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冷蔵庫の掃除手順を完全ガイド!忙しくてもできる時短テク

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毎日使う冷蔵庫。なのに、気づけば中が汚れていたり、賞味期限切れの調味料が奥に眠っていたり…。
私自身もつい見て見ぬふりをしていた一人でした。でも、ある日子どもに「ママ、ここ汚れてるよ」と言われて、ドキッ。
「いつかやろう」が積み重なっていた冷蔵庫掃除を、やっと本気で取り組むことに。

この記事では、どこから始めれば効率よく掃除できるのか、私が実際に試してよかった手順やコツをまとめました。
小さな子どもがいる家庭でも取り入れやすい方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

掃除の前にやるべき「準備」

冷蔵庫掃除って、「よし、やろう!」と思ったその瞬間に扉を開けて始めがちですが…実はそれ、非効率なんです。
事前にちょっと準備しておくだけで、作業が驚くほどスムーズに進みます。
私は何度か「準備不足でやりかけて挫折」を経験してから、この準備パートを大切にするようになりました。

掃除に必要なものをそろえる

バタバタしているときに「スプレーがない!」「拭くものが足りない!」なんてことが起きると、一気にやる気が下がります。
だから私は、掃除前に以下のアイテムを一式そろえてキッチンの片隅に置いておきます。

  • 食品用アルコールスプレー

  • 台所用中性洗剤(泡スプレータイプだとさらに便利)

  • キッチンペーパー or 古布(たっぷりあると安心)

  • メラミンスポンジ(こびりつき汚れに最適)

  • ゴミ袋(整理しながらすぐ捨てられるように)

とくにおすすめなのが「食品用アルコールスプレー」
除菌と脱臭が同時にできるだけでなく、シュッと吹きかけて拭くだけで、見た目もスッキリします。
我が家では、冷蔵庫だけでなく電子レンジや調味料ラックにも使えるので、常にストックしています。

キッチンペーパーは、拭き取り用・乾拭き用・使い捨て掃除用などに分けて多めに準備すると安心。
古布を使う場合も、「汚れ用」と「仕上げ用」に2枚あると便利です。

食品を一時的に避難させる

意外と忘れがちなのが、「取り出した食品の避難場所」。
冷蔵庫の掃除はそれなりに時間がかかるので、食品の温度管理にもひと工夫が必要です。

私がよく使うのは、アウトドア用の保冷バッグと大きめの保冷剤。
中身を取り出したら、ジャンルごとに分けてバッグへ入れています。

  • 朝食セット(パン、牛乳、ヨーグルトなど)

  • 調味料系(マヨネーズ、ソースなど)

  • 作り置き・おかず

  • 野菜・果物

分けておくと、掃除後に戻すときも迷わずに済むんです。

「せっかく出したから、これ今夜使おう!」という気持ちになって、冷蔵庫の中身の整理にもつながるので一石二鳥。
結果的に、食材の使い忘れも減りました。

冷凍庫を掃除するときは、保冷剤だけでは足りないこともあるので、クーラーボックスや発泡スチロール箱があると便利です。
短時間で済ませるためにも、あらかじめ全体の掃除手順を頭に入れておくのがポイントです。

このように、準備をしっかりしておくだけで、「掃除しながらあたふたするストレス」がぐっと減ります。

冷蔵庫掃除の手順【全体の流れ】

「さて、どこから手をつけよう…?」と迷っている間にやる気がしぼんでしまうのは、あるあるですよね。
あらかじめ手順の流れを把握しておくだけで、作業はぐっとラクに、スムーズになります。
ここでは、私が何度か試行錯誤してたどり着いた「ムダのない掃除の順番」をご紹介します。

  1. 食品をすべて出す
     中に入っているものをすべて取り出します。賞味期限や傷み具合をこの時にチェック!
     ついでに「もう使わないな」という調味料や食品も処分するとスッキリします。
     食品を出すタイミングは、できるだけ涼しい時間帯か、買い物の前の冷蔵庫が空いているときがおすすめ。

  2. 棚やポケットを外して洗う
     外せるパーツ(棚板・ドアポケットなど)は取り外して、ぬるま湯と中性洗剤で洗います。
     汚れがひどいときは、少しつけ置きしておくとラク。
     とくにドアポケットの底は液だれやカスが溜まりやすく、見落とされがちなので要チェック!

