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子どものゲーム時間を見直す!わが家のルールとその効果とは

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「ねえ、ゲームあと5分だけ!」
毎日のように繰り返されるこのやりとりに、ちょっと疲れていませんか?

我が家でも、ゲームをきっかけにイライラしたり、ケンカになったり…そんな時期がありました。でも、ルールを家族で決めて運用するようになってから、気持ちも時間の使い方も少しずつ変わってきたんです。

今回は、子どものゲームとの付き合い方に悩んでいた私が、実際に取り入れてよかったルールや、その効果についてお話しします。同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

子どもとゲーム、どう付き合う?

ゲーム=悪ではない

「またゲームやってるの?」「いい加減にやめなさい!」
私も何度もこう口にしてきました。でも、ふと気づいたんです。
大人だって、スマホを見たり、テレビやYouTubeに夢中になっている時間があるよねって。

ゲームは、ただの“暇つぶし”ではなく、頭を使う場面も多くあります。
アクションゲームでは素早い判断力や集中力、パズルゲームでは論理的思考が求められ、
ロールプレイングゲームなどでは物語を通して想像力や読解力を育てることもあります。

もちろん内容にもよりますが、遊びながら自然と学べることもあるんですよね。

だからこそ、頭ごなしに「ゲーム=ダメ」と決めつけるのではなく、
「どうすれば、健全に付き合えるか」を親子で一緒に考えることが大切なんだと気づきました。

わが家では、子どもに「ゲーム禁止!」と言うのをやめ、
「どうすれば時間を守れるか」「どうすれば家族との時間も大事にできるか」をテーマに話し合うようにしています。
そうした“対話”を重ねることで、親も子もお互いに納得した上でルールを作れるようになり、
関係性も以前より穏やかになったと感じています。

ゲーム依存のリスクも理解しておく

ただ、ゲームに夢中になるあまり、
「寝る時間になってもやめない」「目がしょぼしょぼしている」「話しかけても無反応」
そんな様子が続くと、親としてはやっぱり心配になりますよね。

ゲームには“やめどき”がわかりにくい構造があるため、
子どもが気づかないうちに時間をどんどん使ってしまうこともあります。

特に低学年のうちは、まだ自己管理の力が未熟なため、親のサポートが欠かせません。

夜更かしによる生活リズムの乱れ、視力の低下、外遊びの減少、
家族との会話や食事の時間が削られることも、ゲーム依存がもたらす懸念点として挙げられます。

そのため、「どんなゲームを、いつ、どれくらいやるのか」については、
子ども任せにせず、家庭の中である程度のルールや時間制限を持たせることが必要だと感じています。

また、依存傾向が強まっていないかどうか、
「イライラしやすくなっていないか」「朝なかなか起きられない」「友達との関わりが減っていないか」など、
日常のちょっとした変化に気づけるよう、大人の目をそらさないことも大切です。

わが家のゲームルール、こう決めました

1. 「ルール」は親が押し付けるのではなく、一緒に作る

きっかけは、小学2年生の息子とゲームのことで大ゲンカした日のことでした。
「あとちょっとって言ったじゃん!」「もう終わりって言ったでしょ!」
お互いに怒鳴り合って、最後は私がゲーム機を没収…。

その夜、ふと思ったんです。
「このルールって、誰のためにあるんだろう?」
親が勝手に決めた“ルール”に、子どもが従わないのは当然かもしれない。だって、自分の気持ちが入ってないんですから。

