お風呂の掃除、みんなどれくらいの頻度でやってるの?
毎日やるには忙しいし、かといって放っておくとすぐカビやぬめりが…。
私もずっと「正解」がわからず、気づいたときに慌てて掃除する日々でした。
でも、あるとき掃除の“頻度”を見直してみたら、思った以上にラクにきれいを保てるように!
この記事では、そんな私の実体験をもとに、お風呂掃除の頻度の目安と、無理なく続けるコツをお伝えします。
目次
お風呂掃除って、みんなどれくらいの頻度でやってるの?

「お風呂掃除って、やっぱり毎日が基本?」
そんなふうに思っていた時期もありました。
確かに、よく「お風呂は使ったその日に掃除するのが理想」と言われますよね。
汚れが溜まりにくくなるし、カビの発生も防げるって。
でも、現実はそんなにうまくいかない…。
私も子どもが生まれるまでは、
「湯船のお湯を抜いたついでにサッと洗う」なんて余裕もあって、
“なんとなく毎日やってる”という状態でした。
だけど育児が始まって、生活のペースがガラッと変わってからは、
お風呂掃除にかけられる時間や気力が明らかに減ってしまって。
夜は子どもと一緒にお風呂に入って、
出たあとはバタバタとパジャマ・歯磨き・寝かしつけ。
ようやく寝た…と思ったら、自分の体力もほぼゼロ。
「今日はもう無理…明日でいいか」ってつい後回しにしてしまうんです。
そんな日が何日か続くと、やっぱり浴槽の水垢や、
排水口まわりのピンクぬめりが気になってくる。
放置した分だけ、掃除が大変になるってわかってるのに、
気づけばまた同じことを繰り返してしまう…。
最初は罪悪感もあったけど、ふと気づいたんです。
「毎日ちゃんと掃除しなきゃ」って思い込みすぎてるのかもって。
そもそも、“毎日”って誰の基準なんだろう?
理想と現実のバランスをとったほうが、続けられるんじゃないかな?と。
そう思ったときから、わが家のお風呂掃除を見直してみることにしました。
完璧じゃなくていい、でも心地よく暮らせる頻度を見つけようって。
わが家のお風呂掃除スケジュール、こんなふうに変えました

「お風呂は毎日掃除しなきゃ!」って思っていた頃は、
手を抜くと罪悪感がありました。
でも、それを“習慣”として見直したことで、ぐっと気持ちがラクに。
今では「毎日・週1・月1」のリズムが、無理なく定着しています。
毎日:浴槽と排水口だけは「最低ライン」
どんなに忙しくても、湯船と排水口の掃除だけは毎日欠かさず。
といっても、やるのは本当に“最低限”です。
お風呂上がりに、お湯を抜いたついでにスポンジで軽くこすって、
シャワーでザーッと流すだけ。洗剤は使わない日もあります。
これだけでも、翌日にお湯を張るときの気分が違うんです。
「清潔さをキープする」より、「リセットしておく」意識が大事だと感じています。
排水口も、髪の毛やゴミをサッと取って流すだけ。
汚れがひどくならないから、結局あとがラクになるんですよね。
「完璧にきれいにしよう」と思わなくなってからのほうが、
むしろ習慣として定着しました。
週1:壁・床・天井は「週末のまとめ掃除」
家族で予定がない週末の午前中に、時間をとってしっかり掃除。
この時間を「バスルーム大掃除タイム」として位置づけています。
壁は全体を洗うのが理想だけど、下半分だけでも十分すっきり。
水垢が目立ちやすい床や鏡、蛇口まわりもこのタイミングでゴシゴシ。
天井はクイックルワイパーに除菌シートをつけてサッと拭くだけ。
脚立いらずでできるので助かっています。
夫と子どもはその間リビングでのんびり過ごしていて、
掃除が終わったら「おつかれ〜!」って飲み物を用意してくれるのも、
ちょっとしたモチベーションになっています(笑)
「この日にやる」と決めておくことで、サボりにくくなるし、
掃除をする前提でスケジュールも組めるようになりました。
月1:カビ取り&道具の丸洗い
月に1度は、カビ取り剤を使ったしっかり掃除を実施。
ドアやゴムパッキン、シャンプーボトルの底など、
普段見落としがちな部分もこの日に集中してケアします。
この日には、お風呂で使っているイスや洗面器、子どものおもちゃも丸洗い。
いつもはサッと流すだけのアイテムも、月1でしっかり洗うと気持ちがいいです。
私の場合、「月の最初の土曜日」と決めてしまっているので、
カレンダーを見て「そろそろだな」と準備ができます。
放っておくと水垢や黒カビがこびりついてしまうので、
「月1だけはちゃんとやる」というマイルールが大切。
しんどいときは無理せず、洗剤だけつけて放置しておく“時短作戦”で乗り切ることもあります。
頻度を分けることで「続けられる掃除」になった

