- 地鎮祭ののし袋の種類はどれがいい?
- 地鎮祭ののし袋の書き方がわからない
- 初穂料のお金を渡すタイミングを教えて
地鎮祭は昔から家を建てる前にしてきた「神さまに安全を祈る儀式」で、地鎮祭のお礼として神社に初穂料を納めます。
しかし地鎮祭は人生で1回くらいしか経験しないことなので、初穂料ののし袋の種類や書き方がよくわからない人が多いようです。
この記事では地鎮祭ののし袋の種類や書き方、初穂料のお金の相場や渡すタイミングについてくわしく解説していきます。
知っておくと地鎮祭の日を安心して迎えることができるようになります。
目次
地鎮祭ののし袋の種類はどれがいい?
地鎮祭の初穂料ののし袋の種類は、どれを使えばいいのでしょうか?
お祝いごとに使う「紅白の水引がついたのし袋」には
- 蝶結び
- 結び切り
- 淡路結び
3種類ののし袋があります。
その中でも地鎮祭に使うのは「蝶結び」の水引がついたのし袋です。
なぜなら蝶結びはほどいて何度も結び直せるので、「またあるように」という願いを込めてお祝いごとに使われるからです。
|
地鎮祭ののし袋の水引は印刷されたものでもいい?
のし袋の水引には「豪華な飾りがついたもの」と「印刷されたもの」がありますが、地鎮祭の初穂料に使うのし袋の水引は印刷されたものでもいいのでしょうか?
実は地鎮祭ののし袋の水引は印刷されたものを使ってはいけません。
地鎮祭ののし袋に印刷されたものを使ってはいけない理由
地鎮祭の初穂料に水引が印刷されたのし袋を使ってはいけない理由は、
- のし袋
- お金
お祝いごとでは、この2つの「格」を合わせないといけないからです。
地鎮祭ののし袋とお金の格を合わせるとは?
格を合わせるというのは「のし袋の見た目」と「中に入れるお金」のランクを合わせるということです。
- のし袋の見た目が豪華なのに「入っているお金の額が少なすぎる」
- のし袋の見た目が安っぽいのに「入っているお金の額が多すぎる」
どちらも見た目と中身が釣り合っていませんよね。これでは失礼にあたります。
水引が印刷されたのし袋が使えるのは「入れるお金が10000円まで」のときですが、地鎮祭の初穂料では必ず10000円以上は入れます。
地鎮祭では10000円以上は入れるので「水引が印刷されたのし袋」を使ってはいけないのです。
地鎮祭ののし袋の表書きの書き方2つのポイント
地鎮祭の初穂料で使うのし袋の「表書きの書き方2つのポイント」を紹介します。
- 水引の上に「初穂料」と書く
- 水引の下に「施主の名前をフルネーム」で書く
この2つはかならず書くようにしてください。初穂料は「御初穂料」と書いてもかまいません。
連名のときの書き方
二世帯住宅を建てるときなど、施主が複数人いるときは連名で施主の名前を書きます。
連名で書くときは年齢が上の人の名前を右側に書くようにしましょう。
のし袋の中袋の書き方2つのポイント
次にのし袋の中袋の書き方2つのポイントを紹介します。
たとえば中に入れるお金が30000円だったときは
- 中袋の表側に「金参萬圓也」と書く
- 中袋の裏側に「住所と名前」を書く
中袋のお金の金額による書き方
地鎮祭の初穂料での「お金の金額」による中袋の書き方を紹介します。
- 10000円・・・金壱萬圓也
- 20000円・・・金弐萬圓也
- 30000円・・・金参萬圓也
- 50000円・・・金伍萬圓也
のし袋はボールペンで書くのはNG?
のし袋にボールペンで書くのは失礼にあたるのでNGです。
のし袋の表書きは筆で書くのが正しいのですが、今の日本では日ごろから筆を使っている人は少ないですよね。
そこでおすすめなのが筆ペンを使って書くことです。筆ペンでも十分キレイに書くことができます。
のし袋の表書きは「筆または筆ペン」で書くようにしてください。
地鎮祭のお金(初穂料)の相場はいくら?
地鎮祭での初穂料のお金の相場は「20000円〜50000円」です。
神社がお供えものを用意するときは「50000円」、施主がお供えものを用意するときはその分を差し引いて「30000円」をのし袋に入れるのがおすすめです。
地鎮祭のお金は新札がいい?
地鎮祭は神聖な儀式なのでお金は新札を使うのがいいでしょう。
とはいえ結婚式のように新札にこだわる必要はないのです。最近ではシワだらけのお札があまり出回らないようになっています。
新札が用意できないときでも、折り目のついていないお札であれば使っても問題ありません。
地鎮祭のお金を渡すタイミング
地鎮祭の初穂料のお金を渡すタイミングは
- 地鎮祭の前
- 地鎮祭の後
実はどちらでもかまいません。
しかし初穂料のお金を渡された神主さんとしては、地鎮祭が終わった後の方が受け取ってそのまま車にしまうことができるので安心ですよね。
初穂料のお金を渡すタイミングは「地鎮祭の後」をおすすめします。
まとめ
地鎮祭の初穂料に使うのし袋について解説してきましたが、ポイントをまとめます。
- 蝶結びの水引ののし袋を使い、水引の上に「初穂料」、水引の下に「施主の名前をフルネーム」で書く
- 中袋には表側に金額を書き、裏側に住所と名前を書く
- 地鎮祭の初穂料の相場は「20000円〜50000円」
- 初穂料のお金を渡すのは「地鎮祭の後」がおすすめ
地鎮祭のしきたりについては、家を建てる前に覚えておくと困ることはないでしょう。