季節の行事は、子どもにとって特別な思い出になる大切な時間ですよね。でも実際は、ひな祭り、こどもの日、七夕、ハロウィン、クリスマスと続くたびに、出費がかさんでしまうのも現実です。
私自身、「せっかくだから」と毎回飾りや衣装を買い足していた時期があり、年末に家計簿を見てびっくりしたことがあります。夫に「こんなに使ってた?」と言われて、少し反省しました。

でも、行事を削るのではなく、やり方を変えるだけで十分楽しめると気づいたんです。この記事では、子どものワクワク感はそのままに、季節行事の費用を無理なく抑える方法を、わが家の体験を交えながら紹介します。

行事の「全部やる」をやめて節約する考え方

主役をひとつに絞るだけで十分

以前の私は、季節の行事が近づくたびに「今年はどうしよう」と気合を入れすぎていました。
飾りを新しくして、衣装も用意して、行事っぽい料理を作って、最後は写真もきれいに残したい。気づけば、ひとつの行事にやることが盛りだくさんになっていたんです。

でも、あとから子どもと行事の話をすると、「何が一番楽しかった?」と聞いても、細かい準備の話はほとんど出てきません。
「短冊にお願いごと書いたのが楽しかった」「豆まきで鬼に当てたのが面白かった」など、印象に残っているのは、行事の中のほんの一場面でした。

そこで今は、行事ごとに「これだけはやる」という主役をひとつだけ決めています。
七夕なら短冊を書くこと、節分なら豆まき、ひな祭りならお祝いの一言を言うだけ。すべてを完璧にやらなくても、子どもは「今日は特別な日」とちゃんと感じ取ってくれます。

やることを絞ると、準備に追われる気持ちも減り、「楽しもう」という余裕が生まれました。結果的に出費も時間も抑えられ、行事そのものを前向きに迎えられるようになったと感じています。

「毎年買う」習慣を見直す

行事用品は、毎年新しく買わなくても十分楽しめるものが多いです。
以前は「去年と同じだとつまらないかな」と思って、少しずつ買い足していましたが、実際には子どもはそこまで覚えていませんでした。

ハロウィンの飾りやクリスマスの小物、季節のガーランドなどは、出してみると「これ覚えてる!」と喜ぶことも多いです。
「去年のを出そうか」と声をかけると、子どもは箱を開けるところからワクワクしてくれて、まるで宝探しのような時間になります。

今は、行事が終わったあとに「来年も使えそうなもの」と「もう十分かな」というものを分けて片付けるようにしています。
そうすると、翌年に無意識で買ってしまうことが減り、自然と節約につながります。

新しいものを買わなくても、配置を変えたり、飾る場所を変えるだけで雰囲気は変わります。
「買い足さない工夫」を考えること自体が、行事を楽しむ一部になると気づいてから、無理なく続けられるようになりました。

手作りで楽しむ季節行事の節約アイデア

100均と家にあるもので十分

季節の行事というと、つい専用の飾りやキットを買いたくなりますが、実際には紙や折り紙、画用紙があれば十分に雰囲気は出せます。
特に100均は、色画用紙、シール、リボン、マスキングテープなど、行事に使える素材の宝庫です。

わが家では、ひな祭りの時期になると画用紙でお内裏様とおひな様を作り、壁に貼っています。型紙も使わず、子どもが自由に顔を描くので、毎年まったく違う表情になります。
「去年はこんな顔だったね」と話しながら見返すのも、ひとつの楽しみです。

七夕なら短冊、ハロウィンならかぼちゃの顔、クリスマスなら紙のオーナメントなど、行事ごとに使い回せるアイデアはたくさんあります。
「買わなきゃできない」と思い込まないことが、手作り節約のいちばんのポイントだと感じています。

親子時間そのものが思い出になる

手作り行事の一番の魅力は、完成したものよりも、作っている時間そのものにあります。
「ここに貼ろうか」「この色かわいいね」と話しながら作業する時間は、自然と会話が生まれ、親子の距離が近づきます。

