家族の年間行事カレンダー|子育て家庭が押さえたい月ごとの予定とやること整理術

子育てをしていると、1年が本当にあっという間に過ぎていきますよね。入学・進級、行事、季節のイベント、誕生日、お祝いごと…。気づけば「もうそんな時期?」と慌てて準備をしたり、忘れていたことに後から気づいて落ち込んだり。私も何度も経験してきました。
だからこそ、「年間でなんとなく見通しを持っておく」ことが、心の余裕につながるのだと感じています。
このカレンダーは、忙しい家庭でも無理なく確認できるように、“月ごとにやることの目安と、最低限おさえたい準備”をまとめました。完璧じゃなくて大丈夫。一緒に、少しラクに、でも大切な時間をちゃんと楽しめる1年をつくっていきましょう。
1〜3月|新しい年と学年の準備期間として整える時期
1年のはじまりから年度末までは、行事が重なりやすく、家庭でも気持ちが落ち着かないことが多い時期です。嬉しいイベントも多い一方で、「やることが多すぎて頭が追いつかない…」と感じることもありますよね。ここでは、ただ予定をこなすだけでなく、「慌てないために少しだけ前倒しで整える」ことを意識すると、家族全体がぐっとラクになります。特にこの時期は、気持ちや生活リズムを整えることが、その後の一年をスムーズに過ごす土台になると感じています。
1月|家族でゆっくりスタートを切る
お正月の過ごし方は家庭によって違いますが、我が家ではできるだけのんびり。おせちや初詣、親族との集まりなど、家族で過ごす時間が自然と増える月ですよね。慌ただしい12月を乗り越えて迎える1月は、「頑張る月」というより「整える月」と捉えるようにしています。
また、学校の書き初めや冬休みの宿題、提出物の確認もしっかりしておきたいところ。新学期が始まってから慌てて対応するより、少し早めに子どもと一緒に確認しておくほうが、気持ちにも余裕が生まれます。
ポイント:1月は“勢いをつける月”ではなく、“落ち着いてスタートを切る月”。家族の目標や「今年やりたいこと」を話すだけでも、前向きな1年の準備になります。
2月|次の年度を意識し始める
節分やバレンタインなど、家庭で楽しめる行事が多い2月。イベントそのものは大きくなくても、子どもと一緒に豆まきをしたり、手作りや簡単なお菓子を用意したり、ちょっとしたことで思い出が増える月だと感じています。
一方で、学校や園では年度末に向けたまとめの活動が始まることも多く、子ども自身も知らないうちに疲れがたまりやすい時期。特に寒さも厳しく、体調を崩しやすいので、食事や睡眠、生活リズムを見直すきっかけにもなります。
2月は「次の年度を意識し始めるタイミング」として、家の中の持ち物や学用品を少しずつ見直すのもおすすめです。「このままでいい?」「そろそろ買い替え?」と確認しておくだけでも、3月〜4月のバタバタがかなり軽くなります。
3月|1年の締めくくりと節目の準備
卒園・卒業・修了式、そして春休み。感情が揺れる出来事が多い3月は、親としても胸がいっぱいになる月ですよね。写真やアルバム、記念品の準備、先生やお友だちへのお礼など、「やらなきゃ」と思うことが一気に増えがちです。
さらに、入園・入学準備や新学年に向けた持ち物の確認も本格化します。名前付け、サイズチェック、足りないものの買い足し…。一度にまとめてやろうとすると大変なので、少しずつ進めておくと本当に気持ちがラクになります。
ポイント:3月は“完璧にやる”より“抜けを作らない”。感情が忙しい月だからこそ、早め・少しずつの準備が、一番の安心材料になります。
4〜6月|新生活に慣れて、家庭のリズムを整える時期
年度が切り替わり、家族全員が少しバタバタするのがこの時期です。新しいクラス、新しい先生、新しい友だち…。子どもだけでなく親も「初めて」に向き合う機会が増えますよね。
ここでは、無理に完璧を目指さず、「慣れること」を目標にするだけで気持ちが軽くなります。家庭では“頑張る場”ではなく、“安心して帰ってこられる場所”であることを大切にしていきたい時期だと感じています。
4月|新年度のスタート
入学式・入園式・進級。子どもも親も緊張しやすい月ですよね。新しい環境に慣れるには時間がかかるので、家ではいつもよりゆったり過ごすことを意識しています。学校や園で頑張っている分、家では少し甘えられるくらいがちょうどいいのかなと思っています。
書類提出、健康調査票、教材準備など、細かいタスクが多いのもこの時期。期限が重なりがちなので、提出物は一箇所にまとめて管理したり、忘れないように付箋やチェックリストを活用すると気持ちが落ち着きます。
ポイント:4月は「やりすぎない」が正解。親が完璧じゃなくても、寄り添って見守ることが子どもにとって一番の安心になります。
5月|生活リズムが固まってくる頃
