子どもの上履きやスニーカーって、すぐに汚れてしまいますよね。「週末のたびに洗うのが面倒」「キレイにしたつもりでも黄ばみが残る…」と悩んでいた時期が、私にもありました。
でも、ちょっとした工夫や洗い方のコツを知ってから、靴洗いがグッとラクになったんです。この記事では、私が実際に試して「これはラク!」「これならキレイになる!」と思った方法を、写真付きでまとめました。
同じように悩んでいるパパママの参考になればうれしいです。
目次
靴洗い、なぜ面倒に感じるの?

汚れが落ちにくいと、やる気が出ない
上履きやスニーカーって、パッと見たときの汚れ具合以上に、実はしっかりと“しみ込んだ汚れ”が多いんです。外遊びでついた砂や泥だけでなく、汗や皮脂、靴下の色移りなんかも加わって、想像以上にガンコな汚れになっています。
だから、表面をサッと洗っただけでは落ちないし、「せっかく洗ったのに全然キレイにならない…」ということもよくあります。私も最初の頃は、「もうちょっとマシになると思ったのに…」とがっかりすることが多くて、洗うこと自体がどんどん億劫になっていきました。
しかも、時間が経つと汚れは乾いてこびりつくので、週末にまとめて洗おうとすると、さらに手強くなってしまうんですよね。手間がかかるうえに成果が見えにくいと、「またか…」という気持ちになるのも当然です。
ゴシゴシこすってもキレイにならない
「とにかく力で落とすしかない!」と思い込んでいた時期、私もひたすらブラシでゴシゴシこすっていました。手のひらが痛くなるくらい力を入れて、時間をかけて、それでも残る黒ずみや黄ばみ…。
特にゴム部分の黒ずみや、布地の奥に染み込んだ色は、いくらこすっても落ちないことが多くて、むしろ靴が傷んでしまうこともありました。
そして、そんなに時間と体力をかけているのに、子どもは次の週にはまた同じようにドロドロにして帰ってくる(笑)。毎回この繰り返しだと、「いったい何のために洗ってるんだろう…」という気持ちになってしまうんですよね。
この「頑張っても報われない感覚」が、靴洗いを“面倒な家事”にしてしまう大きな原因なのかもしれません。
上履き・スニーカーの“洗うタイミング”と頻度

わが家のルールは「金曜日持ち帰り→土曜午前中に洗う」
子どもが上履きを持ち帰ってくるのは、だいたい週末の金曜日。うちではこの流れに合わせて、土曜の午前中を“靴洗いタイム”にするのが定番ルーティンになっています。
「金曜の夜は疲れてるし、日曜だとバタバタしがち…」というのもあって、まだ気持ちに余裕のある土曜午前がいちばん動きやすいんです。
さらに、汚れた靴を放置してしまうと、泥や汗が乾いてガンコなシミになってしまうので、できるだけ時間を空けずに洗いたいところ。翌朝すぐに手をつけると、汚れもふやけて落としやすくなります。
ただ、予定が立て込んでいたり体力的にキツいときもありますよね。そんなときは無理せず、バケツやタライに洗剤を溶かしたぬるま湯を用意して「つけ置き」だけしておくようにしています。
翌日ラクに仕上げられるので、「今日はこれだけでOK!」と決めてしまうと気持ちも軽くなります。
洗う頻度は「週1回」で十分?
園や学校から「週末に持ち帰って洗ってください」と言われている場合、基本的には週1回で問題ありません。うちの子の場合も、「金曜に持ち帰って土曜に洗う」パターンでずっとやってきましたが、特に困ることはありませんでした。
ただし、運動会の練習期間や、雨上がりに外で遊んだあとは注意が必要です。靴の中まで泥が入り込んでいたり、においが強くなることもあるので、そういうときは週2回に増やすこともあります。
また、夏場は汗や湿気で雑菌が繁殖しやすくなるので、「あれ?ちょっと臭うかも?」と感じたら、迷わず洗うのがベストです。
季節や汚れ具合に合わせて、柔軟に調整するのが、ストレスをためずに続けるコツだと思います。
わが家が試してよかった洗い方の流れ

