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子どもと買い物が楽になる!イライラしないためのコツ

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「ちょっと買い物に行くだけなのに、なんでこんなに大変なんだろう…」

子どもと一緒にスーパーやドラッグストアに行くと、思いがけず時間がかかったり、ぐずってしまったり、こちらの心に余裕がなくなることもありますよね。私自身、何度も「今日はやめておけばよかった」と思ったことがあります。

でも、少しの工夫で驚くほどスムーズに買い物できるようになりました。この記事では、わが家で実践して効果があった「子どもとの買い物のコツ」をご紹介します。親も子もストレスを減らして、楽しいお出かけ時間に変えていきましょう。

子どもと買い物、なぜ大変なの?

親が買いたいものと、子どもが気になるものは違う

スーパーに入ったとたん、「あれ見たい!」「これ買って!」と指差す声が止まらない…そんな経験、ありませんか?
こちらは冷蔵庫の中身を思い浮かべながら、「牛乳と卵と野菜だけ買ってサッと帰ろう」と考えているのに、子どもはまったく別の世界に夢中。お菓子の棚にくぎ付けになったり、カラフルなパッケージやキャラクター商品に反応したりと、買い物のたびに寄り道だらけになります。

親の“効率”と、子どもの“楽しさ”がすれ違うと、買い物が思わぬストレスの場になってしまうんですよね。
特に急いでいるときや、下の子を抱っこしているときなんかは、ついイライラしてしまいがち。それが子どもにも伝わって、ますます機嫌が悪くなる…という悪循環に陥ることも。

「早くして」「戻ってきて」「今日は買わないって言ったよね」——そう繰り返していると、親もぐったり。
でも、子どもにしてみれば、買い物は“冒険”や“遊び場”のような感覚なんだと思います。

長時間歩き回ると、集中力が切れる

買い物って、想像以上に体力を使います。
特に子どもは、「歩く→止まる→見る→待つ」を何度も繰り返すだけで、かなり疲れてしまいます。
大人は「ちょっとだけの買い物」と思っていても、子どもにとっては“長時間のおでかけ”。そのうえ、目的や流れがわからないままだと、「何をしてるの?」「まだ?」と集中力も限界に…。

気づけば、「抱っこ〜」「もうイヤ〜」「歩きたくない〜」の連続。カートに乗せてもすぐ降りたがったり、眠たくなってぐずりだしたり。
特に夕方やお昼寝の前後は、体力の消耗がピークに近いタイミングでもあるので、機嫌の変化にも要注意です。

だからこそ、買い物のボリュームや所要時間を事前にイメージして、サクッと済ませる日と“付き合える日”を分けることが大切だと感じました。
「今日は時間があるからゆっくり一緒に」「今日は急ぎだから一人で」——そんな風に、親側も選択できると心がラクになりますよ。

事前の準備が、買い物の成功を左右する

一緒に「買い物メモ」を作っておく

わが家では、買い物に出かける前に子どもと一緒に「今日買うものリスト」を作るのが習慣になっています。といっても、きちんと書き出す日もあれば、「今日は何を買うんだっけ?」と口頭で確認するだけの日も。

たとえば、「今日はカレーを作るから、にんじんとじゃがいもとお肉を買うよ」と伝えると、「にんじん!にんじん探す〜!」と、子ども自身が“お手伝いモード”に切り替わってくれることが多いんです。

「にんじんどこ?」「あったよー!」と、売り場で一緒に探してくれるだけで、親も気持ちが軽くなりますし、子どもも「自分が役に立ってる」と実感できるみたいです。

買い物の内容を“自分ごと”として共有しておくことで、目的のないグズグズタイムがぐっと減りました。
ただ「静かにしてね」「早く歩いて」よりも、「にんじん見つけたら教えてくれる?」のほうが、ずっとスムーズに動いてくれるのが面白いところです。