ゴールデンウィークが入り、楽しい半面、疲れもたまりやすい5月。外出の予定を入れすぎず、「休む日」を予定に含めることも意識しています。出かける時間より、家でゆったり話したり、少し一緒に過ごす時間が心の余裕につながることも多いですよね。
家庭内では、学用品の使い勝手を見直したり、「困っていることない?」と子どもに聞いてみる良いタイミングです。最初は頑張っていたことが、少しずつ無理になってきている場合もあるので、早めに気づけると安心です。
ポイント:5月は“整える月”。楽しい時間と休む時間のバランスを意識して、無理なく続けられるリズムに近づけていくのが大切です。
6月|少し息抜きを意識したい時期
梅雨で家にいる時間が増え、なんとなく気分も落ちやすい6月。学校行事(プール開きや個人懇談など)も入り、親も予定に追われやすい時期です。そんなときこそ、家族みんなが少し肩の力を抜ける時間を意識して作るようにしています。
雨の日の過ごし方や、家遊びのネタを少しストックしておくのもおすすめ。特別なことではなくても、家で一緒にお菓子を作る、映画を観る、ボードゲームをするだけでも、家族の時間が少しやさしくなります。
ポイント:6月は“頑張るより、整える”。疲れやすい季節だからこそ、心と体を休ませる選択が、家族全体の安心につながります。
7〜9月|夏のイベント・思い出作りと生活ペースの調整
ここから一気に季節感が強くなり、楽しい行事がどんどん増えていく時期です。家族でのお出かけやイベントも増えますが、その分、暑さや疲れ、スケジュール管理の大変さもついてきますよね。
「全部楽しもう」と無理をすると、途中でバテてしまったり、親のほうがぐったりしてしまうことも。だから私は、楽しむことと体を休めること、どちらも同じくらい大切にしたい時期だと感じています。
7月|夏休みモードへ切り替え
七夕、終業式、そしていよいよ夏休み。子どもにとってワクワクが一気に膨らむ月ですが、親としては「どう過ごす?」という現実的な悩みも出てくる頃ですよね。
宿題の計画、家族の予定、帰省や旅行のスケジュールなど、少し早めに整理しておくと気持ちがかなりラクになります。私は、長期休みに入る前に子どもと一緒に「夏にやりたいことリスト」を作るのが毎年の楽しみ。大きなイベントだけでなく、「かき氷を食べる」「家で映画を見る」など、小さな楽しみもリストに入れるようにしています。
また、この時期は気温もぐっと上がってくるため、体調の変化にも要注意。学校や園が終わった直後は、意外と疲れが一気に出ることもあるので、最初の数日は“ゆるく過ごす期間”として考えておくと安心です。
ポイント:7月は「勢いだけで走り出さない」。計画と心の準備を整えることで、夏休みがぐっと過ごしやすくなります。
8月|思い出が増える月
夏祭り、お盆、花火、帰省…。家族で過ごす時間が増える8月は、子どもにとっても強く記憶に残る月ですよね。実家に帰って祖父母と過ごしたり、久しぶりの親戚との時間があったり、「特別感」のある予定が重なりやすい時期でもあります。
その一方で、暑さや疲れもピークに。連日の猛暑、移動、イベント続きで、気づかないうちに大人も子どもも体力を消耗していることがあります。無理をして予定を詰め込みすぎるより、余白を残しておくくらいがちょうどいいと感じています。
水分補給や睡眠をしっかり確保することはもちろん、「今日は思い切って予定をやめて家でのんびりしよう」と切り替える柔軟さも大切ですよね。暑い中での外出が続いたあと、家でゆっくり過ごすだけの日でも、子どもにとっては十分幸せな時間だったりします。
ポイント:8月は「楽しむ」と「休む」のバランスが大事。予定を入れるより、“余裕を残す”ほうが、家族みんなが笑顔で過ごせる近道になります。
9月|夏から秋への切り替え
長い夏休みが終わり、新学期がスタートする9月。学校が始まったとはいえ、すぐに元のペースに戻れるわけではなく、子どもも少しずつ慣れていく時間が必要ですよね。新学期特有の緊張感や、夏の疲れの残りもあって、体調や気持ちが不安定になりやすい時期でもあります。
この頃から運動会の練習が始まる学校も多く、子どもは外での活動量が増えてさらに疲れやすくなることも。家ではできるだけゆったりした時間を意識して、「頑張ってるね」と声をかけてあげるだけでも安心感が違うなと感じています。
また、気温や服装も夏から秋へ切り替わるタイミング。衣替えの準備を少しずつ進めたり、生活リズムを整え直す良いきっかけになります。寝る時間や朝の準備を見直すだけでも、日常がかなりスムーズになりますよね。
ポイント:9月は“リスタートの月”。無理に完璧を求めず、「少しずつ整える」意識で新しい季節に寄り添っていくことが大切です。
10〜12月|行事ラッシュと年末準備で慌ただしい時期
