「えっ、こんなに高いの…?」
先月届いた水道代の請求書を見て、思わず声が出てしまいました。
うちは共働きで日中は家にいないし、特別に水を使うこともしていないはず。それなのに、水道代が毎月高く感じるのはどうしてだろうとずっと気になっていました。
同じように「うちだけ水道代が高いのかな?」と感じている方へ。
今回は、私が実際に見直して節約につながった5つのポイントを紹介します。
気づかないうちに水を無駄にしているかもしれない原因、一緒にチェックしてみませんか?
目次
お風呂の使い方を見直してみる
シャワーの時間が長くなっていない?
我が家の場合、一番水道代がかかっていた原因はお風呂でした。
特に夫と子どもがシャワーを浴びる時間が長くて、休日なんて合わせて30分以上使っていることもあって。
シャワーって1分間に約12Lも水が出るって知って、正直「えっそんなに?」と驚きました。
慌ててストップウォッチを洗面所に置いて、みんなで時間を意識するようにしたんです。
「5分以内に終わらせようね」と声をかけたら、子どももゲーム感覚で楽しんでくれて。
「今日は4分だったよ!」と嬉しそうに報告してくれる日もあって、習慣化すると意外と苦じゃないみたいです。
最初は「ちゃんと洗えてるのかな…」と少し心配でしたが、慣れると泡立てから流すまでの動作もテキパキしてくるので、本人にとってもいい練習になっている気がします。
この取り組みだけで水道代が月500円くらい下がった月もありました。
追い焚き回数が多くない?
あと意外だったのが追い焚き。
朝と夜で2回お風呂に入る日が続くと、冷めたお湯を追い焚きするたびにガス代も水道代もかさんでしまいます。
実際、保温機能で何時間も温め続けるよりも、一度お湯を抜いて新しいお湯をため直した方が結果的に安い場合もあるそうです。
「えー、もったいない」と最初は思ったんですが、試しにやってみたらお湯の温度も安定するし、何より気分的にもスッキリ。
我が家ではなるべくお風呂の時間をまとめるようにしていて、平日は夕方から夜の間に全員入り切るようにスケジュールを調整。
休日は夫が朝風呂派なのですが、「土曜だけは夜に入ろうかな」と協力してくれるようになりました。
こうした少しの工夫で、水道代もガス代も節約できるなんて思ってもみませんでした。
お風呂って毎日のことだからこそ、ちょっと見直すだけで家計へのインパクトが大きいんだなと実感しています。
トイレの使い方に無駄はないか
大と小のレバー使い分け
これも我が家では完全に盲点でした。
トイレのレバーって、「大」と「小」で流れる水の量が違うのは知っていたけど、正直そこまで意識していなくて。
いつも子どもがレバー操作で間違えないように、「全部大で流したらいいよ」と教えていたんです。
でもあるとき、水道代節約の記事で「小と大では1回あたり2L以上違う」と読んでびっくり。
2Lっていったら、ペットボトル1本分以上ですよね。
それが1日に何回も積み重なると思うと、無視できない量だなと感じました。
試しに、家族でトイレの使い方を話し合いました。
「小のときはちゃんと小で流そうね」と伝えると、最初は子どもも戸惑っていましたが、シールで目印を貼ってあげたらすぐに慣れてくれて。
「今日は小で5回流したよ!」と報告してくれる日もあって、ちょっとしたゲーム感覚になっています。
たった2Lでも、家族全員で1日10回流せば20L、1ヶ月で600L以上の節約。
こうして数字にするとすごい量ですよね。
節水のために特別な機器を取り付けたり、面倒なことをしなくても、こういう日常の小さな意識で変わっていくんだなと実感しました。
食器洗いのやり方を工夫する
流しっぱなしにしていない?
平日は仕事から帰ってきて、ご飯を作って片付けて…と慌ただしい毎日ですよね。
我が家も夕飯後の食器洗いはいつもバタバタで、疲れ切っている日は特に「とにかく早く終わらせたい!」という気持ちが勝っていました。
そんなとき、ついやってしまうのが水を流しっぱなしにしての洗い物。
油汚れを落としたり、フライパンを洗ったりしていると、蛇口からは常にジャーっと水が流れていて。
「もったいないな」と思いながらも、習慣化してしまっていたんです。
ある日、夫がたまたま洗い物をしてくれたときに「洗い桶使えば?その方が節水になるし、楽だよ」と一言。
最初は「えー、桶なんて邪魔じゃない?」と思ったんですが、半信半疑で試してみたら大正解。
油汚れのついたお皿も、桶にためたお湯につけ置きしておくだけで汚れがふやけるので、こすり洗いの時間も短縮できるし、何より流水で流す時間が圧倒的に減るんです。
実際、水道代も月に300円ほど安くなったことがあって、そこまで大きな額じゃなくても「やった!」という気持ちになりました。
節約って、こういう小さな積み重ねが大切なんだなと改めて感じます。
食洗機も使い方次第
ちなみに、我が家では食洗機も活躍していますが、これも使い方次第で水道代が変わることに気づきました。
以前は、汚れが残るのが怖くて食洗機に入れる前にしっかり予洗いしていたんです。
でもそれって、結局水をたくさん使ってしまっていて本末転倒。
最近は、汚れを軽く拭き取るだけにして、予洗いは最小限に。
それでも食洗機を回してみたら、全然問題なくきれいになることがわかりました。
特に最近の食洗機はパワーも強いので、そこまで神経質にならなくても大丈夫なんですね。
それからは、予洗いを簡単に済ませること、そして必ず満杯にしてから回すことを意識しています。
少量だけで回すと電気代も水道代ももったいないので、1日1回まとめて洗うスタイルに変えました。
この食洗機の使い方に変えてから、家事も楽になったし、水道代も少しずつ安くなって嬉しい限りです。
ほんの少しの意識で、毎日の負担も家計も変わっていくんだなと感じています。
毎日少量洗っていない?
