赤ちゃんの初めての美容院デビューを泣かせない!成功の秘訣と安心準備ガイド

赤ちゃんの髪が伸びてきて、「そろそろ美容院に連れていきたいな」と思っても、いざ予約しようとすると不安が一気に押し寄せてきませんか。私も最初は、じっと座っていられるのか、泣いてしまわないか、周りに迷惑をかけないか…心配だらけでした。でも、実際に体験してみてわかったのは、事前準備と“赤ちゃんに合わせた工夫”さえ押さえておけば驚くほどスムーズにいくということ。
この記事では、私が初めての美容院デビューで実践した対策や、当日の成功ポイントをわかりやすくまとめました。これから美容院を考えている方の不安が、少しでも軽くなりますように。
目次
赤ちゃんの美容院デビューに向けての事前準備
赤ちゃんの美容院デビューを成功させるためには、当日の工夫だけでなく「どんな気持ちでサロンに向かえるか」を整える準備がとても大切でした。私は最初、気軽な気持ちで予約しようと思っていたのですが、いざ連れて行こうとすると「泣いたらどうしよう」「じっとできるかな…」と不安がどっと押し寄せてきたんです。そこで、赤ちゃんが“安心して過ごせる状態”を作ることを最優先に、いくつかの準備を行いました。
最適な時間帯を選ぶ
赤ちゃんは、大人よりもコンディションの変動が激しいので、「いつならご機嫌でいられるか」を観察しておくことが大切でした。
私の子の場合は午前中が比較的安定していたので、サロンのオープン直後、10時前後に予約しました。サロンが混みにくい時間帯でもあり、待ち時間が少ない点も助かりました。
逆に、
・昼寝前の眠たい時間
・お腹が空いているタイミング
・遊びたい気持ちが強い夕方
はグズりやすく、気持ちが不安定になることが多かったので避けるようにしました。
「うちの子はこの時間いつも機嫌がいいな」という“パターン”が見えていると、当日の成功率がぐっと上がると実感しています。
事前にヘアカット動画を見せる
美容院という場所は、赤ちゃんにとってはほぼ未知の世界。見慣れない道具や人、ざわざわした音がいっぺんに押し寄せると、びっくりして泣いてしまうのも当然です。
そこで私は、赤ちゃん向けのヘアカット動画を数日かけて見せました。アニメ調のものから、実際に子どもがカットされている動画までいろいろあります。
「ほら、このハサミでチョキチョキするんだよ。全然痛くないよ」
「お兄ちゃんもジッとしてるね〜。上手だね〜」
と私が声をかけながら見ると、赤ちゃんも表情が柔らかくなっていきました。
雰囲気を“視覚で先に知っておく”だけで、当日の警戒心が薄れるのだと思います。
お気に入りアイテムの準備
美容院は、赤ちゃんにとって少し緊張しやすい空間です。そこで、赤ちゃんが普段から安心できる“ホームに近いもの”を持っていくことにしました。
私の場合は、
・抱っこすると落ち着く小さめのブランケット
・口に入れても安心な一口ボーロ
・手触りが好きなおもちゃ
を持参しました。
特に、「普段から赤ちゃんが“心の拠りどころ”にしているアイテムがあるだけで、緊張がふっとほぐれる」というのを強く感じました。
カット中も、膝の上に好きなブランケットを乗せてあげるだけで気持ちが安定し、泣き出しそうな場面でも落ち着きを取り戻してくれました。
おやつは気をそらすのにも便利で、途中でボーロをひとつ握らせるだけで集中力が戻ったりします。ただし、散らばりやすいお菓子や、食べながら危ないものは避けると安心です。
美容院選びのポイント
美容院選びは、初めてのカットの「成功」と「大失敗」を分けると言ってもいいくらい大事でした。私も最初は「近くて安ければいいかな」と軽く考えていたのですが、よく調べてみるとお店によって赤ちゃんへの対応が本当に違うんですよね。
そこで、私はまず口コミサイトやSNSで「赤ちゃん連れOK」「キッズカット」「子ども歓迎」といったワードを頼りに、候補を絞っていきました。写真やコメントをじっくり読みながら、「ここなら泣いても受け止めてくれそう」と思えるサロンを選ぶことを意識しました。
ベビー対応のサロンかどうか
赤ちゃん連れで行くなら、「ベビー対応かどうか」は必ずチェックしたいポイントでした。
具体的には、次のようなところを確認しました。
キッズチェアや子ども用の椅子があるか
赤ちゃん用・子ども用の小さめケープが用意されているか
絵本やおもちゃ、モニターで動画を流せる環境があるか
ベビーカーで入店しやすい入口・スペースか
電話で予約するときに「赤ちゃんなんですが大丈夫ですか?」と聞いてみると、お店の雰囲気がよく分かります。
そのときに 「泣いてしまっても大丈夫ですよ。よくありますからね」 とさらっと言ってくれたサロンは、やっぱり当日もとても優しく対応してくれました。
逆に、少しでも不安そうな返事だったり、赤ちゃんへの配慮について説明がない場合は、今回は見送ることにしました。
