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子ども部屋を整理しやすくするコツ|わが家で続いた片付け習慣

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「気づいたら、またおもちゃが散乱…」「せっかく片付けたのに、次の日には元通り」
子ども部屋の片付けって、どうしてこんなに大変なんでしょう。

わが家でも、子どもが成長するにつれて、モノがどんどん増えていきました。
しかも、本人はあまり片付けに興味がなく、私が片付ける日々…。
でもある時、「そもそも“片付けやすい仕組み”になってないのかも」と気づいたんです。

この記事では、わが家の体験をもとに、子どもが自分で片付けられる部屋作りのコツをご紹介します。
無理なく続く整理整頓のヒントを、ぜひチェックしてみてください。

子どもが“自分で”片付けたくなる工夫

片付けって、「やろう」と思っても、つい後回しにしがちですよね。
それが子どもならなおさらで、「どう片付けたらいいか分からない」「どこに戻せばいいか分からない」という状態だと、やる気があってもなかなか動けません。

実際、わが家でも「片付けなさい!」と声をかけても、子どもはおもちゃを持ってウロウロ…。
戻す場所が明確じゃないから、どうしたらいいか分からないのだと気づいたのです。

収納場所を“見える化”する

以前のわが家は、蓋つきのボックスや引き出し収納がメインでした。
一見スッキリして見えるのですが、子どもにとっては中身が見えない収納はハードルが高いんですよね。

とくに蓋が固かったり、引き出しが重たかったりすると、子どもは「面倒」と感じてしまいます。
その結果、「出すだけ出して、戻さない」状態に…。

収納をオープン棚や中身の見えるケースに変えたことで、「どこに戻すか」が一目で分かるようになり、片付けの行動がスムーズになりました。

さらに、100均のケースにラベルを貼ったり、イラストや写真を付けると、まだ文字が読めない子でも理解できます。
「くるま」「ぬいぐるみ」などの絵があるだけで、子ども自身が正しい場所に戻そうとする意識が高まるんです。

「ざっくり分け」でOKとする

「おもちゃは種類ごとに分けたほうがいい」と思って、最初はきっちり分類していました。
車と電車は別、ぬいぐるみと人形も別、さらにレゴはサイズごとに…と細かく分けたくなっちゃうんですよね。

でも、これって大人の自己満足になりがちで、子どもにとっては“面倒すぎるルール”だったんです。

一度、「どこに入れたらいいの?」と聞かれたとき、「この人形は“ぬいぐるみボックス”だよ」と説明しても、「これはぬいぐるみじゃなくてドールだよね?」と返されて、私も言葉に詰まりました(笑)

今は、

  • 大きなおもちゃ

  • 絵本

  • 細かいおもちゃ
    という3分類だけにしています。

この「ざっくり分け」が想像以上に効果的で、子どもも「戻す場所が分かりやすい」「どれに入れてもOK」という安心感があるようです。

ルールをゆるめにすることで、毎日少しずつでも片付ける習慣が身につきました。

最初はゆるくても、年齢が上がれば自然と細かく分けたくなることもあるので、「今の年齢に合った仕組み」を意識するのがポイントだと思います。

子ども部屋の収納、どう整える?

子ども部屋って、気づいたらモノがあふれている…なんてこと、よくありますよね。
誕生日やイベントごとにおもちゃが増え、学年が上がるごとに文房具やプリントも増えていく。
それなのに収納スペースは変わらないから、どうしても「ごちゃっ」としてしまう。

そんなとき大事なのは、「片付けやすさを前提にした収納の仕組み」をつくることでした。

“取り出しやすさ”を優先した配置に

最初の頃のわが家は、子ども部屋の収納を大人目線で整えていました。
たとえば、「この棚の上が空いてるから、ここにおもちゃを置こう」とか、「カラフルなボックスはリビングから見えるとごちゃごちゃするから隠そう」とか。

でも、これが子どもには使いづらかったんですよね。

高すぎる棚には手が届かない。
引き出しに入れるには、いちいち開けなきゃいけない。
結局「出しっぱなし」が増えて、私もイライラしてしまっていました。

思いきって、「使う人=子ども」の目線に収納を合わせるようにしたら、大きく変わりました。

  • 絵本棚は、子どもが手に取りやすい高さに

  • おもちゃは、床に近いオープン棚に

  • 頻繁に使う文具は机のすぐ横にワゴン収納で設置

そして、ルールもシンプルに。

「よく使うものは下」「あまり使わないものは上」にすることで、取り出すのも片付けるのも迷わなくなりました。

とくに効果があったのが、「遊び終わったあとに自分で戻せること」。
「高くて届かないから放置」みたいなシーンが減って、部屋全体が散らかりにくくなりました。

使っていないものは“こっそり撤去”

