ひな祭りの飾り付けアイデア|100均で簡単に“写真映え空間”をつくる方法

ひな祭りが近づくと、わが家でも「そろそろ飾り付けどうしよう?」と軽いザワつきが始まります。特に子どもが小さいうちは、できれば華やかで可愛い空間にしてあげたい。でも、忙しい日々の中で凝ったことはできないし、そもそも飾り付けのアイデアが浮かばない…そんな悩み、私も毎年のように感じていました。
ところが、100均のアイテムをうまく組み合わせるだけで、一気に“ひな祭りらしさ”が出て部屋が明るくなることに気づいたんです。高い飾りを買わなくても、ちょっとした工夫で写真映えまで叶います。
この記事では、私が実際にやって「これ本当にラク!」と感じたひな祭りの飾り付けアイデアをまとめました。読み終わるころには、今日の買い物ついでに準備したくなる、そんな実用的な内容にしています。
目次
100均で揃う“ひな祭りらしさ”を出す飾り付けアイテム

ひな祭りの飾り付けは、主役となるひな人形を引き立てつつ、季節感と華やかさをどう演出するかがポイント。実は、色の組み合わせと素材選びさえ押さえておけば、100均アイテムだけでも十分に“ひな祭りらしさ”が作れます。私も最初は「100均だけで本当に大丈夫?」と半信半疑でしたが、実際にやってみると家族が驚くほど可愛い空間が完成しました。
和紙・ちりめん素材のアイテム
ひな祭りの雰囲気を一番簡単に出せるのが、和紙やちりめんといった“和柄素材”。折り紙や小物を並べるだけでも、雰囲気がふわっと華やかになります。
特に和柄の折り紙は、背景に敷いたり、写真撮影の小物として使ったりと用途が幅広く、コスパも最強。私の家では、ひな人形の後ろに数枚並べるだけで画面が一気に締まり、「これ100均で買ったの?」と家族に驚かれたほどです。
和の素材は、ひな祭りが持つ「上品さ」や「しとやかさ」を自然に演出してくれるため、飾り付けに迷ったときの安心アイテム。
迷ったらまず“和柄の紙もの”を取り入れると、一瞬で世界観が整います。
ペーパーファン・ガーランド
壁面を飾るアイテムとして欠かせないのが、ペーパーファンやガーランド。貼るだけで“飾っている感”が一気にアップする、頼れる存在です。
ひな祭りのテーマカラーである「ピンク・白・薄緑」を選ぶと統一感が出て、全体がやさしい春色にまとまります。特にペーパーファンは大小組み合わせると立体的になり、写真映えも◎。
わが家では子どもが貼る作業をとても楽しんでいて、「ここに大きいの貼りたい!」と自分で場所を決める姿も微笑ましいポイントになりました。
ガーランドも短い時間で飾れ、壁に沿わせるだけでリビングの一角が“イベントスペース”っぽくなるので忙しい親には本当に助かります。
フェイクフラワーや桜モチーフ
ひな祭りの季節になると、100均には桜モチーフがズラッと並びます。フェイクフラワー、桜のミニブーケ、桜柄の小物など選択肢が豊富で、どれも使いやすいものばかり。
桜を少し添えるだけで、ひな人形まわりの印象が一気に華やぎ、春のやさしい空気感を演出してくれます。花瓶にさすだけで絵になりますし、撮影時には手前に少しボケ感を出すように置くだけで「ちょっと上手に撮れた風」写真が作れるのも魅力。
特に白い壁や木目の棚に桜を置くと、淡い色がとてもよく映えます。
慌ただしい季節でも、桜アイテムを1つ足すだけで「春が来たな〜」と家の中が軽やかになるのを感じるはずです。
わが家で好評だった“簡単に映える”飾り付けアイデア

ひな祭りの飾り付けは、こだわり始めるとキリがないけれど、実は「ちょっと工夫するだけ」で一気に映える空間が作れます。特に子どもが小さい時期は、飾り付けの完成度よりも「写真に残したときに可愛いか」が大事だったりしますよね。ここからは、私が実際に試して“家族が一番反応してくれた”飾り付けを紹介します。