お約束ルールを決めておく

もうひとつ、わが家で大事にしているのが「お約束タイム」。出かける前に、「お菓子は1個だけ」「おもちゃは今日は見るだけ」「走らない」「大きな声は出さない」など、事前にルールを一緒に決めておくようにしています。

もちろん、最初はうまくいきませんでした。「わかった〜!」と笑顔で出かけたのに、いざ店内では「やっぱり2個ほしい!」「見るだけじゃイヤ!」と泣いてしまうことも。

でも、怒らずに「お約束どうだったかな?」「さっき決めたよね」と一緒に“思い出す”形にすると、子どもも納得しやすくなりました。

何度も繰り返すうちに、買い物前のやりとりが少しずつ身について、今では自分から「今日はお菓子1個だけ?」と確認してくれる日もあります。

“その場で注意する”より、“出かける前に確認する”方が、気持ちに余裕が持てる
これが、買い物のストレスを大きく減らすカギなんだと実感しています。

お店でのちょっとした工夫

子どもに“お仕事”をお願いする

子どもって、「お願いごと」や「お手伝い」が大好きですよね。わが家では、買い物中にも積極的に“お仕事”を頼むようにしています。

たとえば、「カート押してくれる?」「このバナナ、かごに入れてくれる?」といった簡単な役割をお願いするだけで、子どもの表情がパッと変わってやる気モードに
最初はふざけてカートを暴走させたり、商品を落としそうになったりすることもありましたが、「これを任せられるくらいお兄ちゃん(お姉ちゃん)になったんだよ」と伝えると、びっくりするくらい慎重に動いてくれるようになりました。

“自分もこの買い物に関わっている”という実感が持てることで、ただ付いてくるだけの時間ではなくなり、グズグズや「まだ〜?」が激減しました。

ときどき、「これはママがやるね」と伝えると、「ぼくもやる!」とさらに張り切ることも(笑)。もちろん、お願いする内容は周囲に迷惑がかからない範囲で、安全第一を意識して工夫しています。

一緒に商品を探す“ゲーム感覚”も効果的

もうひとつ、買い物がスムーズになる工夫が「探しものゲーム」。
「今日は牛乳を探す係お願いね!」「卵ってパックに何が描いてあるかな?鶏のマークかな?」など、ちょっとしたクイズのようなやりとりを交えるだけで、子どもがぐっと集中して店内を歩いてくれます。

特に、毎回決まって買うものはすぐに覚えるようで、「牛乳はあっち!」「ヨーグルトはここの棚だよ!」と得意げに教えてくれるようになりました。

子どもが“できた!”と感じる瞬間を作ってあげることで、買い物が苦痛ではなく、ちょっとした冒険やチャレンジの時間に変わっていきます。

ときどき「今日はにんじんが特売になってるかな?」「パンのコーナーはどこにあるんだったっけ?」など、少し難しめの質問を出すと、「ぼくが見つける!」と目を輝かせて走り出すことも。

もちろん安全面には注意しながらですが、子どもが“主体的に”買い物に参加できると、親のイライラも本当に減ります。買い物=親のタスクではなく、「一緒にやる活動」として共有できるようになると、ぐっと楽になると感じています。

買い物中のトラブル、どう乗り越える?

ぐずったときは「一度立ち止まる」

買い物中、突然子どもが立ち止まって動かなくなったり、泣き出してしまったりすることって、よくありますよね。
特にレジ前や混雑した通路だと、「早くして…!」「今じゃなくていいから!」と焦る気持ちがこみあげてきます。

でも、そんなときこそ、いったん深呼吸して“止まる勇気”を持つことが大事だと感じています。
子どもがぐずったとき、「今なにがしんどいのかな?」と目線を下げてみると、意外とシンプルな理由だったりするんです。

