部屋干しした洗濯物がなかなか乾かない…。しかも、やっと乾いたと思ったらイヤな生乾き臭。そんな悩みに、毎年梅雨や冬になると頭を抱えていた方も多いのではないでしょうか。実は、ほんの少しの工夫で“乾かない・臭う”問題は大きく改善できます。
本記事では、共働き家庭の筆者が試して本当に効果があった「ニオイを防ぐ3つの裏ワザ」をご紹介。誰でもすぐに実践できる方法ばかりなので、今日から部屋干しのストレスをぐっと減らせます。
目次
梅雨時期や冬に困る“部屋干し問題”
うちは毎年この時期に悩まされていた
「なんでこんなに乾かないの?」と、梅雨や真冬になるたびに頭を抱えていたわが家。共働きで日中に外干しできないうえ、急な雨や防犯面の不安もあって、天気に左右されずに干せる“部屋干し”は我が家の基本スタイルでした。
とはいえ、部屋干しには部屋干し特有の悩みがつきもの。
いざ室内に洗濯物を干してみると――
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翌朝になっても半乾きのまま
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部屋の湿度が上がってジメジメ
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嫌な“生乾き臭”が服やタオルに残る
とくに気になっていたのが、子どもの体操服やフェイスタオルから漂うニオイです。洗いたてのはずなのに、ほんのりツンとするようなあの独特な臭い。
「これじゃ着せられない」と思い、もう一度洗い直したことも何度もありました。
さらに、湿気で部屋の空気が重たくなったり、壁紙や家具への影響も心配になってきたりと、洗濯だけの問題にとどまらなくなってきたのも事実です。
そこで「なんとかこのストレスから解放されたい」と思い立ち、時間をかけてさまざまな部屋干し対策を試してきた私たち。あれこれ失敗もしましたが、その中でようやく「これならいける!」と思えた方法に出会えました。
わが家で試した部屋干し対策ベスト3
① サーキュレーター+除湿機の併用
もっとも効果を感じたのが、サーキュレーターと除湿機のW使いでした。
最初は扇風機だけでしのいでいたのですが、風向きが固定されていると洗濯物の乾きムラが出やすく、厚手の服やバスタオルだけがいつまでも湿ったまま。そこで購入したのが、首振り機能つきのサーキュレーターです。
空気を効率よく循環させることで、洗濯物の間を風が通り、明らかに乾きが早くなりました。
しかし、それでも湿度の高い日は限界がある…と感じるように。そこで思い切って除湿機を導入。正直「電気代が心配」「部屋が狭くなるかも」と思っていましたが、実際はコンパクトで音も静か、1年中使える頼れる家電でした。
梅雨のじめじめした夜でも、夜に干して朝にはすっきり乾いているように。洗濯物の臭いも減り、朝のアイロンがけや洗い直しの手間がほぼゼロに。今では、除湿機なしの生活には戻れないほどです。
② 干し方の工夫とスペースの確保
「ちゃんと干しているのに、どうして乾かないの?」と悩んでいたころ、意外と盲点だったのが“干し方”そのものでした。
風を当てても、洗濯物がぎゅうぎゅうに並んでいたり、長さが揃っていたりすると、湿気がこもってしまうのです。
そこで、干し方を以下のように見直しました。
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アーチ状に干して風の通り道をつくる
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厚手のバスタオルやジーンズは間隔を広めに
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丈の長い服は端に配置して、風を遮らないように
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壁際ではなく、部屋の中央寄りにスペースを確保
③ 臭い対策に使ったアイテム
最後に、どうしても避けられなかったのが“生乾きのニオイ”の問題。特に子どものシャツやタオルなどは、見た目は乾いているのに、ほんのりツンとしたニオイが残ることが多く、「また洗い直しか…」と何度も落胆しました。
そこで取り入れたのが、洗剤+酸素系漂白剤のダブル使いです。
酸素系漂白剤は色柄物にも使えて、雑菌やニオイの元をしっかり分解。とくに洗濯物が多い日や、天気が悪くて部屋干しが続く日には欠かさず使っています。
さらに、月1回の洗濯槽クリーナーも習慣にしました。見えないところにこそ雑菌が潜んでいて、それが洗濯物に移ってしまうこともあるからです。
また、洗剤も「部屋干し専用タイプ」に変更。抗菌成分がしっかり入っているものを選んだことで、干している間の臭いもかなり軽減されました。
今では、部屋干しの洗濯物に顔を近づけても「嫌なニオイがしない」と家族にも好評です。
実際に効果を感じたタイミングと気づき
対策を始めた当初は、正直なところ「本当にこれで変わるのかな…?」と半信半疑でした。特に、家電や洗剤を買い足すことに少し抵抗もあり、「自己満足で終わるかも」と思っていたのが本音です。
ところが、最初の数日で明らかな違いを実感。
まず気づいたのは、洗濯物の乾きの早さ。それまでは夜に干しても翌朝まだ湿っていたバスタオルが、翌朝にはカラッと仕上がっていたのです。特に厚手のトレーナーや靴下がしっかり乾いているのを見たときは、「これは効果があるかもしれない」と感じ始めました。
そしてもう一つ大きな変化が、ニオイの軽減。
これまではタオルやシャツに“ほんのりとした雑菌臭”が残っていたのが、ほぼ無臭に近い状態で仕上がるようになったのです。洗濯物を畳むときの不快感もなくなり、「気持ちいいね」と家族からも声が上がるようになりました。
特に効果をはっきりと実感したのが、冬の連休中にうっかり対策をやめてしまったとき。
帰省から戻って「まあ大丈夫かな」と油断して、除湿機も酸素系漂白剤も使わずに部屋干しをした結果――
翌朝のタオルがずっしりと湿っていて、しかもイヤなニオイが復活していたのです。
そのとき、「やっぱりあの対策はちゃんと効果があったんだ」と、はっきりと気づかされました。
それ以来、わが家では部屋干し対策は生活ルーティンの一部としてしっかり定着。特別な手間をかけなくても、ちょっとした工夫と道具選びで、毎日の洗濯がストレスフリーになると実感しています。
いまではもう、「昔のやり方には戻れないね」と家族みんなで話すほどです。
まとめ|今日からできる対策で部屋干しの悩みを解消しよう
洗濯物の部屋干しで「乾かない」「臭う」と悩んでいたわが家も、ちょっとした工夫で大きく改善できました。サーキュレーターと除湿機の併用、干し方の見直し、臭い対策アイテムの活用。この3つを実践するだけで、驚くほど乾きやすく、ニオイも気にならなくなります。
特別な道具や手間がかからない方法ばかりなので、すぐに取り入れられるはず。ぜひ今日から、あなたの家庭でも“干しストレス”を減らす一歩を踏み出してみてください。