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初めての保育園で登園初日がスムーズに進む“泣かせない”親の心構えと対策

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赤ちゃんの初めての登園初日って、本当に胸がぎゅっとなりますよね。私も前の日からずっと落ち着かなくて、「ちゃんと泣かずに行けるかな」「私から離れて大丈夫かな」と不安でいっぱいでした。でも、実際に初日を迎えてみると、いくつかの工夫をしておくことで、赤ちゃんも私自身もずいぶん心が軽くなりました。

この記事では、私が実践した“泣かせないためのコツ”と“親の心構え”をまとめています。同じように不安を抱えているママ・パパが、少しでも安心して初日を迎えられますように。

登園初日の不安は“普通”。まずは親の気持ちを軽くする

初めての登園は、赤ちゃんにとっても私たち親にとっても「未知の世界」に踏み出す日です。
前日の夜になると、どうしても色々なことを考えてしまいますよね。「泣き続けたらどうしよう」「先生にうまく預けられるかな」「私のほうが泣きそう…」なんて、頭の中がぐるぐるする気持ち、とてもよく分かります。
でも実は、この“そわそわ感”はどの家庭でもほぼ同じ。あなたが不安なのは決して特別ではありませんし、むしろそれだけ赤ちゃんを大切に思っている証拠なんだと感じます。

親の不安は子どもに伝わる

私も前日の夜から落ち着かず、当日の朝も心臓がどきどきしていたのですが、ふと「私の表情って、赤ちゃんにどう映ってるんだろう」と思った瞬間がありました。
赤ちゃんは言葉を理解しきれなくても、表情や声のトーンを驚くほど敏感に感じ取ります。だからこそ、親の気持ちが少し落ち着いているだけで、赤ちゃんも安心しやすくなるんです

深呼吸を3回するだけでも、肩の力がふっと抜けて赤ちゃんへの声かけが柔らかくなります。
「今日はちょっと頑張ろうね」「迎えに来るから安心してね」など、短い言葉でも十分。大切なのは、気持ちを込めてゆっくり話しかけることでした。

初日は“できるだけシンプルに”過ごすのが正解

登園初日の朝は、親も子も緊張しているもの。そんなときに予定を詰め込みすぎると、気持ちに余裕がなくなってしまいます。
私も前日のうちに“朝やることリスト”を見直して、「これ必要?」「今日はこれ無理にやらなくていいよね」と削れるものを全部削りました。

・持ち物は前日に全部セット
・着替えは寝る前に準備しておく
・朝食はいつもより簡単なメニューにしてOK
・時間に余裕を持って家を出る

こうして朝の負担を減らすことで、赤ちゃんと向き合う時間が自然と増えます。
「いつも通りの笑顔」を少しでも作れるようになると、赤ちゃんの表情もふっとやわらかくなる瞬間がありました。

そして何より、初めての登園は“完璧にこなそう”としなくて大丈夫。
多少バタついても、それはみんな同じです。大切なのは、赤ちゃんとあなたが無事に一歩を踏み出すこと。その一歩が、これからの日々をゆっくり支えてくれます。

登園前の声かけが、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる

登園初日の朝は、親も子どもも心の準備ができていないことが多く、どうしてもそわそわしてしまいます。そんなときに一番効果を感じたのが“声かけ”でした。赤ちゃんはまだ言葉を完全に理解していなくても、声のトーンや表情から安心感をしっかり受け取ります。だからこそ、ほんの少しの声かけで赤ちゃんの気持ちが落ち着き、親の気持ちまで軽くなる瞬間があるんです。

「楽しいところだよ」と前向きなイメージを作る

登園前の声かけは、特別な言葉を使う必要はありません。
むしろ、普段通りの口調で明るく伝えるほうが赤ちゃんには届きやすいと感じました。

「今日は先生が待ってるよ」
「お部屋におもちゃがあるよ」
「帰ってきたらぎゅーしようね」

こんなふうに、保育園が“怖い場所ではなく、安心して過ごせる場所”だとイメージできるような声かけを意識していました。
特に、親が楽しそうに話すと、赤ちゃんも“そういうものなんだ”と自然に受け入れやすくなります

前向きな言葉は、赤ちゃんの背中をやさしく押してくれる小さな魔法です。

身支度はスキンシップをしながら

声かけと同じくらい効果的なのが、登園前のスキンシップです。
忙しい朝こそサッと済ませてしまいがちですが、ほんの数秒の触れ合いが赤ちゃんにとっては“大きな安心材料”になります。

私がよくやっていたのは、

・服を着せながら頬にそっと触れる
・靴下を履かせながら「今日もかわいいね」と一言添える
・リュックを背負わせる前にぎゅっと抱きしめる

こうしたシンプルなスキンシップでした。
赤ちゃんは触れられることで、安心できる人がそばにいると感じやすくなります。そしてその安心感が、登園初日の不安をやわらげてくれました。

