家族向け非常食のおすすめ選び方|子どもが食べやすい備蓄方法

非常食の準備って、正直あと回しになりがちですよね。私自身、「とりあえず買っておけばいいかな」と思いながら、気づけば賞味期限が切れていた…なんてことが何度もありました。
特に子どもがいる家庭だと、「これ、子ども食べられるかな?」「非常時にちゃんと食べてくれるかな?」という不安もありますよね。
この記事では、家族向け・子どもも食べやすい非常食の選び方を中心に、我が家で実際に試してよかった備蓄リストや、無理なく続けられる保存・管理のコツをまとめました。
「完璧じゃなくていい」「今日ひとつ整える」そんな気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
家族向け非常食を選ぶときに大切な考え方
非常食選びで一番大事だと、私自身が何度も実感しているのは、「非常時用だから」と身構えすぎないことです。
防災という言葉がつくと、どうしても特別なセットや長期保存食品を完璧にそろえなきゃ、という気持ちになりますよね。でも、子どもがいる家庭ほど、その考え方が負担になりやすいと感じています。
非常食は、家族の暮らしから切り離された存在ではなく、日常の延長線上にあるものとして考えたほうが、結果的に無理なく続きます。
非常食=特別な食べ物にしない
以前の私は、「非常食=長期保存の硬いビスケット」「味は二の次」というイメージを持っていました。
いざ試しに子どもに出してみたところ、ひと口かじって首を横に振られ、「これ、いらない」と言われてしまって…。その瞬間、「非常時にこれしかなかったらどうするんだろう」と不安になったのを覚えています。
そこから考え方を変えて、普段の買い物の中で
・レトルトごはん
・おかゆ
・缶詰
など、いつも食卓に出しているものを少し多めに置くようにしました。
特別な非常食を別枠で管理しなくても、「これなら食べる」と分かっているものがあるだけで、備えへのハードルはぐっと下がります。
子どもが「安心して食べられる」が最優先
災害時は、大人が思っている以上に子どもにとってストレスの多い状況になります。
知らない場所、いつもと違う音や匂い、落ち着かない大人の様子。その中で、見慣れない食べ物ばかり出てきたら、食欲がなくなるのは自然なことだと思います。
我が家でも、体調が悪いときや環境が変わったときほど、子どもは「いつもの味」を求めます。
「これ知ってる」「いつも食べてるやつだ」と感じられる食べ物があるだけで、表情がふっと和らぐ場面を何度も見てきました。
非常食選びで迷ったときは、「栄養バランス」や「保存年数」よりも、まずは
「この子はこれを食べられるかな?」
と考えることが、家族向け非常食ではいちばん大切だと感じています。
子どもも食べやすいおすすめ非常食リスト
ここでは、我が家で実際に備蓄しているものを中心に、「子どもが本当に食べてくれたか」という視点で紹介します。
非常食というと栄養や保存年数を重視しがちですが、子育て家庭ではまず口に入れてくれるかどうかが何より大切だと感じています。
主食になるもの
アルファ米(白ごはん・わかめごはん)
レトルトのおかゆ
パックごはん
主食は、非常時の「安心感」を支える存在です。
アルファ米はお湯や水で作れて便利ですが、子どもによっては独特の食感や匂いが苦手なこともあります。我が家でも最初はあまり進まず、「これ、いつものごはんと違う」と言われたことがありました。
その点、レトルトのおかゆは口当たりがやさしく、体調が悪いときにも食べやすいので重宝しています。
「困ったらおかゆがある」という安心感があるだけで、備えへの不安がかなり減りました。
おかず・たんぱく源
レトルトハンバーグ
サバやツナの缶詰
コーン缶
主食だけだと、どうしても満足感が足りません。そんなときに役立つのがおかず系の非常食です。
レトルトハンバーグは、温めなくても食べられるタイプを選ぶと安心で、子どもも「いつものごはんみたい」と受け入れてくれやすいです。
魚の缶詰は栄養面で優秀ですが、味や匂いが気になる子もいます。我が家では、ツナやコーンなど、そのままでも食べ慣れているものを中心にしています。
「非常時でも、少しでも栄養を」と考えすぎず、まずは食べてくれるものを置く。それで十分だと思っています。
おやつ・間食
ビスケット
ゼリー飲料
小分けのお菓子
おやつは「なくてもいいもの」と思われがちですが、子どもにとってはとても大切な存在です。
不安な状況の中で、甘いものや見慣れたお菓子があるだけで、気持ちが落ち着く場面を何度も見てきました。
我が家では、非常食用として特別なお菓子を買うのではなく、普段から食べているものを少し多めに回しています。
非常食としてだけでなく、子どもの心を支える役割として、おやつも立派な備えのひとつだと感じています。
家族構成別に考える備蓄量の目安
「非常食って、どれくらいあれば足りるんだろう?」
この疑問は、非常食を考え始めたときに誰もが一度は感じると思います。私自身も、最初は基準が分からず、不安になっては買い足して、結局管理しきれなくなった経験があります。
大切なのは、正解の量を一気にそろえることではなく、今の家族に合った量を少しずつ整えること。そう考えるようになってから、備蓄へのハードルがぐっと下がりました。
最低3日分を目標にする
一般的には「最低3日分の備蓄が必要」と言われています。ただ、忙しい子育て家庭にとって、いきなり3日分を完璧にそろえるのは大変ですよね。
我が家も最初から3日分を目指したわけではありません。
まずは「これで1日は何とかなるかな?」という量を目安にして、そこから2日分、少し余裕が出てきたら3日分へと増やしていきました。
最初から完璧を目指さないほうが、結果的に続きやすいと実感しています。