「眠たい」「おなかすいた」「暑い」「おやつコーナーが通り過ぎた」…そんな“小さな理由”に気づくだけで、「ああ、だからか」と親のイライラも少し和らぎます。

私は最近、「立ち止まって目を見て話す」ようにしています。子どもが“ちゃんと見てもらえてる”と感じるだけで、落ち着いてくれることも多いんですよね。

また、状況によっては「今日はここでおしまいにしようか」と、買い物を途中で切り上げる選択をすることもあります。
もちろん予定通りにはいきませんが、無理して続けるより、“また来ようね”と前向きに終われる方が、次につながる気がしています。

「お楽しみ」を用意しておく

わが家で取り入れてよかったと思っているのが、“買い物後のお楽しみタイム”です。
たとえば、「終わったら公園に行こうね」「帰りにジュースを買おうね」といった“ごほうび”ではなく、“楽しい予定”を一緒に決めておくだけで、子どものやる気がグッと上がるのを感じます。

ポイントは、「言うことを聞いたら○○してあげる」という条件付きのごほうびではなく、“買い物の流れの一部として楽しみを伝える”こと。

「スーパーのあとは、広場で走ろうね」「図書館に寄って絵本読もうか」など、子どもにとって心が動く予定を一緒に作ることで、「早く終わらせよう!」と自分から動いてくれることもあります。

特に「頑張ったらいいことがある」とわかっていると、いつもよりも落ち着いて行動してくれることが多く、親としても気持ちが軽くなりました。

ちょっとした“楽しみ”の存在が、買い物を乗り越える原動力になる——これは、何度も助けられたわが家の実感です。

帰ってからのフォローも忘れずに

「ありがとう」と声をかける

買い物が無事に終わって帰宅すると、つい「ふぅ〜疲れた」と気が抜けてしまいがち。でも、そんなときこそ、子どもに対しての声かけを大事にしたいなと意識するようになりました。

「カート押してくれて助かったよ」「バナナ、上手に取れたね」「今日は静かに歩けてえらかったね」——そうやって、“できたこと”を具体的に伝えると、子ども自身の満足感や自信にもつながっていくのがわかります。

もちろん、途中でちょっとぐずったり、思い通りに動けなかったりする場面もあるけれど、あえてそこはスルー。
「今日はこれができたよね」と“良かったこと”にフォーカスするだけで、次に行くときの気持ちがぐっと前向きになるんです。

小さな「ありがとう」の積み重ねは、子どもにとっても「自分は家族の役に立ってる」「がんばったら認めてもらえる」という実感につながるようで、それがまた次の行動に良い影響を与えてくれると感じています。

次に活かせる「ふりかえりタイム」

買い物のあと、リラックスしたタイミングで、「今日どうだった?」「どの野菜がいちばん楽しかった?」など、ちょっとした“ふりかえり”をしています。

ときには、「お菓子の前で泣いちゃったね。でも、最後は切り替えられてえらかったよね」と一緒に振り返ったり、「今度は卵をそーっと持ってもらおうかな?」と、次回の“お仕事”を相談することも。

このふりかえりタイムがあるだけで、買い物が“ただの用事”から“親子の成長のきっかけ”に変わっていく感覚があるんです。

そして、終わり方はなるべくポジティブに。「今日はよくがんばったね」「一緒に行けて楽しかったよ」と伝えるだけで、「また行きたい!」と言ってくれることもあります。

反省ももちろん大事だけれど、「できたね」「またやってみようか」と声をかけることで、子どもの“やる気スイッチ”が自然と入るようになってきました。

わが家では、この“帰ってからのひとこと”が、次回の買い物をうまく進めるための大切なステップになっています。

まとめ|子どもと買い物は“育ちのチャンス”になる

子どもとの買い物は、最初は大変なことの連続でした。でも、ひとつずつ工夫していくうちに、「親子で一緒に成長できる時間」に変わっていったように思います。

小さな役割を持たせたり、ルールを一緒に作ったり、ゲーム感覚で関わったり。すべてがうまくいくわけではないけれど、「また一緒に行こうね」と言ってくれるだけで、ちょっと報われた気持ちになります。

忙しい毎日の中でも、無理せずできることから取り入れて、親子で心地よい買い物時間をつくっていきましょう。