それからは、子どもと一緒に「どうしたいか」「何が困るか」を出し合って、ルールを作ることにしました。
たとえば…

  • 宿題を終わらせたらゲームOK

  • 1日30分まで

  • 土日だけは1時間OK

最初は話し合いもスムーズにはいきませんでしたが、自分で決めたルールには、子ども自身も責任感が生まれるようになったんです。

押し付けるよりも、納得してもらう。
それだけで、ルールの「守られ方」が全然違いました。

2. タイマーで自己管理できる仕組みを

「時間になったよ」と声をかけても、「ちょっと待って!」の一点張り。
私も何度もイライラしていました。

そこで取り入れたのが、100円ショップで買ったシンプルなキッチンタイマー。
ゲームを始めるときに子どもが自分でスタートボタンを押し、アラームが鳴ったら終了。

この「自分でスタート」「自分で終了する」という流れが、意外なほど効果的でした。

“親にやらされる”のではなく、“自分でやめる”習慣が少しずつ身についてきたんです。

もちろん最初は「あとちょっと…」と粘る日もありましたが、
「タイマー鳴ったら終わりだよね」と自分で言えるようになったとき、私は思わず拍手してしまいました。

こうした小さな自立の積み重ねが、やがて大きな自己管理力につながると感じています。

3. 「できたね!」の声かけを忘れずに

ルールを守れたとき、つい「当然でしょ」とスルーしてしまいがちですが、
私は意識して「できたね!」と声をかけるようにしています。

  • 「ピッて鳴った瞬間にやめられたね!」

  • 「今日は1回も“あとちょっと”って言わなかったね!」

  • 「約束の30分、きちんと守れたのうれしいね!」

こうした具体的な言葉をかけると、子どもも嬉しそうにニコッと笑って、誇らしげな表情を見せてくれます。

「守れた経験」が自信になり、次の行動にもつながっていくんだと実感しています。

声かけに正解はありませんが、「ちゃんと見てるよ」というメッセージを伝えることが、
親子の信頼関係を育てる大切なきっかけになるのではないでしょうか。

それでも守れないときは?

イライラする前に、「何がイヤだったか」を考える

どれだけ話し合ってルールを決めても、毎回スムーズに守れるわけではありません。
実際わが家でも、「あとちょっと…!」が10分、15分…と延びてしまい、私もつい語気が強くなってしまうことがあります。

でも、あるときふと思いました。
「今日はなんでできなかったんだろう?」「どうすればできたんだろう?」と。

それ以来、イライラする前に子どもに聞いてみるようにしています。
「今日、やめにくかった理由って何かある?」

すると意外と、子どもなりにちゃんと理由があるんです。

  • セーブポイントがまだ見つからなかった

  • オンライン対戦の途中でやめたら迷惑がかかると思った

  • 気づいたらタイマーの音に気づかないくらい夢中になっていた

そうやって理由を聞いてみると、親も納得しやすくなるし、「どうすれば次は守れるかな?」という前向きな話に自然とつなげられるようになりました。

頭ごなしに怒るのではなく、子どもの感じている“困ったこと”に耳を傾けてみる。
それだけで、親子の対立はずいぶん減った気がします。

罰ではなく、「次にどうするか」を一緒に考える

以前の私は、「約束を破った=罰が必要」という考え方でした。
「今日はルール破ったから、明日はゲームなし!」と厳しく言い渡したこともあります。

でもその後、子どもが落ち込んでいたり、「じゃあもう約束なんてどうでもいい」と拗ねていたり…。
ルールを守るどころか、関係性が悪くなることも増えてしまいました。

そこで思い切って、“罰”ではなく“改善”に意識を切り替えてみました。

今は、たとえばゲームを長くやりすぎた日があっても、
「今日はちょっと難しかったね。でも、明日はどうすれば守れそうかな?」
「タイマーの音が聞こえなかったって言ってたけど、机の近くに置いてみる?」
「終わりやすいゲームを選ぶっていうのもいいかもね」

そんなふうに、“できなかった事実”よりも“次にできる工夫”を一緒に考える時間を持つようにしているんです。

これによって、子ども自身も「怒られるからじゃなくて、自分のためにやろう」と思えるようになってきたように感じます。

ルールは、破ったら即ペナルティ…ではなく、
「どうしたら守れるようになるか」を一緒に育てていくもの。
そんなふうに捉えることで、家庭内の雰囲気も少しずつ穏やかに変わっていきました。

わが家のルールがもたらした変化

家庭内のケンカが減った

ゲームの時間をめぐるやりとりは、かつて毎日のようにケンカの火種になっていました。
「もうやめてって言ってるでしょ!」「え〜あと少しなのに!」
その繰り返しに、私も子どもも疲れていたんです。

でも、ルールを明確にしてからは、そうした口論がぐっと減りました。
「今日は何分?」ではなく、「今日も30分ね!」と、お互いに確認するだけで済むようになったんです。

