お宮参りを雨で中止すべき?決行してもOK?判断基準と当日の安心対策まとめ

赤ちゃんが生まれてから初めての大きな行事、お宮参り。楽しみにしていたのに、天気予報はまさかの雨。
「中止にするべき?」「延期したほうがいい?」「赤ちゃん、風邪ひかないかな…」と、前日の夜にスマホを何度も見直したことを、私は今でも覚えています。
お宮参りは“やるかやらないか”よりも、“どうすれば安心できるか”が大切だと感じました。この記事では、雨の日に迷ったときの判断基準と、決行する場合の具体的な対策を、私の体験も交えながらまとめます。
雨のお宮参りは中止すべき?まず考えたい3つの判断基準
天気予報で雨マークが出ると、それだけで気持ちがざわつきますよね。
「せっかく両家そろうのに」「写真どうしよう」「やっぱり延期かな…」と、私も前日は何度も空を見上げてはスマホの天気アプリを確認していました。
でも、焦って「中止」に決める必要はありません。
大切なのは、“雨だからどうするか”ではなく、“わが家にとって安心できるかどうか”です。
私が実際に判断の軸にしたのは、次の3つでした。
赤ちゃんの月齢と体調
生後1か月前後は、まだ外の世界に慣れていない時期。
授乳の間隔も不安定で、抱っこしていないと泣いてしまうことも多いですよね。
その日の朝、私はまず赤ちゃんの様子をじっくり見ました。
顔色はどうか、機嫌はどうか、ミルクはいつも通り飲めているか。
ほんの少しでも「今日はしんどそうかな」と感じたら、私は迷わず延期するつもりでした。
お宮参りは一生に一度かもしれませんが、赤ちゃんの体調はその日その瞬間のもの。
だからこそ、赤ちゃんの体調が最優先という基準は、どんな事情よりも上に置いていいと私は思います。
祖父母の予定やカレンダーよりも、小さな体のサインを大事にする。
それが、後悔しない判断につながります。
雨の強さと気温
「雨」と一言で言っても、状況はさまざまです。
・一日中降り続く本降り
・短時間だけの通り雨
・霧雨のような小雨
さらに気温も大きなポイントです。
春や秋の冷たい雨は、想像以上に体が冷えます。抱っこしている大人も冷えますし、赤ちゃんはもっと影響を受けやすいですよね。
一方で、気温が高い日のにわか雨なら、屋根のある場所を中心に動けばそこまで負担にならない場合もあります。
私は当日、神社の境内の造りも事前に確認しました。
屋根付きの通路はあるか、祈祷までの距離は長くないか。そうした情報があるだけで、判断はぐっと具体的になります。
「雨=即中止」ではなく、
“どんな雨か”を具体的にイメージしてみることが大切です。
家族の負担感
実はここが、いちばん見落としがちで、でもとても重要だと感じました。
両家の祖父母が来る予定だったわが家では、
・移動距離
・駐車場からの距離
・足元の滑りやすさ
こういった現実的な問題も考えました。
赤ちゃんだけでなく、高齢の家族にとっても、雨の日の外出は想像以上に負担になります。
「せっかくだからやろう」「予定を合わせたのに申し訳ない」
そんな気持ちもありました。
でも最終的に私が考えたのは、
“やらなきゃ”ではなく、“みんなが安心して動けるか”という視点でした。
もし、誰かが無理をして参加することになりそうなら、それは本来のお宮参りの形とは少し違う気がします。
3つを並べて、静かに考える
・赤ちゃんの体調
・雨の状況と気温
・家族の負担感
この3つを一度、紙に書き出してみるのもおすすめです。
頭の中でぐるぐる考えていると、不安だけが大きくなります。
でも、基準を並べてみると、「今日は大丈夫そう」「今回は延期しよう」と、意外と気持ちが整理されていきます。
お宮参りは、“決行する勇気”も大事ですが、“延期する勇気”も同じくらい大切です。
どちらを選んでも、それは赤ちゃんを大切に思った結果。
その事実だけは、自信を持っていいと私は思います。
雨でも決行して大丈夫?実際にやってみた感想
わが家は、最終的に小雨の中でお宮参りを決行しました。
前日の夜まで本当に迷って、「やっぱり延期しようか」と何度も夫と話しました。でも、天気予報を見ると本降りではなさそう。赤ちゃんの体調も安定していたので、「短時間で済ませよう」と決めました。
今振り返ると、あのときの選択はわが家にとって正解だったと感じています。
