忙しい日の買い物、買い忘れにイライラしていませんか?
「夕飯はカレーにしよう!」と決めて買い物に出たのに、肝心のカレールウを買い忘れていた…。そんな経験、ありませんか?
私は何度もあります。小さな子どもを連れての買い物は、それだけでひと仕事。帰宅後に「あっ、あれ買ってない!」と気づいたときのガッカリ感といったら…。
そんな私がたどり着いたのが、“買い物メモ”の活用です。ただ書くだけじゃない、ちょっとした工夫で「うっかりミス」を減らせるんだと実感しています。
この記事では、私自身が試行錯誤して見つけた買い物メモの上手な使い方を、実例やアイデアを交えてご紹介します。日々の買い物を少しでもスムーズにしたい方の参考になれば嬉しいです。
目次
買い物メモ、どうして必要?

忙しさでうっかりが増える日常
子どもがいると、買い物は“集中して済ませたい”と思っていても、なかなか思い通りには進まないものですよね。
「ママ、あのお菓子買って〜」「トイレ行きたい」「カート乗りたくない」「早く帰ろうよ」…。店内では常に話しかけられたり、注意が必要だったりで、買い物どころじゃなくなってしまうこともしばしば。
実際、私は買い物中に何を買いに来たのか分からなくなることが何度もありました。頭の中で「アレとコレと…」と覚えていても、店に着いた瞬間に子どものペースに飲み込まれて忘れてしまう。
そして帰宅後、冷蔵庫を開けて「あ、牛乳買い忘れた…」とがっくり。
特に夕方の買い物は、仕事帰りやお迎えの後で時間との勝負。バタバタのなかでの“うっかり”は、本当に避けたいですよね。
買い忘れは意外と家計に響く
「ひとつ買い忘れただけ」と思いがちですが、その影響は案外大きいんです。
たとえば、牛乳を買い忘れたことで翌朝また買い物に行くことになったり、帰りにコンビニに寄って余計なものまで買ってしまったり…。
再来店にかかる時間やガソリン代はもちろん、気づかないうちに出費が増えていることも多いです。
さらに、「あれがないから、今日は簡単に外食で済まそうか…」となれば、予定外の出費が一気に膨らむことも。
また、代用品としていつもより高い商品を選んでしまったり、“とりあえず買っておく”が重なって在庫をムダにするケースもあります。
こうして見ると、たった一つの買い忘れが、手間や時間、そしてお金にも影響を与えていることがわかります。
だからこそ、事前のメモがとても大事なんだと、私自身も実感するようになりました。
わが家の買い物メモ事情

昔は「なんとなく頭の中」で管理していた
以前の私は、買い物メモなんて「面倒だし、だいたい覚えてるから平気でしょ」と思っていました。
朝、冷蔵庫を開けながら「今日は牛乳がなかったな、あとトイレットペーパーも減ってたような…」と、なんとなく頭の中でリストアップして、そのままスーパーへ。
でも、買い物中は「何か足りない気がするけど、なんだったっけ?」とモヤモヤ。結局帰宅してから「あ!あれ買い忘れてた!」と気づいて落ち込む、というのを何度も繰り返していました。
しかも、忘れたものが料理に必要な食材だったりすると、その日のメニューを変更する羽目になったり、家族に「なんでないの?」と言われて気まずくなったり…。
“覚えてるつもり”は意外と当てにならないと痛感しました。
「メモすればいいんだろうな…」とは思っていたものの、紙を用意したり、アプリを開いたりするのがとにかく面倒に感じて、なかなか習慣にできなかったんです。
試行錯誤してたどり着いた“自分に合った方法”
そんな私が本気で「買い物メモを活用しよう」と思うようになったのは、子どもが生まれてからのことでした。
ベビーカーを押しながらの買い物は、ただでさえ体力を使うし、途中で「あれ買い忘れた!」と気づいても、もう一度スーパーに戻る余裕なんてない。
それに、必要なものを忘れて家事が止まってしまうと、時間と気力がごっそり奪われる感覚もありました。
「もう買い忘れで振り回されたくない…」そんな思いから、ようやく本気でメモと向き合うようになったんです。
まずは冷蔵庫の横に紙を貼って、思いついたときに書き込むスタイルを試しました。でも紙だと持っていくのを忘れたり、ぐしゃぐしゃになって読めなかったり…。
次はスマホのメモアプリに変えてみたけど、入力が面倒で続かず断念。他にも、付箋やホワイトボード、買い物アプリなどをいろいろ試してみて、
「私にとって一番ストレスなく、しかも忘れずに続けられる方法」をようやく見つけることができました。
今では、“家族で共有できるボード+当日のチェック用スマホメモ”のハイブリッドスタイルに落ち着いています。
完璧じゃなくても、自分に合ったやり方ならちゃんと続けられると実感しています。
買い物メモの作り方|わが家のルール