また、3日分といっても「毎食きっちり」そろえる必要はありません。
・1食はおかゆ
・1食はパックごはん+缶詰
といったように、簡単な組み合わせでも十分です。
子どもの年齢で量と内容を調整
非常食は、家族の人数だけでなく、子どもの年齢によっても考え方が変わります。
幼児:おかゆ・柔らかいものを多めに
小学生:普段の食事に近いものを中心に
幼児期は、量よりも「食べやすさ」「消化のしやすさ」が大切です。我が家でも、同じ年齢でもその日の体調によって食べられる量が大きく違いました。
一方、小学生になると食べる量が増えるだけでなく、「これ好き」「これは苦手」と好みもはっきりしてきます。
成長とともに、必要な量や内容は確実に変わります。
「一度そろえたら終わり」ではなく、成長に合わせて見直すことを前提にしておくと、非常食の管理がずっとラクになります。
非常食を無駄にしない保存と管理のコツ
非常食を準備したものの、「気づいたら賞味期限が切れていた…」という経験、きっと多くの方が一度はあると思います。私自身も、防災棚の奥から期限切れの缶詰を見つけて、がっかりしたことが何度もありました。
非常食を無駄にしないために大切なのは、特別な管理方法ではなく、日常の中に自然に組み込むこと。それだけで、備蓄はぐっと続けやすくなります。
ローリングストックを習慣にする
我が家で無理なく続いているのが、ローリングストックです。
考え方はとてもシンプルで、普段の食事で非常食としても使えるものを消費し、使った分をその都度買い足すだけ。
最初は「管理が大変そう」と感じていましたが、実際には
・レトルトごはんを使ったら1つ補充
・缶詰を使ったら次の買い物で補充
この程度の意識で十分でした。
この流れができてから、非常食が「しまい込むもの」ではなくなり、常に新しい状態で家にある安心感が生まれました。期限切れを気にするストレスも、ほとんどなくなったと感じています。
保管場所を家族で共有する
非常時に意外と大きな問題になるのが、「非常食がどこにあるか分からない」ことです。
大人でも慌ててしまう状況で、探し物をする余裕はありません。
我が家では、非常食の置き場所を一か所にまとめ、「ここにあるよ」と子どもにも伝えています。
実際に一緒に棚を開けて、「これが非常食だよ」と見せたこともあります。
そうすることで、万が一大人が動けない状況でも、子どもが自分で見つけられる可能性が高まります。
家族全員が場所を知っている状態を作ることが、非常食管理の大切なポイントだと感じています。
完璧な管理を目指さなくても大丈夫です。
まずは「使いやすい場所に置く」「たまに目に入るようにする」だけでも、非常食はぐっと無駄になりにくくなります。
我が家で実感した「備えてよかった」瞬間
非常食というと、「大きな災害が起きたときのためのもの」というイメージが強いですよね。
でも実際に暮らしていると、災害ではなくても「備えていてよかった」と感じる場面は意外と多いものです。我が家でも、非常食があって助かった経験が何度かあります。
体調不良や外出できない日にも役立つ
印象に残っているのは、大雪で外出ができなくなった日のことです。
スーパーに行こうにも道が心配で、結局家にあるもので過ごすしかありませんでした。
そんなとき、棚にあったレトルトごはんと缶詰を使って、簡単に食事が用意できました。特別な献立ではありませんが、「食べるものがある」という安心感はとても大きかったです。
食卓で夫と「これ、非常食だけど普通に便利だね」と話しながら、備えていた自分たちを少し誇らしく感じたのを覚えています。
この経験から、非常食は災害時だけでなく、日常の“もしも”を支えてくれる存在だと考えるようになりました。
子どもが非常食に慣れている安心感
もうひとつ、備えていてよかったと感じるのが、子どもが非常食に慣れていることです。
我が家では、たまに非常食を普段の食卓に出すようにしています。
最初は「これ非常食だよ」と言うと少し構える様子もありましたが、何度か食べるうちに、「これ知ってる」「前も食べたね」と自然に受け入れるようになりました。
今では、特別な反応をすることもなく、普通の食事の一部として食べています。
非常時に初めて口にする食べ物ばかりだと、子どもは不安になりやすいものです。
「食べたことがある」という経験そのものが、防災につながると、日々の暮らしの中で実感しています。
大きな災害がなくても、こうした小さな「助かった」の積み重ねが、非常食を備える意味なのかもしれません。
まとめ|家族に合った非常食を今日ひとつ整えよう
家族向け非常食は、完璧な防災セットを一気に作り上げることが目的ではありません。
高価なセットをそろえたり、理想的な備蓄量を追い求めたりしなくても大丈夫です。子どもが口にできる、家族が少し安心できる、その小さな積み重ねこそが、いちばん意味のある備えだと私は感じています。
非常食を考えるとき、「ちゃんとやらなきゃ」「足りていないかも」と不安になることもありますよね。でも、防災は競争ではありません。
今の暮らしの中で、できることをひとつ増やすだけで十分です。
今日できることとして、次の中からひとつ選んでみてください。
家にある非常食を一度すべて出してみる
子どもと一緒に「これ食べられる?」と話してみる
たったこれだけでも、「何があるか」「何が足りないか」が自然と見えてきますし、子ども自身も防災を身近に感じるきっかけになります。
無理なく続けられる備えは、暮らしの延長にあります。
少しずつ整えていくことで、「何もしていない不安」は「ちゃんと備えている安心」に変わっていきます。
今日ひとつ整えたその行動が、家族を守る大切な一歩になります。
焦らず、自分たちのペースで、できるところから一緒に備えていきましょう。














