お正月が近づくと、「お正月飾りって、いつから飾るのが正解なんだろう」「去年はなんとなく出したけど、タイミング合ってたのかな」と、ふと気になりませんか。私も毎年、年末のバタバタの中で「今日でいいのかな」と迷いながら準備していました。

結論から言うと、お正月飾りは飾り始める時期と外す時期、そして飾る場所の意味をざっくり知っておくだけで、無理なく気持ちよく整えられます。この記事では、子育て家庭の実感目線で「いつからいつまで」「どこにどう飾るか」を分かりやすくまとめました。形式に縛られすぎず、でも気持ちは大切にしたい。そんな方に向けてお伝えします。

お正月飾りはいつから飾るのがいい?

お正月飾りを出すタイミングは、「いつが正解?」と毎年迷いやすいポイントですよね。私自身も、年末の予定を見ながら「今日でいいのかな」「まだ早い?」と考えてしまいます。
一般的には、お正月飾りは12月13日以降に飾るのがよいとされています。

これは「正月事始め」と呼ばれる日で、新年を迎える準備を少しずつ始める節目の日。昔はこの日から、門松の材料を山に取りに行ったり、大掃除を始めたりしていたそうです。
ただ、現代の生活では13日から準備を進める家庭は少なく、多くの家庭では年末にまとめて行うのが現実的ですよね。

実際に多いのは12月26日〜28日

今の家庭事情を考えると、12月26日〜28日に飾る人が一番多い印象です。
仕事納めや学校の終業式が終わり、ようやく気持ちと時間に余裕ができる時期。私の家でも、子どもが冬休みに入った27日頃に「じゃあ出そうか」と声をかけて、家族で一緒に準備することが多いです。

この時期なら、慌ただしすぎず、かといって年末ギリギリでもないので、気持ちよく新年を迎える準備ができます。
「この日じゃなきゃダメ」という厳密な正解より、家族が落ち着いて準備できる日を選ぶことがいちばん大切だと感じています。

12月29日は避けたほうがいい?

12月29日は、「二重苦(にじゅうく)」を連想するとして、昔から縁起がよくない日と言われてきました。そのため、「29日は避けたほうがいい」と聞いたことがある方も多いと思います。

ただ、最近ではこの考え方をそこまで気にしない家庭も増えています。私の周りでも、「その日しか時間がなかったから普通に29日に出したよ」という声は珍しくありません。

大切なのは、縁起を気にしすぎてストレスを感じることよりも、慌てて雑に飾ってしまうことを避けること
もし29日しか時間が取れないなら、「今日は準備できてよかったね」と前向きな気持ちで飾るほうが、よほど気持ちのよい年越しにつながると思います。

大晦日に飾るのはアリ?

大晦日にお正月飾りを出すことは、「一夜飾り」と呼ばれ、本来は避けたほうがよいとされてきました。これは、年神様を迎える準備を急ごしらえで済ませるような印象になる、という考え方からきています。

ただ、共働き家庭や子育て中の家庭では、30日までに準備が終わらないこともありますよね。年末は買い出しや掃除、帰省の準備などで、本当にあっという間です。

私自身は、できれば30日までに飾るのが理想だと思っています。でも、どうしても難しい年もあります。そんなときは、「今年も無事に一年過ごせたね」「新しい年も家族で元気に過ごせますように」と気持ちを込めて飾るようにしています。
形式よりも、新年を迎える気持ちがこもっているかどうかが大切だと、年を重ねるほど感じるようになりました。

無理のないタイミングで、気持ちよく。そんなスタンスでお正月飾りを準備できると、年末の空気も少しやわらぐ気がします。

お正月飾りはいつまで飾る?