1. まずは“つけ置き”が肝心!
靴をいきなりゴシゴシ洗い始める前に、最初に「つけ置き」をするかどうかで、洗い上がりがまったく違ってきます。
うちではバケツにぬるま湯を張って、靴用の中性洗剤か酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)を溶かし、そこに靴を浸けて1〜2時間ほど放置しています。洗剤液を少し泡立ててから入れると、より洗浄力が高まる気がします。
この「放置しているだけ」の時間に、汚れがじわじわと浮いてきて、手間をかけずにかなりラクに落とせるようになるんです。
特に白い上履きは、目に見えて水が濁るほど汚れが出てきて「うわ、こんなに!」と驚くことも。こすり洗いを減らせるので、生地の傷みも抑えられて一石二鳥です。
忙しい週末でも、この“つけ置きスタート”にしてからは気持ちに余裕ができて、靴洗いへのハードルがぐっと下がりました。
2. ブラシは「素材別」で使い分け
昔の私は、どの靴も同じブラシでガシガシ洗っていました。でもあるとき、「素材によってブラシを使い分けた方がいいらしい」と聞いて試してみたところ、洗い上がりが段違いに変わったんです。
現在は、以下のように使い分けをしています。
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布地部分(キャンバス生地など)→柔らかめのブラシ
歯ブラシや専用のソフトブラシで、優しく撫でるように汚れを落とします。繊維の奥まで届きやすいので、力を入れなくても汚れが浮いてきます。 -
ゴム部分(つま先やサイド)→少し硬めのブラシ
こすらないと黒ずみが残りがちなゴム部分は、少し硬めのブラシでしっかり。傷にならない程度の力加減が大切です。 -
靴底(ソール裏)→たわしタイプのブラシ
砂利や泥が入り込んでいるので、強めにこすれるたわしがぴったり。立体的な溝に合わせて縦横からしっかり洗います。
このようにブラシを使い分けることで、全体的にキレイに、しかも生地を傷めずに洗えるようになりました。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、結果的に時短にもなるし、靴が長持ちするのでおすすめです。
3. 汚れが落ちないときの“裏ワザ”
つけ置きもしたし、ブラシでもしっかり洗った。それでも落ちない…そんなガンコな汚れに出会ったときのために、わが家では「裏ワザセット」を準備しています。
まず試してほしいのが「メラミンスポンジ」。白いスポンジをちょっと濡らして、ゴム部分を軽くこすると、あの黒ずみがスルッと落ちるんです。ただし、こすりすぎるとゴムが傷むので、優しく慎重に。
次におすすめなのが、「重曹+クエン酸」の泡洗浄。バケツや洗面器の中に重曹をふりかけて、そこにクエン酸水を注ぐとシュワシュワと発泡します。これを靴にかけて、しばらく置いてから洗うと、しつこい汚れやにおいにもかなり効果的。
この“泡モコ”に子どもが興味を持って、「やってみたい!」とお手伝いしてくれることも多くて、意外と家族の楽しい時間にもなっています。
どうしても取れない汚れに悩んだときは、こうした裏ワザを気軽に取り入れてみると、ストレスがグッと減りますよ。
乾かし方にもひと工夫を

風通しと“立て干し”がポイント
靴をしっかり洗ったあとは、乾かし方で仕上がりの快適さが決まるといっても過言ではありません。せっかくキレイにしても、乾きが悪くて生乾き臭が残ってしまったら台無しですよね。
わが家では、100円ショップで見つけた「靴干しネット」や「吊り下げ式の靴ホルダー」が大活躍しています。これを物干し竿に吊るして、つま先を下に向けて“立てるように”干すのがポイント。水分が下に流れやすく、風も当たりやすくなるので、ぐっと早く乾きます。
特に厚みのあるスニーカーやゴムの多い上履きは、底部分に水が溜まりやすいため、横に寝かせて干すより断然「立て干し」がおすすめです。
また、靴の中に新聞紙を軽く丸めて入れておくと、内側の湿気も吸い取ってくれるので、時間短縮にもなります。途中で紙を取り替えると、より効果的です。
晴れた日は日光にあてて除菌!
天気のいい日は、やっぱり太陽の力を借りてしっかり乾かすのが一番!紫外線による除菌効果もあるので、におい対策にもなります。
わが家では、ベランダに靴干しハンガーを吊るして、直射日光が当たる時間帯を狙って干しています。ただし、長時間当てすぎると変色や劣化の原因にもなるので、2〜3時間を目安にして取り込むようにしています。
とはいえ、毎週末が晴れとは限りません。梅雨時期や花粉の多い春先は、外干しが難しいことも。そんなときは、室内でもしっかり乾く工夫が欠かせません。
うちでよくやっているのは、扇風機やサーキュレーターの風を靴に直接当てて乾かす方法。湿気がこもらず、数時間でカラッと仕上がります。靴の下にタオルを敷いておくと、床の湿気対策にもなって安心です。
室内干しでも工夫次第で生乾き臭は防げるので、天候に左右されずに靴洗いの習慣を続けられるようになりました。
靴洗いに便利だったグッズ紹介

