ハーフバースデーを手作り料理で祝う!赤ちゃんが食べられる安全レシピ特集

生後6か月のお祝い「ハーフバースデー」。写真や飾り付けは準備しやすいけれど、「料理はどうしよう?赤ちゃんが食べられるものって限られているし…」と迷う方は多いと思います。わが家も初めてのハーフバースデーでは、かわいく作りたい気持ちと、離乳食の進み具合のバランスで悩みました。
この記事では、赤ちゃんが実際に食べられる“安全な手作りメニュー”と、写真映えする見せ方のコツをまとめています。家族みんなで無理なく楽しめるアイデアばかりなので、当日の準備がきっとラクになります。
目次
ハーフバースデー料理の基本|無理しない“3つのポイント”
6か月ごろの赤ちゃんは、まだ離乳食が始まって間もない時期。大人のように色々な料理を準備する必要はまったくなくて、「安心して食べられるか」「無理のない範囲で続けられるか」が何より大切だなと感じています。私も初めてのハーフバースデーでは“かわいくしたい気持ち”と“赤ちゃんの胃腸の心配”の狭間で迷いましたが、結果的には “できる範囲でゆるく”という気持ちがいちばん心を軽くしてくれました。ここでは、無理せずに楽しく準備するための3つの基本を、わが家の経験も交えながら詳しくまとめます。
離乳食の進み具合に合わせる
6か月の赤ちゃんはまだ「食べる練習の途中」です。10倍がゆ・野菜ペースト・豆腐など、初期離乳食の基本だけで十分。新しい食材を試すのは、当日ではなく“数日前に味見しておく”くらいの気持ちで進めたほうが安心です。
わが家では、赤ちゃんが好きだったにんじんペーストを“ケーキ風”に盛り付けましたが、中身は普段の離乳食とほとんど同じ。それでも写真に残せば十分かわいくて、「手作りしてよかった」と素直に思えました。
“見せ方”を工夫する
料理そのものを豪華にしなくても、盛り付けや使う器を少し変えるだけで印象は大きく変わります。
真っ白なプレートは色が映えて写真がきれい
木製トレイを敷くだけで“お祝い感”がプラスされる
小さじ1ずつのせただけでも、丸く丁寧に盛れば整って見える
私は白いプレートを愛用していますが、とにかく何にでも合うのが助かります。お祝い当日はバタバタしがちなので、「器だけでも整えておく」と当日の負担がぐっと減ります。
使う食材はシンプルでOK
写真映えを意識しすぎると「もっと華やかな食材を…」と考えてしまいがちですが、離乳食期の赤ちゃんにとっては普段食べ慣れている食材が一番安心。
にんじん、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいもは色もきれいでお祝いにぴったりです。
無理に新食材を使って当日にお腹の調子を崩してしまうと、せっかくのお祝いが楽しめなくなってしまうため、慣れた食材だけで十分です。
食材がシンプルでも、型抜きや盛り付け次第で特別感はしっかり出せるので、気負わずに進めてみてください。
赤ちゃんが食べられる手作りメニュー|やさしい味とほんの少しの“特別感”
私自身、娘のハーフバースデーは「なるべく気負わず、でも少しだけ特別に」という気持ちで準備しました。生後6か月はまだまだ毎日バタバタで、料理にたくさん時間をかけるのは現実的ではありません。だからこそ、シンプルなのに“お祝いっぽさ”が出る工夫が大事だと実感しました。ここでは、忙しい日でもパパッと作れる、赤ちゃんが安心して食べられる手作りメニューを詳しく紹介します。
10倍がゆで作る“お祝いケーキ風”
離乳食初期でも必ず食べられる10倍がゆを使って、ケーキの形に仕立てる定番アレンジ。準備は驚くほど簡単なのに、写真を撮ると本物のケーキのように見えるので達成感があります。
ココットや小さな茶碗に10倍がゆを詰める
スプーンで押し固め、そっとひっくり返す
上ににんじんペーストを“クリーム”のようにひと盛り
これだけで、小さな“赤ちゃん専用ケーキ”の完成です。わが家では、にんじんの代わりにかぼちゃペーストを使ったこともありますが、どちらも発色が良く写真映えします。
中身は普段の離乳食と同じでも、形を変えるだけでお祝い感がしっかり出るのがこのレシピの良さです。
にんじん・かぼちゃで作る“星形ペースト”
にんじんやかぼちゃは色が鮮やかで、ハーフバースデーの料理にぴったり。柔らかくゆでてつぶしたあと、裏ごしをして型抜きするだけで見た目が一気に華やかになります。
赤ちゃんが食べやすいよう、なめらかに裏ごしする
離乳食用の柔らかいペーストを薄く広げて冷まし、型で抜く
星・ハートなど小さめの形がおすすめ
100円ショップのミニ型はサイズがちょうどよく種類も豊富。抜いた後の余りも普通に離乳食として使えるので無駄がありません。
星形は“お祝いらしさ”が出るので、ケーキ風のおかゆの横に添えるだけで写真が一気に華やぎます。
