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クリスマスツリーの飾り方と意味|子どもと一緒に楽しむ家庭イベント術

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毎年やってくるクリスマス。我が家でも12月に入ると、「そろそろツリー出す?」と子どもがワクワクし始めます。

でも正直なところ、私は飾りつけのセンスに自信がなくて…。
なんとなく毎年「これでいいのかな?」と迷いながら飾っていました。

そんなある年、飾り一つひとつに“意味”があると知ってから、ツリーの飾りつけがぐっと楽しくなったんです。
子どもとの会話も増えて、まさに“親子イベント”のようになりました。

今回は、クリスマスツリーの飾りに込められた意味や、親子で楽しめる飾り方のコツを、私の体験を交えてご紹介します。

ツリーを飾る前に知っておきたい「飾りの意味」

「オーナメントって、かわいければそれでOKでしょ?」と、ずっと思っていた私。
正直、見た目のバランスや色合いばかり気にしていて、飾りの一つひとつに意味があるなんて考えたこともありませんでした。

でもある年、子ども向けの絵本で「ツリーの飾りには由来や願いが込められている」と知ってびっくり。
それからは飾るたびに「これは何の意味があるのかな?」と親子で話すようになり、ツリーがただの“飾り”ではなく“想いを込めた作品”になったように感じています。

ここでは、代表的な飾りの意味を、わが家でのエピソードとともにご紹介します。

星(トップスター)

ツリーのてっぺんに飾る星は、イエス・キリストの誕生を知らせた「ベツレヘムの星」が由来とされています。
クリスマスの原点にまつわる重要なシンボルで、「希望」や「道しるべ」といった意味が込められているんですね。

我が家では、ツリーが完成したあとに「最後の仕上げ」としてこの星を飾るのが恒例行事。
毎年“がんばった子”が選ばれて、ちょっと誇らしげに星を飾ってくれる姿が微笑ましくて…。

「一番高い場所だから、希望が遠くまで届きますように」なんて話すと、子どもなりに神妙な顔になるのも可愛らしいです。

ボール(丸いオーナメント)

ツリーにたくさん飾られるカラフルなボール。
その丸い形は“世界”や“永遠”を象徴していて、「豊かさ」や「調和」といった願いが込められているそうです。

さらに色ごとに意味があって、

  • 赤=愛や情熱

  • 金=富や繁栄

  • 緑=命・自然・永続性

…など、実はとても深い意味があるんです。

我が家では、飾るときに「これは“愛”の赤だよ」「“元気に大きくなれますように”の緑だね」なんて話しながら飾るようにしています。
色の意味を知ることで、飾る手がちょっと丁寧になる気がするから不思議です。

ベル(鈴)

クリスマスの音といえば「リンリン♪」という鈴の音を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ベルには、「よい知らせを告げる」「魔を祓う」といった意味があります。

私たちの家庭では、「今年もみんな元気だったよー!」「新しい年も笑顔で迎えられますように」と声をかけながら、ひとつひとつ丁寧にベルを吊るしています。

子どもが「これは、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるお知らせのベルなんだよ!」と勝手に解釈して話してくれるのも、微笑ましいひとコマです。

キャンディケイン(杖の形の飾り)

赤と白のストライプでできた“キャンディケイン”。まるでお菓子のような可愛らしさがありますよね。
実はこの形、羊飼いの使う「杖(ケイン)」を表していて、「守る」「導く」という意味があるそうです。

「悪いものから守ってくれるお守りみたいな意味があるんだって」と伝えると、子どもたちは「じゃあここは一番大事な場所に飾らないと!」と真剣に場所を選んでいました。

ちなみに「これって本物の飴じゃないの?」と毎年のように聞かれるので、うちでは本物のキャンディケインも1〜2本混ぜて、“食べられるオーナメント”としてこっそり入れています(笑)