  3. 本体内側を拭き掃除する
     棚を外したあとの本体内側を拭いていきます。
     汚れがひどい場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄めて使うと効果的です。
     仕上げにアルコールスプレーで除菌すると清潔感がアップ!
     ドアパッキンや奥の隅など、手が届きにくい場所にも汚れが残っていることが多いので丁寧に。

  4. 外側(扉や取っ手)を拭く
     内側がきれいになったら、外側も忘れずに。
     取っ手や開閉部分は手垢がつきやすく、ベタついていることも。
     アルコールスプレーで仕上げれば、除菌・消臭にも◎。
     冷蔵庫の上もホコリがたまりやすいので、脚立や踏み台を使って一気に掃除しましょう。

  5. 棚を戻し、食品を整理して戻す
     すべてのパーツが乾いたら、元通りにセット。
     このタイミングで収納を見直すと、次の掃除がラクになります。
     「ジャンル別」「家族別」など、わかりやすい収納ルールを決めると使いやすさが一段とアップ!
     取り出しやすく、見た目も整っていれば、自然とキレイを保てるようになります。

この順番で掃除を進めると、「あ、ここ先にやっとけばよかった…」という後悔がぐっと減ります。
とくに「棚やドアポケットの外し忘れ」は、初心者にありがちな落とし穴。
あらかじめ流れを頭に入れておくだけで、心にも時間にもゆとりが生まれますよ。

ステップごとの詳しいやり方とコツ

ここからは、冷蔵庫掃除の各ステップをより詳しく解説していきます。
なんとなくやっていた掃除も、ちょっとした工夫ひとつで驚くほど効率アップしますよ。

1. 食品をすべて取り出す

最初にやるべきは、冷蔵庫の中身をすべて取り出すこと。
とくに奥の方は「いつ買ったっけ?」という食品や、存在すら忘れていた調味料が眠っていることも。

私はこの作業を「発掘タイム」と呼んで楽しむようにしています(笑)
このとき、

  • 「今使っているもの」

  • 「期限切れまたは状態が怪しいもの」

  • 「使う予定がなく、忘れていたもの」

に分類すると、そのあとの作業もスムーズです。

子どもと一緒に「これ、使える?使えない?」とクイズ形式で進めると大盛り上がり!
ただの掃除が、ちょっとした食育や片づけ練習にもなります。

2. 棚やドアポケットを外して洗う

パーツを取り外せるタイプの冷蔵庫なら、できるだけすべて外して洗いましょう。
ドアポケットや棚板、卵ケースなど、外れるものはすべてシンクへ。

中性洗剤とスポンジで優しくこすり洗い。
つけ置きすると、ぬめりやベタつきもスルッと落ちてラクです。

ここでの救世主が「メラミンスポンジ」!
力を入れずに汚れが落ちるので、時短にもなり、指や手首も疲れません。
ただし、傷がつきやすい素材もあるので、軽くなでるように使うのがポイントです。

洗ったあとは、水気をしっかり拭き取って自然乾燥させるのを忘れずに。
水分が残っていると、カビや臭いの原因になるので注意です。

3. 冷蔵庫内を拭く

棚やポケットを外したら、いよいよ本体の中を拭き掃除。

まずは、中性洗剤を薄めたぬるま湯を使って全体を拭きます。
その後、アルコールスプレーを使って除菌&消臭すれば、気になるニオイもスッキリ!

