初誕生餅のやり方完全ガイド|立てないときも安心の準備と演出アイデア

初めての誕生日に行う一升餅(初誕生餅)は、気になるけれど「やり方が分からない」「立てなかったら失敗?」と不安になりますよね。私もまさにそうでした。
この記事では、初誕生餅のやり方を基本から分かりやすくまとめつつ、立てないときの考え方や、無理なく楽しめる演出アイデアまで、実体験を交えて紹介します。準備から当日の流れまで一通り分かるので、「これならできそう」と安心して迎えられるはずです。
一升餅(初誕生餅)とは?意味と由来を知っておこう
一升餅は、赤ちゃんが1歳を迎えた節目に行われる、日本ならではの伝統的なお祝い行事です。「一升」と「一生」をかけて、一生食べ物に困らず、健やかに成長してほしいという親の願いが込められています。1歳という時期は、まだ言葉も歩きも発展途中ですが、無事にここまで育ったこと自体が大きな喜びですよね。
この行事は、江戸時代頃から広まったとされ、地域や家庭ごとに少しずつ形を変えながら受け継がれてきました。関東では「一升餅」、関西では「一生餅」「誕生餅」と呼ばれることもあり、呼び名が違っても意味はほぼ同じです。昔は親戚や近所の人が集まって盛大に祝うことも多かったようですが、今は家族だけで静かに行う家庭も増えています。
やり方としては、「一升分のお餅を背負わせる」「お餅を踏ませる」などが一般的です。背負わせるのは、「重さに耐えることで強く育つように」という意味合いがあり、踏ませるのは「大地にしっかり足をつけて生きていけるように」という願いが込められています。ただし、これらはあくまで言い伝えの一つで、必ず守らなければならない決まりではありません。
私自身、調べれば調べるほど「ちゃんとやらなきゃいけないのかな」と不安になりましたが、実際に経験して感じたのは、一升餅は形式よりも「ここまで育ってくれてありがとう」という気持ちを家族で共有する行事だということでした。最近では、小分け餅を使ったり、背負う代わりに写真だけ撮ったりと、家庭ごとのアレンジもごく自然に受け入れられています。
伝統行事と聞くと構えてしまいがちですが、完璧を目指す必要はありません。赤ちゃんの様子や家族のペースに合わせて、その家庭らしい形で祝うことこそが、一升餅の本来の楽しみ方だと思います。
初誕生餅の基本的なやり方【準備〜当日の流れ】
初誕生餅は、事前に流れを知っておくだけで当日の気持ちがかなり楽になります。ここでは、準備するものから当日の進め方までを、私自身の体験も交えながら詳しく紹介します。
準備するもの
一升餅を行うために必要なものは、思っているほど多くありません。最低限そろえておけば、十分に楽しめます。
一升餅(約1.8kg)
風呂敷、または背負えるリュック
汚れてもいい服
写真・動画を撮るスマホやカメラ
一升餅は、昔ながらの大きなお餅でも、小分けタイプでも問題ありません。最近は、名前入りやデザイン性の高いものも多く、選ぶ時間も楽しい準備のひとつになります。私は地元のお餅屋さんにお願いしましたが、「重そうだったらどうしよう」と少し心配になり、結果的に小分けタイプにして正解でした。
服装については、見た目よりも動きやすさを優先するのがおすすめです。お餅の粉がついたり、転んだりすることもあるので、写真映えを狙う場合でも着替えを用意しておくと安心です。
準備で一番大切なのは「完璧にそろえなきゃ」と思いすぎないことだと感じました。
当日の流れ
当日は、赤ちゃんの機嫌がすべてと言ってもいいほど重要です。無理に予定通り進めようとせず、余裕を持った時間設定を心がけましょう。
一升餅を風呂敷やリュックに入れる
赤ちゃんに背負わせる
立つ・歩く・座る様子を見守る
写真や動画を撮る
私の家では、午前中のお昼寝後を選びました。眠くも空腹でもない時間帯だったので、比較的落ち着いて進められました。背負わせた瞬間に泣いてしまいましたが、それも含めて「これが1歳だね」と笑えたのを覚えています。
このとき意識したのは、「成功させよう」「立たせなきゃ」と思いすぎないことです。泣いても、座り込んでも、それはその子なりに頑張っている証拠です。