思ったより“あっという間”だった
当日、神社に到着したときは、しとしとと降る小雨。
傘を差しながら、赤ちゃんを抱えてゆっくりと本殿へ向かいました。
祈祷自体は10〜15分ほど。
実際に始まってしまうと、赤ちゃんの様子に気を配ったり、祝詞を聞いたりしているうちに、あっという間に終わります。
「雨で大変かも」と身構えていた分、拍子抜けするくらいでした。
移動も、屋根のある回廊や軒下を中心に動けば、ほとんど濡れずに済みました。
抱っこ紐の上からケープをかけていたこともあり、赤ちゃんも落ち着いていました。
終わってみて一番強く思ったのは、
“心配していた時間のほうが、当日より長かった”ということです。
不安でいっぱいだった前日の気持ちが、少しおかしく感じるほどでした。
写真は「完璧」を目指さなかった
青空バックの写真は撮れませんでした。
でも、その代わりに、祈祷所の中や軒下での家族写真をゆっくり撮ることができました。
外での撮影は、雨が弱まった瞬間を狙って数枚だけ。
傘を閉じるタイミングを見計らって、サッと撮影。
結果的に、そのときの少し緊張した表情や、赤ちゃんを包み込むように抱いている姿が、とても自然な一枚になりました。
「完璧な一枚」よりも、「その日の空気が残る一枚」。
それが、後から見返すといちばん愛おしく感じます。
雨の日ならではの良さもあった
境内は人が少なく、とても静かでした。
普段は観光客や参拝客でにぎわう神社も、その日は落ち着いた空気に包まれていました。
雨に濡れた石畳、しっとりとした木々の色。
傘越しに見る景色は、どこか柔らかくて、心がすっと落ち着くようでした。
赤ちゃんを抱きながら、雨音を聞いていたあの時間は、今思えばとても穏やかでした。
晴れの日の華やかさとは違うけれど、
“静かに願いを届ける日”としては、むしろぴったりだったのかもしれないと、今では感じています。
後から振り返ると「思い出」になる
当日は不安もありました。
服が濡れないか、赤ちゃんが冷えないか、祖父母が疲れていないか。
でも、終わってみると、家族みんなで「意外と大丈夫だったね」と笑い合えました。
完璧な青空ではなかったけれど、
「この日も、ちゃんとわが家の物語の一ページだね」と、今では自然に言えます。
お宮参りは、晴れているかどうかよりも、その日に家族でどんな気持ちで過ごしたかが大切なのだと、私はあの日に教えられました。
雨の日に決行する場合の安心対策
「やろう」と決めた瞬間から、少し気持ちが前向きになりますよね。
でも同時に、「本当に大丈夫かな」と小さな不安も残るもの。
だからこそ、当日は“気合い”ではなく“準備”で安心をつくることが大切だと、私は感じました。
ここを押さえておくだけで、当日の落ち着きがまったく違います。
防寒・防水対策は“過剰なくらい”でちょうどいい
雨の日は、想像以上に体が冷えます。
特に赤ちゃんは自分で体温調節がまだうまくできません。
わが家が持っていったのは、
・赤ちゃんの下に敷くタオルを多めに
・ガーゼやおくるみの予備
・着替え一式
・ビニール袋(濡れたものを入れる用)
「こんなにいらないかも」と思いながら準備しましたが、結果的に“多め”が心の余裕になりました。
親の服装も意外と重要です。
滑りにくい靴を選ぶだけで、足元への不安がかなり減ります。ヒールや革底は避けるのが安心です。
抱っこ紐カバーやベビーカーのレインカバーもあると心強いです。
赤ちゃんを濡らさないことはもちろんですが、「ちゃんと守れている」という実感が自分の安心にもつながります。
雨の日は、“備えすぎかな”くらいがちょうどいい。
それが、焦らず動ける理由になります。
写真は屋内をメインに考える
「せっかくだから、きれいな写真を残したい」。
その気持ちは、とてもよく分かります。
でも、雨の日は無理に屋外撮影にこだわらなくて大丈夫です。
最近は、神社の拝殿の中や祈祷所前、屋根のある場所での撮影が可能なところも多いです。事前に問い合わせておくと安心です。
もしプロカメラマンを依頼している場合は、雨天時の対応について必ず確認を。
屋外が難しい場合の代替案を聞いておくだけで、不安はぐっと減ります。
どうしても青空の写真が欲しいなら、スタジオ撮影を別日に設定するのもおすすめです。
