赤ちゃんの初誕生日は、家族にとって特別な一日。でもいざ準備を始めると、「派手すぎる飾りはちょっと違う」「写真に残したとき、生活感が出ないかな」「そもそもどこまでやればいいの?」と悩んでしまいますよね。
私も同じでした。SNSで見かける豪華な装飾に憧れつつ、赤ちゃんが主役なのに飾り付けに振り回されるのは違う気がして。そこで選んだのが、ナチュラルテイストの飾り付けでした。

この記事では、無理なく整って見えて、写真にもやさしく残るナチュラルな初誕生日の飾り付けと撮影のコツを、実際の体験を交えながら紹介します。頑張りすぎなくて大丈夫。家族らしい1歳の記念日を一緒に形にしていきましょう。

初誕生日をナチュラルに祝う良さ

写真に残したときの「飽きにくさ」

初誕生日の写真は、その日限りのものではありません。年賀状に使ったり、アルバムを作ったり、スマホの待ち受けにしたりと、意外と何度も目にする機会があります。だからこそ私が大事にしたのが、「あとから見ても違和感がないか」という視点でした。

ナチュラルテイストは、流行の色や派手なモチーフに寄りすぎない分、時間が経っても古く感じにくいのが魅力です。淡い色合い、木や布といった自然素材は、背景としてそっと寄り添う存在になり、主役である赤ちゃんの表情や仕草を自然に引き立ててくれます。

数年後に写真を見返したとき、「あの頃こんな雰囲気だったね」「部屋もこんな感じだったな」と、生活の延長として思い出せるのもナチュラルならでは。写真が“作品”ではなく“思い出”として残る感覚が、とても心地よく感じられました。

赤ちゃんも家族も落ち着ける

初誕生日はお祝いとはいえ、赤ちゃんにとってはいつもと違う一日。そこに派手な飾りや強い色、賑やかな演出が加わると、思っている以上に刺激が多くなります。実際、「せっかく準備したのに、途中でぐずってしまった」という話もよく聞きます。

ナチュラルな飾り付けは、普段の部屋の雰囲気と大きく変わらないため、赤ちゃんが安心しやすいと感じました。見慣れた空間に、少しだけ“特別”が足される。そのくらいが、1歳の赤ちゃんにはちょうどいいのかもしれません。

親にとっても同じで、飾り付けに追われすぎないことで気持ちに余裕が生まれます。写真を撮りながら「今かわいいね」「さっきより笑ってるね」と会話を楽しめる時間が増えました。「特別だけど、無理をしない」このバランスこそが、家族みんなが心地よく過ごせる初誕生日につながったと感じています。

ナチュラルテイストの基本カラーと素材

色は「3色まで」を意識する

ナチュラルな飾り付けで、私がいちばん意識したのは色数でした。飾りそのものを増やすよりも、「何色を使うか」を先に決めるだけで、全体の印象が大きく変わります。
我が家では、
・ホワイト
・ベージュ
・くすみブラウン
この3色に絞って準備しました。

色数を抑えると、ひとつひとつのアイテムが自然になじみ、結果的に「ちゃんと整えている感」が出ます。逆に、色が増えすぎると、それぞれは可愛くても写真にしたときにごちゃっと見えがちでした。

選ぶときに迷ったら、「自然の中にありそうな色かどうか」を基準にすると失敗しにくいです。白、生成り、木の色、くすみ系。このあたりを軸にすると、あとから買い足しても雰囲気が崩れにくくなります。色を足すより、色を減らす意識が、ナチュラル感を作る近道だと感じました。

素材は紙・布・木が中心

ナチュラルテイストを出すうえで、色と同じくらい大切なのが素材選びです。
プラスチック製の装飾は手軽ですが、光の反射や質感でどうしても人工的な印象になりがちでした。その点、紙・布・木の素材は、それだけでやさしい雰囲気を作ってくれます。

我が家では、ガーランドは厚紙やクラフト紙、背景にはリネン風の布を使い、数字の「1」は木製のオブジェを選びました。すべてを統一しなくても、「ここだけは自然素材にする」と決めるだけで印象が変わります。

実際にやってみて感じたのは、素材が落ち着いていると、赤ちゃんの表情や動きがより引き立つということ。写真を見返しても、飾りより赤ちゃんに自然と目がいきます。全部そろえなくても、一部に取り入れるだけで十分なので、無理のない範囲で選んでみてください。

初誕生日のナチュラル飾り付けアイデア

壁まわりは「引き算」で整える

初誕生日の飾り付けを考えると、つい「せっかくだから」と壁を飾りたくなりますよね。私も最初は、風船やポスターをいろいろ並べようとしていました。でも、ナチュラルに見せたいなら、足すよりも引くことが大切だと感じました。

我が家で壁に飾ったのは、「HAPPY BIRTHDAY」のガーランドと、数字の「1」だけ。あえて余白を残すことで、全体がすっきり見え、写真を撮ったときも視線が散りませんでした。背景がシンプルだと、赤ちゃんの表情や仕草が自然と主役になります。

飾りを選ぶときは、「これは本当に必要かな?」と一度立ち止まって考えるのがおすすめです。壁は“見せ場”ではなく“背景”と考えるだけで、ナチュラル感はぐっと高まります。

