ハーフバースデー 飾り付けを100均で!初心者でも映える写真の作り方完全ガイド

わが家でもハーフバースデーを迎えたとき、「かわいい写真を残したいけど、飾り付けにそこまで時間も予算もかけられない…」と頭を抱えていました。SNSを見ると華やかな写真ばかりで、正直プレッシャーも感じてしまうんですよね。でも、実際にやってみると、100均アイテムだけでも十分かわいく仕上がることにびっくり。むしろ、工夫次第で“わが家らしい温かい雰囲気”が出せることに気づきました。
この記事では、私が実際に試してよかった飾り付けの流れや、用意したアイテム、撮影のコツをまとめています。同じように「できるだけ手軽に、でも写真映えは欲しい」という方の参考になれば嬉しいです。
目次
ハーフバースデーの飾り付けは“背景作り”が8割を決める

ハーフバースデーは、赤ちゃんが生まれて半年を迎える特別な節目です。せっかく写真を残すなら可愛く仕上げたいけれど、実際にやってみると「どこから手をつければいいの?」と迷うことも多いんですよね。私も初めて飾り付けをしたときは、なんとなく風船を膨らませて並べればそれらしくなるかなと思っていました。でも、いざ撮ってみると“思っていたより映えない写真”になってしまってがっくり…。そのとき気づいたのが、飾り付けの印象の8割は「背景の作り方」で決まるということでした。
背景づくりが大事な理由は、写真のほとんどの面積を占めるのが背景だからです。赤ちゃんの可愛い表情も、小物の配置も、背景が整っていれば自然とグッと引き立ちます。逆に背景がごちゃついていたり色味がバラバラだと、赤ちゃんが主役のはずなのに視線が散ってしまうこともあります。
背景のベース色を決める
背景選びの最初のステップは「色を1つ決めること」。白、アイボリー、くすみカラー、パステルなど、自宅の雰囲気に合わせてメイン色を決めるだけで一気に統一感が生まれます。私は白い壁を使ったので、インテリアとなじむようにゴールドとベージュを差し色にしました。これだけで柔らかくて温かい雰囲気になり、写真を見ても「あ、この色合わせは落ち着いていて好きだな」と感じられる仕上がりに。
色を決めるときのポイントは、主役である赤ちゃんの洋服とのバランスを見ること。背景が濃い色で服も濃い色だと埋もれてしまうし、逆に全部が白だと淡すぎてぼんやりした印象になります。洋服を事前に選べるなら、背景とのコントラストが生まれる色を意識するとより写真映えします。
壁に貼る位置は“赤ちゃんの目線より少し上”
飾りを貼る位置も、仕上がりに大きく影響します。高すぎるとせっかくのガーランドやバルーンが写真に写らず、低すぎると画角に入りすぎてゴチャゴチャした印象に。赤ちゃんを寝かせて撮る場合は、赤ちゃんの頭から10〜20cm上あたりがベストポジションでした。
このくらいの高さにすると、写真を撮ったときに背景の飾りがきれいに入りつつ、赤ちゃんの表情も主役としてしっかり映ります。私は最初、飾りを壁の上のほうに貼ってしまい、写真を撮ったらバルーンがまったく見えませんでした…。位置を変えただけで、同じ飾りでも写真の完成度が見違えるほど変わったので驚きました。
また、貼る位置は一度「仮置き」してから決めると失敗しにくいです。マスキングテープで軽く印をつけ、スマホで何枚か試し撮りしてみると、どこがいちばんバランスよく見えるかがよく分かります。
100均で揃う!飾り付けに使えるアイテムと選び方

ハーフバースデーの飾り付けは、セット品を買わなくても100均だけで十分映える仕上がりになります。私は最初ネットで豪華な飾りセットを見て迷いましたが、実際にダイソーとセリアを巡ってみると、「これだけで写真スタジオみたいに仕上がるかも?」とワクワクするほどアイテムがそろっていました。特に、色味を合わせて購入すると統一感が出て、全体がまとまりやすくなります。
100均で飾り付けを揃えるときのポイントは、
“主役アイテム”と“雰囲気を整える小物”の2種類をそろえること。
このバランスが取れると、手軽に写真映えする空間を作れます。