壁に“ひな祭りカラー”の三色ゾーンを作る
まずおすすめなのが、壁に画用紙を貼るだけで作れる三色ゾーン。ピンク・白・緑はひな祭りの定番カラーなので、この3色だけで全体の雰囲気がまとまります。
ポイントは画用紙のサイズと貼る高さ。
子どもが立った位置で顔が中央にくるように調整すると、写真を撮ったときのバランスが抜群になります。私の家でも、これを背景にするとスマホでも驚くほど写真がキレイに映って、「あれ?写真館っぽい!」と言われたほどです。
また、画用紙は何度も使えるので翌年も活用でき、コスパの良さでも優秀。
「色の面積を作る」だけで、背景が一気にイベント仕様になるのが最大のメリットです。
ひな人形の後ろにライトを仕込む
次に試してほしいのが、ひな人形の“裏側からライトを当てる”演出。LEDキャンドルや小型の電球ライトをそっと置くだけで、背景に柔らかい光が広がり、ひな人形がふんわりと浮き立つように見えます。
特に夕方の自然光と組み合わせると、影が優しく落ちるので雰囲気がぐっとアップ。いつものリビングの棚でも、ライトを使うだけで特別感が出るのがうれしいポイントです。
私の家では、子どもが「キラキラしてる〜!」と駆け寄ってくるくらいお気に入りの演出。照明を変えるだけで表情がガラッと変わるので、撮影のたびにライトの角度を調整したりして楽しんでいます。
桜のフェイクフラワーで“囲む”
ひな祭りといえば桜。100均にも桜のフェイクフラワーがかなり充実していて、これをうまく配置すると一気に華やかさが増します。
ひな人形の横に数本置くだけでも春らしさが出ますが、撮影を意識するなら“囲む”イメージで配置するのがコツ。ひな人形の左右に同じボリュームで置くと、左右対称のバランスが取れて画面が整って見えます。
また、手前に少しだけ桜を置くと前ボケが入って、スマホでもふわっとした可愛い写真になります。
これ、わが家では特に家族から評判で、「これプロが撮ったみたいじゃない?」と言われてうれしくなりました。
桜アイテムは季節商品なので早めに買っておくと種類も選べて便利。置くだけで一気に“春の空気”が部屋に広がるので、飾り付けの完成度を高く見せたい人には特におすすめです。
子どもと一緒に“作って楽しむ”飾り付け

ひな祭りの準備は、親が飾り付けを整えるだけでなく、子どもと一緒に「作る時間」を楽しめるのも大きな魅力です。手を動かして作った飾りは、完成したときの喜びが大きく、子どもにとって特別な思い出にもなります。難しすぎると途中で飽きてしまうので、シンプルで“完成形が分かりやすいもの”を選ぶのがポイント。ここでは、わが家でも毎年人気のアイデアを紹介します。
折り紙で作るおひなさま
折り紙のおひなさまは、子どもでも取り組みやすく、完成度も高く見える万能アイテム。和柄の折り紙を使えば、それだけで一気にひな祭りらしい雰囲気が出ます。
折る手順はシンプルで、折り筋が多少ズレても大丈夫。最後にペンで顔を描くだけでグッと個性が出て、世界にひとつだけのおひなさまになります。
私の家では毎年「今年はどんな表情にする?」と話しながら描いていて、泣き顔・笑い顔・ウインクなど、その時々のブームが反映されて面白い仕上がりに。去年の作品を並べて見比べると成長が感じられるのも嬉しいポイントです。
おひなさまを複数つくって壁に飾るだけで、ひなまつりの“手作りギャラリー”が完成します。
折り紙はコスパが良く、親子のコミュニケーションが自然に生まれる最高の飾り付け素材です。
フラワーペーパーで“ぼんぼり風”飾り