お正月飾りを外すタイミングも、「いつが正解なの?」と迷いやすいポイントですよね。私も以前は、カレンダーを見ながら「もう外したほうがいいのかな」と落ち着かない気持ちになっていました。
一般的なお正月飾りを外す目安は、1月7日または1月15日とされています。

この違いは、「松の内(まつのうち)」と呼ばれる期間の考え方の違いによるものです。松の内とは、年神様をお迎えしている期間のこと。この期間が終わると、お正月飾りを片付けるという流れになります。

関東と関西で違う「松の内」

関東では、松の内は1月7日までとされることが多く、七草がゆを食べる日を一区切りにお正月が終わるイメージです。そのため、7日までにお正月飾りを外す家庭が一般的です。

一方、関西では松の内を1月15日までと考える地域が多く、小正月までお正月飾りを出しておく家庭も少なくありません。私の知人でも、実家が関西の人は「15日まで出してたよ」と自然な感覚で話していました。

地域差があっても大丈夫?

この話を初めて知ったとき、私は正直「え、どっちが正しいの?」と戸惑いました。でも調べていくうちに、「どちらも間違いではない」ということが分かって、気持ちがずいぶんラクになったのを覚えています。

お正月飾りは、宗教的な厳密さよりも、地域の習慣や家庭の考え方が大きく影響するもの。
住んでいる地域や、家族がしっくりくるタイミングを選んで問題ありません

「この日までに外さなきゃ」と神経質になる必要はなく、実際には少し前後しても気にしない家庭がほとんどです。私の家でも、平日は忙しいので、7日を過ぎた週末にまとめて片付けることもよくあります。

無理のない片付けがいちばん大切

子育て中だと、平日は本当に余裕がないですよね。そんな中で、「今日中に外さなきゃ」と自分を追い込むのは、あまりにも大変です。
お正月飾りを外すのは、「新しい一年が日常に戻っていく区切り」。バタバタせず、家族の生活リズムに合わせて片付けるほうが、気持ちよく切り替えられると感じています。

地域の目安を知ったうえで、「わが家はこのタイミングでいい」と決めてしまう。それだけで、お正月明けの気持ちがずっと軽くなりますよ。

どんなお正月飾りがある?基本の種類

お正月飾りと聞くと、「なんとなく玄関に飾るもの」というイメージはあっても、それぞれの意味までは知らないまま用意している方も多いのではないでしょうか。私自身も、子どもが生まれるまでは「毎年なんとなく同じものを出している」状態でした。
お正月飾りにはいくつか種類がありますが、基本はこの3つを知っておけば十分です。

しめ縄・しめ飾り

しめ縄・しめ飾りは、もっとも身近なお正月飾りかもしれません。玄関に飾ることで、外からの災いを防ぎ、「ここは清らかな場所ですよ」と示す意味があります。

もともとは神様が降りてくる場所を区切るためのものとされ、年神様を迎える準備として飾られてきました。そのため、玄関や門など「家の入口」に飾るのが基本です。

最近は、稲わらを使った昔ながらのものだけでなく、リース型やナチュラルカラーのもの、水引を使ったシンプルなデザインなど、本当に種類が豊富。マンションやアパートでも浮かずに飾れるものが増えています。

私の家でも、以前は大きめのしめ飾りを使っていましたが、今はコンパクトなサイズに変更しました。理由は単純で、ドアの開閉や子どもの手が届きにくいから。
「立派さ」よりも「安全に、気持ちよく飾れること」を優先していいと感じています。

門松

門松は、年神様を迎えるための「目印」となるお正月飾りです。松や竹を使って作られ、「この家はこちらですよ」と神様に知らせる役割があります。

昔は家の門の両脇に大きな門松を立てるのが一般的でしたが、今では住宅事情もあり、ミニサイズや置き型の門松を飾る家庭がほとんどです。玄関の外や内側、靴箱の上など、無理のない場所に置いて問題ありません。

我が家では、子どもが小さい頃に一度、大きめの門松を倒されてヒヤッとした経験があります。それ以来、軽くて安定感のある小さな門松を選ぶようになりました。
年神様を迎える気持ちがあれば、形にこだわりすぎなくて大丈夫だと思っています。

