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保育園に持っていく持ち物の名前つけ完全ガイド!にじまない書き方と選び方

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保育園の準備で、私がいちばん時間を取られたのが「名前つけ」でした。おむつ、コップ、タオル、服…とにかく数が多いうえに、にじんだり、洗濯で剥がれたりして何度もやり直し。夜な夜な名前を書き直しながら、「もっとラクな方法ないのかな」とため息が出ていました。

でも、いくつかの方法を試していくうちに、“にじまない・剥がれない名前つけ”には小さなコツがあると分かってきたんです。今回は、私自身が実際にやってよかった方法だけをまとめました。忙しい毎日の中で少しでも負担が減るよう、家庭で手軽にできるアイデアを紹介します。

名前つけの基本|どのアイテムも共通するコツ

洗濯・消毒に耐える方法を選ぶ

保育園の持ち物は、家で使うものより“過酷な環境”にさらされます。毎日の洗濯、食器洗い、消毒、こすれ…。家庭用の油性ペンでも数回の洗濯で薄くなることがあって、「あれ、昨日書いたばかりなのに?」と慌てたことが何度もありました。
そこで感じたのは、名前つけで大事なのは「何で書くか」の前に、“どんな素材に、どんな状態で書くか”を意識することがいちばんのポイントだということです。

たとえば、洋服やタオルは新品のままだと表面に糊が残っており、インクが弾かれたりにじんだりしやすいんです。特にスタンプタイプは影響を受けやすく、押した瞬間はきれいでも、乾いたらぼやっと広がることがあります。
私が試したなかで効果があったのは、「名前つけ前に一度かるく水通しをする」こと。水通しで余分な糊が落ちて布が安定するので、インクが布に均等に入り、にじみが大幅に減りました。

また、スタンプや油性ペンを使うときは“乾燥時間”もとても重要です。押した直後に触ってしまうとにじみの原因になるため、私は夕食後にまとめて名前つけをして、一晩自然乾燥するようにしていました。翌朝にはしっかり定着して、洗濯でもほとんど落ちません。

名前をつける位置を決めておく

名前つけで意外と時間を食うのが、“書いた名前を探す時間”。朝の忙しいときほど「あれ?この服どこに名前つけてたっけ?」と焦ってしまいがちです。
そんな小さなストレスをなくすため、わが家では持ち物ごとに「名前をつける場所」をあらかじめ固定しました。

  • タオル → 裏面の右上

  • 洋服 → 洗濯タグ

  • 靴下 → 内側の足首あたり

  • ハンカチ → 裏面右下

  • おむつ → ロゴの下あたりにまとめてスタンプ

場所を決めるだけで、準備のスピードが格段に上がりました。どこにあるか分かっていると、朝の荷物セットが本当にスムーズです。
さらに、夫が準備する日や祖父母にお願いするときも迷わないので、家族全員の負担が軽くなります。

また、場所を固定しておくと、記名漏れにも気づきやすくなるというメリットも。いつもと違うところに名前がないと「あ、これ書いてない!」とすぐに気づけるようになり、保育園に持って行ってから気づく…という焦りもなくなりました。

名前つけは「数をこなす作業」だからこそ、ルール化ひとつで作業効率とストレスが大きく変わると感じています。

アイテム別|にじまない&剥がれない名前つけのコツ

【服】洗濯タグにスタンプが最強

服の表面に直接ペンで書くと、繊維のすき間にインクが入り込んで、洗濯するたびにじわ〜っと広がってしまうことがあります。柄物のTシャツだと、そもそも文字が見えにくくなることもありますよね。
いろいろ試した結果、私は「洗濯タグにスタンプ」が一番きれいで長持ちしました。洗濯タグはポリエステルなどの化繊が多く、インクが染み込みすぎないので輪郭がくっきり出てくれるんです。タグの裏側にスタンプを押すと、肌にも当たりにくく子どももチクチクしません。

インクは、布用インクよりも“油性スタンプ台”の方が洗濯耐久が高いと感じました。特に、毎日のように洗う肌着やTシャツは、油性スタンプの方が薄くなりにくかったです。
押すときは、タグの下に雑誌や厚紙などを敷いて、平らな面を作ってからギュッと均一に押すのがポイント。タグがくしゃっと曲がった状態で押すと、文字が途切れたりかすれたりしやすくなります。