一升餅は結果を見る行事ではなく、その瞬間を家族で見守る行事だと実感しました。
写真や動画は、余裕があれば誰か一人が専念して撮るのがおすすめです。後から見返したとき、「大変だったけど、やってよかったね」と自然に思える、大切な記録になります。
立てない・歩けないときはどうする?よくある不安への答え
一升餅について調べていると、必ずと言っていいほど目にするのが「立てなかったら縁起が悪いのでは?」という不安です。私自身も、事前に写真や体験談を見ながら、「ちゃんと立てなかったら失敗になるのかな」と心配していました。
でも実際にやってみて、そして多くの家庭の話を聞いて感じたのは、立てないことはまったく珍しくないということです。一升餅は約1.8kgもあり、1歳の体にはかなりの重さになります。むしろ、何事もなく立ったり歩いたりできる子のほうが少ない印象でした。
立てない・歩けないときの反応は、本当にさまざまです。
座り込む → 堅実で慎重な性格
泣く → 感情表現が豊か
ハイハイする → 自分のペースを大切にする
こうした意味づけは、あくまで後から楽しむためのものですが、「そういう見方もあるんだね」と家族で話すだけで、場の空気が和らぎます。結果に一喜一憂するよりも、「今この瞬間の姿」を残せたことのほうが、ずっと大切だと感じました。
私の家でも、背負わせた瞬間に座り込んで泣いてしまい、「立たなかったね」と少し苦笑いしました。でも写真を見返すと、その表情がいちばん愛おしく、「これも立派な思い出だね」と自然に思えました。
一升餅は成功・失敗で判断する行事ではなく、成長の途中を祝う行事なのだと、終わってから強く実感しています。
もしどうしても気になる場合は、背負う時間をほんの数秒にしたり、踏ませる形に切り替えたりしても問題ありません。赤ちゃんの負担を減らしつつ、家族が笑顔で過ごせることを最優先にしてください。そのほうが、後から振り返ったときに「やってよかった」と思えるはずです。
無理しないための演出アイデアと楽しみ方
一升餅は、やり方に正解がある行事ではありません。だからこそ、赤ちゃんや家族の様子に合わせて「無理しない形」を選ぶことが、いちばんの思い出づくりにつながります。ここでは、実際に取り入れやすい演出アイデアを紹介します。
背負うだけでなく「踏ませる」スタイル
どうしても背負うのが大変そうな場合は、お餅を床に置いて踏ませる方法もおすすめです。転倒の心配が減り、赤ちゃんの負担も軽くなります。立てなくても、足の裏でお餅の感触を確かめるだけで、行事としての意味は十分だと感じました。
私の家でも一度背負わせてみて難しそうだったので、途中から踏ませる形に切り替えました。そのおかげで表情が少しやわらぎ、写真も落ち着いて撮れました。
背負うか踏ませるかは、赤ちゃんの安全と気持ちを最優先に選んで大丈夫です。
写真をメインに考える
一升餅は、実際にやっている時間はほんの一瞬で終わります。だからこそ、写真や動画をメインに考えておくと、満足度がぐっと高まります。泣いている顔、座り込んでいる姿、その全部が今しか残せない成長の記録です。
撮影は、できれば一人が専念すると安心です。全員で声をかけてしまうと、赤ちゃんがさらに混乱することもあります。後から写真を見返すと、「あのときは大変だったね」と自然に笑えるようになります。
完璧な写真よりも、その場の空気が伝わる一枚を残すことを意識してみてください。
両親や祖父母も一緒に
可能であれば、両親や祖父母にも一緒に見てもらうのもおすすめです。私の家では祖父母が同席し、「昔はこんなやり方だったよ」「懐かしいね」と話が広がりました。結果として、一升餅そのものよりも、家族で過ごした時間がいちばん印象に残っています。
人数が増えると準備が大変そうに感じるかもしれませんが、無理に食事会まで用意する必要はありません。少し顔を合わせて成長を共有するだけでも、行事の温かさは十分伝わります。
一升餅は赤ちゃんだけでなく、家族みんなの記念日として楽しめる行事だと感じました。
一升餅が終わったあとのお餅はどうする?