秋から冬にかけては、楽しいけれど忙しい行事が続く時期です。子どもの学校行事、地域イベント、家庭での行事…気づけば予定表がびっしり、なんてこともありますよね。全部を完璧にこなそうとすると息が詰まってしまうので、「できることを、できる範囲で」が合言葉。ひとつずつ、無理なくこなすことを意識すると気持ちがぐっと楽になります。
10月|秋のイベントが盛りだくさん
運動会、遠足、学習発表会、ハロウィン…。行事が一気に増える10月は、まさに“カメラが手放せない月”。写真や動画を撮る機会も増えるので、事前にスマホやカメラの容量チェック、充電確認、SDカードの整理をしておくと安心です。「あっ、容量が足りない!」という焦りを回避できます。
また、朝晩冷え始め、昼との寒暖差も大きくなる時期。上着や羽織物を用意したり、体調を崩しやすい子どもにはいつもより丁寧に声をかけるようにしています。行事が多いぶん、家ではしっかり休める時間をつくるのも大切です。
ポイント:10月は“楽しむための準備”がカギ。写真・体調・持ち物、この3つを意識しておくだけで安心感が全然違います。
11月|落ち着きつつも、少し先を考える月
10月の行事ラッシュが一旦落ち着き、少し息がつけるのが11月。でも完全に落ち着くわけではなく、「ここから先の準備をどうするか」を考え始める、大事な“つなぎの月”だと感じています。
コートや冬服の準備、毛布や暖房器具のチェック、インフルエンザ予防接種、年末の予定確認…。このあたりを前倒しで少しずつ進めておくと、12月のバタバタがかなり軽くなります。特に子どもの学用品や冬の通学準備は、早めに整えておくと安心です。
家族で「年末どうする?」と話してみたり、帰省や旅行の予定を軽く共有しておくだけでも、心の準備が整っていくのを感じます。
ポイント:11月は“年末の助走期間”。少しだけ未来を意識して動くことで、12月の慌ただしさが“余裕のある忙しさ”に変わります。
12月|1年を振り返り、ゆっくり締めくくる
クリスマス、大掃除、終業式、冬休み、そして年末。最後まで慌ただしい12月ですが、家族で「今年どんな一年だった?」と話す時間は、やっぱり特別だなと感じます。
「もっとこうしたかった」と思う瞬間もあるけれど、それ以上に「ここまでよく頑張ったね」と言い合えることが大切だと思うようになりました。完璧な大掃除や完璧な年末イベントでなくても、家族で一緒に少しだけ整えたり、笑い合えたりすれば、それで十分なんですよね。
予定が多くて疲れやすい時期だからこそ、無理に詰め込みすぎず、ゆっくり過ごす日も意識的に作るようにしています。
ポイント:12月は「頑張りすぎない年末」を選ぶことが大切。できなかったことより、できたことに目を向けるだけで、家族みんなの表情がやさしくなります。
まとめ|「完璧な家族カレンダー」より「無理なく続けられる1年」を
家族の年間行事は、どうしても「やることリスト」になりがちで、眺めているだけで疲れてしまうこともありますよね。でも、全部をきっちり管理しようとしなくても、ひとつずつ「いつ・何をするか」の見通しを持っておくだけで、不安はかなり軽くなります。
「行事に振り回される一年」から「ある程度は分かっていて、心の準備ができている一年」に変わるだけでも、気持ちの余裕は全然違ってきます。
・月ごとの流れをざっくり把握する
・「今やること」と「もう少し先でいいこと」を分ける
・完璧を目指さず、家族らしいペースで進める
この3つを意識するだけで、日常が少し優しくなります。たとえば、春休み前に「4月はバタバタしそうだから、3月のうちに名前付けだけ済ませておこう」と決めておくだけでも、当日のバタバタがぐっと減りますし、「あのときやっておいてよかった」と自分をほめられる瞬間が増えていきます。
もし今、「毎日が忙しくて余裕がない」と感じているなら、今日できることは本当にただひとつで大丈夫です。“この1年を家族でどう過ごしたいか、ほんの少しだけ考えてみること”。
それは立派な目標でなくてもいいし、「今年はもう少しゆっくり過ごしたい」「写真を少し多めに残したい」「行事のたびに怒鳴らずに済むようにしたい」など、ふわっとした願いでも十分です。その小さな「こうなったらいいな」をベースに、カレンダーを見ながらざっくりと一年をイメージしてみる。そうやって描いたイメージが、少しずつ現実の予定や準備の優先順位になっていきます。
紙のカレンダーに色ペンで書き込んでもいいし、スマホのカレンダーに「○月はこんな月」とメモを入れておくだけでもOKです。大事なのは、きれいに管理することより、「未来の自分が少しラクになるメモ」を残してあげることだと思っています。
そこからきっと、あなたの家庭らしい年間カレンダーが始まります。大がかりな目標や完璧なスケジュールでなくて大丈夫。小さな一歩を重ねながら、無理なく、一緒に「ちょうどいいペースの1年」をつくっていきましょうね。