バルーン
100均バルーンは種類が豊富で、特に数字バルーン「1/2」は大人気。あるかどうかは店舗によりますが、見つけたら即買いレベルです。シルバー・ゴールド・ピンクから選べますが、ここは背景色に合わせると統一感が出ます。
白い壁 → ゴールドまたはベージュ寄りのカラー
くすみカラーの背景 → シルバーが馴染みやすい
女の子向けに可愛く → ピンクの数字バルーン
バルーンはサイズが大きいので、写真に写り込みやすく“主役アイテム”になってくれます。また、ヘリウム不要の壁貼りタイプなら扱いが簡単で、育児の合間でもすぐ飾れます。
ガーランド
ガーランドは背景に文字や動きをつけられるので、飾り付けの雰囲気を一気に決めてくれます。英字ガーランドやタッセルガーランドはそのまま貼るだけで可愛く、写真に写ったときのバランスも抜群。
私はフェルト素材のガーランドを選びました。紙製よりも柔らかい雰囲気が出て、赤ちゃんとの相性が良いんです。もしナチュラルインテリアが好きなら、生成り色や木製のガーランドを選ぶと統一感がアップします。
飾るときは、数字バルーンの上か少し斜めに配置すると動きが出て、写真がグッと華やかになります。まっすぐ貼るよりも、少し角度をつけたほうが“こなれ感”が出ておすすめです。
造花・フェイクグリーン
背景が少し寂しく感じるときに役立つのが造花やフェイクグリーン。床にラフに置くだけでも写真に立体感が生まれて、お祝いの雰囲気が一気にアップします。
季節によって使い分けると、赤ちゃんのハーフバースデーがより“季節の思い出”として残せて素敵です。
春夏 → グリーンや小花で明るく爽やか
秋冬 → ドライフラワー風やブラウン系で落ち着いたトーンに
私は床の左右にフェイクグリーンを置き、赤ちゃんの周りが自然に囲まれたように見えるよう工夫しました。余白が埋まりすぎず、ちょうどよいアクセントになります。
さらに、造花は光を反射して写真にやわらかい陰影を作ってくれることがあり、スタジオ風の仕上がりになるのもポイント。100円とは思えないクオリティに、毎回感心してしまいます。
わが家で実践した“簡単に映える”飾り付けの作り方

家庭によってスペースは違いますが、わが家はリビングの一角を「撮影コーナー」として使いました。ダイニングテーブルの横、いつもは観葉植物を置いている場所を一時的に片づけて、そこに飾り付けを集中させるイメージです。全部の部屋を飾ろうとせず、“ここだけはかわいく仕上げる場所”を一つ決めると一気にラクになります。忙しい育児の合間でも、30分〜1時間あれば十分形になる手順をまとめました。
STEP1:背景を整える
まずは背景づくりから。白い壁が使えるなら、そのままでも立派なスタジオ背景になります。コンセントやカレンダーが写り込みそうな場合は、一時的に外したり、ポスターなどで隠してしまうとスッキリ見えます。
壁紙が柄ものだったり、色が濃くてゴチャついてしまう場合は、セリアの大判リメイクシート(白系や薄いベージュ)を貼ると一気に“撮影用の壁”っぽくなります。全部の面に貼らなくても、撮影に写る範囲だけでOK。マステを下に貼ってからリメイクシートを重ねると、あとではがしやすく賃貸でも安心でした。
床が気になるときは、ラグやシーツを一枚敷くだけでも印象が変わります。私はアイボリーのラグを敷いて、赤ちゃんが寝転んでも安心なようにしました。
STEP2:主役アイテムを配置
次に、写真の“顔”になる主役アイテムを置きます。数字バルーン「1/2」や「HALF BIRTHDAY」のガーランドを、赤ちゃんが座る(または寝る)位置の真上〜少し上あたりにくるように調整しました。
ここで意識したのは、
ガーランドの文字が写真にしっかり読める高さか
数字バルーンと赤ちゃんの距離が近すぎず、離れすぎてもいないか
というポイントです。実際にスマホのカメラを構えながら、何枚か試し撮りして決めると失敗が少なくなります。私は一度貼ったあと、「ちょっと高かったかも?」となって貼り直したので、仮止めの段階で撮っておけばよかったなと感じました。