また、サイズアウトした服をお下がりにする予定がある場合は、「名字+マーク」などにしておくと、下の子にも使いやすいです。名字だけなら、親戚やお友だちに譲るときも、マジックで上から別の名前を書き足せます。

【タオル】タグが小さいなら布用アイロンシール

タオルは生地がふわふわしている分、ペンもスタンプもにじみやすいアイテムです。表面に直接書くと、線がどうしてもボワッと広がってしまい、「これ、読めるかな…?」と不安になることも。
そこで大活躍したのが「布用アイロンラベル」でした。市販のものでも、少し厚みのあるタイプを選ぶと、タオルの凹凸に負けずにしっかり貼り付きます。とくに、ハンドタオルやおしぼりのように毎日洗濯するものには、厚手のアイロンシールが安心感たっぷりです。

貼る場所は、タオルの裏側の端がおすすめです。表側の真ん中など目立つ場所に貼ると、写真を撮るときにちょっと気になることもあるので、端にさりげなくつけておくと見た目もすっきりします。
アイロンシールを貼るときは、

  • あらかじめタオルの繊維を少し押しつぶして平らにする

  • 説明書通りの温度と時間でしっかり押さえる

  • 貼ったあと、完全に冷めるまで動かさない
    この3つを意識すると、剥がれにくくなりました。

さらに、同じ柄のタオルを数枚そろえている場合は、シールの横に小さなマーク(シールや刺繍ワッペン)をつけておくと、「今日は星マークね」「明日はハートね」と子どもと一緒に選べて、毎朝の身支度がちょっと楽しい時間になります。

【コップ・食器】テンションのいらない“耐水シール”

プラスチックコップやお箸セットは、油性ペンで名前を書くと、最初ははっきり見えていても、1週間ほどで薄くなってしまうことが多かったです。特に、スポンジでゴシゴシ洗ったときや、食洗機の高温にさらされると、どうしても耐えきれませんでした。
そこで使ってみて「もっと早く買えばよかった」と思ったのが、「食洗機OKの耐水ラベル」。食器・コップ用に作られた“専用ラベル”は、手洗いも食洗機も気にせずガシガシ洗えるのが本当にラクです。

貼るときは、コップのカーブが緩やかな場所を選ぶのがポイントです。あまりカーブがきついところだと、時間がたつにつれて端が浮きやすくなります。
私は、貼ったあとに爪で端をギュッと押さえながら一周なぞるようにして、空気を抜いてから一晩置くようにしました。こうすると、粘着がしっかり定着して、半年以上使ってもほとんど剥がれませんでした。

お箸やスプーンなど細いものは、“細長いタイプの耐水シール”が便利です。セット物の場合は、同じ柄のシールでそろえておくと、子どもが自分のものを見つけやすくなり、給食のときの戸惑いも減ります。

【おむつ】毎日大量だから“スピード重視”

おむつの名前つけは、とにかく枚数との戦いです。最初は油性ペンで1枚ずつ書いていましたが、10枚、20枚と続くと手が疲れてしまい、文字もだんだん雑になっていきました。
そこで導入したのが“おむつ専用スタンプ”。スタンプ台を補充しながら使えば、1秒でポンと押せて、山積みのおむつがあっという間に記名済みに変身します。忙しい朝でも片手でポンポン押していくだけなので、ストレスが一気に減りました。

スタンプを押す位置は、おむつのロゴやイラストが邪魔にならない「お腹側の中央あたり」にそろえると、先生もパッと見て分かりやすいようです。
また、記名は基本的に名字だけにしておくと、他の保護者さんとの兼ね合いも考えつつ、スペースに余裕を持って押せます。フルネームが必要な園の場合は、文字数が多くても読みやすくなるよう、少し大きめのスタンプを選ぶと安心です。

私は、週末の夜にまとめて1パック分のおむつにスタンプを押しておき、「名前つきの在庫」が常にある状態にしていました。朝はそこから必要枚数をバッグに入れるだけなので、バタバタする時間帯でも落ち着いて準備できます。

