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子育て家庭でも散らからない玄関の収納|すっきり片付く実践アイデア

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「玄関が片付かない…」「靴や子どものものが散らかって見栄えが悪い」そんな悩み、私の家でもずっとありました。毎日の出入りで必ず目に入る場所だからこそ、気持ちよく整えたいですよね。

私も子どもが生まれてから、ベビーカーや上履き、傘など物が一気に増えて大混乱。試行錯誤を繰り返して、ようやく「ラクに片付く収納の仕組み」にたどり着きました。この記事では、私が実践して効果を感じた玄関収納の工夫を紹介します。忙しい家庭でも続けられるアイデアなので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関収納で意識したい基本の考え方

玄関収納を考えるとき、一番大事なのは「玄関は家の顔」という意識です。お客様が最初に目にする場所であり、家族にとっても毎日気分を左右する場所。だからこそ、ただ物を詰め込むのではなく、「使いやすさ」と「見た目の整えやすさ」の両立を意識することが欠かせません。

私自身、以前は「とりあえず玄関に置いておけばいい」という気持ちで物を増やしてしまい、すぐに靴や小物が散らかってしまいました。その結果、朝のバタバタがさらに慌ただしくなり、子どもを送り出すのも一苦労…。そんな失敗をきっかけに、玄関収納の基本を見直しました。

動線を意識する

玄関収納の一番のポイントは「動線に沿った配置」です。家族が出かけるとき、帰ってきたときに自然な流れで片付けられる場所を用意することで、散らかりにくい玄関になります。

我が家では、靴箱の上に小さなトレーを置いて鍵や印鑑を定位置にしました。これだけで「鍵が見つからない!」というプチストレスがなくなり、探す時間が減りました。さらに、宅配便の受け取りで印鑑を探す手間もなくなり、とても快適です。

また、子どもには低めのフックを用意し、帰ってきたらすぐに通園バッグや帽子を掛けられるようにしました。「片付けやすい場所に収納を作る」ことで、自然と片付けの習慣が身につくのを実感しています。

家族の人数に合わせる

大人と子どもでは靴や持ち物のサイズや量が違うため、同じ収納方法ではうまくいきません。たとえば、大人は仕事用や普段用など靴の種類が多いですが、子どもは成長が早く、サイズアウトした靴もすぐに増えてしまいます。

そこで我が家では「家族それぞれの専用スペース」を意識しました。靴箱の棚を一人ずつ分けたり、玄関脇に子ども専用のかごを置いたりして、自分のものを自分で管理できる仕組みにしています。

この仕組みにしてからは、「これ誰の靴?」と聞くことが減り、朝の準備がスムーズになりました。特に子どもは、自分専用の場所があると「自分のものは自分で片付ける」という意識が育つので、親としても助かります。

さらに、来客が多いご家庭では、ゲスト用に一段空けておくと便利です。家族分でぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、「少し余裕を持たせて収納すること」が見た目もすっきりするコツです。

靴収納の工夫

子育て家庭で一番悩ましいのが靴の収納です。特に成長期の子どもは、サイズアウトが早く、あっという間に履けない靴が増えてしまいます。「まだきれいだから捨てにくい」「下の子に使えるかも」と思うと、ついつい残してしまうんですよね。その結果、玄関が靴であふれて足の踏み場がなくなる…私も同じ失敗を何度も経験しました。

靴の数を見直す

最初に取り組んだのは「靴の数を減らすこと」でした。履いていない靴や、今の季節に必要ない靴は玄関から移動させ、クローゼットや収納ボックスにまとめて保管。玄関には家族一人あたり3〜4足だけを置くルールにしました。

このルールを作ってから、玄関が見違えるようにスッキリしました。実際に使っている靴だけが並んでいるので、朝も迷わず選べますし、子どもも「今日はこの靴!」とすぐ決められるようになりました。

また、靴を減らすと自然に「どの靴を履く頻度が高いのか」が見えてきます。あまり出番のない靴は、思い切って手放す判断もしやすくなりました。靴を厳選すると掃除もラクになり、気持ちの面でもすっきりします。

収納グッズを活用する

数をしぼったうえで、収納力をアップさせる工夫も欠かせません。シューズラックや突っ張り棚を取り入れると、同じスペースでも収納できる量がぐっと増えます。

特に子どもの靴はサイズが小さいので、2段ラックに並べると見た目もきれいに整います。雨の日用の長靴や運動靴も分けて置けるので、探す手間がなくなりました。

我が家では、靴箱の中に「伸縮できる棚板」を追加しました。こうすることで棚の高さを自由に変えられ、大人用の靴も子ども用の靴も無駄なく収納できます。高さを調整できるラックは、家族構成や靴のサイズが変わっても使い続けられるのでとても便利です。

季節ごとの靴の入れ替え

さらに効果的だったのが、季節ごとに靴を入れ替える方法です。夏ならサンダルとスニーカー、冬ならブーツとスニーカー、といったように、その時期に履く靴だけを玄関に残すようにしました。オフシーズンの靴は収納ケースにまとめ、クローゼットや押し入れに保管しています。

