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縁起ごと

春のお彼岸の食べ物やNGな食べ物とは?お供え物や手土産のおすすめを紹介

  • 春のお彼岸の食べ物とは?
  • 春のお彼岸にNGな食べ物はあるの?
  • 春のお彼岸のお供え物や手土産のおすすめを教えて

春のお彼岸は「春分の日と前後3日をあわせた7日間」のことで、ご先祖さまや故人を供養するための日です。

しかし春のお彼岸にはどんな食べ物が良くてどんな食べ物がNGなのかわからない人も多いのではないでしょうか。

この記事では春のお彼岸の食べ物やNGな食べ物についてくわしく書いています。

また春のお彼岸のお供え物や手土産にはどんな食べ物が良いのかも解説しているので、チェックしてみてください。

春のお彼岸の食べ物は普段の食べ物とは違うの?

春のお彼岸の食べ物は「精進料理」なので普段の食べ物とは違います。

精進料理は肉や魚などの動物性の食材を使わないのが特徴です。

春のお彼岸の食べ物の特徴
  • 肉や魚などの動物性の食材を使わない
  • 仏前にお供えする食べ物と自宅で食べる食べ物がある

春のお彼岸の食べ物には「仏前にお供えする食べ物」と「自宅で食べる食べ物」があります。

春のお彼岸の食べ物とは?

春のお彼岸の食べ物で代表的なものは「精進料理」です。

精進料理は「お供えする食べ物」であり「自宅で食べる食べ物」でもあります。

精進料理のしきたりは以下のとおりです。

精進料理のしきたり
  • 一汁三菜または一汁二菜のお膳にする
  • 精進料理なので肉や魚を使ってはいけない
  • 卵を使ってはいけない
  • ご飯をよそったお椀は左側に置く
  • 汁の入ったお椀は右側に置く
  • 手前に箸を置く
  • 箸とお椀の間にお漬物の皿を置く

このように色々なしきたりがあります。

しかし「肉や魚などの動物性の食材」をまったく使わずに、自宅用の料理を作るのは難しいのではないでしょうか。

なので春のお彼岸に食べる「精進料理以外の料理」も紹介していきます。

春のお彼岸に自宅で食べる食べ物3選

ここでは精進料理以外の、春のお彼岸に食べられている一般的な食べ物3選を紹介します。

彼岸そば

まずは彼岸そば。日本には昔からお彼岸にそばやうどんを食べる風習がありました。

お彼岸は季節の変わり目です。季節の変わり目には体調を崩しやすいことから、のどごしの良いそばやうどんを食べていたことに由来しています。

季節の変わり目に体調を崩してもそばやうどんなら消化が良く、胃腸が弱っているときでも食べられるので人々に好まれていたようです。

赤飯

赤飯といえばお祝いのイメージがありますが、春のお彼岸にも食べられています。

これは赤飯に使われている小豆に厄除けの効果があるとされているからなのです。

精進揚げ

精進揚げというのは肉や魚を使わない天ぷらのこと。

昔の日本では、江戸で水揚げされた魚介類を揚げたものを天ぷらと呼んでいましたが、次第に野菜も揚げられるようになりました。

そして野菜を揚げたものを「精進揚げ」と呼ぶようになり、春のお彼岸に食べる精進料理の一品となったのです。

春のお彼岸にNGな食べ物はあるの?

春のお彼岸の食べ物は精進料理なので肉や魚など動物性の食材を使った食べ物はNGです。

なぜならお彼岸は「仏さまに感謝するための期間」とされていて、仏教では生き物の殺生を禁止しているからです。

春のお彼岸には肉や魚を食べるのがNGな上に、出汁の材料としてかつお節や煮干しを使うのもNGとなります。

春のお彼岸のお供え物におすすめの食べ物

春のお彼岸のお供え物におすすめの食べ物は「ぼたもち」です。

  • 春のお彼岸のお供え物は「ぼたもち」
  • 秋のお彼岸のお供え物は「おはぎ」

お彼岸のお供え物は、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」をお供えするのが一般的です。

お彼岸の「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?

実は「ぼたもち」と「おはぎ」は基本的には同じものですが、春と秋で呼び方が変わります。

ぼたもちとおはぎの由来
  • 「ぼたもち」は春に咲く牡丹の花に由来している
  • 「おはぎ」は秋に咲く萩の花に由来している

春のお彼岸にお供えしたぼたもちは、お参りが終わったあとに家族で食べましょう。

これは神さまにお供えした食べ物を食べることで、神さまの力を体に取り込むという意味があります。

牡丹の花は萩の花より大きいため、ぼたもちはこしあんを使って大きく、おはぎはつぶあんを使って小ぶりに作ることも多いそうです。

春のお彼岸の手土産としておすすめの食べ物3つ

お彼岸の手土産としておすすめの食べ物は以下のとおりです。

  • ぼたもち
  • 果物
  • 菓子折り

お彼岸には実家や親せきの家に行くこともあるでしょう。

その際は賞味期限が短いものを避けるようにしてください。

春のお彼岸の手土産の相場

春のお彼岸の手土産の相場は3000円〜5000円程度のものを選ぶと良いでしょう。

しかしお供えとして現金を持参することも可能です。

お供え物には必ず掛け紙を掛けるようにしてください。

春のお彼岸と秋のお彼岸の違いとは?

お彼岸は1年に2回春のお彼岸と秋のお彼岸があります。春のお彼岸は3月で秋のお彼岸は9月です。

春も秋もお彼岸の目的は同じなのですが、時期が違うのでお彼岸の料理に使う食材が違っているのです。

春のお彼岸と秋のお彼岸の食材の違い
  • 春のお彼岸・・・ふきのとうやタラの芽などの山菜
  • 秋のお彼岸・・・野菜やキノコなど

春のお彼岸にも秋のお彼岸にも、それぞれ旬の美味しい食材を使っているのがわかりますよね。

春のお彼岸におすすめの花3つ

春のお彼岸におすすめの花は、春に旬を迎える花を選ぶと良いでしょう。

ここでは春のお彼岸におすすめの花を3つ紹介します。

春のお彼岸におすすめの花
  • マーガレット・・・春の訪れを知らせる小柄な花
  • ラナンキュラス・・・バラのような華やかさだがトゲがない
  • ストック・・・甘い香りの赤やピンクの花

まとめ

春のお彼岸についてくわしく書いてきましたが、もう一度確認しておきましょう。

  • 春のお彼岸の食べ物は「精進料理」
  • 精進料理は肉や魚などの動物性食材はNG(出汁にも使えない)
  • 春のお彼岸のお供えにおすすめな食べ物は「ぼたもち」
  • 春のお彼岸の手土産におすすめなのは「ぼたもち、果物、菓子折り」

春のお彼岸はご先祖まさまや故人を供養するための日。無事に春を迎えられたことを報告することが大切です。

お供え物や花は季節の旬のものを選び、ぜひ家族でお墓参りに行ってみてみてくださいね。