1. リストは“用途別”にグループ分け
買い物メモに「牛乳、トイレットペーパー、カレー粉、パン、洗剤」と、思いついた順にバラバラに書いていませんか?
実はこれ、お店の中を行ったり来たりする原因になっていることが多いんです。
私は以前、メモを見ながら「あ、洗剤忘れてた!」と再び日用品売り場に戻ったり、「あれ?この辺でパンってどこだっけ?」とウロウロすることがよくありました。
でも、買うものを「食品」「日用品」「ストック補充」などジャンルでグループ分けするようにしたら、店内での迷子時間が激減。
お店の配置ってある程度ジャンルごとに固まっているので、エリアごとにサッと済ませてレジへ向かえるんです。
とくに子どもを連れていると、滞在時間を短くしたいので、この分け方はかなり時短になっています。
2. 冷蔵庫に「仮メモスペース」をつくる
買い物メモって、出かける前に「よし、書こう!」と思っても、肝心なときに思い出せなかったりしますよね。
そこで私が始めたのが、冷蔵庫横に「仮メモスペース」をつくることでした。
100円ショップで買った小さなホワイトボードを貼り付けて、「なくなりそう」と思ったときにすぐ書く。“その場で記録する”というのがポイントです。
さらにこの方法のいいところは、家族も自由に書き込めるという点。
「ママ、ケチャップなくなったよ」「トイレットペーパーもうすぐないかも」と、子どもや夫が自発的に書いてくれるようになって、私一人の負担も軽減。
家族みんなで家事をシェアしている実感も得られて、自然とチームワークが生まれるようになりました。
3. メモは出発前に“チェック形式”に仕上げる
冷蔵庫のホワイトボードに書き込んだメモは、出かける前にスマホのアプリに転記します。
私が使っているのは、チェック機能付きのメモアプリ(Google Keepなど)。一つずつチェックを入れながら買い物ができるので、効率がぐんとアップします。
紙のメモだとペンを持ちながらになってしまって、子連れで片手がふさがっているときには不便。その点、スマホなら片手でチェックできるし、音声入力も可能で便利です。
さらに、メモが完了したときの「全部チェックが入った!」という達成感が地味にうれしい(笑)。
買い物のストレスが減るだけでなく、ちょっとした満足感も味わえるのがこのスタイルの魅力です。
こうした流れをルーティンにすることで、「あれ買ったっけ?」「まだ何かあったような…」と悩む時間もなくなり、買い物がだいぶスムーズになりました。
スマホ・紙・ボード…あなたに合うツールは?

買い物メモとひとくちに言っても、その方法は人それぞれ。
どんなツールが自分にとって使いやすいかを見つけることが、“続けられるコツ”になります。
スマホ派|メモアプリ&買い物専用アプリが便利
スマホを日常的に使っている人なら、メモアプリは強い味方。
私は「Google Keep」や「買い物リストアプリ」「リマインくん」などを使ったことがありますが、中でも便利なのが“チェックリスト機能付き”のアプリ。
買い物リストを入力しておけば、レジに向かうまでにタップでチェックできるので、紙を取り出す手間もなし。
また、手がふさがっているときでも、音声入力でサッと登録できるのが大きなメリットです。
「キッチンで手が汚れてるけど、買い足しメモを入れたい」と思ったとき、
「OK Google、買い物メモに“だしパック”って入れて」と話しかければすぐ記録完了。
忙しいママの“ながら作業”にフィットするのが、スマホメモの良さだと感じています。
紙派|レシート貼り付けや冷蔵庫貼りで家族と共有
スマホよりも紙のメモがしっくりくる…という方もいますよね。
私のママ友にも「やっぱり紙が一番落ち着く」という人が多いです。
特におすすめなのが、冷蔵庫に貼れるマグネット式のメモパッド。
「買いたいものができたらすぐ書く」を習慣にしやすく、子どもやパパも気づいたときに一緒に書いてくれるようになります。
子どもが「あれないよ!」と言ってきたときに、「じゃあここに書いといて〜」と渡せば、ちょっとしたお手伝い気分で楽しくメモしてくれたりも。
また、過去のレシートを貼って、「あ、このとき買ったな」と見返せるようにしておくのも、在庫管理や献立の参考になるのでおすすめです。
両方使い派|下書きは紙→当日はスマホで
私が最終的にたどり着いたのがこのスタイル。
普段は冷蔵庫に貼ったホワイトボードに家族で思いついたことを書き込み、買い物当日にそれをスマホのチェックリストに転記するという方法です。
このやり方だと、
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家族と共有しながら抜け漏れが減る
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スマホチェックで買い物中の手間も省ける
という両方のメリットが得られます。
特に「家では紙で、外ではスマホ」という流れが自然なので、どちらか一方だけだとうまくいかなかった人にも試してほしいです。
自分の性格やライフスタイルに合った組み合わせが一番大事なんだと、私もようやく気づきました。
いろいろ試してみて「これなら続けられる!」と思えるツールを見つけてみてください。
買い物メモは、習慣化できたときにこそ“真の時短&家計サポート”になってくれます。
忘れやすいアイテムこそ“テンプレ化”がおすすめ

