赤ちゃんも安心なひな祭り手作り料理|離乳食対応レシピ完全ガイド

ひな祭りが近づくと、「赤ちゃんにも何か食べさせてあげたいけど、ひな祭り料理って大人向けが多いよね」と毎年少し悩みます。ちらし寿司やはまぐりのお吸い物は魅力的だけど、味付けや食材が心配で、そのまま出すのは不安。
実際、我が家でも初めてのひな祭りのときは「雰囲気だけ楽しませるか」「手作りで用意するか」で迷いました。結果として選んだのは、赤ちゃんの月齢に合わせて少しだけ手を加えた“離乳食対応ひな祭り料理”。
特別な材料や難しい調理はせず、普段の離乳食をひな祭り風にアレンジするだけで、家族みんなが笑顔になりました。この記事では、そんな我が家の体験をもとに、赤ちゃんでも安心して食べられるひな祭り手作り料理の考え方とレシピをまとめています。
赤ちゃんのひな祭り料理で大切にしたい基本ポイント
味付けは「しない・薄める」が基本
ひな祭り料理は、見た目も華やかで味付けもしっかりしたものが多いですよね。ちらし寿司、煮物、酢の物など、大人にはちょうどよくても、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎることがほとんどです。
我が家でも最初のひな祭りのとき、「少しなら大丈夫かな」と迷ったことがありますが、結局は大人用と赤ちゃん用は完全に分けるという判断をしました。
具体的には、砂糖・塩・醤油・みりんなどの調味料は基本的に使いません。代わりに、昆布や野菜から取っただしや、素材そのものの甘みを活かします。
実際、にんじんやかぼちゃは、何も味付けしなくても驚くほど甘く、赤ちゃんはしっかり食べてくれました。
「行事食だから味をつけなきゃ」と思いがちですが、赤ちゃんにとって大切なのは雰囲気より体への負担が少ないこと。薄味、もしくは無味でも、十分にひな祭りらしさは伝わります。
月齢に合った形状と固さを意識する
味付けと同じくらい大切なのが、食材の形状と固さです。同じ料理でも、月齢によって安全かどうかは大きく変わります。
我が家では、作る前に必ず「今の月齢でこの固さは大丈夫かな?」と一度立ち止まるようにしていました。
目安としては、
7〜8か月頃なら、舌でつぶせるペースト状やなめらかな状態
9〜11か月頃なら、歯ぐきでつぶせる粗つぶし
1歳前後なら、指で簡単につぶせるやわらかさで細かく刻む
といったイメージです。
特にひな祭り料理は、型抜きや飾り切りをしたくなりますが、見た目を優先しすぎないことも大切です。「かわいい」より「安全」を最優先にすることで、安心して食卓を楽しめます。
アレルギー食材は無理に使わない
ひな祭りといえば、卵や魚介類、えび、はまぐりなどを使いたくなりますよね。でも、まだ食べたことのない食材がある場合は、無理に取り入れる必要はありません。
我が家でも、初めてのひな祭りのときは卵を使わず、野菜中心のメニューにしました。
行事の日に新しい食材を試すと、もし体調に変化があった場合に落ち着いて対応しづらくなります。特別な日だからこそ、いつも食べ慣れている食材で構成するほうが安心です。
ひな祭りらしさは、食材そのものよりも、色合いや盛り付け、家族の声かけで十分に演出できます。
「今日はひな祭りだね」「一緒にお祝いしようね」と話しかけながら食卓を囲むことが、赤ちゃんにとって一番の行事体験になると感じています。
離乳食後期〜完了期におすすめのひな祭り主食メニュー
赤ちゃん用ちらし寿司風ごはん
ちらし寿司は一見ハードルが高そうですが、赤ちゃん向けにアレンジすると意外と手軽に作れる主食メニューです。
我が家でも初めて作ったとき、「これなら普段の離乳食と変わらないね」と夫と話したのを覚えています。
作り方はとてもシンプルで、軟飯に刻んだにんじん・ほうれん草・白身魚を混ぜるだけ。酢は使わず、昆布や野菜だしで炊いたごはんをベースにすると、自然なうまみが出ます。白身魚は、普段食べ慣れているものを選び、しっかり加熱してほぐすのがポイントです。