この方法にしてから、玄関の見た目も気分もすっきり。季節が変わるたびに靴を入れ替えるのは少し手間ですが、衣替えのタイミングと一緒に行うと負担が少なく続けやすいです。

子どもと一緒に管理する工夫

最後に、子どもの靴収納について。大人がすべて片付けるのではなく、子ども自身が「自分の靴はここに置く」と決められる場所を作ると、片付けの習慣が育ちます。

我が家では、子ども専用のかごを玄関に置いて「履いていない靴はここへ」と声をかけています。たとえ多少乱雑に入っていても、決められた範囲内に収まっていればOKとすることで、親子ともにストレスが減りました。

このように「靴を減らす」「収納グッズを活用する」「季節ごとに入れ替える」「子どもと一緒に管理する」という流れを意識すると、玄関収納がぐっとラクになります。

子どものものをどう収める?

子どもがいると、玄関はただの出入り口ではなく「小さな収納拠点」のようになってしまいます。靴だけでなく、上履き袋、通園バッグ、雨具、外遊び用のおもちゃまで集まってくるので、気を抜くとあっという間に散らかってしまいます。

私の家でも以前は、遊び終わったシャボン玉や砂場用のおもちゃが玄関に転がっていて、足の踏み場がなくなることがよくありました。だからこそ、子どもの持ち物をどう収めるかは玄関収納の大きなカギになります。

上履きや通園バッグの定位置

まず欠かせないのが、上履き袋や通園バッグの定位置を決めることです。特に朝の登園準備では「バッグどこ?」と探し回るのが一番のストレス。そこで、玄関近くの低い位置にフックを取り付け、子どもが自分で掛けられるようにしました。

子どもの手が届く高さに収納場所を作ることが、片付け習慣の第一歩です。親が「ここに置いて」と言わなくても、自分からバッグを掛けるようになると、自然と「自分のものは自分で管理する」という意識が芽生えます。

さらに、曜日ごとに持ち物が変わる園の場合、バッグの横に「月曜=体操服」「金曜=上履き」などのメモを貼っておくと、子ども自身が準備を意識しやすくなり、忘れ物も減ります。

雨具や遊び道具の収納

子どもの持ち物で場所を取りやすいのが雨具と遊び道具です。雨の日用の傘やレインコートは、大人と混ざると取り出しにくくなります。我が家では、傘立てを「大人用」と「子ども用」に分けるだけで驚くほどスムーズになりました。サイズの違う傘が混ざらないので、子どもも自分の傘を迷わず選べます。

外遊び用のおもちゃは、玄関の床に直置きするとすぐ散らかります。そこで、小さなかごやボックスを玄関脇に用意して「ここに入れる」とルールを決めました。砂場用のおもちゃやボールなどは、帰宅後にサッと入れるだけでOK。収納のハードルを下げることが継続のコツです。

また、遊び道具は「外で使うものは外で完結させる」意識も大切です。玄関に入れる前に簡単に泥や砂を落とせるよう、玄関外に小さなバケツやブラシを置いておくと、掃除もラクになります。

季節用品の扱い方

意外と忘れがちなのが、季節ごとのアイテムです。夏は虫取り網や虫よけスプレー、冬は手袋やそり遊びグッズなど、玄関に置きたい物は季節によって変わります。

これらを全部出しっぱなしにしてしまうと、玄関がすぐにごちゃついてしまいます。我が家では、シーズンオフのアイテムはまとめて透明ボックスに入れ、クローゼットに移動するようにしました。シーズンが来たら入れ替えるだけなので、玄関が常にすっきり保てます。

このように「低い位置にフックで子どもが自分で片付けられる仕組み」「大人と子どもで収納を分ける工夫」「季節用品は入れ替えるルール」の3つを意識すると、玄関に集まりがちな子どもの持ち物がすっきり収まります。

玄関小物の収納アイデア

靴やバッグ以外にも、玄関には意外と多くの小物が集まります。鍵、印鑑、宅配用のペン、マスク、アルコールスプレー…。気づけば靴箱の上や玄関棚の上がゴチャゴチャして、「あれどこに置いたっけ?」と探す時間が増えてしまいます。

私自身も以前は、ポケットに入れたままの鍵を別の部屋で見失ったり、宅配便が来てから印鑑を探し回ったりすることが多く、毎日の小さなストレスになっていました。だからこそ、玄関に置く小物は「定位置」を決めることが一番の解決策になります。

鍵と印鑑の収納

まず最優先で整えたいのが鍵と印鑑です。我が家では、靴箱の上に小物トレーを置き、そこを「置き場所」と決めました。帰宅したら鍵を必ずそこに置くようにしただけで、探す時間がほぼゼロに。宅配の受け取りも、印鑑とペンが同じ場所にあるのでスムーズに対応できるようになりました。