当日は“参拝の日”、写真は“記念撮影の日”と役割を分けると、気持ちが楽になります。
「全部を一日に詰め込まなくていい」と思えたとき、心に余裕が生まれます。
滞在時間を短くする
私が一番意識したのは、これでした。
“長居しない”ことが最大の安心対策です。
雨の日は、移動も気を使いますし、服や荷物もかさばります。
赤ちゃんも、湿気や気温の影響を受けやすいもの。
わが家は、事前に流れをシンプルに決めました。
参拝 → 祈祷 → 最低限の写真 → 解散。
食事会は、天気のよい別日に変更。
その判断だけで、当日の気持ちがとても軽くなりました。
「せっかく両家が集まるのに」と思うかもしれません。
でも、赤ちゃんにとっては“短く、穏やかに”が何よりの負担軽減です。
滞在時間を短くすると決めると、自然と行動もテキパキします。
無理に完璧を目指さない。その姿勢が、結果的に満足度を高めてくれました。
準備は“安心のため”にある
雨の日のお宮参りは、確かに晴れの日より気を使います。
でも、しっかり備えておけば、「ちゃんとできた」という達成感も残ります。
不安をゼロにすることは難しくても、
不安を“コントロールできる範囲”にすることはできます。
準備は、赤ちゃんのためだけでなく、あなた自身の安心のためのもの。
そう思って整えていくと、当日の空気はきっと、思っているより穏やかになります。
延期する場合に気をつけたいこと
雨の予報を見て、「やっぱり延期しようか」と決めるのは、決して逃げではありません。
むしろ、赤ちゃんや家族の状況をきちんと考えた上での、前向きな判断です。
私自身も、当日の朝まで延期を迷っていました。だからこそ分かるのですが、延期を選ぶときは、少しだけ心の整理が必要です。
生後何日までにやらないといけない?
「お宮参りは生後30日頃に行うもの」とよく聞きますよね。
私も最初は、「その日にちを過ぎたらダメなのかな」と不安になりました。
でも、実際には“目安”であって、絶対的な決まりではありません。
地域や神社によっても違いますし、最近では生後2〜3か月頃に行う家庭も少なくありません。
赤ちゃんの体調や、ママの体の回復具合、家族の都合を優先して調整するケースはとても多いのです。
大切なのは、カレンダー上の数字よりも、
家族みんなが落ち着いて迎えられるタイミングかどうか。
産後間もない時期は、母親の体もまだ完全には戻っていません。
無理をして行事をこなすより、少し余裕を持ったほうが、その日を穏やかな気持ちで迎えられます。
「日にちがずれたら意味がない」なんてことはありません。
赤ちゃんの無事を願う気持ちがあれば、それで十分です。
延期の伝え方に迷ったら
延期を決めたとき、少し勇気がいるのが祖父母への連絡です。
「せっかく予定を空けてもらったのに…」
「楽しみにしてくれていたのに申し訳ない…」
そんな気持ちが、私も正直ありました。
でも、実際に伝えてみると、
「赤ちゃん優先でいいよ」「無理しないで」と言ってもらえました。
伝えるときは、理由をシンプルに。
・赤ちゃんの体調を最優先にしたいこと
・天候や気温が心配なこと
・改めて日程を調整したいこと
こうした点を素直に伝えれば、ほとんどの方は理解してくれます。
むしろ、無理をして当日トラブルになるほうが心配されてしまいます。
延期するなら、次の予定を軽く決めておく
延期するときにおすすめなのは、「また連絡します」だけで終わらせないこと。
たとえば、
「来月の晴れそうな週末を候補に考えています」
「赤ちゃんの体調が落ち着いたら改めて相談します」
といったように、次の見通しを少しだけ伝えておくと、お互い安心できます。
先が見えない延期は不安になりますが、目安があるだけで気持ちは落ち着きます。
延期を選んだ自分を責めない
一番大事なのはここかもしれません。
延期を選ぶと、「準備してきたのに」「やっぱり決行すればよかったかな」と、後から迷いが出ることもあります。
でも、そのときの最善を考えた結果なら、それは間違いではありません。
赤ちゃんを守るための選択は、どんな形であっても尊いものです。
晴れの日に改めてゆっくりお参りできたとき、「あのとき延期してよかったね」と思えるかもしれませんし、そうでなくても、その判断は家族を思ってのものです。