さつまいもの“ミニおだんご”
さつまいもは甘みが強く、赤ちゃんが好みやすい食材。ゆでてペーストにし、少量の湯や育児用ミルクを加えて丸めると、つまみやすい小さなおだんごになります。
指でつまめるくらいのサイズに丸める
形が崩れない程度にもっちりさせる
並べるだけでかわいさアップ
手づかみ食べの練習にもなるので、ハーフバースデーに限らず普段の食事にも使えます。私はお祝いの日、白いプレートに6個並べて“6か月”の意味も込めました。とてもシンプルですが、写真で見るとしっかりとイベント感が出て嬉しくなります。
甘みの強いさつまいもは赤ちゃんのテンションも上がりやすく、お祝いの日のちょっとしたご褒美にもぴったりです。
写真映えも叶う手作りレシピ|家族の“お祝いごはん”も一緒に準備するコツ
せっかくのハーフバースデーだから、赤ちゃんだけでなく家族みんなのごはんも少しだけ特別にしてあげたい——そう思う方は多いと思います。けれど実際は、離乳食の準備や写真撮影、飾り付けで手いっぱいになり、「あ、家族のごはん忘れてた…」と焦ることも。私も同じでした。だからこそ、“大掛かりにしないけれど、写真を見るとお祝い感が出る”というラインを目指すようにしています。ここでは、無理なく整えられて、しかも写真映えする家族ごはんのコツを紹介します。
家族の料理は“いつものご飯+ひと工夫”でOK
家族の食事を特別にしようと思うと、「可愛い盛り付けをしなくちゃ」「家族分のメニューも豪華に…」とつい考えすぎてしまいます。ですが、実際は普段のご飯にワンポイントを加えるだけで一気にハーフバースデーらしくなります。
ハンバーグの横に星形にんじんを添える
オムライスにケチャップで「1/2」と書く
サラダに小さめの型抜き野菜を散らす
炊き込みご飯をおむすびにして形を整える
わが家では、ハンバーグに星形のにんじんを乗せるだけで「お祝いっぽい!」と子どもが喜んでくれました。
大切なのは、がんばりすぎず“家族が嬉しくなるひと工夫”に力を注ぐことです。
当日は赤ちゃん中心のイベントなので、家族の料理はできるだけ時短で整えられる範囲がおすすめです。
ワンプレートにすると写真のまとまりが出る
SNSなどで見かけるお祝い写真は、どれも統一感があってきれいですよね。実はその大きな理由が「ワンプレート」。色味・配置・余白が自然に整うので、誰でも簡単に写真映えを狙えます。
おすすめは以下の組み合わせです。
白いプレート+木製トレイ → 料理が映える定番
淡いカラーのプレート+白カトラリー → やさしい雰囲気で赤ちゃんの記念日に合う
木製プレート+淡色ランチョンマット → 自然で温かみのある写真に仕上がる
赤ちゃんの離乳食のプレートと、大人用のワンプレートを同じ色味でそろえると、全体の写真がぐっと引き締まります。
特別な料理がなくても、盛り付けを整えただけで「きちんと準備した感」が出るので、私はよくこの方法を使っています。
忙しい家庭でも作れる!“時短レシピ”で気軽にハーフバースデー
生後半年は、とにかく1日があっという間に過ぎていきますよね。夜間授乳も続いている中で、お祝いの準備まで完璧にやろうとすると、それだけでクタクタになってしまいます。私もハーフバースデー当日は、「せっかくのお祝いだから何かしてあげたい、でも眠いし時間もない…」という気持ちで揺れました。
だからこそ、“手作りだけどがんばりすぎない”ための時短ワザを少しだけ仕込んでおくと、当日の自分をかなり助けてくれます。
冷凍ストックをフル活用する
普段から少し多めに作って冷凍している離乳食ストックは、ハーフバースデー当日の心強い味方です。新しく一から作ろうとせず、「ストック+盛り付けアレンジ」で十分お祝い仕様になります。
にんじんやかぼちゃのペーストを、薄くのばして冷凍しておく
凍った状態で型抜きすると、きれいな星やハートの形になりやすい
抜いたあとの端っこ部分は、そのまま普段の離乳食として解凍して使える
前日までにストックをチェックしておいて、「これはケーキ用」「これは星形に」と大まかに使い道を決めておくと、当日は電子レンジと型抜きさえあればすぐに準備が進みます。
“当日は盛り付けるだけ”の状態まで冷凍ストックを整えておくと、寝不足でも気持ちに余裕が生まれます。
レンジ調理だけで作れるメニューを選ぶ
鍋やフライパンをいくつも出してしまうと、その分だけ片付けも増えてしまいます。そこでおすすめなのが、電子レンジだけで完結するメニューを中心に組み立てることです。
にんじん・じゃがいも・かぼちゃ・さつまいもは、耐熱容器に水を少し入れてチンするだけでやわらかくなる
レンジ加熱後、そのままフォークでつぶせばペーストやマッシュが完成