フラワーペーパーを丸くまとめるだけで作れるぼんぼり風の飾りは、ふんわりとした質感が可愛く、ひな人形まわりのアクセントにもぴったりです。作り方はとても簡単で、重ねたペーパーを扇状に広げて丸めるだけ。子どもの手でも扱いやすく、「自分で作れた!」という満足感がしっかり得られます。
さらに、明かりを楽しみたい場合は、小さめのLEDライトを中に忍ばせると柔らかい光が透けて、まるで本物のぼんぼりのような雰囲気に。
夜のリビングがほんのり照らされて、写真も上品な仕上がりになります。
フラワーペーパーは色味が豊富なので、ピンクや白を選べばひな祭りらしい統一感が出ますし、子どもに好きな色を選ばせると楽しさも倍増します。「これ、ママが作ったの?」と家族に褒められて子どもが嬉しそうにする姿を見ると、作ってよかったなと感じる瞬間です。
写真が一気に良くなる“撮影のコツ”

飾り付けをがんばっても、写真が暗かったり背景がごちゃごちゃしていると「実物のほうが可愛かったのに…」となりがちです。とはいえ、本格的なカメラや難しい知識はなくても大丈夫。スマホでも、少し意識を変えるだけでぐっと仕上がりが良くなります。ここでは、私がいつも意識している簡単なポイントをまとめました。
光は“横から”入れる
一番大事なのは“光の向き”。部屋のどこで撮るかによって、表情の明るさや立体感が大きく変わります。
おすすめは、窓からの自然光が横方向から当たる場所に子どもを立たせること。顔の片側にやさしい影がついて、ふんわり立体感が出ます。
逆光になってしまうと顔が暗くなりがちなので、その場合はカーテンを少し閉めて光を柔らかくしたり、正面から小さなライトを当ててあげると、ぐっと撮りやすくなります。スタンドライトやデスクライトでも十分です。
「どこで撮るか」を決めるときは、まず窓との位置関係をチェックすると失敗しにくくなります。
背景は3色のどれかに揃える
ひな祭りと言えば、ピンク・白・緑の三色が定番。背景の色がバラバラだと、せっかくの飾り付けも落ち着かず、視線があちこちに散ってしまいます。
そこで、飾り付けのメインとなる壁やテーブルまわりは、このうち1〜2色に絞ってまとめるのがおすすめです。
たとえば、背景はピンクと白で統一し、桜や小物で少しだけ緑を差し色として入れるイメージ。これだけで写真全体がまとまり、見たときの印象がぐっと上品になります。子どもの服も、背景に使っている色とケンカしないトーンを選ぶとさらにきれいです。
色を「増やす」よりも「絞る」ほうが、結果的に写真が洗練されて見えるのがポイントです。
小物は手前に置きすぎない
桜の枝やミニぼんぼり、おひなさまのクラフトなど、小物をたくさん飾ると可愛いですが、写真を撮るときに手前に置きすぎると子どもの顔が隠れてしまうことがあります。
そんなときは、カメラのフレームを意識して、小物を少し横や奥にずらしてあげるとバランスが取りやすくなります。
「子どもの顔・ひな人形・小物」の3つが全部見える位置関係になるよう、スマホの画面を見ながら微調整していくと、自然と“主役がどこか”はっきりした写真になります。撮る前に一度、子どもに立ってもらってから小物の位置を決めるとスムーズです。
迷ったときは、まず“子どもの顔がしっかり見えているか”だけを基準に整えると、写真の印象が一気に良くなります。
忙しい家庭でもすぐできる“時短飾り付け”の考え方

仕事に家事に子どものお世話…ひな祭りの時期は、日常の忙しさに季節行事が重なって「飾り付けまで手が回らない」と感じることも多いですよね。私も毎年、「今年こそ早めに準備しよう」と思いつつ、気づけば前日…なんてことがよくあります。
でも、実はひな祭りの飾り付けは、細かくこだわらなくても“ポイントを押さえるだけ”で驚くほどまとまります。大事なのは、完璧を目指さず、短時間でできる要素だけを組み合わせること。ここでは、私が忙しい年でも必ず使う「時短のコツ」を紹介します。
