「最近、光熱費が高すぎる…」そんなふうに感じたことはありませんか?実は、気づかないうちに“もったいない使い方”をしている家庭も少なくありません。このままでは家計の負担が増すばかり。
でもご安心ください。ちょっとした見直しで、光熱費はグッと抑えられるんです。この記事では、わが家が実際に取り組んだ節約ポイントを交えながら、すぐにできる光熱費の見直し術をわかりやすく紹介します。今日から始めて、ムダな出費とサヨナラしましょう!
目次
「え、今月高すぎない?」と思った日の共通点
エアコンの設定温度を見直した
わが家の光熱費が急に跳ね上がった原因は、エアコンの設定温度にありました。
ある真夏の日、電気代の明細を見て「これはさすがに高すぎる」と家族会議を開いたところ、ふとした瞬間にリビングのエアコン設定が20℃になっているのを発見。冷えすぎていたようで、なんと家族が毛布をかけてテレビを観ていたという矛盾状態に。
「暑さ対策が行き過ぎて、逆に電気代も体にも優しくない環境にしていた」と深く反省しました。
そこで、設定温度を26〜27℃に調整し、風量は「自動」モードへ変更。さらに、サーキュレーターで空気を循環させることで、冷えムラも改善。
結果、部屋全体がほどよく涼しくなり、快適さはそのままに、電気代は翌月から2,000円以上の節約につながりました。
「暑い=冷やす」ではなく、「効率よく涼しくする」ことの大切さに、ようやく気づけた瞬間でした。
ドライヤーや食洗機の時間帯にも注目
もうひとつ見直したのが、家電の使う“時間帯”でした。
以前のわが家は、夜の家事が一段落するタイミングで、ドライヤー、食洗機、乾燥機能付き洗濯機などを立て続けに使っていました。実はこの使い方、電力消費が一気に集中しやすく、請求額を押し上げる原因になるんです。
特に契約している電力会社が「時間帯別料金」や「ピーク時間割増プラン」を採用している場合、夜間の特定時間帯に使用する電気代が高くなることも。
わが家では電気料金の仕組みを確認し、次のようにルールを変更しました。
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ドライヤーはお風呂の直後(19時前後)にすませる
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食洗機は深夜0時以降のタイマー運転でセット
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ドラム式洗濯機の乾燥はなるべく日中や風通しの良い時間帯にシフト
このように時間の使い方を少し調整しただけで、1ヶ月で1,500円前後の節約につながりました。
光熱費が上がる“家のクセ”に気づいたきっかけ
毎月なんとなく見ていた光熱費の明細。
ある月、ふと前年同月と比較してみたところ、1.5倍近い請求額になっていて驚愕。「これはさすがにおかしい」と、家族全員で原因を探ることにしました。
当初は「夏だから仕方ないよね」と思っていたのですが、冷静に日々の暮らしを振り返ってみると、思い当たる節がいくつも出てきたのです。
冷房の稼働時間が異常に長かった
在宅時間が増えた影響で、ほぼ一日中エアコンを稼働させていた日が多くなっていました。しかも、出かける前に「どうせ帰ってすぐ使うし…」とつけっぱなしにして出かける癖も発覚。
これまでの「夕方から夜に少し使う」という使い方とはまったく違うため、当然電気代も上がります。
調理の回数が増えた=ガス代アップ
以前は外食や惣菜が多かったわが家も、最近は「節約のために自炊しよう!」と、家で食事をする回数が増加。結果として、ガス代と水道代がじわじわ上昇していたのです。
特にガスコンロや電気ケトルの使用頻度が増えると、目に見えにくいけれど確実に影響が出ます。
子どもの入浴時間が長くなった
お風呂の時間も見落としがちなポイントでした。
最近、子どもが「お風呂で遊ぶのが好き」となり、30分以上お湯に浸かっていることも。浴室の暖房や換気も長く使われるため、電気+ガス+水道のトリプル負担になっていたのです。
気づいたのは「生活スタイルのクセ」
こうして洗い出してみると、光熱費の増加には明確な“家のクセ”や暮らしの変化が関係していたことに気づかされました。
無意識のうちに「ちょっとくらい大丈夫」と思っていた行動の積み重ねが、月末には数字に表れていたのです。
この“クセ”を放置していれば、どれだけ節約術を試しても根本的な改善にはつながりません。
だからこそ、「気づくこと」がすべてのスタートラインでした。
わが家が実践した節電・節水の工夫
毎日の生活のなかで、無理なく、楽しく、続けられる節約方法を見つけることが、わが家のルールになりました。ここでは、特に効果を実感した2つの取り組みをご紹介します。
子どもと一緒に“電気クイズ”で意識づけ
「節電は親だけが頑張っても意味がない」――これは、わが家で実感したことです。
家族全員が電気の使い方を意識できるよう、子どもと一緒に“電気クイズ”を手作りすることから始めました。
たとえば、
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「家の中で一番電気を使う家電はどれ?」
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「冷蔵庫の開けっ放し、何秒で電気がムダになる?」
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「消し忘れが多い部屋はどこ?」
など、クイズ形式で楽しめる内容にすることで、子どもも興味津々。「正解するとポイントがもらえるゲーム形式」にして、毎晩のクイズタイムが日課に。
すると自然に、「あ、今つけっぱなしだよ!」「冷蔵庫早く閉めて!」と子どもから声がかかるようになりました。
家族全員が楽しみながら節電に取り組むことで、小さなムダが積み重ならない暮らしが少しずつ実現しています。
お風呂の残り湯を“資源”として再活用
もうひとつの見直しポイントが、「お風呂の残り湯」です。
以前は毎日そのまま流していたのですが、あるとき「これってもったいないかも?」と感じ、残り湯を洗濯や掃除に使う習慣を始めてみました。
まずは、洗濯機の「風呂水ポンプ」機能を使い、最初の洗い工程を残り湯で行うように。これだけで、1回の洗濯につき約40〜60リットルの水が節約できます。
さらに、バケツでくみ上げて、
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トイレの床掃除
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ベランダの水まき
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汚れた靴のつけおき洗い
などにも活用。夏場は冷めたお湯をそのまま使えるので、一石二鳥です。
まとめ|小さな見直しが大きな節約につながります
光熱費が高いと感じたとき、原因は思わぬところに潜んでいることがあります。エアコンの設定温度や家電の使い方、生活のちょっとしたクセを見直すだけで、毎月の支出は確実に変わります。
今回ご紹介したわが家の工夫も、すべて今日から始められるものばかりです。まずは一つでも実践してみてください。小さな習慣の変化が、やがて大きな節約につながるはずです。今すぐ、あなたのご家庭でもできることから始めてみましょう。