一升餅は約1.8kgと量が多いため、「このあとどうしよう」と悩む方も多いですよね。私も終わった直後は、冷蔵庫を見ながら少し途方に暮れました。でも、事前に使い道をイメージしておくと、後処理も含めて行事として気持ちよく締めくくれます。
小分けして冷凍保存する
もっとも手軽で失敗が少ないのが、小分けして冷凍保存する方法です。食べやすいサイズに切ってラップに包み、保存袋に入れて冷凍すれば、1〜2か月ほどは問題なく保存できます。
私の家では、切る作業を夫と分担しながら行いました。「思ったより重いね」「これが一升か」と話しながら作業する時間も、意外と楽しかったです。
無理に一気に食べ切ろうとせず、日常に少しずつ取り入れるのが、気持ち的にも楽だと感じました。
親戚やご近所に配る
おすそ分けできる相手がいれば、配るのもひとつの方法です。特に、小分けタイプの一升餅や個包装されているものなら、衛生面の心配も少なく安心です。
「1歳になりました」と一言添えるだけで、会話のきっかけにもなります。ただし、無理に配る必要はありません。負担に感じそうな場合は、自宅用だけで十分です。行事の余韻を、家庭の中でゆっくり味わうのも素敵だと思います。
お雑煮やおやつに使う
冷凍したお餅は、お雑煮や焼き餅、おやつとして活用できます。子どもが大きくなった頃に、「これ、あなたの一升餅だったんだよ」と話しながら食べると、行事が思い出としてつながっていきます。
我が家では、少し時間が経ってからきなこ餅にして食べました。「あのとき泣いてたね」と笑いながら食べる時間は、行事の締めくくりとしてとても印象に残っています。
一升餅は終わったあとも、家族の会話をつないでくれる存在だと感じました。
最近は、最初から小分けされた一升餅も増えており、準備から後処理までぐっと楽になっています。行事当日だけでなく、その後の過ごし方まで含めて、自分たちに合った形を選んでみてください。
まとめ|一升餅は「できた・できない」より「祝う気持ち」で
一升餅のやり方を調べれば調べるほど、「立てなかったらどうしよう」「ちゃんとできなかったら意味がないのかな」と、不安やプレッシャーを感じやすくなりますよね。私自身も、事前に情報を集めすぎて、少し構えてしまっていました。
でも、実際にやってみて一番強く感じたのは、完璧にこなす必要は本当にないということでした。立てなくても、歩けなくても、途中で泣いてしまっても、それはすべて「1歳の今しか見られない姿」です。思い通りにいかないからこそ、その時間がその子らしい思い出として残ります。
一升餅は、何かを達成させる行事ではありません。ここまで無事に育ってくれたことを、家族みんなで喜び合うための節目です。背負うか踏ませるか、写真を撮るかどうか、すべては家庭ごとに違っていて当たり前だと思います。
もし迷ったら、まずは「どんな時間にしたいか」を家族で話してみてください。にぎやかに楽しみたいのか、静かに記念を残したいのか。それが決まるだけで、準備も当日もぐっと楽になります。その一言が、初誕生餅を“やらなきゃいけない行事”から、“心に残る家族の思い出”へと変えてくれるはずです。
無理のない形で、今しかないわが子の姿をゆっくり味わってください。その時間こそが、一升餅でいちばん大切な贈り物だと思います。