一気にやらないから、心もラクに
以前の私は、お風呂がちょっとでも汚れてくると「今日はぜんぶやるぞ!」と意気込んで、
壁も床もイスも鏡も…と一気に掃除していました。
でも、こういう“気合い”って続かないんですよね。
平日はバタバタしてるし、休日にまとめて掃除する気力もない。
「また汚れてきた…でも今日はムリ…」の繰り返し。
そのうち掃除がどんどん後回しになって、汚れがたまる→やる気がなくなる…という悪循環。
それをやめて、「毎日はココだけ」「週1でココ」「月1でここまで」と
あらかじめ線引きしておくようにしたら、不思議と気持ちがラクになったんです。
「今日は排水口だけ」「今週は床と鏡だけ」みたいに、
自分で「ここまで」と決められると達成感もあるし、
何より“掃除に追われている感じ”がなくなりました。
完璧じゃなくていい。少しずつやれば、ちゃんとキレイは保てる。
そう思えるようになってからは、気負わずに続けられています。
家族にも分担してもらう工夫
「掃除=ママの仕事」っていう空気、わが家でも正直ありました。
でも、お風呂って家族みんなが使う場所。
だからこそ、「みんなで少しずつやる」ルールを作ったらうまく回るようになりました。
たとえば、わが家では「最後に出た人が排水口のゴミを取る」が定番ルール。
最初は私がやっていたけど、ある日ふと「これ、誰でもできるよね?」と思って。
小学生の息子にも「最後の人がやるんだよ」と教えたら、
「今日ぼく最後だったから、やっといたよ〜」と、ちょっと誇らしげに報告してくれるように。
面白かったのが、「お風呂のフタ掃除対決」なる遊びを始めたこと。
水でぬらした布を渡して、「どっちがピカピカにできるか勝負!」と声をかけたら、
子どももノリノリで磨き始めて、気づけば鏡まで一緒に掃除してくれてました(笑)
“お手伝い”として押しつけるんじゃなくて、ゲーム感覚にすることで自然と参加してくれるんですよね。
そうすると、「ママばっかり掃除してる」というモヤモヤも減って、気持ちの面でも助かっています。
ちょっとした工夫や声かけで、家族が「自分ごと」として関わってくれるようになると、
お風呂掃除ってこんなに楽になるんだなぁと実感しています。
頻度別!お風呂掃除のチェックリスト