家庭で実践しやすい名前つけアイデア

1日で全部やろうとしない

入園準備は、持ち物の種類がびっくりするほど多くて、「今日中に全部終わらせよう」と気合いを入れるほど、途中でぐったりしてしまいます。
私も最初は一気にやろうとして、夜中にタオルと服とコップを並べて途方に暮れました。そこで途中から、「今日はタオルだけ」「明日はコップと食器」「週末に予備の服」と小分けにして進めるようにしました。
“カテゴリごとに分けて少しずつ進める”と、作業が家事の合間に収まりやすく、気持ちの余裕も保てます。
1日30分だけ、と時間を決めて取り組むのもおすすめです。「ここまでできたら十分」と自分にOKを出してあげると、入園前の数週間で自然と終わっていきます。

子どもといっしょに準備する

子どもの年齢にもよりますが、少し大きくなってきたら「このシール、どこに貼る?」「どのマークにする?」と一緒に選んでもらうのも楽しい時間になります。
自分で選んだコップやタオルに、自分で選んだシールが貼ってあると、子どもはそれだけでうれしそう。保育園でも「これ、ぼくの!」「わたしのタオル!」と、自分の持ち物を見つけるのが上手になります。
作業としては親の方が早いのですが、あえて子どもに最後の“ペタッ”を任せるだけでも、「入園準備を一緒にやっている」という気持ちが育ちます。名前つけを“ただの作業”ではなく、“新しい生活へのワクワクを共有する時間”に変えられるのが嬉しいところです。

兄弟で使い回す場合は“苗字だけ”も便利

下の子にお下がりを回す予定がある場合は、最初から“苗字だけ”で名前つけをしておくと、後から書き直す手間がぐっと減ります。
とくに洋服やタオルは、サイズアウトしても状態が良ければそのまま使いたいもの。フルネームで大きく書いてしまうと、上からシールを貼ったり、塗りつぶして書き直したりと、どうしてもひと手間かかります。
苗字だけにしておけば、上の子・下の子どちらが使っても違和感がなく、親としても管理がしやすくなります。園によってはフルネーム指定の場合もあるので、そのときは「苗字を大きく・名前を小さく」など、後から加工しやすい書き方にしておくと安心です。“お下がり前提で名前を書くかどうか”を最初に決めておくと、数年単位で見たときの手間が大きく変わります。

私が実際に買ってよかった名前つけグッズ

スタンプセット(大・小サイズ)

入園準備で一番買ってよかったのが、このスタンプセットでした。洋服タグ・ハンカチ・連絡帳・おむつなど、あらゆる素材に押せるので、とにかく出番が多いです。
特に、大サイズと小サイズの2種類があるセットは使い勝手が抜群。大きめサイズはタオルやTシャツのタグに、細かい文字が必要な靴下やミニタグには小さいスタンプがぴったりでした。

私は最初、油性ペンでひたすら書いていたのですが、スタンプに変えた瞬間、作業スピードが3倍くらいに。押すだけで一定の仕上がりになるので、夜にまとめて作業するときのストレスが本当に減ります。
とにかく“押すだけで均一に仕上がる”という安心感は、忙しい家庭にはありがたいポイントでした。

スタンプセットはインク補充ができるタイプを選ぶと長く使えます。うちは入園から年中さんまでずっと同じセットで乗り切りました。

耐水ラベル(食洗機OK)

コップ・弁当箱・お箸セット・水筒などは、油性ペンではすぐ薄くなるため、耐水ラベルは必須アイテムでした。食洗機OKのタイプは、熱と水流に強く、私の家でも半年以上使ってもほぼ無傷。
他の家庭と持ち物がかぶることも多いので、はっきり読めるラベルがあると、先生も子どもも安心して見分けられます。

貼ったあとにギュッと指で押しつけ、周りの空気をしっかり抜いてから一晩置いておくと、粘着が安定して剥がれにくくなります。
ラベルのデザインも種類豊富で、子どもの好きなマークを使えば、“自分のもの”と認識しやすくなり、個人で準備する練習にもつながります。

細長いサイズのラベルはお箸やスプーンにも貼れるので、1セットあるだけで用途がぐっと広がりますよ。

おむつスタンプ

おむつの名前つけは、想像以上に「数との勝負」です。毎日5〜10枚は持って行くので、手書きだと本当に大変。私も初めての頃は、寝かしつけのあとに黙々と油性ペンで書き続け、「終わらない…」とため息が出ていました。

そこで導入したのが“おむつ専用スタンプ”。これが大正解でした。1秒でポンと押せて、一定のきれいな仕上がりになり、朝のバタバタ前に手早く準備できるようになります。
「早く・きれいに・量をこなせる」この3つを満たすアイテムは、おむつスタンプ以外にありませんでした。