とくに注意したいのが「ドアのパッキン」と「四隅のすき間」。
食材のカスや汁がたまりやすい場所なので、綿棒や古布を使ってしっかり拭き取ります。

また、野菜室やチルド室の底には、見えない水分が溜まっていることもあるので、乾拭きでしっかり仕上げましょう。

4. 外側もしっかりキレイに

意外と後回しにされがちな外側の掃除。
でも実はここ、かなり汚れています。特に取っ手や子どもが触る部分は手垢や汚れがベッタリ…。

まずは中性洗剤でサッと拭き、仕上げにアルコールスプレーでピカピカに。

「なんとなくベタつく」が解消されると、冷蔵庫全体が新品のように感じられます。

さらに忘れがちなのが冷蔵庫の上。
ここはホコリと油が混ざって、ネバネバ汚れになっていることも。
脚立を使って拭き掃除し、必要がなければ物はなるべく置かないようにしています。

5. 食品を戻す&収納の工夫

掃除が終わったら、いよいよ食品を戻す作業へ。
ここでただ元通りにするのではなく、収納方法を見直すだけで、次の掃除の手間が大きく減ります。

私はこんなふうに分類しています。

  • 朝食セット(牛乳・パン・ジャムなど)

  • 調味料ゾーン

  • 作り置き&おかずエリア

  • おやつ&飲み物コーナー(子ども用)

100均の収納ボックスを使うと、中が散らかりにくく見た目もスッキリ。
ラベリングしておくと、家族もどこに何があるか分かりやすく、整理が長続きします。

また、よく使うものは「目の高さ」に置く、賞味期限の近いものは手前にする、などのルールを決めておくと、食材ロスも減りますよ。

わが家で試してよかった収納アイデア

せっかく冷蔵庫をきれいに掃除したら、その状態を少しでもキープしたいもの。
私が試してきた中で、「これはよかった!」と感じた収納の工夫をいくつかご紹介します。
ちょっとした配置やルールを変えるだけで、毎日の使いやすさがぐんと変わります。

よく使うものは「ゴールデンゾーン」に

冷蔵庫の中でも、「目の高さ〜胸の高さ」にある棚は、もっとも使いやすい場所
この位置を「ゴールデンゾーン」と呼んで、ここには使用頻度の高いものを置くようにしています。

たとえば、

  • 牛乳やヨーグルト、卵などの毎朝使う食品

  • よく使う調味料やドレッシング

  • 子どものおやつや麦茶のボトル

など。
取り出すたびにかがんだり、探したりする手間がなくなるだけで、日々のストレスがかなり減りました。

特に便利だったのが、子どもの目線に合わせた配置。
麦茶やゼリー、おやつを子どもが自分で取れる場所に置くようにしたら、「ママー取ってー!」が減って、お互いにラクに。
「自分のことは自分で」という小さな自立にもつながったのが嬉しいポイントでした。

詰め込みすぎないルール

以前の私は、買いだめしたものをとにかく詰め込むタイプでした。
でも、「冷蔵庫にモノがぎっしり=安心」と思い込んでいた結果、食材の把握ができず、賞味期限切れが続出…。

そんなときに知ったのが、「入れすぎると冷気の通りが悪くなって、冷えムラや劣化の原因になる」という事実。
それ以来、あえて余白をつくる収納に切り替えました。

  • 各段の中に“空きスペース”をひとつ設ける

  • 週に一度は「一段まるごと空にする日」をつくる

  • 「冷蔵庫整理DAY」を買い物の前日に設定

こうした小さなルールを取り入れるだけで、冷蔵庫の中がスッキリと保てるように。
「今あるもので何が作れるかな?」と考える習慣もついて、買いすぎや食品ロスも減りました。

冷蔵庫の中が整っていると、開けたときに気分も整います。
「収納の正解」は家庭によって違うけれど、自分の生活スタイルに合った使い方を見つけることが、キレイを保ついちばんの近道だと感じています。

掃除の頻度はどれくらいが理想?

