 最後に乾拭きして戻す
洗い終わったら、水分をしっかり拭き取ってから戻します。
ここで水分が残っているとサビの原因になるので注意。
私はいつもキッチンペーパーで水分を取ってから、さらに乾いた布で仕上げ拭きしています。
せっかく掃除したのにサビがついたらショックなので、乾燥だけは念入りに。
終わったあとは、換気扇を回してみて、スムーズに動くと達成感があります。
換気扇掃除をラクにするためのコツ
フィルターカバーを使う
我が家では100均のフィルターカバーを愛用中です。
換気扇って、フィルター部分に油汚れが溜まると掃除がほんとに大変ですよね。
でも、このカバーをつけておけば、掃除のときはカバーを剥がして取り替えるだけなのでめちゃくちゃラクなんです。
特におすすめなのは、マグネットで止めるタイプや、シールで簡単に貼り替えられるタイプ。
以前は普通の不織布フィルターを輪ゴムで留めていましたが、見た目もイマイチで外すときにベタベタしてプチストレスでした。
今はフィルターカバーを月1回取り替えるだけで済むので、年末の大掃除でも「換気扇掃除」という大物が一瞬で終わる感覚。
忙しい日々の中で、こういう小さなラクは本当に大事だと感じています。
油汚れは溜めない
当たり前ですが、汚れは溜めれば溜めるほど落ちにくくなります。
私は料理の後、余裕があるときに換気扇表面をサッと拭くようにしています。
特に炒め物や揚げ物をした日は要注意。
油がまだ温かいうちなら、キッチンペーパーやウエットシートで軽く拭くだけでもスルッと取れるんです。
これを放置して冷えて固まってしまうと、あっという間にガンコ汚れになってしまいます。
最近では、コンロ周りを拭いたついでに換気扇の表面も拭くように習慣化しました。
最初は面倒だな…と思っていたけど、1分もかからない作業なので意外と続けられます。
このちょっとした積み重ねで、次の大掃除がかなりラクになるんですよね。
「うわ…換気扇やりたくない…」というストレスが減るだけでも、日々の気持ちが軽くなる気がします。
換気扇掃除をサボるとどうなる?

電気代が上がる
汚れが溜まると、換気扇のフィルターやファンの目詰まりがひどくなり、換気効率が落ちてしまいます。
するとファンに余計な負担がかかり、結果として電気代が上がると言われています。
私も以前、半年以上換気扇掃除をサボっていたら、なんとなくキッチンにモヤっと油煙が残る感じがして…。
その頃は、「あれ?最近コンロ周りのベタつきがひどいな」と感じることが増えました。
換気扇がちゃんと働かないと、油煙が部屋中に広がって壁や天井も汚れやすくなるし、掃除する場所が増えて大変。
さらに、換気効率が落ちる分ファンを回す力が必要になるので、電気代がじわじわ上がってしまうんですよね。
月に何百円、何千円の差でも、年間にすると結構大きな金額になります。
少しの手間を惜しんで、後で大きな出費になるのは避けたいところです。
故障の原因にも
そして何より怖いのが、換気扇が故障するリスクがあるということ。
油汚れがあまりにひどいと、ファンやモーター部分に油が入り込み、回転が悪くなったり、最悪の場合動かなくなってしまうこともあるそうです。
以前、友人が「換気扇から変な音がするなと思ったら、修理代が3万円もかかった…」と言っていて、心底ゾッとしました。
数年に一度の買い替えになったら、痛い出費ですよね。
換気扇って本体価格も高いし、工事費まで考えると5万円以上かかることも。
そう考えると、やっぱりこまめに掃除して長持ちさせる方が結果的にお得です。
掃除って面倒だけど、未来の自分へのプレゼントだと思って、私は頑張るようにしています。
まとめ|換気扇掃除は3ヶ月に1回を目安に始めてみよう
換気扇掃除って、つい後回しにしがちだけど、3ヶ月に1回の頻度で掃除すれば、頑固な汚れにならずラクだと実感しました。
私自身、「年末の大掃除でやればいいや」と思っていた頃よりも、こまめに掃除するようになってからは手間も時間も短縮できています。
もし今、「換気扇掃除めんどくさい…」と思っているなら、
まずはフィルターカバーをつけるだけでもOK。
今日できる小さな一歩を踏み出して、次の掃除をもっとラクにしていきましょう。