土日にまとめて1パック分押しておけば、「名前つきおむつストック」ができて、平日の負担が大幅に減ります。
スタンプに慣れてくると、寝起き前の少しの時間でもパパッと押せるので、夫にお願いすることも増え、準備の分担がしやすくなりました。

名前つけで失敗しにくくなる“ちょっとした習慣”

貼った直後は触らない

シール類は、貼った瞬間がゴールではなく、そこから「粘着が落ち着く時間」が必要です。ここで触ったり、こすったり、すぐに洗ったりしてしまうと、どうしても角が浮いてきてしまいます。
とくにタオルやコップ用の耐水ラベルは、最初の数時間の扱いで持ちが大きく変わりました。私は、夜にまとめて名前シールを貼って、そのままテーブルの上で一晩“そっと休ませておく”ようにしています。
貼った直後に触らない・動かさない・洗わない、この3つを意識するだけで、シールの寿命がかなり変わると感じました。翌朝には粘着が安定しているので、そのまま普段通りに使って大丈夫です。

書いたあとは必ず乾かす

油性ペンでもスタンプでも、インクが完全に乾く前に服やタオルを重ねると、にじみや写りこみの原因になります。見た目は乾いていそうでも、インクの中はまだ湿っていることも多いんですよね。
私は、記名したものを必ず“広げて並べるスペース”を最初に確保するようにしました。テーブルや床に新聞紙やいらない紙を敷いて、その上にタグやタオルを並べて乾かします。
10〜20分ほど乾かすだけでも、触ったときの安心感が違いますが、時間に余裕があるときは数時間〜一晩置いておくとさらに安心です。「書いたらすぐ片づける」のではなく、「書いたら一度ぜんぶ広げて乾かす」を習慣にするだけで、にじみの失敗はぐっと減りました。

持ち物リストを作っておく

「全部に名前つけたつもりだったのに、当日になってから『ここ書いてない!』と気づく」というのは、あるあるだと思います。そこで役立ったのが、簡単な“持ち物チェックリスト”でした。
紙でもスマホのメモでもいいので、

  • タオル(通常)

  • 着替え上

  • 着替え下

  • コップ

  • 歯ブラシセット

  • おむつ …など
    園からの案内を見ながら、必要なものを書き出しておきます。記名が終わったものにはチェックを入れ、終わったらそのまま保育園バッグへ入れていく流れにすると、抜け漏れがほとんどなくなりました。

前日の夜、「名前つけ忘れてないかな?」と不安になることも減り、気持ちにも余裕が生まれます。チェックリストを1枚作っておくだけで、“記名の抜け漏れ”と“前日バタバタ”の両方を防げるので、本当におすすめの小さな工夫です。

まとめ|今日の“ひとつだけ”の工夫で名前つけはラクになる

名前つけは、入園準備の中でも「地味だけど時間がかかる作業」です。ひとつひとつは小さな作業でも、タオル・コップ・洋服・おむつ…と数が積み重なると、気づけば何時間も経っていた、なんてこともあります。
でも、やり方を少し変えるだけで、負担は驚くほど軽くなります。私自身も試してみて、「あれ?こんなにラクだったっけ?」と感じたほどです。

特に大事なのは、「どこに書くか」「どの道具を使うか」を最初に決めてしまうこと。場所と方法が決まっていれば、毎回迷わず作業できて、スピードもぐんと上がりますし、仕上がりのきれいさも安定します。
シールを貼るときのちょっとしたコツや、スタンプの乾かし時間など、ほんの数秒の工夫でも、にじみ・剥がれといった失敗を防げるようになります。

今日紹介したアイデアの中から、まずはひとつだけ、できそうなものを取り入れてみてください。

  • スタンプを導入する

  • 名前を書く場所を統一する

  • タオルはアイロンシールにする

  • チェックリストを作る

どれでも効果は十分です。
ひとつ習慣が変わるだけで、入園準備のバタバタがグッと落ち着き、翌日以降の準備もスムーズになります。

そして何より、名前つけがラクになると、その分子どもとの時間に心の余裕ができます。
新しい生活の始まりが少しでも穏やかで、笑顔の多いものになりますように。
あなたとお子さんのスタートを、心から応援しています。