敬老の日に子どもが書くメッセージ例文集|手紙とカードのやさしい書き方

敬老の日が近づくと、「子どもからのメッセージ、何を書かせたらいいんだろう」と悩むことはありませんか。
私も毎年、カードを前にして固まる子どもを横で見守りながら、「ちゃんとした文章じゃなくていいんだよ」と声をかけています。でも実際は、何を書けば気持ちが伝わるのか、親の方が迷ってしまうことも多いんですよね。
この記事では、敬老の日に子どもが無理なく書けて、祖父母が心から喜んでくれるメッセージをテーマに、年齢別の例文や、手紙・カードの書き方のコツをまとめました。
そのまま使える文だけでなく、「わが家らしくアレンジするヒント」も紹介しているので、今年の敬老の日準備が少しラクになるはずです。
目次
敬老の日に子どもがメッセージを書く意味
祖父母にとって何よりのプレゼントになる理由
敬老の日というと、つい「何を贈ろうか」「形に残るものがいいかな」と考えてしまいがちですが、実際に心に残るのは物よりも気持ちだったりします。
祖父母世代にとって、孫からのメッセージは「自分の存在を大切に思ってくれている」と実感できる、かけがえのない贈り物です。
うちの実家でも、去年子どもが書いた小さなカードが、いまだに食卓の横に飾られています。色鉛筆で描いた顔の絵と、「だいすきだよ」という一言だけのシンプルな内容ですが、それを見るたびに両親は嬉しそうに話題にします。
「これ、○○が書いてくれたんよ」と、来客があるたびに見せている姿を見ると、言葉の力ってすごいなと感じます。
高価なプレゼントは使い終われば形が変わりますが、メッセージは何度も読み返せます。寂しいときや元気がないときに読み返して、心が温かくなる。そんな存在になるのが、子どもからの言葉なんですよね。
上手さよりも「子どもの言葉」が大切
メッセージを書くとき、「ちゃんとした文章にしなきゃ」「失礼があったらどうしよう」と、親の方が構えてしまうこともあります。でも、敬老の日のメッセージで一番大切なのは、文章の完成度ではありません。
その子が考えた言葉、その子らしい表現であることが、何よりも価値になります。
たとえば、文が途中で終わっていたり、字が大きかったり小さかったりしても、それは成長の記録そのものです。祖父母にとっては、「こんな字を書くようになったんだ」「前よりしっかり書けるようになったね」と感じられる嬉しいポイントでもあります。
親が直しすぎてしまうと、どうしても大人の文章になってしまい、少し距離を感じる内容になることもあります。
もちろん、どうしても意味が伝わらない部分だけそっと補助するのはOKですが、基本は見守るスタンスで大丈夫です。
多少の誤字や言い間違いは、その年齢ならではの可愛さとして残してあげてください。
その「今しか書けない言葉」こそが、敬老の日のメッセージを特別なものにしてくれます。
年齢別|そのまま使える敬老の日メッセージ例文
未就学児向け(ひらがな中心)
未就学児の場合は、「ちゃんと書こう」と思う必要はまったくありません。
ひらがなだけ、短い言葉だけで十分です。むしろ、そのシンプルさが祖父母の心にまっすぐ届きます。
たとえば、
・おじいちゃん いつも あそんでくれて ありがとう
・おばあちゃん だいすきだよ また いっしょに あそぼう
このくらいの長さでOKです。
「だいすき」「ありがとう」「またあそぼう」など、気持ちが分かる言葉が一つ入っていれば、それだけで立派なメッセージになります。
うちの子が小さい頃は、名前だけ書いて、その横に顔の絵を描いて終わり、という年もありました。それでも祖父母は「これが一番うれしい」と言って、何度も見返してくれていました。
文字数よりも、「書こうとしてくれたこと」そのものが伝わるんですよね。
小学生低学年向け(短文+気持ち)
小学校に入ると、少し文章らしく書けるようになります。ただ、長文にする必要はありません。
この時期は、「ありがとう」と「楽しかったこと」を一つ入れるのがおすすめです。
たとえば、
・おじいちゃん おばあちゃん いつもありがとう。いっしょにでんしゃをみたのがたのしかったです。