また、スキンシップをしながら声をかけると、赤ちゃんとの“心の距離”がぐっと近づく感覚がありました。
「大丈夫だよ」「迎えに行くからね」とやさしく伝えるだけで、表情がふわっとやわらかくなることも多かったです。

忙しい朝にこそ、たった5秒のスキンシップが赤ちゃんの心にしっかり届くんだと感じました。

登園初日の“別れ際”は短く。泣かせないコツはここにある

赤ちゃんを預ける瞬間は、登園初日の中でもいちばん胸が苦しくなる場面ですよね。
私自身、あのときの光景は今でもよく覚えています。赤ちゃんの潤んだ目を見た瞬間に、こちらまで泣きそうになってしまって…。でも、そこで迷ってしまうと赤ちゃんの不安が一気に大きくなるんです。別れ際は、親の姿勢が赤ちゃんの気持ちにダイレクトに影響します。

長く引き留めるほど不安が大きくなる

保育士さんからは「別れ際こそ、親がいちばん自信を持ってほしい」と教えていただきました。
たとえ涙がにじんでしまう瞬間があっても、赤ちゃんの前ではできるだけ明るい表情を意識することが大切です。

赤ちゃんは、言葉よりも“空気”を読み取る天才です。
だからこそ、親が迷っている雰囲気を感じ取ると、その瞬間に赤ちゃんの不安が一気に膨らんでしまいます
「泣いてるから、もう少し抱っこしていようかな…」その気持ち、本当に分かるのですが、そこで引き延ばすほど赤ちゃんは「ママ(パパ)も不安なのかな?」と感じてしまうんです。

短く、明るく、迷いなく。それが別れ際の合言葉だと、初日を経験して心から実感しました。

“行ってきますのルーティン”を決めておく

別れ際をスムーズにするために、私が取り入れて効果を感じたのが「行ってきますルーティン」です。
あらかじめ流れを決めておくことで、親も赤ちゃんも気持ちがぶれにくくなります。

私が決めていた流れはこの3つ。

  1. 先生に明るく挨拶する

  2. ぎゅっと短く抱きしめる

  3. 「お迎えくるね」と笑顔で伝える

最初は“たったそれだけでいいの?”と不安でしたが、このシンプルさがとてもよかったんです。
毎日同じ流れになることで、赤ちゃんにとって登園の朝が「見通しのある時間」になります。見通しがあると、赤ちゃんは状況を理解しやすくなり、不安が少しずつ減っていきます。

親である私自身も、ルーティンを決めておくと迷いが消えます。
「今日はどうしよう?」と考える時間が減り、気持ちに余裕が生まれます。
そして、その余裕が赤ちゃんの安心につながるんだと感じました。

別れ際は、どんな家庭でも少し胸が痛む瞬間。でも、そこに“安心できるパターン”を作ってあげることで、赤ちゃんも親もゆっくり慣れていくことができます。

保育園側にお願いしていいこと・連携しておくと安心なこと

初めての登園初日は、どうしても“親が頑張らなきゃ”という気持ちが強くなりがちです。
でも実際は、親がすべてを背負う必要はありません。保育士さんは、たくさんの赤ちゃんの「初日」を見守ってきたプロ。
頼っていい部分は遠慮なく頼って大丈夫ですし、そのほうが赤ちゃんにとっても安心につながります。
ここでは、私が実際に保育園側と連携しておいて良かったことを紹介します。

涙が止まらないときの対応を事前に相談しておく

登園初日の最大の不安が「泣き続けてしまったらどうしよう…」ということでした。
私もその不安を抱えていたので、前日に保育士さんに思い切って相談してみたんです。

「泣いたらすぐ抱っこしてもらって大丈夫ですか?」
「この子は慎重なタイプで、環境が変わると固まるかもしれません」

こうした“ほんの小さな情報”でも、先生にとっては大きなヒントになります。
赤ちゃんの普段の性格や落ち着くポイントを伝えておくと、保育士さんはその子に合わせた関わり方をしてくれます。

特に、性格のタイプや好きな抱っこの姿勢、安心するアイテムなどを伝えておくと、初日の不安がぐっと減ると感じました。

また、「もし泣き続けてしまったら、どのタイミングで連絡をもらえるのか」も確認しておくと安心です。
連絡が来るか来ないか分からない状態より、「ここで連絡しますね」と決まっている方が、仕事中の心の負担が大きく変わります。

慣らし保育は無理をしない

保育園によって慣らし保育の方針は様々ですが、初日から長時間預けるのが不安なら、ためらわずに相談して大丈夫です。
慣らし保育は、赤ちゃんが新しい環境に少しずつ慣れていくための大切な過程。
「うちは仕事があるから無理かも…」と考えてしまうかもしれませんが、できる範囲で調整してもらえるケースも多いです。