盛り付けのときに、花形や丸型の型抜きを使うと、それだけでひな祭りらしさがぐっと増します。味はいつもの離乳食でも、見た目が変わるだけで「特別なごはん」になるのが不思議です。
赤ちゃんが手を伸ばして興味を示してくれた瞬間、「作ってよかったな」と心から感じました。
ひなあられ風おにぎり
ひな祭りといえばひなあられですが、市販のものは固く、甘さや着色も気になるため赤ちゃんには不向きです。そこでおすすめなのが、見た目だけをひなあられ風にした小さなおにぎりです。
白ごはんに、にんじんペーストやほうれん草ペーストを少量混ぜるだけで、やさしい色合いのおにぎりが完成します。1歳前後なら、手づかみしやすいサイズに丸めると、自分で食べる練習にもなります。
我が家では、3色ほど作って小さなお皿に並べました。「カラフルだね」「どれ食べる?」と声をかけると、赤ちゃんも楽しそうに選ぶ様子を見せてくれます。
味付けは一切しなくても、野菜の自然な甘みで十分。無理に完食させようとせず、食べる体験そのものを楽しむことを大切にしました。
主食は「食べ慣れたごはん」をベースに、少しだけひな祭りの雰囲気を足す。それだけで、赤ちゃんにとっても家族にとっても、心に残るひな祭りになります。
副菜は「色」と「やさしさ」を意識して
野菜のやわらか煮プレート
ひな祭りの食卓は、主食だけでなく副菜の色合いがあるだけで一気に華やぎます。赤ちゃん向けにおすすめなのが、にんじん・ブロッコリー・かぼちゃなど、自然に色が出る野菜を使ったやわらか煮プレートです。
赤・緑・黄色がそろうだけで、「今日は特別な日だな」という雰囲気が自然と伝わります。
作り方はとても簡単で、すべての野菜をしっかり柔らかくなるまで煮て、赤ちゃんの月齢に合わせた大きさにカットするだけ。味付けはせず、昆布や野菜だしで煮るだけでも、素材の甘みがしっかり感じられます。
我が家では、煮ている途中からキッチンに広がるかぼちゃの甘い香りに、赤ちゃんが反応していたのが印象的でした。
盛り付けるときは、仕切りのあるプレートや小皿を使うと、それぞれの色が引き立ちます。「食べやすさ」と「見た目の楽しさ」を両立できるのが、この副菜のいちばんの魅力です。
卵なしでも作れるひな祭り風サラダ
ひな祭り料理というと、どうしても卵を使ったメニューを思い浮かべがちですが、卵アレルギーが心配な時期は無理をする必要はありません。
我が家では、卵を使わずに作れる「ひな祭り風サラダ」として、マッシュしたじゃがいもとにんじんを混ぜたポテトサラダ風を用意しました。
じゃがいもはしっかり加熱してなめらかにつぶし、にんじんは細かく刻んで柔らかく煮てから混ぜます。味付けは一切せず、素材そのものの甘さを活かしましたが、これだけでも十分おいしく、赤ちゃんはスプーンを進めてくれました。
型抜きを使って丸や花形にすると、サラダでもひな祭りらしさが出ます。「卵を使わないと物足りないかな」と思っていましたが、実際にはそんなことはなく、赤ちゃんにとっては安心して食べられることが何より大切だと改めて感じました。
副菜は、栄養を補うだけでなく、食卓の雰囲気をやさしく彩る存在です。無理に定番に寄せず、今の赤ちゃんに合った形でひな祭りを楽しんでみてください。
デザートは「甘さ控えめ」がちょうどいい
いちごとバナナのひな祭りデザート
ひな祭りらしさを演出するフルーツとして、いちごはやはり特別感があります。ピンクや赤の色合いがあるだけで、食卓が一気に春らしくなりますよね。ただ、赤ちゃんにそのまま出すのは食べにくく、月齢によっては喉につまる心配もあります。
我が家では、いちごは細かく刻むか、フォークで軽く潰して使うようにしていました。
そこにバナナを合わせると、砂糖を使わなくても十分な甘みが出ます。バナナはなめらかにつぶしやすく、いちごの酸味もやさしく包んでくれるので、赤ちゃんでも食べやすいデザートになります。
小さな器に盛りつけて、「今日はひな祭りだよ」と声をかけながら出すと、赤ちゃんも不思議そうに見つめてから、にこっと笑って口を開けてくれました。
特別なレシピは必要なく、普段食べ慣れている果物を組み合わせるだけ。それでも、赤ちゃんが笑顔で食べてくれる姿を見ると、「ちゃんとお祝いできたな」と心が温かくなります。