・これからも げんきで いてね。またあそびにいきます。
ここで大切なのは、体験を一つだけ入れることです。
「電車を見た」「公園で遊んだ」「お泊まりした」など、具体的な思い出があると、読んだ祖父母もその場面を思い出して、自然と笑顔になります。
文章が少しつたなくても問題ありません。
「その子が覚えている思い出」が伝わることが、何よりのポイントです。
小学生高学年向け(感謝+近況)
高学年になると、照れが出てきたり、「何を書けばいいか分からない」と悩む子も増えてきます。
そんなときは、「感謝+最近がんばっていること」を組み合わせると、書きやすくなります。
たとえば、
・いつも見守ってくれてありがとうございます。運動会、がんばりました。
・また会える日を楽しみにしています。これからも元気でいてください。
少し大人っぽい表現になっても、敬語が完璧でなくて大丈夫です。
むしろ、少し子どもらしさが残っている方が、祖父母には嬉しく感じられます。
「勉強」「習い事」「部活」「学校行事」など、今の生活が伝わる一文が入ると、「ちゃんと成長しているんだな」と感じてもらえます。
無理に長く書かせようとせず、2〜3文で十分です。
その短い文章が、祖父母にとっては何度も読み返したくなる、大切な一枚になります。
手紙とカードの書き方|親ができるサポート
最初に「話す時間」を作る
子どもにカードや便せんを渡して、「さあ書いてみよう」と言っても、すぐに手が止まってしまうことはよくあります。
それは、気持ちがないからではなく、「何から書けばいいのか分からない」だけなんですよね。
そんなときにおすすめなのが、書く前に少しだけ話す時間を作ることです。
たとえば、
「最近、じいじと何したっけ」
「ばあばに言われてうれしかったこと、あった?」
こんな問いかけをしながら、何気ない会話をしてみてください。
話しているうちに、「あ、そういえばこの前一緒に散歩した」「お菓子をもらった」など、小さな思い出が自然と出てきます。その言葉こそが、メッセージの種になります。
会話の中で出てきた言葉を、「それ、そのまま書いてみたら?」とつなげてあげると、驚くほどスムーズにペンが進むことも多いです。
書く前の会話は、文章を考える時間というより、気持ちを思い出す時間。
このひと手間があるだけで、子どもも安心して取り組めるようになります。
親は添削しすぎない
子どもが書いた文章を見ると、「ここ、直したほうがいいかな」「この表現、変じゃないかな」と気になる部分が出てきますよね。でも、全部を整える必要はありません。
むしろ、直しすぎると、子ども自身の言葉が消えてしまうこともあります。
大切なのは、子どもが考えて書いた文章を、そのまま受け止めてあげることです。
多少の誤字や言い回しのぎこちなさは、「一生懸命書いた証」として、祖父母にとっては微笑ましいポイントになります。
どうしても手が止まってしまったり、「なんて書けばいいか分からない」と悩んでいるときだけ、
「ありがとうって書く?」
「また会いたいって入れる?」
と、選択肢を出してあげるくらいがちょうどいいと感じています。
親は先生ではなく、そっと横にいるサポーターでいること。
それだけで、子どもは「自分の言葉で書いていいんだ」と安心し、気持ちのこもったメッセージが自然と出来上がっていきます。
メッセージにプラスすると喜ばれる工夫
絵やシールを添える
文章が短くても、絵やシールがあるだけで、カードの印象はぐっと明るくなります。
特に小さな子どもの場合、「文章を書くより描く方が得意」ということも多いので、無理に文字を増やさなくて大丈夫です。
顔の絵、家族の絵、好きな花や動物など、テーマは本当に自由。
「じいじのめがね」「ばあばのえがお」など、特徴をとらえた絵は、祖父母にとって思わず笑顔になるポイントです。
うちの子は、カードいっぱいにハートや星のシールを貼ったことがあるのですが、「にぎやかで元気が出るね」ととても喜ばれました。
上手に描けているかどうかより、「楽しんで作ったこと」が伝わることが一番大切だと感じます。