お宮参りは一日だけのイベントですが、子育てはこれからずっと続いていきます。
だからこそ、無理をしない選択を積み重ねることのほうが、ずっと大切だと私は感じています。
雨だからこそ感じる“行事の本当の意味”
正直に言うと、私は前日まで「どうか晴れますように」と、そればかり願っていました。
青空の下で写真を撮りたい。両家そろって、きれいな一枚を残したい。そんな理想ばかりが頭に浮かんでいたのです。
でも当日、傘を差しながら赤ちゃんを抱っこしていると、不思議と気持ちが静かになっていきました。
小さな体のぬくもり。
雨音の中で聞こえる、寝息のようなやわらかな呼吸。
慌てて小走りする私たちを見て、くすっと笑う祖父母。
完璧な段取りではなかったけれど、その一つひとつが、今では鮮明な記憶になっています。
写真よりも、心に残ったもの
振り返ってみると、あの日いちばん印象に残っているのは写真の出来栄えではありません。
「濡れないようにね」と声を掛け合いながら移動したこと。
「寒くない?」と何度も赤ちゃんの頬を触ったこと。
祈祷が始まった瞬間、家族みんなが自然と背筋を伸ばしたこと。
その空気こそが、お宮参りの本質だったのだと、後から気づきました。
お宮参りは、きれいな写真を撮るためのイベントではなく、
赤ちゃんの無事を家族で願う“時間そのもの”がいちばん大切なのだと。
天気が良いかどうかよりも、その場にどんな気持ちで立っていたか。
それが、あとから心に残るのだと思います。
雨の日が教えてくれたこと
もしあの日が快晴だったら、私は「うまくいったかどうか」ばかり気にしていたかもしれません。
でも、雨だったからこそ、予定通りにいかないことを受け入れる気持ちが生まれました。
思い通りにならない中で、家族で支え合う感覚を味わえたのです。
子育ても、きっと同じ。
思い通りにいかないことの連続ですが、その中にこそ大切な瞬間が隠れているのかもしれません。
雨に濡れた境内の静けさの中で、「この子が元気に育ちますように」と手を合わせた時間は、晴れの日以上に深く心に残っています。
天気は選べなくても、過ごし方は選べる
天気は自分ではどうにもできません。
でも、その日をどう受け止めるか、どう過ごすかは選べます。
「残念な日」ではなく、「わが家らしい日」にすることはできる。
そう思えたとき、雨は“邪魔者”ではなく、“背景”になりました。
完璧ではなかったけれど、
その不完全さも含めて、あの日はわが家の大切な一日です。
雨だったからこそ見えたもの。
それが、行事の“本当の意味”を教えてくれたのだと、今では感じています。
まとめ|お宮参りの雨は「無理しない」がいちばんの正解
お宮参りを雨で中止すべきか、決行すべきか。
その答えは、どの家庭にも共通する「正解」があるわけではありません。
晴れの日に行えたら安心かもしれません。
でも、雨の日に延期するのも、雨の中で決行するのも、どちらも赤ちゃんを思っての選択です。
迷ったときは、あらためてこの3つを思い出してみてください。
・赤ちゃんの体調
・雨の強さと気温
・家族の負担
この基準に照らして、「今日はどうだろう」と静かに考える。
それだけで、感情に振り回される不安は、少しずつ整理されていきます。
延期してもいい。
決行してもいい。
いちばん大切なのは、「どう見られるか」ではなく、「家族が納得できるか」という視点です。
親戚にどう思われるか、写真映えするか、予定通り進むか。
そうしたことが頭をよぎるのは自然ですが、本来のお宮参りは、誰かに評価されるための行事ではありません。
もし今、天気予報を何度も見て不安になっているなら、いったんスマホを置いてみてください。
そして、目の前の赤ちゃんの顔をゆっくり見てみる。
すやすや眠る顔。
小さな手。
胸の上下する呼吸。
その存在そのものが、奇跡のような時間です。
お宮参りは、形式よりも気持ち。
日にちよりも、願い。
完璧さよりも、家族のあたたかさ。
その小さな命を思う気持ちこそが、お宮参りのいちばん大切な意味なのだと、私は心から感じています。
どうか、無理のない選択を。
そしてその日が、晴れでも雨でも、わが家らしい優しい記憶になりますように。