たとえば、
・初日は1〜2時間だけ
・翌日からは少しずつ延ばす
・赤ちゃんの様子を見ながら柔軟に対応

といった形をとる保育園もあります。

そして何より、慣らし保育は“赤ちゃんのため”でもありますが、同時に“親の心の準備時間”にもなります。
初日の不安から一気に数時間の分離をするより、短い時間で流れをつかんでから徐々に広げていくほうが、親子ともに安心しやすいと実感しました。

無理をしないこと。それが結果的に赤ちゃんの負担も親の負担も減らしてくれます。
保育園と相談しながら、親子にとって無理のないペースを一緒に作っていけると心強いですよ。

帰宅後のフォロー|たくさん抱きしめて“頑張ったね”を伝える

登園初日は、赤ちゃんだけでなく親の私たちにとってもエネルギーを使う一日です。
朝の緊張、別れ際の胸のしめつけ、仕事中のそわそわ…
お迎えの時間を迎える頃には、私自身もどっと疲れて座り込みたくなるような感覚がありました。
だからこそ、帰宅後のフォローは“親子で気持ちを立て直す時間”だと感じています。小さな安心の積み重ねが、翌日以降の登園をスムーズにしてくれました。

お迎えは笑顔でたっぷりスキンシップ

園の扉を開けて赤ちゃんが見えた瞬間、私の緊張がじわっと溶けるのを感じました。
赤ちゃんも同じで、好きな人の顔を見るだけでほっとするような表情になります。
特に初日は、赤ちゃん自身も「ここで頑張ったんだ」という達成感と不慣れな疲れが入り混じっています。

だからこそ、いつも以上にぎゅっと抱きしめてあげることが大切です。
「頑張ったね」「いっぱい泣かずにいたんだね」「えらかったよ」
こういった短い言葉でも、赤ちゃんの心にはしっかり届きます。

“帰ってきたら安心できる場所がある”という実感が、翌日の登園の不安をやわらげる一番の薬になります。

抱っこしながら頭をなでてあげたり、目を合わせてにっこり笑ってあげるだけで、赤ちゃんの表情が少しずつやわらぐ瞬間があります。
そのときに「ああ、今日もちゃんと乗り越えたんだな」と気持ちがじんわりと温かくなりました。

夜の時間はいつもよりゆっくり

初日の夜は、赤ちゃんがいつもより甘えん坊になることがよくあります。
環境の変化で疲れたり、気持ちが不安定になったり、親から離れた時間が長く感じたり…。
だから、帰宅後は“いつも通りにしよう”と無理をするより、「今日は特別な日」と割り切るほうが親子ともにラクになります。

ごはんも、お風呂も、寝かしつけも、いつもより少しゆっくりでOK。
・抱っこしたまま食べる
・お風呂は短めで済ませる
・絵本を一冊多く読む
こんな「ちょっと甘め」の時間が、赤ちゃんの心を落ち着かせてくれます。

私は初日に限っては「できた範囲でいいや」という気持ちで過ごしました。
すると、こちらの肩の力が抜けることで、赤ちゃんも安心して甘えられます。
そしてその甘えが満たされたとき、自然と眠りも深くなり、翌朝のぐずりが少なく感じられました。

登園初日の夜は、親子の“気持ちの調整時間”。
特別なことをしようとしなくて大丈夫。
ただ、近くにいてあげて、赤ちゃんのペースに寄り添ってあげるだけで十分なんです。

まとめ|小さな準備と声かけで“初日の不安”はぐっと軽くなる

初めての登園初日は、赤ちゃんにとっても親にとっても一生に一度の“大きな一歩”です。
どれだけ心の準備をしても不安はゼロにはなりませんし、揺れる気持ちを完全に押し込めることもできません。でも、その不安は決して「自分だけ」ではありません。どの家庭も同じように胸がいっぱいになりながら、初めての朝を迎えています。

だからこそ、前日のちょっとした準備や、朝のひとこと、別れ際の短い挨拶といった“ささやかな工夫”がとても大きな力になります。
特に、親が穏やかに接するだけで赤ちゃんは驚くほど安心しやすくなることを、私は身をもって感じました。

・前日に持ち物を整えておく
・朝はいつもよりゆっくり声をかける
・別れ際は短く、笑顔でルーティンにする

たったこれだけでも、親子の気持ちがぐっと落ち着き、登園初日のハードルが低くなります。

そして、帰宅後にたくさん抱きしめて「頑張ったね」を伝えることで、赤ちゃんは“ここが私の安心できる場所なんだ”とゆっくり心を落ち着かせていきます。
その積み重ねが、翌日以降の登園をスムーズにしてくれる大切な土台になりました。

今日できることは、ほんのひとつで十分です。
深呼吸をして気持ちを整える、持ち物をひとつ準備しておく、明日の声かけを少しイメージしておく…。
どんな小さなことでも、親子の明日を支えてくれます。

あなたと赤ちゃんの登園初日が、安心であたたかいスタートになりますように。