時短のための3点セット
時間がないときは、あれこれ考えるよりも“やることを3つに絞る”のが一番効率的です。これだけ揃えれば、見た目もひな祭りらしく、写真にも残しやすい空間が完成します。
1. 壁の背景(ペーパーファン or 画用紙)
壁の背景があると、「飾り付けしました!」という印象が一気に強くなります。ペーパーファンは貼るだけで立体感が出ますし、画用紙でもピンク・白・緑を並べればひな祭りカラーが簡単に演出できます。
背景を作ることでスペースが“イベントの場”として区切られるため、そこに小物を置くだけでまとまって見えるのが最大のメリットです。
2. ひな人形の周りに桜を置く
桜のフェイクフラワーは時短飾りの強い味方。ひな人形の横に数本置くだけで、季節感と華やかさが一気に加わります。
どんな配置でもそれなりに見えるので、並べ方に迷わないのも忙しい家庭にはありがたいポイント。
ここに桜があるだけで、写真の印象がぐっと明るくなるので「とりあえず桜だけ置く」でも十分成立します。
3. ガーランドを1本かける
ガーランドは壁にかけるだけでリズムが生まれ、空間が一気に“お祝いモード”に変わります。色は淡いピンクか白を選ぶと統一感が出やすく、どんな部屋にもなじみます。
飾る場所も選ばず、写真を撮るときに自然と目に入るので、手軽さの割に効果が大きいアイテムです。
この3つさえ揃えれば、5分もあれば“ひな祭りスペース”が完成します。
飾り付けは“日常の延長”でOK
SNSで素敵な飾り付けを見ると、「うちももっとちゃんとしたほうがいいのかな…」と焦ることもありますよね。でも、ひな祭りの飾り付けは、頑張りすぎる必要はありません。
大切なのは、子どもが季節の行事を楽しめること。そして、家族が「かわいいね」「きれいだね」と言い合える、ほっこりした空気が生まれることだと思っています。
だからこそ、忙しい年は「今年はこれで十分!」と割り切るくらいがちょうどいいんです。
私の家でも、完璧な飾り付けができた年より、むしろバタバタしながら急いで整えた年のほうが、子どもが大喜びしてくれて印象に残っています。
“ひな祭りは特別な1日だけど、無理しなくていい”という気持ちで飾ると、心にも余裕が生まれて、家族の笑顔も増えます。
まとめ|100均×少しの工夫で“家族の思い出に残る”ひな祭りを
ひな祭りの飾り付けは、高価なアイテムを買い揃えなくても、十分に可愛く華やかにできます。むしろ、100均アイテムを組み合わせるほうが、気軽に試せて「来年はこうしてみようかな」とアレンジしやすいのが魅力です。季節ごとに新しい商品も出るので、毎年少しずつアップデートしていけるのも楽しいところですよね。
今年意識したいのは「桜・ひな祭りカラー・壁の背景」の3つだけ。桜のフェイクフラワーを1本添える、ピンクや白の画用紙を壁に貼る、ガーランドを1本かける――それだけでも、お家の一角がぐっと春らしく変わります。飾り付けの範囲を“家の一部のスペースだけ”と決めてしまうと、準備も片付けもグッとラクになります。
そして何より大切なのは、子どもと一緒に「かわいいね」「ここに貼ってみようか」と話しながら作る時間そのもの。完璧さよりも、家族で笑い合いながら過ごした記憶のほうが、あとから振り返って心に残ります。
今日の買い物ついでに、まずは画用紙やガーランドを1つだけカゴに入れてみることが、“家族の思い出に残るひな祭り”への一歩目になります。
「今年はちょっとだけやってみようかな」と思えたら、それで十分。無理のない範囲で、ひな祭りの飾り付けを楽しんでみてくださいね。












