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子どもの名前に込める意味と漢字選び|後悔しない名付けのコツ

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「子どもの名前、どんな漢字にしよう…」と悩んだ経験はありませんか?
私も娘を妊娠中、毎晩のように夫とスマホで漢字辞典を眺めては、「この漢字にはこんな意味があるんだね」と話し合っていました。
子どもの名前は、一生の宝物。だからこそ、ただ響きが可愛いだけでなく、その漢字に込める“想い”を大切にしたいですよね。

この記事では、私自身の体験を交えながら、漢字選びで想いをしっかりと伝えるポイントを紹介します。

名前に込めたい想いを書き出してみる

子どもの名前を考えるとき、最初に私たち夫婦がしたことは「どんな子に育ってほしいか」を言葉にすることでした。

例えば、「優しい子」「芯のある子」「みんなに愛される子」など。
なんとなく頭の中では思っていても、実際に紙に書き出してみると、改めて自分たちが大切にしたい価値観が見えてきます。

私たちは、妊娠が分かってすぐに100均で可愛いノートを1冊買い、そこに毎日1ページずつ、育児のことや名前候補を書いていました。
その中で「名前に込めたい想いリスト」というページを作り、夫と一緒に思いつく言葉を自由に書いていったんです。

「明るい子」「真っ直ぐな子」「人に優しくできる子」「周りを笑顔にできる子」──
書き出してみると、私と夫では微妙にニュアンスが違う言葉を選んでいて、読んでいて面白かったです。

私の場合、「人の気持ちが分かる子」という想いが強くありました。
昔から周りの空気を読んだり、相手の変化に気づける人って素敵だなと思っていたので、自分の子どもにもそうあってほしいと思ったんです。

だからまずは「思いやり」「優しさ」「心」というキーワードを書きました。
すると、そこから関連する漢字を探すときも迷いが少なくなり、字典で意味を調べるときも、「この字は想いにぴったりだな」とすぐにしっくりくる漢字に出会えました。

夫は「自分を持ってる子」や「笑顔が絶えない子」という言葉を書いていて、それを読んだとき、「ああ、この人はこんな子育てをしたいと思ってるんだな」と、改めて夫婦で価値観を共有できた気がしました。

この作業は、名前選びだけでなく、これから親になる自分たちの軸を見つめ直す良い時間だったと思います。

漢字の意味をじっくり調べる

想いを言葉にできたら、次は漢字の意味を調べる段階です。

私がよく使っていたのは、インターネットの漢字辞典や、赤ちゃん名前本。
スマホでもすぐ検索できますが、紙の辞典はページをめくるたびに新しい発見があって楽しいんですよね。

でも実は、辞書によって意味の説明が微妙に違うことがあるんですよ。
たとえば「優」という字。
ある辞典では「やさしい」とシンプルに書かれているだけでしたが、別の辞典では「思いやりがあり、他者を助ける」という説明がありました。

私はこの説明を読んだとき、ただ穏やかな性格というだけでなく、「困っている人に手を差し伸べられる優しさ」という深いイメージが浮かび、「これだ!」と心に響きました。

他にも、「心」という漢字を調べたときも印象的でした。
一見すると単純ですが、ある辞典では「思考や感情、精神の中心」という意味が書かれていて、「心」という一字だけで、いろんな意味を抱えているんだと感じたんです。

夫と一緒に調べているときは、それぞれの辞典を持って「この説明どう思う?」と確認し合いました。
私が良いと思っても、夫は「ちょっとイメージが違うかな」と感じることもあって、そんなときはまた別の候補を探しました。

中には、「意味は素敵だけど、ちょっと画数が多すぎる…」とか、「響きはいいけど、意味があまり深くないかな…」という文字もあって、選ぶのに時間がかかることもありました。
でもその過程が楽しくて、毎晩の名付け会議がちょっとした夫婦の楽しみになっていました。

漢字はひとつひとつに歴史と意味が込められているので、調べれば調べるほど奥が深く、「この字なら、私たちの想いをちゃんと伝えられる」と自信を持って決められるようになります。

音の響きと漢字のバランスを見る

意味だけでなく、音の響きも大切ですよね。

私の友人は、漢字の意味を最優先にして名前を決めた結果、響きが硬くなりすぎてしまい、最終的には一部を平仮名に変えて調整していました。
例えば、最初は「剛毅(ごうき)」と付けようとしていたけれど、「ちょっと強そうすぎるかな…」となって、結局「剛」の一文字にしたそうです。

我が家でも、最初は「優心(ゆうしん)」と考えていました。
「優しさ」と「心」を合わせた響きも意味もとても気に入っていたのですが、何度も声に出して呼んでいると、少し男の子っぽい印象が強いことに気づいたんです。