忙しい日々の中で、改めて「一緒に何かをする時間」を作るのは意外と難しいですが、行事をきっかけにすると無理なく取り入れられます。
わが家でも、「今日は飾り作ろうか」と声をかけるだけで、子どもは楽しそうに机に向かってくれます。

完成度が高くなくても、「一緒に作った」という事実が、子どもにとっては大きな満足感になります。
上手に作ることより、同じ時間を共有したことが、あとから思い出として残ると感じるようになってから、気持ちもずいぶんラクになりました。

お金をかけなくても、工夫と時間の使い方次第で、行事はしっかり楽しめます。手作りは、節約と同時に、家族の思い出を増やしてくれる方法だと思っています。

食費を抑えても満足感を下げないコツ

特別メニューは一品だけでいい

行事の日というと、「せっかくだから」と料理を頑張りすぎてしまいがちですが、実は全部を特別メニューにする必要はありません。
以前の私は、行事=ごちそうという意識が強く、何品も作っては疲れてしまっていました。でも、子どもの反応を見ていると、そこまで求めていないことに気づいたんです。

たとえば、こどもの日は唐揚げだけを特別メニューにして、あとはいつもの味噌汁やごはん。ひな祭りなら、白いごはんをちらし寿司風に盛り付けるだけでも十分です。
「今日は行事の日だね」と分かる一品があるだけで、子どもはしっかり特別感を感じてくれます。

むしろ、全部を豪華にしようとすると、準備も後片付けも大変になり、「楽しむ前に疲れてしまう」こともあります。
一品だけに絞ることで、食費だけでなく気持ちの余裕も守れるのは、大きなメリットだと感じています。

盛り付けで雰囲気を出す

行事感を出すために、新しい食材や高価なメニューを用意する必要はありません。
同じ料理でも、盛り付けを少し工夫するだけで、雰囲気は大きく変わります。

たとえば、型抜きを使って野菜やハムを星や花の形にするだけで、子どもは「かわいい!」と喜びます。
お皿を変えたり、色合いを意識して盛るだけでも、いつもの食卓がぐっと行事らしくなります。

我が家では、「今日は行事だから、盛り付けを楽しもう」と声をかけるようにしています。そうすると、子どもも配膳を手伝ってくれたり、「ここに置こうか」と一緒に考えてくれたりします。
食材を増やすより、見た目を少し変えるほうが満足度は高いと感じる場面が多いです。

食費を抑えながら行事を楽しむコツは、「何を足すか」ではなく、「どう見せるか」を考えること。
無理をせず、続けやすい形で取り入れることで、行事の日の食卓がもっと気楽で楽しい時間になります。

行事イベントは「参加するもの」を選ぶ

すべてに行かなくていい

季節が変わるたびに、地域のイベントや商業施設の行事案内が目に入りますよね。
楽しそうな内容を見ると、「行ったほうがいいかな」「子どもを連れて行かないとかわいそうかな」と迷ってしまうこともあります。

以前の我が家も、できるだけ参加しようとしていました。でも、週末ごとに予定が埋まり、交通費や外食代がかさみ、正直ぐったりしてしまうことが増えたんです。
そのわりに、子どもも疲れてしまって「もう帰りたい」と言うこともありました。

そこで今は、年に数回だけ「これは行きたい」「これは家族で楽しめそう」というイベントをあらかじめ決めています。
それ以外は、家で飾りを出したり、簡単なおやつを用意したりして、行事気分を味わうと割り切っています。

すべてに参加しなくても、行事を楽しんでいないわけではありません。
「選んで行く」だけで、出費も体力も守れるようになり、結果的にイベントそのものを前向きに楽しめるようになりました。