テーブル装飾はワンポイントで

テーブルまわりも、つい小物を並べたくなる場所ですが、ここも意識したいのは引き算です。
我が家では、
・小さなドライフラワー
・木製プレート
・白い布
この3点だけを置きました。

白い布を一枚敷くだけで、生活感がやわらぎ、全体のトーンが整います。その上に、控えめなドライフラワーや木の器を添えると、自然とナチュラルな雰囲気が出ました。

主役はあくまでケーキや一升餅、そして赤ちゃん自身。周りを盛りすぎないことで、写真にしたときもごちゃつかず、落ち着いた印象になります。「置きすぎない」ことが、いちばん簡単で失敗しにくいコツだと、準備を通して実感しました。

ナチュラルに見える写真撮影のコツ

自然光が入る時間帯を選ぶ

初誕生日の写真をきれいに残したいと思うと、照明やカメラ設定が気になりますよね。でも実際に一番大事だと感じたのは、特別な機材よりも「光の選び方」でした。
照明を使うより、窓から入る自然光のほうが、赤ちゃんの肌や表情をやさしく写してくれます。

我が家では、午前中のやわらかい光が入る時間帯を選び、レースカーテン越しに撮影しました。直射日光を避けることで影が強く出にくく、全体がふんわりとした印象になります。天気がいい日ほど、あえてカーテンを閉めて光を和らげるのがポイントです。

自然光がうまく入るだけで、スマホでも十分きれいに撮れます。「明るさは光で作る」と意識するだけで、写真の仕上がりが大きく変わりました。

赤ちゃんの目線にカメラを合わせる

写真を撮るとき、つい立ったままシャッターを切ってしまいがちですが、それだと床や家具などの生活感が写り込みやすくなります。そこでおすすめなのが、床に座って赤ちゃんと同じ目線で撮ることです。

目線を合わせるだけで、写真の中に「対話している感じ」が生まれ、赤ちゃんの表情も自然になります。こちらがしゃがんで声をかけながら撮ると、ふとした笑顔や仕草が引き出しやすくなりました。

1歳の赤ちゃんはじっとしていられないもの。でも、それで大丈夫です。歩こうとしたり、手を伸ばしたりする姿こそ、その時期ならではの魅力。止まらせようとせず、動きに合わせて撮ることで、後から見返したときに「この頃はこんな感じだったね」と思える写真になります。

頑張りすぎない準備スケジュール

前日は「整えるだけ」でOK

初誕生日の準備は、気づくとやることが増えてしまいがちです。飾り付け、撮影、当日の流れ……全部を前日に詰め込もうとすると、どうしても疲れてしまいます。
私が意識したのは、「前日は完成させない」ということでした。

実際には、
・前日:飾りを並べる場所を決める、必要なものをひとまとめにする
・当日:赤ちゃんの機嫌を見ながら、角度や位置を少しだけ調整する
このくらいの感覚で準備しました。

前日に完璧に仕上げようとしないことで、「うまくいかなかったらどうしよう」という不安も減ります。当日は想定外のことが起きるもの。だからこそ、余白を残しておく方が気持ちに余裕が持てました。完璧を目指さないほうが、当日を楽しめると、実感しています。

家族で役割を分ける

準備も当日も、全部を一人で抱え込む必要はありません。我が家では、当日の役割をあらかじめ決めていました。
私が赤ちゃんの対応をし、夫が写真係。役割を分けるだけで、動きがとてもスムーズになります。

「今撮れた?」
「もう一回いけそう?」
そんなやりとりをしながら進めた時間も、あとから思い返すと大切な思い出です。お互いに「今はここに集中しよう」と意識できるので、余計な焦りも減りました。

初誕生日は、家族みんなで迎える一日。全部を一人でやらなくていいと考えるだけで、心も体もずっと楽になります。頼れるところは頼りながら、その時間そのものを楽しんでくださいね。

まとめ|ナチュラルな飾り付けで初誕生日を心地よく

初誕生日の飾り付けは、立派である必要はありません。むしろ、頑張りすぎるほど準備が大変になって、当日に余裕がなくなってしまうこともあります。私も最初は「せっかくだから」と気合が入りそうになりましたが、最終的にたどり着いたのは、ナチュラルテイストで“整えすぎない”お祝いでした。

ナチュラルに見せるコツは、難しいテクニックではありません。
色を絞る。素材を揃える。余白を残す。
この3つを意識するだけで、飾り付けがまとまり、写真もぐっとやさしい雰囲気になります。派手さはなくても、赤ちゃんの表情がちゃんと主役になる。だからこそ、見返したときに「この時こうだったね」と自然に思い出せる一日になると感じています。

そして何より大切なのは、飾り付けを完璧にすることではなく、家族が安心して過ごせること。赤ちゃんの機嫌や体調は、その日になってみないと分からない部分もあります。だからこそ、無理のない準備がいちばんの正解だと思います。初誕生日は“飾りの完成度”より“家族の心地よさ”が一番大事です。

今日できる一歩としては、まずは家にある白やベージュの布を一枚、背景にしてみてください。それだけで生活感がやわらぎ、ナチュラルな雰囲気がぐっと出ます。そこから、木の小物を一つ足す、淡い色のガーランドを一つ選ぶ。そんなふうに少しずつ整えていけば十分です。

赤ちゃんにとっても、家族にとっても、はじめての大切な誕生日。心地よい空気の中で、あなたの家らしい形で1歳のお祝いを迎えてくださいね。