鏡餅

鏡餅は、年神様へのお供えものとして飾るお正月飾りです。丸いお餅が重なった形には、「円満」や「重ねる幸せ」といった意味が込められています。

飾る場所として一般的なのは、神棚や床の間、リビングなど家族が集まる場所。最近は、個包装された鏡餅やプラスチック製のケース入りのものも多く、扱いやすくなっています。

子育て家庭では特に、「どこに置くか」が悩みどころですよね。私の家では、子どもが小さい頃に触って落としそうになったことがあり、それ以来、棚の上など手の届かない場所に置くようにしています。
意味を大切にしつつ、家庭の安全を最優先にすることが現実的だと、毎年感じています。

お正月飾りは、全部そろえなければいけないものではありません。
しめ飾りだけ、鏡餅だけでも十分「お正月を迎える準備」になります。大切なのは、それぞれの意味を少しだけ知ったうえで、わが家に合った形を選ぶこと。そう考えると、準備のハードルもぐっと下がりますよ。

お正月飾りはどこに飾る?場所と意味

お正月飾りって、買うところまではスムーズでも、「で、これどこに置くのが正解なんだろう?」で手が止まりがちですよね。私も最初は、しめ飾りを手に持ったまま玄関前で固まったことがあります。
でも安心してください。飾る場所には“目安”はあるものの、厳密な正解が一つだけあるわけではありません。基本の意味だけ押さえて、暮らしやすい場所に置けば大丈夫です。

玄関に飾る意味

玄関は、年神様を迎える「入口」と考えられてきました。だからこそ、しめ縄(しめ飾り)や門松を玄関に飾ることで、「清らかな場所を整えて、新しい年を迎えます」という気持ちを形にする意味があります。

しめ飾りは、外からの災いを防いだり、神様を迎える場所を清めたりする役割があるとされます。門松は年神様が迷わず訪れるための目印。どちらも“玄関に飾る理由”がはっきりしている飾りです。

外側に飾るか内側に飾るかで迷う方も多いですが、結論としてはどちらでもOK。戸建てなら玄関ドアの外側に飾る家庭が多い一方、マンションやアパートでは、共有部のルールや防犯面の都合もあり、内側に飾る家庭が多い印象です。

我が家も、風で飛んだり、雨で傷んだりするのが気になって、玄関の内側に飾っています。見た目もすっきりして、子どもが触りにくい高さにできるので、結果的に安心でした。
「意味を大切にしつつ、住まいの環境に合わせて無理なく飾る」これで十分だと思っています。

リビング・神棚に飾る意味

鏡餅は、年神様へのお供えものとして飾ります。神棚がある家庭なら神棚へ、神棚がない場合は家族が集まるリビングに置くのが一般的です。

リビングに置く意味は、「家族が元気に過ごせますように」「一年が穏やかでありますように」という願いを、家の中心に置いておく感覚に近いと思います。特別な場所がなくても、日常の中で目に入るところに置くことで、お正月の雰囲気もぐっと出ます。

私の家では、テレビ台の横に小さめの鏡餅を置くのが定番です。理由はシンプルで、家族みんなが毎日通る場所で、お正月らしさを感じやすいから。子どもが小さい頃は、つい触ってしまいそうになるので、棚の上など少し高い場所に置くようにしています。

鏡餅は、昔ながらの生餅タイプもありますが、最近は個包装やケース入りも多く、子育て家庭には扱いやすいです。
「神棚がないからダメ」ではなく、家族に合う場所でお供えできれば大丈夫そう思うと、準備のハードルも下がりますよね。

飾る場所は「意味」を知ったうえで、家庭の暮らしやすさに合わせて選ぶのがいちばんです。玄関は“迎える場所”、リビングや神棚は“願いを置く場所”。この感覚だけ覚えておけば、毎年迷いにくくなりますよ。