天使・ハート・プレゼント型

そのほかにも、ツリーに込められる願いはさまざま。

  • 天使は神様の使いで、愛と平和の象徴。

  • ハートは家族の愛や絆を表し、見ているだけであたたかい気持ちになります。

  • プレゼントの形には、「誰かを喜ばせたい」「感謝を届けたい」という意味が込められているそうです。

「これを飾ることで、見てくれる人が幸せな気持ちになりますように」
そんな願いをこめて、私たちも飾っています。

「パパにありがとうって気持ちをこめて、これあげようっと」なんて、子どもがプレゼント型のオーナメントを選ぶ姿は、毎年の小さな感動ポイントです。

飾りの意味を知ってから、クリスマスツリーは単なる“飾り”ではなく、
「わが家の1年を表す記念作品」のように感じるようになりました。

意味を知って飾るだけで、会話も増えて、ツリーを囲む時間がもっとあたたかくなります。
ぜひ一つひとつの飾りに込められた“願い”を感じながら、親子でツリーづくりを楽しんでみてください。

親子で楽しめる飾りつけの工夫

「飾りの意味を伝えるだけで十分かな」と最初は思っていた私。
でも、少しの工夫を加えるだけで、ツリーを飾る時間そのものが“親子イベント”になると感じました。

大がかりな準備は必要ありません。
家庭にあるものでできる、ちょっとした工夫だけで、子どもたちの目がキラキラ輝く時間になります。

飾りの意味をクイズ形式で伝える

うちでは「この飾りって、どんな意味があると思う?」とクイズ風に聞いてみました。
最初は「わかんなーい!」なんて言っていた子どもも、だんだんと想像力を働かせて、「ハートは“ママのこと大好き!”かな」「星は、夜に光ってるやつ!」と、自由な発想で答えてくれます。

そのたびに笑いが起きて、「それ、面白い解釈だね!」と私自身が癒やされる瞬間も。

正解を伝えるよりも、子どもが自由に感じたことを話す時間が、ツリーの前で生まれるのが嬉しくて、今では毎年恒例の“クリスマスクイズタイム”になりました。

飾り担当を決める

兄弟姉妹がいるご家庭では、「取り合い」や「順番待ち」でケンカになってしまうこともありますよね。

我が家ではそれを防ぐために、「スター担当」「ボール担当」「ライト係」など、それぞれに役割を決めて飾りつけを進めるようにしています。

役割を持つことで、自分の“担当エリア”に責任感が生まれて、「ここはぼくの場所だから、ちゃんとバランスよくしなきゃ!」と真剣な顔になるのも面白いところ。

また、「ここ空いてるよ〜」「こっち手伝って!」など、自然と兄妹で協力する姿が見られるようになるのも、この工夫のよいところだなと感じています。

ちょっとしたチームワークが生まれる瞬間、親としても「この時間、大事にしたいな」と感じさせてくれます。

手作りオーナメントを取り入れる

100均や通販でもかわいいオーナメントはたくさん買えるけれど、
やっぱり一番あたたかさを感じるのは、手作りの飾りだと思っています。

我が家では、折り紙や画用紙、フェルトや毛糸などを使って、毎年少しずつ手作りの飾りを追加しています。
たとえば、

  • 紙皿で作ったサンタクロースの顔

  • 子どもが描いた“パパの顔”オーナメント(笑)

  • 小さな手形を切り抜いた葉っぱの形

どれも、完成度より「一緒に作ったこと」が宝物なんですよね。

「今年はどんなの作る?」と話しながら、Pinterestを一緒に見たり、去年の作品を引っ張り出して「このとき〇〇ちゃん泣きながら作ってたよね」なんて振り返ったり。

作る時間そのものが思い出になるし、飾るときにも「これはわたしが作ったやつ!」と自慢げな顔を見るのがたまりません。

さらに、「ママも何か作って!」とリクエストされるので、私も年に一度は創作スイッチが入ります(笑)

一緒に“飾る前の準備”も楽しむ

意外と楽しいのが、「飾る前の下準備」だったりします。

ツリーを箱から出して、枝を広げて、電球を試してみて…
子どもにとっては、こうした“裏側”の作業もワクワクポイント。

「この枝、まだ広げてないよ〜」と教えてくれたり、「ここに電球ついてない!」と一生懸命確認してくれる姿は、ちょっとした職人のよう。

「飾る」だけじゃなく「準備」も一緒にすることで、ツリーに“自分の手が入った感覚”が生まれ、完成したときの喜びもひとしおになります。

どんなに忙しくても、ツリーの前で過ごす30分が、1年の中でかけがえのない時間になる。

そんな思いを込めて、毎年ちょっとずつ工夫を加えています。
子どもたちが大きくなっても、「この時期になると、みんなでツリーを飾ったなぁ」と思い出してくれたら嬉しいなと思います。