スペースが余っていたら、色を塗ったり、枠を描いたりするだけでも十分です。
「ここ、絵で埋めてみる?」と声をかけるだけで、子どもはのびのび表現してくれます。
写真や一言コメントを足す
カードや手紙に、写真を一枚添えるのもおすすめの工夫です。
家族写真や、最近撮った日常の写真があるだけで、受け取った側はその場の空気まで思い出せます。
写真の裏に、
「このとき ○○にいったよ」
「いっしょに あそんだ ひ」
と、一言コメントを書くだけで、メッセージの温かさがさらに増します。
特に、なかなか会えない距離に住んでいる場合、写真は近況報告の役割も果たしてくれます。
祖父母からすると、「今こんな表情で過ごしているんだ」と分かるだけで、安心につながるんですよね。
長い文章がなくても、写真と一言があれば十分に気持ちは伝わります。
手紙に添えたり、カードに貼ったり、無理のない形で取り入れてみてください。
よくある悩みと考え方
何も書きたがらないとき
「書きたくない」「めんどくさい」と言われると、つい焦ってしまいますよね。でも、そんなときこそ無理に書かせなくて大丈夫です。
子どもにとっては、「うまく書けなかったらどうしよう」「間違えたらいやだ」という気持ちがブレーキになっていることも多いからです。
そんな場合は、ハードルを思いきり下げてみてください。
「ママが書いたところに、名前だけ書こうか」
「今日は絵だけ描いてみる?」
と提案すると、「それならできるかも」と、少しずつ関わってくれることがあります。
実際、名前だけでも、丸やハートを一つ描いただけでも、立派な参加です。
「書くこと」よりも、「一緒に作った時間」が残ることを大切にしてあげてください。
また、その日はどうしても気分が乗らないこともあります。そんなときは日を改めてもOKです。
「今日はやめて、明日にしようか」と声をかけるだけで、子どもの気持ちが楽になり、次は意外とすんなり取り組めることもあります。
離れて暮らしていて会えない場合
敬老の日に直接会えないと、「ちゃんと気持ちが伝わるかな」と不安になることもありますよね。でも、会えなくても心配はいりません。
郵送したカードや、写真付きのメッセージでも、十分に想いは届きます。
むしろ、郵送で届いた手紙は、開ける瞬間のワクワク感も一緒にプレゼントできます。
祖父母からすると、「ポストに入っていた」という出来事そのものが、うれしい思い出になることも多いです。
後日、「カード届いたよ」「すごくうれしかったよ」と電話やビデオ通話で伝えてもらえると、子どもにとっても達成感につながります。
「ちゃんと届いたんだ」「喜んでもらえたんだ」と実感できることで、次はもっと前向きに書いてくれるようになることもあります。
会えない距離よりも、「気にかけている気持ち」が伝わることが何より大切。
形にこだわらず、その家庭に合った方法で、無理なく敬老の日を迎えてください。
まとめ|今年は子どもの言葉で気持ちを届けよう
敬老の日のメッセージは、「上手に書くこと」や「きれいに仕上げること」が目的ではありません。
短くても、少し拙くても、そこに子どもの気持ちがこもっていれば、それだけで十分です。
大人が思っている以上に、祖父母は孫の言葉や字、絵の一つひとつを大切に受け取ってくれます。
たった一言の「ありがとう」や「だいすき」でも、その背景にある成長や思い出まで感じ取ってくれるんですよね。
今年の敬老の日は、完璧を目指さなくて大丈夫です。
・一言だけ書いてみる
・名前だけでも添えてみる
・絵やシールで気持ちを表してみる
そんな小さな一歩で十分です。
親ができることは、整った文章を用意することではなく、「書いてみようかな」と思える環境を作ってあげること。
子どもが自分の言葉で気持ちを伝えられた経験は、これから先も心に残る大切な思い出になります。
その一枚のカードや手紙は、きっと祖父母のもとで何度も読み返され、長く大切にされていくはずです。
今年の敬老の日は、ぜひ子どもの言葉で、やさしい気持ちを届けてみてください。