子どもがいる家庭あるあるだと思うのですが、おもちゃってとにかく増えますよね…。
気づけば収納棚がパンパン。中身を開けても「これ、いつの間に?」なんてものがチラホラ。

でも、全部を常に出しておくと、

  • 選ぶのに時間がかかる

  • ごちゃついて「片付けたくない」気持ちになる

  • 本当に使っているものが埋もれてしまう

という悪循環に。

そこで、わが家では定期的に「おもちゃの見直し」をしています。
ただし、子どもに「これいらないでしょ?」と聞くと、なぜか全部「いる!」って言われるので(笑)、まずは“仮の保留ボックス”にこっそり移動させています。

押し入れの奥などに一時的に置いておいて、しばらく様子を見るんです。
1ヶ月ほどたってもその存在に気づかれなかったら、処分か寄付を検討。

こうすることで、「勝手に捨てられた!」というストレスを子どもに与えることなく、自然にモノを減らすことができました。

結果的に、子どもが使うおもちゃの“選びやすさ”も上がって、「今日はこれで遊ぶ!」という決断も早くなったように感じます。

子ども部屋の収納は、見た目の整え方以上に「動線」と「使いやすさ」が大切なんだと、実感しています。

年齢に応じた「片付け習慣」の育て方

子ども部屋の整理整頓って、結局のところ「親がどれだけ一緒に関わるか」がすごく大きいと感じています。
最初から「自分でやってね」と放り出すより、“一緒にやって、少しずつ手を離す”プロセスが大事なんですよね。

わが家では、長男が小さい頃から少しずつ関わり方を変えてきました。年齢によって“できること”も“やりたがる気持ち”も違うからこそ、それに合わせたアプローチを意識しています。

小さな頃は「一緒に」「見せながら」

長男が年中さんだった頃、「片付けてね」と言っても「え~無理~」の返事ばかり。
私がイライラしながら全部やってしまう日もありました。でもそれだと、ずっと「片付け=親がやること」になってしまうんですよね。

あるときから、「一緒にやってみよう」に切り替えました。

たとえば、

  • 「これ、どこに戻すんだっけ?」と聞きながら、一緒に探す

  • 「この箱だったよね」と思い出させて声かけ

  • 「ここに置いたら気持ちいいね~」と、片付いた状態を一緒に喜ぶ

「片付けってこうやってやるんだ」を“見せながら教える”ことを繰り返すうちに、少しずつ自分で動くようになりました。

とくに、褒めるタイミングを逃さないのがコツでした。
「元に戻せたね!」「ぬいぐるみたち、おうちに帰れて嬉しそう♪」なんて声をかけると、本人も嬉しそうにニッコリ。

「片付ける=怒られる」ではなく、「できたら褒められる・スッキリして気持ちいい」と感じられるようになると、自然と行動にもつながるようです。

小学生以降は「任せる」と「チェック」のバランスを

小学生になってからは、基本的な片付け方はだいぶ身についてきたので、「任せる」割合を増やしていきました。
でも、完全に放置すると…見事に“てきとー”になります(笑)

おもちゃを投げ入れてるだけ、プリントが床に散乱、文具はどこいった?みたいな日常に逆戻り…。

そこで始めたのが、週に1回の「片付けチェックデー」です。

「今週も頑張ったし、ちょっと一緒に部屋見てみようか?」
「この辺、ちょっとごちゃごちゃしてきたね。使ってる?」
「これは棚の奥にしまおうか。代わりにこれ出しておく?」

そんなふうに、あくまで“会話しながら一緒に整理する時間”を作ることで、子どもも納得しながら片付けられるようになりました。

「任せるけど、放置はしない」このバランスが、うちではすごくよかったです。

今では、自分から「机の引き出し整理しといたよ」と言ってくることも。
少しずつ、自分の空間を自分で整える感覚が育っているのかもしれません。

使いやすい収納アイテムを活用する

子ども部屋の片付けをスムーズにするには、「仕組み」だけでなく「道具」も大切。
わが家でもいろいろ試してきましたが、実際に使ってみて「これは助かる!」と感じたアイテムがいくつかあります。

買い足しやすくて、家に馴染むシンプルさ。
そしてなにより、子どもが自分で使いやすいことが最大のポイントでした。

ラベル付きボックス

まずおすすめしたいのが、100均や無印で手に入るシンプルなプラケース。
そこにラベルを貼るだけで、子どもが「どこに片付けるか」を一目で理解できるようになります。

わが家では、

  • 「くるま」

  • 「ブロック」

  • 「ぬいぐるみ」

  • 「おままごと」

など、カテゴリごとに大きめの文字でラベリング。
最初は「ひらがな、読めるかな?」と心配もありましたが、イラストや写真を一緒に貼ることで、視覚的に伝える工夫を取り入れました。