ラップの上で丸めれば、ミニおだんごや一口サイズのおやきにもアレンジしやすい
レンジ調理に絞ると、コンロ前につきっきりになる時間が減るので、その間に赤ちゃんの機嫌を見たり、撮影用の飾りを整えたりする余裕ができます。
洗い物が少ないというだけでも、イベント後の疲れ方が全然違うので、“レンジで完結”を合言葉にメニューを選ぶのがおすすめです。
手作りが難しいときの“代替アイデア”|無理せず楽しく祝う方法
毎日の子育ての中で、「ハーフバースデーだし、ちゃんと手作りしてあげなきゃ」と思う一方で、現実は寝不足だったり、上の子の世話があったり、仕事が忙しかったりしますよね。私も当日になってから体調がいまいちで、「今日はもう無理かも…」と感じたことがあります。そんなときに助けられたのが、手作りにこだわりすぎない“代替アイデア”。完璧な手作りより、親子が笑顔でいられることのほうがずっと大事だと感じました。 ここでは、「がんばれない日」でも無理なくお祝いできる方法をまとめました。
市販のベビーフードを盛り付けだけ工夫する
今のベビーフードは味も栄養もきちんと考えられていて、月齢に合わせたものがたくさんあります。手作りが難しい日は、遠慮なくベビーフードに頼ってOKだと思っています。
ポイントは「そのままパウチから出す」のではなく、少しだけ盛り付けを工夫すること。
小さなボウルや仕切りのあるプレートに少しずつ分けて盛る
2〜3種類のベビーフードを少量ずつ盛って“ワンプレート風”にする
おかゆ+おかず2品、のようにコースっぽく並べる
それだけで見た目が整い、「ちゃんとお祝いしてあげられた」という満足感も得やすくなります。写真に残しても十分かわいいので、「今日はベビーフードに助けてもらった日」と割り切るのもアリです。
ケーキは“写真用”と“赤ちゃん用”を分ける
ハーフバースデーといえばケーキですが、生後6か月では生クリームや砂糖たっぷりのケーキはまだ早い時期。そこでおすすめなのが、「写真用」と「赤ちゃん用」を完全に分けて考える方法です。
写真用には、市販の小さなショートケーキやプチケーキを用意
赤ちゃん用には、いつもの10倍がゆや野菜ペーストを“ケーキ風”に盛り付ける
家族写真は市販ケーキと一緒に撮り、食べるときはそれぞれに合ったものを食べる
こうしておくと、「記念写真はケーキと一緒に」「食事は安全なものを」という両方を叶えられます。大人や兄弟は市販ケーキでテンションアップ、赤ちゃんは安心の離乳食でニコニコ、というバランスがとりやすくなります。
飾り付けをメインにして料理はシンプルに
どうしても料理の余裕がないときは、思いきって「料理は10分で済ませる」と最初から決めてしまうのもひとつの手です。その分、飾り付けや写真の時間にエネルギーを使ったほうが、振り返ったときの満足度が高いと感じました。
料理はベビーフード+簡単なレンジ離乳食だけにする
大人のごはんは、テイクアウトやお惣菜を活用してもOK
その代わり、ガーランドや風船、布などで背景をしっかり作る
背景がかわいいだけで、シンプルな離乳食プレートでもぐっと“ハーフバースデー感”が出ます。あとから写真を見返したとき、「このとき大変だったなあ」と思いながらも、ちゃんとお祝いできた自分をほめてあげたくなります。
手作りができる日もあれば、そうじゃない日もある。そんな波があるのが子育てなので、「今回は代替アイデアでいこう」と柔軟に決めてしまうと、気持ちがとてもラクになります。
まとめ|今日の夜、赤ちゃんが食べられる食材を“ひとつだけ”決めてみよう
ハーフバースデーの料理は、特別なテクニックも豪華な食材も必要ありません。どんなに簡単でも、赤ちゃんが安心して食べられて、家族みんなでその瞬間を楽しめれば、それだけで立派なお祝いになります。
私自身、初めてのハーフバースデーは「もっとかわいく作らないと…」「手作りしないとだめかな…」と悩んでばかりでした。でも振り返ると、いちばん思い出に残っているのは“家族で笑いながら過ごした時間”で、料理の豪華さではありませんでした。
だからこそ、まずは今日の夜、深く考えずに 「当日はこの食材だけ使おう」 とひとつ決めてみてください。
にんじんで星形を作る日にするのか
かぼちゃのペーストで小さなケーキ風にするのか
いつもの10倍がゆに少しだけ特別感を足すのか
その“たったひとつ”が決まるだけで、必要な準備が明確になり、気持ちがぐっと軽くなります。
あとは当日、赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲でできることをするだけで十分。完璧じゃなくても、家族みんなが笑顔で過ごせるお祝いになります。
どうか、あなたと赤ちゃんにとって温かくてやさしいハーフバースデーになりますように。