買い物リストの“定番化”で漏れ防止
買い物に出かけるたびに「今回は何が必要だっけ?」と考えていると、どうしても毎回よく使うアイテムを見落としがちになりますよね。
私の場合、特に忘れやすかったのが「パン」「卵」「ラップ」など、日常で当たり前のように使っている消耗品たち。
逆に、特別な料理の材料やイベント時の買い物はしっかり覚えているのに、いつも使っているものほど忘れてしまう不思議…。
そこで始めたのが、「定番アイテムリスト」をあらかじめ作っておくこと。
いわば「買い物のテンプレート」です。
リストには、次のようなカテゴリーで分けて書いています。
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食品:パン、卵、牛乳、納豆、バナナ
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日用品:ラップ、ティッシュ、洗剤、トイレットペーパー
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ストック:乾麺、冷凍食品、缶詰など
このテンプレを冷蔵庫の横に貼っておき、メモを作るときに必ず一度見返すことで、「あ、もうすぐ卵なくなるな」と気づけるように。
結果的に、買い忘れによる二度手間や急な外食も激減しました。
また、テンプレは一度作ればずっと使えるので、考える時間も減り、買い物準備のストレスもぐっと軽くなりました。
食材管理アプリで在庫チェックも効率化
最近は便利な食材管理アプリもたくさん登場しています。
私は以前は「冷蔵庫を開けて在庫確認」していたのですが、それが面倒で適当に判断してしまい、「あると思ったらなかった」「まだあったのに買っちゃった」という失敗が何度も…。
そんなときに試してよかったのが、食材の在庫や賞味期限を記録できるアプリの活用です。
たとえば「リミッター」や「食品管理くん」など、スマホで冷蔵庫の中身を見える化できるものは、ストック把握が苦手な私にもぴったりでした。
特にありがたかったのが、賞味期限が近づいた食材を通知してくれる機能。
「そろそろ使わないと」と思えるので、無駄なく使い切る意識も自然と高まります。
そして、アプリ内の在庫情報を見ながら買い物メモを作れば、「まだあるのに重複して買う」失敗もかなり減らせます。
もちろん、すべてをきっちり登録しなくても大丈夫。
自分のよく使う食材だけでも管理しておくと、買い物の質がグッと上がるなと実感しています。
テンプレとアプリのダブル使いで、私の“うっかり買い忘れ”はかなり改善しました。
子どもと一緒でも“買い物の質”を上げるコツ

買い物メモで「お手伝い係」をつくる
子どもを連れての買い物は、どうしても“時間との戦い”になりますよね。
でも、ただ連れていくだけではなく、「一緒に買い物を進める仲間」として巻き込むことで、驚くほどスムーズになることがあります。
わが家でよくやっているのが、「お手伝い係」制度。
たとえば、買い物メモを見せながら「この中から“牛乳”を見つけてくれる?」とお願いすると、子どもの集中力とやる気が一気にアップします。
「ママと一緒に探す」「見つけたらチェックをつける」など、ちょっとした役割を持たせるだけで、グズグズが減って、買い物が驚くほどラクになりました。
私たちはこの遊びを“おつかいごっこ”と呼んでいます。
「今日は〇〇係だよ〜」「パン探しの名人さんお願いね」と声をかけると、ゲーム感覚で買い物を楽しんでくれるようになりました。
もちろん全部任せるのは難しいけれど、「できるところだけ参加させる」ことがポイント。
買い物時間が親子の楽しいコミュニケーションにもなるので、ちょっとした工夫でメリットが倍増します。
メモに“絵やシール”をつけるのも◎
まだ文字が読めない年齢の子どもには、視覚的にわかりやすい工夫がとても効果的です。
たとえば、牛乳にはコップの絵、バナナにはバナナのイラスト、洗剤には泡のマークなどを描いておくと、
「これはバナナ!」「これはママの洗うやつだよね」と、子ども自身が“気づいて動ける”ようになります。
最近は、イラスト付きの買い物メモカードや、シールを貼って使える専用ノートなども販売されているので、それを活用するのもおすすめ。
100円ショップでも可愛いシールやスタンプがたくさん手に入ります。
「どれを貼る?」「今日は何をお手伝いしたい?」と子どもと相談しながらメモを作れば、準備の段階からワクワク気分が始まります。
また、こうした工夫を通して、“自分で考えて動く力”が自然と育つのも嬉しいポイント。
小さなことでも「やってくれた」「助かった」と感謝の声をかけると、さらにやる気を見せてくれるようになります。
親だけで頑張らなくても、子どもと一緒に家事を楽しむことはできる。
買い物メモは、そんな気づきをくれたアイテムのひとつです。
まとめ|買い物メモで“段取り上手”になれる!
買い物メモは、ただの「メモ」ではありません。
うっかりミスを防ぐだけでなく、家事の流れ全体をスムーズにしてくれる強い味方です。
毎日の買い物がラクになれば、そのぶん子どもと過ごす時間や自分のリラックス時間も増やせます。「どうせ続かないかも」と思っていた私でも、ちょっとした工夫で自然と習慣になりました。
「なんとなくやっている買い物」にこそ、メモの力を。
あなたも今日から、“買い物メモ”はじめてみませんか?