白玉・和菓子は無理に出さなくてOK
ひな祭りといえば、ひし餅や白玉、和菓子を思い浮かべる方も多いと思います。でも、これらは赤ちゃんにとって喉につまりやすく、食感も固めなものが多いため、無理に用意する必要はありません。
我が家でも、「雰囲気だけ味わえれば十分だよね」と家族で話し合い、赤ちゃん用には出さない選択をしました。
行事食は「全部食べさせること」が目的ではなく、家族で季節を感じることが大切です。大人が和菓子を楽しんでいる様子を見たり、「これはひな祭りのお菓子だよ」と話しかけたりするだけでも、行事の空気は十分伝わります。
赤ちゃんの安全を最優先にしながら、無理のない形で取り入れること。それが、長く続けられる行事の楽しみ方だと感じています。
「全部手作りしない」も立派な選択
ひな祭りという行事が近づくと、「せっかくだからちゃんと用意しなきゃ」と、つい気合が入ってしまいますよね。私も最初のころは、主食・副菜・デザートまで全部ひな祭り仕様にしようとして、前日からバタバタしてしまった経験があります。
当日は疲れ切ってしまい、「お祝いなのに余裕がないな」と感じたのを今でも覚えています。
それ以来、我が家では考え方を少し変えました。「ひな祭りだから全部手作り」ではなく、「ひな祭りらしいものを一つ用意できたら十分」。
たとえば、赤ちゃん用のちらし寿司風ごはんだけ手作りして、あとはいつも食べている離乳食を組み合わせる。それだけでも、食卓の雰囲気はしっかりひな祭りになります。
赤ちゃんにとって一番大切なのは、料理の種類や完成度ではありません。家族が笑顔で向き合い、穏やかな気持ちで食事をする時間そのものが、何よりの行事体験だと感じています。
親が余裕を持って声をかけられると、赤ちゃんも安心して食べてくれます。
市販のベビーフードを取り入れるのも、まったく問題ありません。器を変えたり、盛り付けを少し工夫するだけで、特別感は十分出せます。「手抜き」ではなく「工夫」と考えると、気持ちもぐっと楽になります。
ひな祭りは毎年やってくる行事です。最初から頑張りすぎず、「来年はもう少しできたらいいな」くらいの気持ちでちょうどいい。無理をしない選択こそが、家族みんなにとって心地よいお祝いにつながるのだと思います。
まとめ|赤ちゃんのひな祭り料理は「安心+雰囲気」で十分
赤ちゃんのひな祭り手作り料理は、豪華さや完璧さを目指さなくて大丈夫です。ひな祭りの料理って、どうしても「ちゃんと用意しなきゃ」という気持ちになりやすいのですが、赤ちゃんが主役の食卓でいちばん大切なのは、体に負担をかけずに楽しく過ごせることだと私は感じています。
月齢に合った食材を選び、固さや大きさを調整し、味付けは薄くするか、ほとんどしない。その基本さえ守れば、普段の離乳食でも立派なひな祭りメニューになります。ちらし寿司風ごはんでも、野菜のやわらか煮でも、いちごとバナナのデザートでも、「いつものごはんを少しだけ特別にする」だけで十分です。
無理なく準備できる形で続けることが、毎年の行事を心地よい思い出にしてくれます。
それに、赤ちゃんにとっては料理そのものより、家族の声や表情、いつもと違う空気のほうが記憶に残るものだと思います。私も、赤ちゃんが食べる量は少なくても、家族で「今日はひな祭りだね」と話しながら笑い合った時間が、写真以上に心に残っています。準備が大変でピリピリしてしまうより、少し余裕を持って食卓に座れるほうが、結果的に家族みんなが満足できるお祝いになります。
今年のひな祭りは、まず「赤ちゃん用に一品だけ」から始めてみてください。型抜きを使ってごはんを花形にする、いつもの野菜を3色に盛り付ける、果物を小さな器に入れて春らしくする。そんな小さな工夫でも、赤ちゃんの反応が変わる瞬間があります。
その一口、その表情、その日の家族の会話は、あとから見返したときにきっとあたたかく思い出せるはずです。無理をしないペースで、赤ちゃんと一緒に、家族らしいひな祭りを楽しんでくださいね。