たとえば、「ぬいぐるみ」のラベルには、実際にその中に入れる予定のぬいぐるみの写真を貼っておくと、子どもがすぐに「ここに戻せばいいんだ」と分かります。

さらにポイントは、「戻す場所を自分で決める」こと。
片付けが苦手な子ほど、「このボックスにはこれを入れよう!」と自分で決めると、責任感や愛着がわいてくるんですよね。

“自分が決めた場所”に戻すという行動は、片付けの習慣化にもつながると実感しています。

ワゴン収納(キャスター付き)

次に便利だったのが、キャスター付きのワゴン収納。
とくに小学生になってからは、学習道具の収納にも大活躍しています。

わが家では、3段のスチールワゴンにこんなふうに分けています。

  • 1段目:鉛筆、消しゴム、はさみなどの文具

  • 2段目:よく使うノートやドリル、宿題用のプリント

  • 3段目:お絵かき帳や折り紙、ちょっとした制作グッズ

このワゴンはリビングにも子ども部屋にもサッと移動できて、「勉強タイム」→「お片付け」までをワンセットで完結できるのが本当に助かります。

また、テーブルの横に置けば“簡易勉強机”としても使えるし、来客時にはサッと隅に寄せておける柔軟さも◎。

子どもも「ここにまとめてあるから探しやすい」と言っていて、自分で準備・片付けする習慣がかなり根付きました。

親が手を出さなくても、子どもが使いやすい収納を用意するだけで、片付けの主導権が自然と子どもに移っていきます。

“散らかってもOK”の気持ちを持つ

ここまでいろいろ工夫をしてきたわが家ですが、正直に言うと…やっぱり毎日はきれいに保てません(笑)
子どもがいる暮らしって、そんなものですよね。
「昨日片付けたのに、なんでまたこんなに…」と、ため息をついたことは一度や二度じゃありません。

でも最近は、「散らかった=ダメ」ではないと考えるようになってきました。

「使ったら散らかる」は当たり前

最初の頃は、本当に片付いていない状態にイライラしてしまっていました。
せっかくラベルも付けたし、ルールも一緒に決めたのに、「また床におもちゃが…」という現実にがっかりしてしまって。

でもある日、遊び終わったあとの部屋を見てふと気づいたんです。

車を何台も走らせた形跡がある。
ぬいぐるみたちが行列のように並んでる。
積み木はなぜか壁のように積まれていて…ちょっと笑ってしまいました。

「ああ、今日もたくさん遊んだんだな」って、部屋の散らかりが“充実した時間の証”に見えた瞬間でした。

それからは、片付いていない状況にも少し寛容になれました。

もちろん、リセットする時間は必要です。
でも、「常にきれいに整っていなければ!」と肩に力を入れすぎなくていい。
散らかった部屋を見て「たくさん遊んだね」と言える気持ちの余裕こそ、親子にとって大事なのかもしれません。

完璧じゃなくていい。整いすぎなくていい。

SNSで見かけるような、まるでモデルルームのような子ども部屋。
憧れる気持ち、よく分かります。わが家も一度は目指そうとしたことがありました。

でも、そういう部屋って「見せる用」としては素敵だけど、実際に“暮らす”にはちょっと無理があることも多くて…。

たとえば、

  • 収納ケースがオシャレすぎて子どもが開けられない

  • 高さや構造が子ども向きじゃない

  • 使うのがもったいなくて触らせたくなくなる(笑)

こうなると、「部屋のために生活を合わせる」みたいな、本末転倒な状態に。

それよりも、わが家に合った“ちょうどいい片付け”を見つけて、長く続けられることのほうが、ずっと価値があると気づきました。

今は、「床に何もない日があったらラッキー」「自分で元に戻せたらOK」というゆるい基準でやっています。
そんなスタンスでも、「前より確実にラクになったし、子どもも成長してる」と感じる日が増えてきました。

まとめ|子ども部屋は「一緒に整える」からうまくいく

子ども部屋の整理整頓は、親だけが頑張るものではなく、「子どもと一緒に整える」ことが続けるコツだと感じています。

・見える収納とざっくりルール
・使いやすさを意識した配置
・“一緒に片付ける”習慣づくり
・収納アイテムの工夫
・そして、散らかってもいいと思える気持ちの余裕

この5つが、わが家では大きな助けになりました。

「また片付いてない…」とイライラする前に、ぜひ一度、収納の仕組みを見直してみてください。
今日からでもできること、きっと見つかるはずです。