ツリーの飾り方の基本ステップ

「どうやって飾ればいいのか分からない…」「毎年なんとなく適当にやってしまう…」
そんなふうに思っていた頃の私に、声をかけてあげたい気持ちで書いています。

実は、ちょっとした順番やポイントを押さえるだけで、仕上がりが格段にキレイに見えるんです。
私が毎年実践している「飾りつけの基本ステップ」をご紹介します。

1. ツリーの枝を整える

まず最初にやるべきことは、ツリーの枝をしっかり広げて、形を整えること
この作業を丁寧にやるだけで、見た目の仕上がりがまったく違ってきます。

新品のツリーでも、収納していたものでも、枝がぺたんと折れた状態なので、そのまま飾り始めるとスカスカに見えてしまうんですよね。

「このあたり、ちょっと隙間あるね」「ここ、もう少し広げてみようか」と声をかけながら、子どもと一緒に整える時間は、小さな職人作業のようで楽しいものです。

子どもも「自分で整えたツリーだ!」という気持ちが芽生えるのか、愛着が湧いている様子。

地味だけど超重要な“下準備”。ここを丁寧にするだけで、ツリーがぐっと豪華に見えるのでぜひ時間をかけてみてください。

2. ライトを巻く

枝が整ったら、次にやるのはライト。
ライトは必ず“飾りより先に”巻くのがポイントです。

我が家では、ツリーの根元から上に向かって、ぐるぐると時計回りに巻いていきます。
途中でコンセントの位置を確認したり、「このへん暗くない?」と照らし方をチェックしたり、まるでイルミネーション係の気分(笑)

ライトの色や点灯パターンも年によって変えると、マンネリを防げます。

  • 柔らかい電球色で「ほっこりツリー」

  • 青系で「夜空のイメージ」

  • 点滅モードで「パーティーツリー」

など、ライト一つで雰囲気がガラッと変わるので、子どもと一緒に「今年はどんな感じにしようか」と相談するのも楽しいひとときです。

3. 大きい飾りから配置する

次は、いよいよオーナメントを飾っていきます。
ここでのポイントは、「大きいものから先に」飾ること

大きなボールや主役級の飾りは、まず全体のバランスを考えながら配置します。
我が家では「ツリーの真ん中に1個」「左右に1個ずつ」などと声をかけながら一緒に場所を決めていきます。

この時点では、まだ隙間だらけでOK。
そのあと、小さめの飾りやアクセントを入れていくと、ちょうどよく隙間が埋まってきて、自然と“整った感じ”が出てくるんです。

子どもたちは、「どこに飾ろう…」とかなり真剣に悩んでいましたが、それがまた楽しいみたいで、「この辺どう?」「う〜ん、ちょっと目立たないかも」なんて会話が自然と生まれます。

飾り方に“正解”はないからこそ、自分で決める楽しさがある。
その体験も、きっと子どもたちの中に残ると思っています。

4. 最後にトップスターを飾る

ツリーのてっぺんに輝く「トップスター」。
これはまさに、ツリーのフィナーレを飾る“主役”です。

我が家では、毎年この星を誰が飾るかをちょっとしたご褒美にしています。

「お片づけ頑張った子」
「サンタさんにお手紙書いた子」
「飾り係を真剣にやった子」

…その年によって“理由”をつけて、選ばれた子が得意げに抱っこされながら「せーのっ」で星を飾ります。

ツリーが完成した瞬間、電気を少し暗くして、みんなで「わぁ〜!」と拍手。
この時間が、毎年のささやかだけど大切な家族イベントになっています。

飾りつけって、難しいことじゃなくて、「流れを知っているかどうか」だけ。
初めての人でもこの順番で進めれば、きっとスムーズに、そして家族全員が楽しめるツリーが完成します。