靴用の「オキシクリーン」が優秀だった
つけ置き用の洗剤は本当にたくさんあって、私もいろいろ試してきました。洗濯用洗剤や石けんタイプのもの、重曹なども使ってみたけれど、最終的にわが家の定番になったのが「オキシクリーン(酸素系漂白剤)」です。
ぬるま湯に溶かすと白い泡がモコモコと立ち上がって、なんだか洗浄力が高そうな雰囲気…だけじゃなくて、実際につけ置きだけでもかなりの汚れが浮いてくるのが見てわかるんです。
上履きやスニーカーの底や布地にこびりついた土汚れや黒ずみも、こすらずに落とせることが多くて、ゴシゴシ作業の負担がかなり軽くなりました。子どもがいると靴洗いは週に1度のルーティンになるので、効率よくキレイにできるオキシクリーンは本当にありがたい存在です。
※香り付きタイプや漂白力の強いタイプもあるので、素材に合わせて選ぶのがポイントです。
小さめブラシとネットがあると便利
靴洗いといえばブラシ!ですが、ここでも「どんなブラシを選ぶか」で、かなり作業効率と仕上がりが変わってきます。
私が使ってよかったと感じたのは以下のアイテムです。
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歯ブラシ(使い古しでも十分)
布地の細かい部分やつま先の隙間など、繊細な場所を洗うのにぴったり。手元にあるもので代用できるのも助かります。 -
靴用ブラシ(スポーツ店や100円ショップで購入)
靴底やゴム部分をしっかりこするには、ある程度の硬さが必要。専用ブラシは力をかけやすくて便利です。 -
洗濯ネット(つけ置き・洗濯機使用時)
洗剤液に入れるときも、洗濯機で軽く脱水するときも、靴をネットに入れておくと型崩れしにくく、すすぎやすいのが◎。手が汚れにくく、洗い終わったあとの処理もラクになります。
特に子どもと一緒に洗う場合、小さめの道具の方が手になじみやすく、興味を持ってお手伝いしてくれることもありました。サイズ感って意外と大事なんだなと実感しました。
使い捨て手袋やエプロンも時短に
靴洗いは水を使う作業なので、どうしても手が濡れたり汚れたりしますよね。最初の頃は素手でガシガシやっていましたが、冬場の冷たい水や汚れのニオイが気になってしまい…。
それ以来、ゴム手袋(使い捨てタイプでもOK)とエプロンをセットで使うのがわが家の定番スタイルになりました。
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ゴム手袋:
直接触りたくない部分も気にせず洗えるし、爪の汚れや手荒れも防げます。細かい作業をする場合は、薄手のものが扱いやすいです。 -
エプロン:
水はねを気にせず洗えるので、思い切り作業できて時短にも。子どもが水遊び感覚で手伝ってくれるときも、着せておくと安心です。
この2つがあると「よし、洗うぞ!」という気持ちにもなれるので、精神的なハードルを下げるアイテムとしても効果的です。靴洗いをルーティン化するための“快適さを保つ工夫”として、ぜひ取り入れてみてください。
子どもと一緒に洗う“楽しい時間”にもなる

「キレイになるって気持ちいいね!」の声がけ
靴洗いって、どうしても「面倒な家事」のイメージが強いですよね。でも、子どもにとってはそれだけじゃなくて、“自分の持ち物を大切に扱う”という感覚を育てるチャンスでもあると感じています。
たとえば、真っ黒だった上履きがだんだん白くなっていく過程を見せると、子どもってすごく興味を持ってのぞき込んできます。「うわ!キレイになってきた!」と声をあげることも。
そんなときに、「キレイになるって気持ちいいね」「がんばったね」「こんなにピカピカになったよ」といったポジティブな声がけをすることで、達成感や満足感が自然と子どもの中に残っていくんですよね。
小さなことかもしれませんが、こういう積み重ねが、「ものを大切にする」「自分でやってみる」気持ちの芽を育ててくれるように感じています。
「洗ってくれてありがとう」も伝える
逆に、私が1人で靴を洗っていると、ふとした瞬間に子どもが「それ、手伝っていい?」と聞いてくることがあります。汚れてるのを洗うって、見ていてちょっと楽しそうに映るのかもしれません。
そんなときは、なるべく断らずに、「ありがとう、助かるよ」「一緒にやってくれるとうれしいな」と声をかけています。自分の手で靴を洗った体験は、“自分ごと”として記憶に残るみたいで、次に履くときの表情もどこか誇らしげ。
たとえ途中で飽きてしまっても、少しでも参加してくれたことに感謝の気持ちを伝えることで、手伝うことへの前向きな印象が残ると思うんです。
最初は親主導だった靴洗いも、こうして少しずつ“親子の共同作業”に変わっていくと、不思議と気持ちの負担も軽くなるんですよね。むしろ「週末のちょっとしたコミュニケーションの時間」として楽しみにすらなってきます。
面倒だった靴洗いが、気がつけば「一緒に過ごす大事な時間」に変わっていた。そんなふうに感じられるようになったのは、子どもの存在のおかげかもしれません。
まとめ|靴洗いは“習慣と工夫”でラクになる
上履きやスニーカーの汚れはつきもの。でも、洗い方や道具に少し気を配るだけで、驚くほど手間が減ってキレイになります。
「洗うのが面倒」から「気持ちいい時間」に変わったのは、ちょっとした工夫の積み重ねでした。
週末のルーティンとして取り入れれば、家事のひとつとして負担なく続けられます。よかったら、ぜひ今日から試してみてくださいね。