店内の雰囲気
店内の雰囲気も、赤ちゃんの落ち着きにかなり影響しました。
私が意識したのは、次のようなポイントです。
照明が明るく、全体の雰囲気がやわらかいか
BGMが大きすぎないか(でも静かすぎないか)
席の間隔が狭すぎず、圧迫感がないか
鏡や器具がギラギラしすぎず、怖い印象を与えないか
あまりに静かすぎるサロンだと、ちょっとした声や泣き声が店内に響いてしまい、親のほうがハラハラしてしまいます。
私の場合は、お客さん同士の話し声やドライヤーの音がほどよく混ざっていて、「多少泣いても紛れそうだな」と感じるサロンを選びました。親がリラックスできる雰囲気かどうかは、赤ちゃんにもそのまま伝わるので、見学や下見ができるなら一度足を運んでみるのもおすすめです。
口コミで“泣いても安心”の声があるか
最後の決め手になったのは、実際に赤ちゃんや小さな子どもを連れて行った人の口コミでした。
私はGoogleマップやホットペッパーのレビューを読みながら、
「子どもが泣いてしまったけれど、スタッフさんが優しくあやしてくれた」
「初めてのカットでも手早く仕上げてくれた」
「子どもがぐずっても嫌な顔ひとつせず対応してくれた」
といったコメントがあるサロンを中心にチェックしました。
反対に、「待ち時間が長くて子どもが飽きてしまった」「子連れには少し居づらい雰囲気だった」などの声が多いところは、今回はやめておく判断材料に。
口コミを見ていると、同じ「子ども歓迎」と書いてあっても、実際の受け止め方はお店によって全然違うのがよくわかります。「赤ちゃん連れでも安心だった」という先輩ママ・パパの声は、何より心強い味方でした。
当日の流れと泣かせない工夫
初めての美容院は、赤ちゃんにとっても親にとっても小さなイベントの日。当日の過ごし方しだいで、赤ちゃんの安心度が大きく変わると感じました。ここでは、私が実際にやってみて「これは効いたな」と思えた泣かせないための工夫を、できるだけ具体的にまとめます。
まずはスタッフさんに慣れる時間をつくる
お店に着いた瞬間は、赤ちゃんの表情も少し固くなりがち。いきなりケープを巻いて椅子に座らせてしまうと、「ここはどこ?何をされるの?」という不安が一気に高まります。
そこで私は、すぐにカットを始めるのではなく、まずは抱っこしたまま店内をぐるっと見て回りました。鏡や椅子を指差しながら、
「ここでチョキチョキしてもらうんだよ」
「このお姉さんが切ってくれるんだって」
と、あえてゆっくり説明するように話しかけます。
その間にスタッフさんにも声をかけてもらい、笑顔で名前を呼んでもらったり、遠くから手を振ってもらったりするだけでも、赤ちゃんの表情が少しずつ和らいでいくのがわかりました。「ここはこわい場所じゃない」と感じてもらうための“慣らし時間”を意識的につくると、その後の進み方がかなりスムーズになります。
抱っこカットをお願いする
いざ椅子に座らせようとすると、全力で反り返って抵抗されることもありますよね。私の子もまさにそうで、最初はキッズチェアを前に涙目になってしまいました。
そこでお願いしたのが“抱っこカット”。私の膝の上に座らせた状態で、私ごと椅子に座り、体をしっかりホールドしながら切ってもらいました。赤ちゃんは私の胸に顔をうずめたり、私の服をぎゅっと握ったりしながら、なんとか落ち着いてくれていました。
抱っこカットは、親の体温や匂いを感じられるので安心感が違います。サロンによっては標準で対応してくれるところも多いので、予約の時点で「抱っこしたまま切ってもらえますか?」と聞いておくと安心です。「ひとりで座らせないといけない」と思い込まず、最初は全力で“甘えられる環境”にしてあげるくらいがちょうどよかったと感じました。
動画や音楽を活用する
赤ちゃんの集中力は長く続きませんが、好きな動画や音楽があると驚くほど世界が変わります。私は、家でいつも見ているお気に入りの動画をいくつかダウンロードしておき、カットが始まるタイミングでスマホを見せました。
「この歌好きだよね」「いつものアニメだよ」など、家での楽しい時間と同じ空気をつくってあげると、表情が一気にほぐれます。途中で少し不安そうな顔になっても、「ほら、続き始まったよ」と声をかけると、また画面に意識が戻ってくれました。
音だけでも効果があるので、画面を見せるのが難しいときは、イヤホンではなくスピーカーの音量を少し上げて、聞き慣れた音楽を流すのもおすすめです。赤ちゃんの“好き”の力を借りると、緊張感がふっと軽くなるのを実感しました。
カット時間は短めが安心
初回から完璧なヘアスタイルを目指そうとすると、どうしても時間が長くなってしまいます。私は「今日はまず、美容院に慣れる日」と割り切って、前髪や気になる部分だけを整えてもらう短時間カットを選びました。