子育て家庭が無理なく続けるコツ

お正月飾りは、日本の大切な風習とはいえ、理想通りにやろうとすると準備も片付けも意外と大仕事になりますよね。年末はただでさえ忙しく、そこに「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちが重なると、負担に感じてしまうこともあります。
私自身、最初の頃は「本当はもっときちんとしたほうがいいのかな」と悩んでいましたが、少し考え方を変えただけで、ぐっと続けやすくなりました。

ここでは、子育て家庭でも無理なくお正月飾りを続けるために、私が実感しているポイントをお伝えします。

完璧を目指さない

お正月飾りは、「全部そろえなければいけないもの」ではありません。
しめ飾り、門松、鏡餅と並べると立派ですが、現実的には全部準備するのは大変ですよね。

私の家では、玄関にしめ飾りを一つ飾るだけの年もあります。それでも、不思議と「ちゃんとお正月が来たな」という気持ちになります。
「できる範囲でやる」と最初から決めておくことが、毎年続けるいちばんのコツだと感じています。

「今年はこれだけ」「来年は余裕があったらもう一つ増やそう」くらいの感覚で十分。続けることそのものに意味があるので、完璧さは必要ありません。

子どもと一緒に意味を話す

お正月飾りを準備していると、子どもから「これなに?」「なんで飾るの?」と聞かれることがありますよね。そんなときは、ぜひ一緒に話す時間にしてみてください。

難しい由来や歴史を説明する必要はありません。「新しい年を気持ちよく迎えるためだよ」「家族みんなが元気でいられるようにだよ」と伝えるだけで十分です。
子どもにとっては、その一言が「行事の意味」としてちゃんと心に残ります。

私の家でも、飾りを出しながら「今年も元気に過ごせますように、ってお願いしようね」と声をかけています。すると子どもが自分なりの願いごとを話してくれることもあって、その時間がちょっとした楽しみになりました。
準備の時間そのものが、家族の思い出になると思うと、気持ちも前向きになります。

生活リズムに合わせて無理をしない

子育て中は、毎日が予想外の連続です。「この日にやろう」と決めていても、体調不良や予定変更でできなくなることもありますよね。
そんなときは、「今日は無理だったからダメ」と思わず、できる日にやればOK。

お正月飾りは、誰かに見せるためのものではなく、家族の気持ちを整えるためのもの。
家庭のペースを最優先にしていいと割り切るだけで、年末年始の気持ちがずっとラクになります。

お正月飾りは、無理なく、気持ちよく続けることがいちばん大切です。
少し肩の力を抜いて、「今年もこれで十分」と思える形を見つけてみてください。それが、わが家らしいお正月につながっていくと思います。

まとめ|お正月飾りは“気持ちよく迎える準備”でいい

お正月飾りについて調べていくと、「いつから」「いつまで」「この日はダメ」といった情報がたくさん出てきますよね。私も最初は、どれを守ればいいのか分からず、少し身構えてしまっていました。
でも実際に続けてみて感じるのは、お正月飾りは厳密なルールを守るためのものではなく、「新しい年を大切に迎えたい」という気持ちを整えるためのものだということです。

いつからいつまで飾るのか、どこに置くのか。その基本をざっくり知っておくだけで、「間違っていないかな」という不安はかなり減ります。そして、そのうえで無理のない形を選べば、それがそのまま“わが家のお正月の形”になります。

子育て中の家庭は、毎日が忙しくて、完璧な準備はなかなかできません。それでも、しめ飾りを一つ出すだけ、鏡餅を小さく飾るだけで、家の空気は不思議と変わります。
少しでも「今年も気持ちよく迎えられた」と感じられれば、それで十分だと私は思っています。

今日できる小さな一歩として、まずは「いつ頃飾ろうか」と家族で話してみてください。子どもと一緒に「もうすぐお正月だね」と話すだけでも、年末の時間が少しあたたかくなります。
形式にとらわれすぎず、暮らしに合った形で。あなたの家庭らしいお正月飾りで、気持ちよく新しい年を迎えられますように。