また、トレーだけでなく「壁掛けタイプのキーフック」を導入するのもおすすめです。掛けるだけで済むので子どもでもわかりやすく、外出時に「ママ、鍵どこ?」と聞かれることもなくなりました。

さらに、よく使う鍵(車の鍵や家の鍵)は分けて管理しています。毎日使うものは玄関に、使用頻度が低いものは別の収納へというルールを作ると、玄関に余計な小物が溜まりません。

季節用品の管理

もう一つ見落としがちなのが季節用品です。冬なら手袋やマフラー、夏なら虫除けスプレーや帽子など、季節ごとに必要な小物は意外と多いもの。これを出しっぱなしにしておくと、すぐに玄関が雑然とした印象になってしまいます。

そこで我が家では、透明のボックスを用意して「季節用品専用」のスペースを作りました。今必要な物だけを玄関に置き、オフシーズンのものはボックスごとクローゼットへ移動。入れ替えるのは季節の変わり目だけなので、負担も少なく続けやすいです。

また、子ども用の季節アイテム(例えば長靴や日焼け止め)は、大人用と一緒にせず「子ども専用ボックス」に分けるとさらに便利です。急いで出かけるときでも、欲しいものがすぐに取り出せます。

その他の小物の工夫

最近はマスクや消毒スプレーなど、コロナ禍以降に増えた小物もあります。我が家では玄関ドア横に小さな棚を取り付けて、そこにマスクケースとスプレーをまとめました。外出前にサッと取りやすく、帰宅後すぐに使えるのでとても便利です。

他にも、宅配便の伝票用のペンやメモ帳を小さなポーチにまとめて玄関に常備。これがあるだけで「ボールペンどこ?」というプチイライラがなくなりました。

このように「玄関の小物は置き場所を決める」「季節ごとに入れ替える」「家族ごとに分ける」というシンプルな工夫を取り入れるだけで、玄関の見た目も気分も大きく変わります。小物が片付いているだけで、玄関全体がすっきり見える効果があるので、まずは小物から整えるのがおすすめです。

見た目を整える工夫

収納そのものが整っていても、見た目がごちゃごちゃしていると気分が下がってしまいます。私も以前は「とりあえず収納できていればOK」と思っていたのですが、玄関の第一印象が暗く雑然として見えることに気づきました。そこで意識するようになったのが「見える部分はシンプルに保つ」という考え方です。

収納グッズを統一する

玄関収納でよくある失敗は、カゴやボックスをバラバラに揃えてしまうこと。色も素材も違うものを並べると、それだけで雑多な印象になります。

そこで、我が家では思い切って収納グッズを統一しました。ナチュラルな雰囲気が好きな方なら「ラタンや木目調のかご」、シンプルモダン派なら「ホワイトやブラックのボックス」でそろえると、それだけで整然とした印象に変わります。

収納グッズのデザインや色を統一するだけで、玄関全体の“まとまり感”がぐっと上がるのを実感しました。さらに、ラベルをつけると家族も迷わず片付けられるので実用性も高まります。

デコレーションで雰囲気を変える

片付いた玄関だからこそ、小さな装飾が映えます。私が取り入れて効果を感じたのは「グリーン」と「写真」です。

観葉植物を1つ置くだけで、玄関に柔らかさや明るさが加わります。大きな鉢を置くスペースがない場合でも、小さな多肉植物やハーブを棚に置くだけで十分です。特に日当たりが悪い玄関なら、フェイクグリーンでも雰囲気がガラッと変わります。

また、家族写真や子どもの作品を額に入れて飾るのもおすすめです。お客様にとっては家庭的な温かさが伝わり、家族にとっても「帰ってきてホッとする空間」になります。

照明や香りで印象をアップ

見た目の工夫に加えて、照明や香りも大切な要素です。暗い玄関はどんなに片付いていても寂しい印象になりがち。照明を少し明るめの電球色に変えるだけで、温かみのある雰囲気に変わります。

さらに、ディフューザーやサシェを置いて香りをプラスすると、玄関全体の印象が一気に格上げされます。我が家では、柑橘系のアロマを使っていて、帰宅した瞬間にリフレッシュできるようにしています。視覚だけでなく嗅覚にも工夫することで「整った玄関」の印象が強まると感じます。

収納は「使いやすさ」を整えるものですが、見た目の工夫は「気分を整える」もの。両方を意識することで、玄関がただの通り道ではなく「心地よい空間」へと変わります。

まとめ|「置き場所を決める」だけで玄関は変わる

玄関収納は、特別な家具をそろえなくても「置き場所を決める」だけで劇的に変わります。
私の家でも、靴を減らし、子どもが自分で片付けられる仕組みを作っただけで、毎朝のバタバタが落ち着きました。

まずは「玄関に置くものをしぼる」ことから始めてみてください。そして必要なものに合わせて収納を整えれば、自然と片付く習慣がつきます。

忙しい毎日だからこそ、出入りのたびに気持ちがラクになる玄関づくりを一緒に目指していきましょう。