STEP3:周りに小物を散らす
主役アイテムが決まったら、その周りを小物で彩っていきます。造花やフェイクグリーン、星型バルーン、赤ちゃんの好きなぬいぐるみなどを、床や壁の空いている部分にバランスを見ながら置いていきました。
このとき、あえて左右対称にしすぎないのがポイント。片側にグリーン、反対側にぬいぐるみといった具合に、少しだけ“ラフ感”を残すと自然でこなれた雰囲気になります。足元には小さめのバルーンをコロコロと転がしておくと、写真に立体感が出て、赤ちゃんが触って遊ぶ様子も可愛く撮れました。
最後に、赤ちゃんを実際に座らせて、背景との距離感を微調整します。小物を一つ減らしてみたり、逆に足りないところに星バルーンを足してみたりと、数分の調整だけでだいぶ印象が変わります。「やりすぎかな?」と感じたら、一度小物を減らしてみると、ちょうどよい“映え具合”が見つかりやすいですよ。
撮影のコツ|スマホでも“プロっぽく”撮る方法

飾り付けが整っても、写真が暗かったりブレていたりすると「頑張ったのにもったいない…」と感じてしまいますよね。実は、スマホでも少し意識するだけで、仕上がりがぐっとプロっぽくなります。ここでは、私が実際にやって「これだけは外せない」と思ったポイントをまとめました。どれも特別な機材はいらず、その場で今すぐ試せるものばかりです。
自然光の近くで撮る
一番の基本は、自然光を味方につけること。窓の近くに飾り付けができるなら、そこを撮影場所にするのがベストです。特に午前中のやわらかい光は、赤ちゃんの肌をふんわりきれいに見せてくれます。
曇りの日でも、窓のそばなら十分な明るさがあります。カーテンをレースだけにして、直射日光が強いときは少しだけ閉めてあげると、影が強く出にくくなります。「部屋の電気をつける前に、まず窓際で撮る」くらいの感覚で自然光を優先すると、全体の雰囲気が一気に明るくなります。
逆光を避ける
赤ちゃんの背後に窓があると、いわゆる“逆光”になってしまい、顔が暗く写ったり、飾りが白く飛んでしまったりします。撮影するときは、窓を背にするのではなく、窓の光が横または斜め前から当たる位置に動いてみてください。
私は最初、背景の飾りを窓側にしたまま撮影してしまい、「何か暗いな…」と感じていました。そこで赤ちゃんの向きをくるっと変えて、窓の方を向くように座らせると、一気に表情がはっきりして、肌の色もきれいに映りました。スマホの画面を見ながら、顔が暗くない角度を探してみると、「ここだ!」という位置が見つかりやすいです。
小物は散らしすぎない
せっかく飾り付けをしたので、あれもこれも写したくなりますが、主役はあくまで赤ちゃん。小物が多すぎると視線が分散してしまい、肝心の表情が埋もれてしまうことがあります。
私は、最初はぬいぐるみやバルーンをたくさん置きすぎてしまい、写真を見返したときに「どこを見ればいいのか分からない…」という状態になりました。そこで、赤ちゃんの真横にあったぬいぐるみを少し後ろに下げたり、足元にあった小物を減らしたりして調整。そうすることで、写真を見たときに自然と赤ちゃんの顔に目が行く“余白のある構図”になり、ぐっと見やすくなりました。
スマホ撮影は、特別なテクニックよりも「光の方向」と「余白」を意識するだけで仕上がりが変わります。何枚か角度を変えながら撮影して、あとで一番良いものを選ぶくらいの気楽な気持ちで楽しんでくださいね。
忙しい家庭でもできる“時短飾り付け”の工夫

育児中のハーフバースデー準備は、「ちゃんとやってあげたい気持ち」と「時間がない現実」のせめぎ合いですよね。私も当日はお世話と家事でバタバタだったので、「当日に全部やろうとしない」ことを意識しました。ポイントは、前日に“考える作業”を済ませておき、当日は“手を動かすだけ”の状態にしておくこと。そうすることで、短いスキマ時間でも無理なく飾り付けが整いました。
前日:貼る場所を決めて仮置きする