ぜひ、“自分たちらしいツリー”を作る時間を、今年も楽しんでくださいね。

子どもと一緒に作る「特別なツリー」

ツリーを飾る時期になると、いつも押し入れから同じツリーを出してくる我が家。
でも不思議なことに、「去年と同じなのに、なんだか違う」と感じるんです。

それはきっと、その年ごとの私たちの気持ちや、子どもたちの成長がツリーに表れているから。
ただの“飾りつけ”じゃなくて、“今年のわが家”を表現する時間として、ツリーが大切な存在になっています。

ここでは、毎年違う「特別なツリー」に仕上げるための工夫をいくつかご紹介します。

その年のテーマを決める

毎年ツリーを飾る前に、我が家で恒例になっているのが「今年はどんなツリーにしようか会議」。

たとえば、

  • 去年は「赤と金の王道スタイルでクリスマスらしく」

  • 一昨年は「青と銀で“夜空ツリー”」

  • その前は「木の実や白を使って“ナチュラル系”」

…というように、色や雰囲気のテーマをざっくり決めてから飾りつけをスタートします。

今年は長男の一言で「星がいっぱいの宇宙ツリー」に決定。
銀のボールや星型のオーナメントを中心にして、ライトは青をベースに。
手作りで惑星っぽい飾りまで作ったりして、家族の想像力が炸裂した仕上がりになりました(笑)

テーマを決めるだけで、毎年のツリーに“今年らしさ”が出て、写真映えもばっちり。
「この年はこんな気分だったなあ」と後から見返すのも楽しいですよ。

思い出の写真やメッセージを飾る

最近取り入れてよかったなと思っているのが、「我が家だけの飾り」を作ること。

たとえば、以下のようなものです。

  • 家族写真を小さくプリントして、ラミネートして吊るす

  • 子どもが書いた“今年のありがとうカード”を飾る

  • 「今年がんばったこと」をそれぞれ書いて、メッセージボールに入れる

これが本当に温かいツリーになるんです。

写真を見て、「あ、このとき旅行行ったね」「あ〜この服、もう小さくて着れないよね」なんて話しているうちに、
ツリーの周りが“家族の記憶の集合場所”になっていることに気づきます。

子どもが「これは僕が描いたやつ!」と嬉しそうに話してくれる姿を見ると、やっぱり既製品の飾りだけじゃ出せない“ぬくもり”があるなあと感じます。

飾り終わったら“点灯式”

ツリーの飾りつけが終わったあとは、わが家恒例の“点灯式”。

部屋の明かりをすべて消して、みんなで「3、2、1、せーの!」
一斉にスイッチを入れると、ツリーがぱっと光り、部屋の中が一気にクリスマスムードに包まれます。

子どもたちからは「うわぁ〜!」「きれい〜!」の歓声。
私自身も、この瞬間だけは毎年うるっときてしまうんです。

「今年もこうして、みんなでツリーが飾れてよかった」
そんな気持ちがこみ上げてきて、なんでもない日だったはずなのに、小さな幸せが心に灯る瞬間になります。

ちなみに、点灯式の日は“ホットココアで乾杯”という習慣もできました(笑)
「おつかれさま〜!」「今年もきれいにできたね」と言い合いながら、ひと息つく時間も、毎年の楽しみになっています。

同じツリーでも、気持ちを込めれば“世界にひとつだけのツリー”になる。

その年のテーマや、思い出を飾ることで、
ツリーはただのインテリアではなく、家族のストーリーを映すキャンバスになるんだと感じています。

ぜひ今年のクリスマスは、あなたのご家庭でも“特別なツリー”を作ってみてくださいね。

まとめ|飾りの意味を知ると、ツリーがもっと“わが家らしく”なる

なんとなく飾っていたクリスマスツリー。
でも、それぞれの飾りに込められた意味を知ってから、我が家のツリーは“ただの飾り”じゃなくなりました。

「この鈴には、いいことがありますようにって願いが込められてるんだって」
「このボールは、パパがいつもありがとうって気持ちなんだよ」

そんなふうに、親子で話しながら飾りつけを楽しむ時間は、かけがえのない思い出になります。

もし「毎年なんとなく飾ってる…」という方がいたら、今年はぜひ飾りの意味に注目してみてください。

きっと、ツリーを囲む時間が、もっとあたたかく、もっと家族らしくなるはずです。