無料イベントを上手に使う

行事を楽しむ方法は、有料イベントだけではありません。
図書館や公民館、学校や地域が主催する行事には、無料でも十分楽しめるものがたくさんあります。

たとえば、図書館の季節イベントでは、読み聞かせや簡単な工作が行われることもあり、子どもにとっては新鮮な体験になります。
地域のお祭りや公園の催しも、参加費がかからないことが多く、「雰囲気を味わう」だけでも十分満足できます。

事前に広報誌や掲示板、自治体のサイトをチェックしておくと、「こんなイベントがあったんだ」と気づくこともあります。
予定を詰め込みすぎず、行けそうなものだけ選ぶことで、余計な出費や無理な移動を防げます。

我が家では、「今日は無料イベントに行ってみようか」と軽い気持ちで出かけることも多いです。
お金をかけなくても、初めての体験や人との関わりが、子どもにとって大きな刺激になると感じています。

行事イベントは、数より質。
家族に合った参加の仕方を見つけることで、無理なく、長く楽しめる行事の習慣が続いていきます。

行事のあとに「振り返り」をして節約につなげる

本当に必要だったものを確認する

行事が終わったあと、片付けをしながら「これ、ほとんど使わなかったな」と感じるものは意外と多いです。
勢いで買った飾りや、当日一度しか使わなかった小物など、思い返すと「なくても困らなかったかも」と思うものが出てきます。

以前の私は、行事が終わるとすぐに気持ちを切り替えて、次の予定に目が向いていました。でもそれだと、同じ失敗を翌年も繰り返してしまいます。
今は、片付けのタイミングで「よく使ったもの」「ほとんど使わなかったもの」を軽く分けて考えるようにしています。

スマホのメモに一言残すだけでも十分です。「節分の飾りは不要」「豆まきだけで十分だった」など、簡単なメモが翌年の自分を助けてくれます。
行事直後の感覚を残しておくことが、いちばん確実な節約につながると感じています。

家族で話すと基準がそろう

行事のあとに、「今日どうだった?」と家族で話す時間を少し作るだけでも、たくさんの気づきがあります。
特に子どもに「楽しかったのは何?」と聞くと、答えは驚くほどシンプルです。

「一緒に笑ったところ」「鬼が来たところ」「みんなで作った飾り」など、高いものや豪華な演出が出てくることはほとんどありません。
その答えを聞くたびに、「ああ、そこが大事だったんだな」と気づかされます。

夫とも、「これはなくてもよかったね」「これは来年もやりたいね」と話すことで、家族の中で行事の基準がそろってきました。
基準が共有できると、「今年はどうする?」と相談しやすくなり、無理な出費を防げます。

家族の記憶に残ったことを軸に次の行事を考えると、自然と節約につながるのは、大きなメリットです。
振り返りは反省ではなく、次をラクにするための準備。そう考えると、行事のあとも前向きな時間になります。

まとめ|季節行事は「工夫」で節約できる

季節の行事は、「ちゃんとやらなきゃ」「周りと同じようにしなきゃ」と思うほど、出費も気持ちの負担も大きくなりがちです。でも、実際に大切なのは、どれだけお金をかけたかではなく、その時間を家族でどう過ごしたかだと、私は感じています。

全部を完璧にやろうとしなくても大丈夫です。
主役をひとつ決める。手作りや盛り付けで雰囲気を出す。行事イベントは参加するものを選ぶ。行事のあとに振り返る。こうした小さな工夫を重ねるだけで、行事はぐっと身近で続けやすいものになります。

無理をしない形に変えると、「また来年も楽しもう」と思える余裕が生まれます。準備や出費に追われる行事より、笑顔で過ごせる行事のほうが、子どもの記憶にも残りやすいはずです。
節約は我慢ではなく、家族に合った形を選ぶことだと気づいてから、行事への向き合い方が大きく変わりました。

次の行事が近づいたら、ぜひ一度「何を一番楽しみたいか」を家族で話してみてください。
「これができれば十分だね」と共通のゴールが決まると、準備も判断もラクになります。その一言が、無理のない節約と、心に残る思い出づくりにつながっていきます。