前日は本番ではなく“リハーサルの日”と決めて、飾り付けの大枠だけ整えました。ガーランドやバルーンを実際の壁に当ててみて、「このあたりかな?」という位置をざっくり決めておきます。
このとき、マスキングテープで壁に小さな印をつけておくと、当日はその印を目安にペタペタ貼っていくだけで済みます。私は、ガーランドの端と真ん中の3点にだけ印をつけておきました。これだけで位置決めの時間がかなり短縮されましたし、「どこにどう貼ろう…」と悩む時間も減りました。
また、前日のうちに飾りの袋を開けて、絡まりやすいガーランドやリボンは軽く伸ばしておくのもおすすめです。絡まったまま当日を迎えると、そのほどく時間だけでイライラしてしまうので、夜の少し落ち着いた時間にテレビを見ながら準備しておくと気持ちに余裕が生まれます。
前日のうちに“考える準備”を終えておくと、当日は“貼るだけモード”に入れるので本当にラクになります。
当日:写真優先で最低限の小物だけ出す
当日はとにかく赤ちゃんの機嫌が最優先。授乳やお昼寝のタイミングとの勝負になるので、「全部完璧に飾ってから撮る」というイメージは手放しました。私がやったのは、まずガーランドと数字バルーンなど“メインの飾り”だけをパパっとセットしてしまうこと。ここまでできれば、背景としてはすでに写真が撮れる状態になります。
そのあと、赤ちゃんの機嫌と時間に余裕があれば、造花やぬいぐるみなどの小物を少しずつ足していきました。もし途中でぐずってしまっても、「最低限の飾りはもう整っているから、とりあえず何枚かは撮れている」という安心感があるだけで、気持ちがかなりラクになります。
小物類は、前日のうちにひとまとめにカゴに入れておき、「ここから必要なものだけ出す」スタイルにしておくと散らかりにくいです。全部を一気に広げてしまうと、後片づけの負担も増えてしまうので、撮り終わったあとにサッと戻せる範囲で出すようにしました。
「完璧な飾り付け」よりも、「親子が笑顔でいられる時間」を優先すると、当日の動き方も自然とシンプルになります。前日のひと工夫と、当日の“最低限でOK”という考え方があれば、忙しい家庭でも十分素敵なハーフバースデー写真が残せますよ。
まとめ|“完璧じゃなくていい”飾り付けで家族の時間を楽しもう
ハーフバースデーは、赤ちゃんが生まれてからの6か月を「ここまでよく頑張ったね」と家族みんなで労う大切な節目だなと、実際に迎えてみて感じました。ついSNSの素敵な写真と比べてしまい、「うちはここまでできない…」と落ち込んでしまいそうになりますが、いちばん大事なのは見た目の豪華さではなく、その日を一緒に喜ぶ気持ちだと思います。“ちょっと不器用でも、わが家らしくお祝いできた”という満足感のほうが、後から振り返ったときにずっと心に残ると感じました。
今回紹介したように、100均アイテムだけでも十分かわいく仕上げることができますし、むしろ限られたアイテムの中で工夫するからこそ、「このガーランドはママが選んだね」「このぬいぐるみは赤ちゃんが好きなやつだよね」と、ストーリーのある飾り付けになります。写真を見返したときに、「あのときバタバタしながら一緒に飾り付けしたなぁ」と夫婦で笑い合えるのも、小さな苦労があったからこそですよね。
今日この記事を読んだあなたなら、きっともう「何から手をつければいいか分からない…」という不安は少し軽くなっているはずです。ガーランドを一つ買ってみる、窓際の明るい場所を決めてみる、リメイクシートをカゴに入れておく――そんな小さな一歩からで大丈夫です。準備がすべて整ってからではなく、「できるところから少しずつ」で十分間に合います。
ぜひ、家族の予定や赤ちゃんの機嫌と相談しながら、無理のないペースで飾り付けの準備を進めてみてください。そして当日は、「完璧にしなきゃ」と思いすぎず、「この瞬間を一緒に楽しもう」という気持ちで、たくさん笑って、たくさんシャッターを切ってあげてください。ハーフバースデーの飾り付けが、あなたの家族にとって“半年間のがんばりをねぎらう、あたたかい記念日”になりますように。