子どもがいると、どうしても洗濯物が多くなりますよね。
うちも娘が保育園から毎日大量の服やタオルを持ち帰るので、洗濯はほぼ毎日のルーティンになっていました。
でも以前は、そこまで洗濯物が溜まっていない日でも「今日は少ないけど、とりあえず回しちゃえ」と洗っていて。
タオル数枚と子ども服だけの日も、いつも通りの水量で洗っていたんです。
あるとき水道代の明細を見て、「これって洗濯機回しすぎかも…」と気づきました。
そこで思い切って2日に1回まとめ洗いするように変更。
最初は「洗濯物溜まってると気になるし、干す場所も足りないし…」と不安でしたが、タオル類を重ねて干したり、浴室乾燥も活用したりしてなんとかやりくり。
干すスペースはパンパンになりますが(笑)、洗濯物を畳む時間もまとめてできるので、結果的に家事効率も上がった気がします。
そして何より、水道代が月に1,000円近く安くなったときは感動しました。
「えっ、洗濯回数変えるだけでこんなに?」とびっくり。
水道代の節約って、水の出し方を工夫することばかり考えていたけど、こうして回数を減らすだけでも効果があるんですね。
すすぎ1回モードで大丈夫?
あと、洗剤によってはすすぎ1回でOKなものもありますよね。
最初にパッケージを見たときは「本当に大丈夫なのかな…」と半信半疑でした。
私は柔軟剤の香りも好きだし、ちゃんと洗い流せているか心配で、今までずっとすすぎ2回に設定していたんです。
でもある日、いつも使っている洗剤の裏を改めて見たら「すすぎ1回でOK」と書かれていて、「じゃあ試してみようかな」と思い切って変更。
実際に使ってみると、洗い上がりのスッキリ感も変わらず、柔軟剤の香りもちゃんと残っていました。
すすぎ1回にすることで時短にもなり、朝の忙しい時間にちょっと余裕ができて嬉しかったです。
水漏れや老朽化をチェックする
蛇口やトイレの水漏れはない?
最後に絶対に確認してほしいのが、水漏れです。
これ、本当に盲点なんですよね。
「ポタッ、ポタッ」と少し水が垂れているくらいなら問題ないかなと思いがちですが、これが実はかなりの水道代に響いていることがあります。
例えば、蛇口から1秒に1滴ずつ漏れていた場合、1日で約17リットル、1ヶ月で約500リットルにもなるそうです。
500リットルって、お風呂2~3回分の水量ですよね。
それがただ垂れ流されていると思うと、もったいないどころの話じゃないなと思いました。
実際、我が家も洗面台の蛇口からわずかに水が垂れていて、「まぁいっか」とそのままにしていたんです。
でもある日、いつもより水道代が高かったことに気づいて、「もしかしてこれかも?」と慌てて修理を依頼。
修理代は5,000円ほどかかりましたが、翌月の水道代が800円も安くなっていて、「もっと早く直しておけばよかった…」と心底思いました。
数ヶ月で元が取れる計算ですよね。
蛇口だけでなく、トイレの便器内でも見えないところでチョロチョロと水が流れ続けていることがあるので、気になる場合はタンクの音をよく聞いてみたり、業者に点検してもらうのが安心です。
古いトイレや水道管も原因に
そして、築年数が古い家に住んでいる場合は、配管自体の老朽化も要注意。
水道管の内側にサビや汚れが溜まって水の流れが悪くなったり、古いトイレだと1回あたりの水量が今の節水型トイレよりも多く、知らず知らずのうちに水道代がかさんでいることもあるそうです。
我が家も築15年を過ぎた頃から、トイレの流れが悪いと感じることが増えてきました。
水道屋さんに見てもらうと、「古い型なので水量が多く無駄が出やすいですね」と言われ、次のリフォームでは省エネ型トイレに変えようと話しています。
まとめ|水道代は小さな工夫で変わる!
水道代って、普段の生活の中で「これくらいならいいか」と思ってしまいがちですよね。
でも、こうして見直してみると、小さな無駄の積み重ねが意外と大きな出費になっていました。
もし「うちだけ高いかも?」と感じたら
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お風呂のシャワー時間と追い焚き回数
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トイレのレバー使い分け
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食器洗いの流し方
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洗濯の回数とすすぎ設定
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水漏れチェック
この5つをまず確認してみてください。
我が家ではこれだけで、月2,000円近く水道代が下がった月もあります。
浮いたお金で、ちょっと美味しいお菓子を買ったり、外食代の足しにしたり…生活のゆとりにもつながりますよ。
少しでも参考になったら、ぜひ今日から家族と一緒に取り組んでみてくださいね。