夫も私も、「ゆうしん!」と呼んでみたものの、どうしても息子のイメージが浮かんでしまって…。
そこから響きを変えようといくつか考え、「優奈(ゆうな)」に変更しました。

「優奈」なら、優しい子になってほしいという想いと、女の子らしい柔らかさがあって、呼びやすさも◎。
生まれてからも、親戚や友人から「可愛い名前だね」「呼びやすくていいね」と褒めてもらえたときは、「この名前にして良かったな」と心から思いました。

ちなみに、響きを確認するときは、普段家で呼ぶときのように、苗字と一緒に声に出してみるのがおすすめです。
私たちも「〇〇 ゆうしん」「〇〇 ゆうな」とフルネームで何度も呼び、苗字とのバランスやリズムを確認しました。

意味も響きも気に入ったとき、「この名前にして良かった」と自信を持てるし、子どもにもその想いをしっかり伝えられる気がします。

画数や姓名判断は参考程度に

名前を決めるとき、やはり画数も気になりますよね。
私も最初は全然気にしていなかったのですが、周りのママ友から「姓名判断見た?」「大吉の画数がいいよ!」と言われて、「そうなのかな…」と急に不安になりました。

それで、一応姓名判断の本を買ったり、ネットでも無料診断をいくつか試したりしました。
でも、正直なところ、良い結果と悪い結果が混在していて混乱したんです。

例えば、あるサイトでは「健康運が良く、対人運も◎」と書かれていたのに、別のサイトでは「波乱万丈の人生」みたいに書かれていて、「えっ…どっちが本当なの?」と心がザワザワしてしまいました。

夫はあまり気にしないタイプで、「そんなに気になるなら、悪い結果の漢字だけ外せば?」と言ってくれましたが、全部外していたら候補がほとんどなくなってしまって(笑)。
最終的には、あくまで“参考程度”にすることにしました。

私たちが決めた基準は、名前の響きと意味に納得できて、なおかつ極端に悪い意味がないならOKというスタンス。
完璧に大吉を狙うより、親として「この名前が一番しっくりくる」「この子にぴったり」と思えることの方が大事だと思ったんです。

母も「画数よりも、親の気持ちがこもっている方が大事よ」と言ってくれて、その言葉にとても救われました。
実際に自分自身も、画数より親の想いを聞いたときの方がずっと心に残るだろうなと感じています。

もし画数で迷ってしまったら、ぜひ一歩引いて、「私たちはこの名前にどんな想いを込めたいんだっけ?」と自分たちの気持ちを確認してみてください。
その答えが、きっと一番大切だと思います。

夫婦でじっくり話し合うことが大切

最終的に、子どもの名前は夫婦二人の気持ちが重なり合うことが一番だと思います。

私たちは産休に入ってから毎日名前会議をしていて、夕飯のあとやお風呂上がりに「今日も名前考えようか」と、ノートとペンを持ってソファに座り込みました。
時には「こっちのほうが可愛くない?」「いや、意味でいったらこっち」と白熱して、気づけば夜中になっていたこともありました。

夫はわりと響きを重視するタイプで、「この響き、呼びやすいし元気な感じがする」とか「男の子なら絶対これがいい」と、感覚的にどんどん候補を挙げてくれるのですが、私は意味や漢字の由来をじっくり調べてからでないと決められないタイプ。

だから、お互いに少し意見が食い違うときもあったけれど、それも含めてすごく良い時間でした。
「じゃあ、この漢字を入れたらどう?」「それいいね!でも響きが変わるから…」と、まるでパズルを完成させるような感覚でした。

ある日、私が「この子の名前を考える時間って、すごく幸せだね」と言うと、夫も「そうだね。名前って、一生ものだもんな」としみじみしていて。
そのとき、この人と一緒に子育てをしていけるんだな、と心から嬉しくなったのを覚えています。

生まれてから、名前の由来を何度も聞かれましたが、「この名前にはね、こういう想いがあるんだよ」と自信を持って答えられると、子どもにもきっと伝わるはずです。
そして将来、「どうしてこの名前にしたの?」と子どもに聞かれたとき、「パパとママでいっぱい考えて、想いを込めたんだよ」と話せることが、私たちにとっても大切な宝物になると思います。

まとめ|想いを込めた名前は子どもへの最高の贈り物

名前は一生使うものだからこそ、意味や漢字選びに迷うのは当然。
でも、悩んで悩んで選んだ名前には、必ず親の愛情がたっぷり詰まっています。

ぜひ、まずは「どんな子に育ってほしいか」という想いを言葉にしてみてください。
そこから漢字の意味を調べ、響きを確かめ、二人で納得できる名前を選ぶ時間は、子どもへの最高の贈り物になるはずです。