冷蔵庫掃除って、「やらなきゃ」とは思っていても、ついつい後回しになりがちですよね。
私もかつては、年末の大掃除まで見て見ぬふり…なんてこともありました。

でも、あるとき「いつも使う場所こそ、日常的に整っていた方がラク」と気づいてからは、がんばりすぎない掃除の習慣を取り入れるようになりました。

毎週完璧に!なんて目指さなくていいんです。
気づいたときに、ちょこちょこ手を入れられる仕組みを作ることが、長続きのコツです。

私が実践している掃除スケジュール

毎日の生活に取り入れやすいよう、我が家ではこんなふうに分けて掃除しています。

月1回|全出し+しっかり掃除(フルコース)
このときは、冷蔵庫の中を全部出して、棚も外して、徹底的に掃除。
今回この記事で紹介している「基本の手順」をまるごと実践するタイミングです。

食材の在庫確認や整理も兼ねてできるので、月末や買い出し前のタイミングにやると効率的。

週1回|期限チェック&軽い拭き掃除
週末や献立を立てるタイミングで、ささっと冷蔵庫内をチェック。
賞味期限切れの調味料がないか?奥に放置された食材はないか?を確認します。

ついでに、汚れや水分が気になる場所をキッチンペーパーでひと拭きするだけでも、「清潔感」が全然違います。

毎日|“こぼれたらすぐ”のリセット習慣
子どもが飲み物をこぼしたり、パックから汁が出たり…
小さな汚れはその場で拭くことで、頑固な汚れに育つのを防げます。

「気づいたときにすぐ拭く」が習慣になると、そもそも汚れがたまりにくくなります。

これくらいの緩やかなペースでも、冷蔵庫はかなりキレイに保てます。
完璧主義だと、「今日は無理…」と感じた瞬間にやる気がゼロになるもの。

だから私は、「できるときに、できるぶんだけやる」でOK!というマイルールをつくりました。
育児や仕事で忙しい毎日だからこそ、「ゆるく続ける」ことを大切にしたいですね。

子どもと一緒にできる!楽しい冷蔵庫掃除の工夫

正直、大人だって掃除は面倒なもの。ましてや子どもにとっては、退屈で地味な作業に見えてしまいがちです。
でも、ちょっとした工夫を加えるだけで、掃除が「楽しいイベント」になることもあるんです。

「手伝って!」じゃなく、「一緒にゲームしよう!」と誘うことで、家族みんなで笑顔の時間に変わります。

「宝探しゲーム」形式にしてみる

まずおすすめなのが、冷蔵庫の中身をチェックする作業を“宝探し”に変えること。

たとえば、

  • 賞味期限が切れているものを見つけたら1ポイント

  • 開封したのに使っていない調味料を見つけたら2ポイント

  • 変わった名前の食品を見つけたらボーナス

など、ポイント制にして競い合うのも盛り上がります。

うちでは「期限切れおばけを探せ!」という名前で遊んでいます(笑)
「このおばけは去年の5月から住みついてた!」なんて言いながら、子どももキャッキャと探してくれます。

ゲーム感覚にするだけで、イヤイヤだったお手伝いが、一気にワクワクする時間に変わるんです。

お手伝い後は一緒におやつタイム

そしてもうひとつ大切なのが、「楽しい終わり方」。
頑張ったあとは、必ず一緒におやつタイムを設けるようにしています。

「キレイにできたね〜!」「ママ助かったよ、ありがとう」と声をかけながら、
冷蔵庫から取り出したゼリーや果物を一緒に食べると、子どもにとって“掃除=楽しい時間”という記憶が残るようになります。

また、「次の掃除のときもやる!」と自ら言ってくれるようになることも。

お手伝いの内容よりも、「関わったことに対してポジティブな感情が残ること」の方が大事だと感じています。
そうすることで、日常の中で自然と“暮らしを整える力”が育っていくように思います。

まとめ|冷蔵庫掃除は「暮らしを整える」第一歩

冷蔵庫を開けるたびにスッキリしていると、なんだか気持ちまで整います。
毎日使う場所だからこそ、ほんのひと手間で大きな満足感が得られる場所

「大掃除のときだけ」ではなく、月1回だけでもいいから、自分なりのペースで続けてみてください。
家族みんなが使いやすい冷蔵庫、きっとそれだけで暮らしが少しラクになりますよ。