「決まっている」という安心感が、親にも子どもにも気持ちの余裕をもたらしてくれたんだと思います。

私自身も「いつ終わるの?」「またやりすぎじゃない?」と疑ったり注意したりすることが減り、
イライラの原因が一つなくなったように感じています。

子どもが時間の感覚を身につけた

最初に「1日30分」と伝えたとき、子どもはあまりピンと来ていないようでした。
でも、毎日タイマーで管理するうちに、少しずつ「時間」を意識して行動できるようになってきたんです。

最近では、「あと5分しかないから、そろそろ終わらせようかな」と自分から言う場面も増えてきました。

これはゲームだけでなく、朝の支度や宿題など、他の生活習慣にも良い影響が広がっているのを感じます。
「時間を区切って動く」というスキルは、これから先の人生でもきっと役立つはず。

“ゲームの時間管理”を通じて、思いがけず子どもの成長が見えた瞬間でした。

ルール=安心材料になった

意外だったのは、ルールが「制限」ではなく、「安心」につながったということ。

子どもが「うちは1日30分までって決めてるから」と、外でもルールを守ろうとする様子を見たとき、
ちょっと驚きました。

ルールがあることで、子ども自身も“どこまでがOKで、どこからがNGか”を自分で判断できるようになったんだと思います。

また、親の私にとっても「今日はどうする?」と悩む手間が省け、
その分、子どもとの会話が前向きなものに変わっていきました。

家庭の中に、子どもが安心して動ける“枠”をつくる。
それがルールの役割なのかもしれませんね。

年齢や家庭によってルールも変わっていく

小学生と中学生では、付き合い方も変化する

今のわが家のルールは、「宿題が終わってから1日30分まで」といったシンプルなもの。
でもこれは、今の年齢・家庭環境に合っているからこそ成立しているルールなんだと思います。

子どもが成長して中学生になれば、友達とオンラインで遊ぶ機会が増えたり、
情報収集や学習にゲーム機やスマホを使うことも当たり前になってくるかもしれません。

たとえば、

  • 学校の宿題にタブレットを使うようになる

  • オンラインで友達と協力プレイをする約束がある

  • ゲームがきっかけでプログラミングに興味を持ち始めた

そんなとき、「30分まで!」というルールがかえって妨げになってしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、「一度決めたらずっと同じ」ではなく、
定期的に「今のうちにはこのルールで合っている?」と見直すことがとても大事だと感じています。

子どもの年齢や興味関心、生活スタイルの変化に合わせて、
“ルールも成長させていく”という意識が必要なのかもしれません。

親自身も“使い方”を見せる立場に

ゲームやスマホの使い方を子どもに教えるうえで、避けて通れないのが「親の姿勢」です。

私も以前は、子どもに「ゲームは時間を決めてね」と言いながら、
自分はダラダラとスマホをいじってしまっていたことがありました。

すると子どもに、「ママもずっとスマホしてるじゃん」と言われてハッとしたんです。

たしかに「ちょっと見るだけ」と思って開いたSNSやニュースアプリが、
いつの間にか10分、20分…と時間を奪っていたことも多々ありました。

それ以来、なるべくリビングではスマホを伏せて置くようにし、
子どもの前で「ながら見」は控えるように意識しています。

親の行動こそが、子どもにとって最も身近な“お手本”になります。
「言ってることとやってることが違う」と思われないように、
自分自身のデジタルとの向き合い方も、改めて見直すきっかけになりました。

まとめ|「ルールは家族で作るもの」という視点で

ゲームとの付き合い方に正解はありません。
でも、我が家では「一緒にルールを作る」というスタンスに変えたことで、子どもとの信頼関係が深まりました。

  • ルールは“押しつける”ものではなく、子どもと一緒に“育てていく”もの

  • 親の声かけや仕組みづくり次第で、子どもはちゃんと自分で管理できるようになる

  • 家族の形に合ったルールは、ケンカを減らし、時間の使い方にも良い影響を与える

もし今、「ゲームばかりしていて困っている」と感じているなら、
一度、子どもとゆっくり話してみませんか?

ルールを通して見えるのは、子どもとの関係そのもの。
今日からできる一歩を、ぜひ一緒に探してみてください。