「何をどれくらいの頻度でやればいいの?」
そんな悩みを解消するために、わが家では掃除の内容を3段階に分けてチェックリスト化しています。
“全部を毎日”じゃなくて、“やることを分けて決める”ことで、無理なく続けられるようになりました。
毎日やること
◎浴槽を軽くこすって洗う
湯船を使った日は、お湯を抜いた後にスポンジでサッと洗うだけ。
洗剤を使う日もあるけれど、ぬるま湯とスポンジだけでも十分落ちます。
汚れがたまりにくくなるので、後々の掃除がラクになります。
◎排水口のゴミを取る
髪の毛や小さなゴミは、できるだけその日のうちにリセット。
ゴミを放置するとぬめりや臭いの原因になるので、ここだけは絶対にやる“マイルール”にしています。
◎シャワーで全体を流す
最後にシャワーで壁や床を流すことで、石けんカスや皮脂汚れを最小限に。
この“仕上げのひと手間”で、カビの発生もだいぶ防げています。
ここは「最低ライン」と割り切って、2〜3分で終わるレベルにとどめるのがポイント。
「これだけはやる」と決めておくことで、気負わずに習慣化できます。
週1でやること
◎壁や床を洗う
スポンジやブラシで壁と床をこすり洗い。
石けんカスや皮脂汚れは意外とたまっていて、週1のリセットだけでも全体がグッと明るく清潔に見えます。
壁は水がかかりやすい下半分だけでもOK。
「今日はここまで」と範囲を区切るのも、続けるコツです。
◎天井や換気扇まわりの拭き掃除
天井は水滴がつきやすく、カビの温床に。
クイックルワイパーなどの長い柄つきワイパーを使えば、脚立いらずで安全に掃除できます。
換気扇のカバーもホコリがつきやすいので、週1で軽く拭いておくと汚れがたまりません。
◎鏡や蛇口まわりの水垢取り
水滴をそのままにしておくと、あっという間に水垢がつきます。
クエン酸スプレーや水垢用シートで週1のお手入れをしておくと、ピカピカがキープできます。
週末の時間を少しだけ確保して、家全体を“リセットする感覚”で取り組むと気持ちもスッキリ。
月1でやること
◎カビ取りスプレーを使う
普段の掃除では落としきれない黒カビには、専用のカビ取り剤を。
パッキンや壁のすみ、天井の角など、見落としがちな部分を丁寧にチェックするのがポイント。
換気をしっかりして、時間をおいて洗い流すだけで、見違えるほどきれいになります。
◎イス・洗面器・おもちゃを丸洗い
毎日使うアイテムは、意外と水垢がついています。
バケツにぬるま湯と中性洗剤を入れてつけ置き→こすり洗いすれば、驚くほどスッキリ!
おもちゃもヌメヌメしてきたら要注意。
月1で洗う習慣があると、安心して子どもに使わせられます。
◎排水口のパーツを分解して掃除
フタの内側やトラップの奥など、普段は触れない部分をこの日に掃除。
歯ブラシや専用ブラシがあると便利です。
溜まっていたヌメリや汚れを見ると「やってよかった!」って思えます(笑)
「月のはじめ」や「最終土曜」といったタイミングを決めておくと、習慣化しやすく忘れません。
この頻度別チェックリストがあるだけで、「今日はどこをやればいい?」と迷わなくなりました。
一気にやらなくても、ちゃんときれいは保てる。
その安心感が、毎日の掃除ストレスをぐっと減らしてくれています。
面倒にならないための、わが家の工夫

掃除グッズは「手の届く場所」に
掃除が面倒になる一番の原因って、
「やろうと思ったときに、準備が面倒」ってことなんですよね。
以前の私は、スポンジや洗剤をきちんと収納棚にしまっていました。
見た目はすっきりするけど、その都度取り出すのが面倒で…
「今日はいいか…」が積み重なって、どんどんサボり癖がついてしまいました。
そこで思いきって収納スタイルを見直し!
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スポンジは吊るしておいて、さっと手が届く場所に
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洗剤はフタ付きボトルをやめて、ポンプ式にチェンジ
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排水口用のゴミ取りネットも、手が濡れていても取りやすい位置に設置
この“動線の改善”だけで、掃除のハードルがぐんと下がりました。
「出さなくてもすぐ使える」「片づけなくても見た目が悪くならない」
この2つの条件を満たしておくと、ほんの2〜3分の掃除が格段にラクになります。
毎日やることだからこそ、“とにかく手間を減らす”のが本当に大事なんだなと実感しています。
掃除のあとは「自分にごほうび」
「週末にしっかり掃除しよう!」って決めていても、
正直、朝からモチベーションが上がらないこともあります。
そんなときに効くのが、“終わったあとの楽しみ”を用意しておくこと。
わが家では、掃除のあとはちょっと贅沢なごほうびタイムが定番になっています。
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冷凍庫にこっそりストックしてあるお気に入りのアイスを食べる
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お風呂にバスソルトを入れて、ゆっくりリラックスタイムを楽しむ
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「今日はお昼ラクしよう」と決めて、お惣菜を用意しておく
たったこれだけで、「掃除したらいいことが待ってる♪」と思えるようになり、
掃除=しんどい家事ではなく、スッキリと気持ちよくなる“儀式”のような感覚に変わってきました。
さらに、子どもにも「終わったら一緒にプリン食べようね〜」と声をかけると、
「じゃあ僕も手伝う〜!」なんて言ってくれたりして、ちょっとしたやる気スイッチになります(笑)
“やる理由”を掃除の先に置くことで、習慣は驚くほど自然に根づいていく。
そんなふうに思えるようになったのも、このごほうび習慣のおかげです。
まとめ|自分たちに合った「頻度のルール」でラクにきれいを保とう
お風呂掃除って、つい完璧を求めてしまいがちだけど、
大事なのは「無理なく続けられるペース」を見つけることなんだと思います。
わが家では、毎日・週1・月1と役割を分けることで、心の負担がぐんと減りました。
家族にも協力してもらいながら、自分たちの生活に合った「掃除の習慣」、見つけてみてくださいね。
「毎日きれい」を目指すより、「ずっとラクにきれい」を目指していきましょう!