短めのカットなら、赤ちゃんの集中力が切れる前に終わらせやすく、「思ったよりすぐ終わったね」という親の安心感にもつながります。少し慣れてきたら、次回から全体のカットやスタイル調整をお願いする、という段階的なステップでも十分でした。
また、事前に美容師さんと「赤ちゃんの様子を見ながら、無理そうなら途中で切り上げても大丈夫です」と共有しておくと、親も美容師さんも気持ちに余裕が生まれます。“完璧な仕上がりより、気分よく終えられること”を優先すると、次の美容院デビューにも前向きな気持ちで向かえるようになりました。
カット後のフォローと“次につながる声かけ”
美容院デビューを無事に終えたら、「やっと終わった〜」とホッとしたくなりますよね。でも、実は大事なのはここからの時間でした。赤ちゃんにとっては、「髪を切る」という初めての体験が、楽しい記憶になるか、ただ怖かっただけの記憶になるかの分かれ道。
私は、カット後の10〜20分を“ごほうびタイム”としてしっかり意識することで、次回の美容院へのハードルをぐっと下げられたと感じています。
終わったらすぐに褒める
カットが終わってケープを外した瞬間、私はぎゅっと抱きしめながら「すごいね!最後まで座ってられたね」「泣いちゃったけど、それでも頑張ったね」と何度も声をかけました。
ポイントは、「泣かなかったかどうか」だけを評価しないことでした。途中で泣いてしまっても、
・イスに座れたこと
・ハサミの音を聞けたこと
・知らないお店で過ごせたこと
これだけでも赤ちゃんにとっては十分に大きなチャレンジです。
「泣かなかったからエライ」ではなく、「怖くてもちゃんと挑戦できたね」という気持ちを伝えることが、次の一歩への自信につながると感じました。赤ちゃんはまだ言葉を完全には理解していなくても、親の表情や声のトーンからしっかりと安心感を受け取ってくれます。
帰り道は好きな場所へ
美容院を出たあとは、そのまま家に帰るのではなく、少しだけ赤ちゃんが好きな場所に寄り道するようにしました。
例えば、
・近くの小さな公園で5〜10分だけブランコに乗る
・ショッピングモールのキッズスペースで少し遊ぶ
・お気に入りのパン屋さんで、親のコーヒー休憩を兼ねてベンチタイムをとる
そんなささやかな時間でも、「美容院のあとに楽しいことが待っている」という印象づけになります。
赤ちゃんの頭をなでながら「髪チョキチョキしてもらったから、公園に寄ってみようか」と話しかけると、体験全体が“ちょっと特別なお出かけ”に変わります。
「美容院=ガマンする場所」ではなく「ちょっと頑張ったら、そのあと楽しい時間がある日」というイメージを育てておくと、次回の予約を入れるときのこちらの気持ちもラクになります。
写真を撮って思い出に残す
家に帰ってから、ふわふわに整った髪を写真に残しておくのも、とてもおすすめです。私はリビングのいつもの場所で、「ビフォー・アフター」とまではいかなくても、カット後のニコニコ顔を何枚か撮りました。
その写真を後日見返しながら、
「このとき美容院デビューしたんだよ」
「ちょっと泣いたけど、こんなにかっこよく(かわいく)なったね」
と話してあげると、赤ちゃんもだんだんと嬉しそうな顔をするようになりました。
アルバムアプリに「はじめての美容院」というフォルダを作っておくと、家族みんなで振り返る楽しみもできます。次回の美容院前にその写真を見せながら、「またチョキチョキしてもらおうね」と声をかけると、赤ちゃん自身が“あのときも大丈夫だった”と自然に思い出せるきっかけになるので、とても心強いアイテムになりました。
まとめ|今日のうちに“行けそうな美容院”をひとつだけ探してみよう
赤ちゃんの美容院デビューは、「泣いちゃうかも」「じっとしていられるかな」という心配がつきものですが、実際に経験してみて感じたのは、不安のほとんどは“準備次第”で大きく減らせるということでした。
時間帯を見極めて予約する、赤ちゃん対応のサロンを選ぶ、当日は抱っこカットや動画を利用する――こうした小さな工夫の積み重ねが、赤ちゃんの安心につながり、親の気持ちもぐっとラクになります。
そして、何よりも大切なのは「完璧を目指さなくていい」ということ。
多少泣いても、途中で抱っこになっても、それはどの子にもある自然な姿。美容院デビューは“仕上がりの良し悪し”よりも、「赤ちゃんがひとつ新しい経験をできた」ということに意味があります。
まずは今日、スマホを開いて、口コミやSNSで「ここなら行けそう」と思う美容院をひとつだけ探してみてください。予約までしなくても、“候補を見つける”だけで気持ちがぐんと前向きになります。
たったその一歩が、あなたと赤ちゃんにとっての“成功デビュー”を引き寄せてくれるはずです。
あなたの赤ちゃんの初めてのカットが、家族みんなの笑顔につながる素敵な時間になりますように。














