仕事のメールって、子どもの送り迎えや夕飯の下ごしらえをしながらバタバタ書くことも多いですよね。私もよく「よし、送れた!」と思った瞬間に、「あっ…CC入れ忘れた…」と気づいて青ざめることがあります。相手から「CCの方にも共有してください」と返信が来た日には、もう心臓が痛くなるほど。
でも大丈夫。CC入れ忘れは誰にでも起こること。ポイントを押さえて丁寧に再送すれば、印象を悪くせず、むしろ誠実さが伝わることさえあります。この記事では、私が実際に使っている再送メールの例文や、気まずさを軽減するコツをまとめました。今日からは、落ち着いてスマートに対応できます。
目次
CC入れ忘れたときの基本対応|最初にするべきこと
子どもの宿題を見ながら返信したり、夕飯づくりのタイマーが鳴るなかで急ぎのメールを返したり…忙しい毎日の中では、どうしても「CCを入れ忘れた!」というミスは起こりますよね。私も一度送信ボタンを押してしまったあとに「あっ…!」と気づいて、手のひらが汗ばむあの感じを何度も味わってきました。
でも、深呼吸して落ち着けば大丈夫。正しい順番で対応すれば、相手に迷惑をかけずにスムーズにリカバリーできます。
CC漏れに気づいた瞬間にすべき行動
CC漏れに気づいた瞬間、大切なのはとにかく“早く”対応すること。数時間経ってから再送すると、「気づかなかったのかな?」と相手が不安になったり、情報共有が遅れることでチームにも影響が出てしまいます。
私は気づいたらすぐに再送用のメールを作り始めますが、慌てて送ると別のミスを生むので、一度落ち着いて文章を整えるのが鉄則です。
「早く送る」よりも「正しく送る」が第一優先です。
例えば、子どもに呼ばれて中断した場合、そのままの勢いで再送しようとすると、前回の文面を読み返さずに送ってしまいがち。落ち着いて内容を確認し直すだけで、余計なトラブルを防げます。
再送メールで大切なのは「簡潔さ」
ミスが起きるとどうしても「本当にすみません」「慌てておりまして…」と長文で説明したくなります。でも、受け取る側はそこまで長い謝罪文を求めていません。むしろ、シンプルで状況が分かりやすいほうが読みやすく、負担もありません。
私が気をつけているポイントは以下の3つです。
誤りがあったことを簡潔に伝える
「再送します」と明確に宣言する
余計な言い訳は書かない
特に忙しい相手に対しては、短い文章のほうがスッと読めて、次の作業に移りやすくなります。
再送メールは、「必要な情報だけに絞って伝える」が原則です。
再送メールに入れるべき要素|相手に好印象を残すポイント
再送メールは、ただ「すみません!」と伝えればいいわけではありません。相手が混乱しないように、そして読み手の負担にならないように、必要な情報をきちんと整理して伝えることがとても大切です。
私も以前は謝ることに必死で長文になりがちでしたが、ポイントを押さえて送るようにしてからは、返信もスムーズになり、相手の反応も柔らかくなりました。
必ず盛り込みたい3つの内容
再送メールに入れるべき項目は、実はとてもシンプル。以下の3点さえ押さえておけば、失礼にはなりません。
CC漏れがあったことへの一言
最初に「CCが漏れていました」という事実だけ簡潔に伝えます。ここで長い説明は不要で、「先ほどのメールにCCの不備がありました」と、淡々と伝えるだけで十分です。修正後のメールを送る旨
「正しい宛先で再送いたします」と一言添えることで、相手がすぐに意図を理解できます。新たに探し直す手間も減るので、読み手にとっても親切です。相手が混乱しないような簡潔な説明
「本文に変更はありません」「先ほどと同じ内容です」など、何が変わったのかを短く伝えることで、余計な確認の手間を減らせます。
この3つを入れるだけで、再送メールの印象はぐっと整います。
大切なのは“必要な情報だけを、気持ちよく読める形で”届けることです。
トーンは柔らかく、丁寧に
文章の“硬さ”は相手の負担にもなります。特に、メールのやり取りが多い職場では、カチッとした言い回しが続くと読み手が疲れやすいもの。
そんなときに、やさしいトーンで書かれた再送メールが届くと、受け取る側も「大丈夫ですよ」と自然に受け入れやすくなります。
家庭で培った気遣いや柔らかさを、そのまま仕事にも活かせる場面です。
例えば、
きつく見える表現を避ける
文章を短く整える
相手が読みやすい順番で情報を並べる
これだけでも、相手の心への“当たり”がまるくなります。
忙しい毎日の中で、ほんの少しのやわらかさが、お互いのストレスを減らしてくれるんですよね。
そのままコピペで使える!CC入れ忘れ再送メールの例文集
ここからは、実際に私もよく使っている再送メールの文面を、状況別に紹介します。
スマホからでもサッと打てる短さを意識しつつ、相手への配慮もしっかり伝わる内容にしています。忙しい夕方や通勤時間でも、そのままコピペして使えるようにしておくと安心です。
一番よく使うシンプルな再送例文
まずは、社内外どちらにも使いやすい定番パターンです。特別な事情がないときは、基本的にこの形だけで十分です。
(件名)【再送】◯◯の件
本文:
先ほどのメールでCCを入れ忘れておりましたので、再送いたします。
お手数をおかけして申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
この文面は、「何をミスして、今どうしているか」が一目で分かるシンプルな構成になっています。
言い訳を書かず、必要最低限の情報だけに絞ることで、相手に余計なストレスを与えません。
ポイントは、余計な理由を付け足さず淡々と事実とお詫びだけを伝えることです。
少しだけニュアンスを変えたいときは、こんな書き方も使えます。
「先ほどのメールにCC漏れがありましたため、改めてお送りいたします。」
「先ほどのメールのCC設定に不備がありましたので、再送させていただきます。」
どれも長さは変えず、言い回しだけを少し調整しているだけなので、状況や相手に合わせて使い分けやすいです。
丁寧めに伝えたいときの例文
相手との関係性や、そのメールが少し重要な案件に関わるときは、先ほどよりも少し丁寧なトーンに寄せてみます。
(件名)【再送】◯◯の件
本文:
先ほどのメールにCCが不足しておりました。
大変失礼いたしました。
改めて、正しい宛先でお送りいたします。ご確認いただけますと幸いです。
ここでは、シンプルな例文に比べて「大変失礼いたしました」「ご確認いただけますと幸いです」といった、やわらかく丁寧な言い回しを足しています。
かと言って長文ではないので、相手にとっても読みやすさは保たれたままです。
私は、取引先の担当者や、普段から丁寧な文体でやりとりしている相手には、このパターンを使うことが多いです。
少しだけクッション言葉を足すだけで、相手への配慮や誠意が自然に伝わります。
例えば、もう少し柔らかくしたいときは次のようなアレンジもできます。
「CCが漏れておりましたので、正しい宛先にて改めてお送りいたします。」
「先ほどのメールにてCCの記載漏れがございましたので、再送させていただきます。」
どれも、“謝りすぎないけれど丁寧”というバランスを意識した表現です。
上司や取引先へ、少し慎重にいきたいとき
案件の重要度が高かったり、相手が目上の方・大事な取引先だったりする場合は、もう一段階ていねいな表現にしておくと安心です。
(件名)【再送】◯◯の件
本文:
先ほどお送りしたメールにおいて、CCの設定に不備がございました。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
改めて正しい宛先にて再送いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
この文面は、「不備がございました」「ご迷惑をおかけし」という表現を使うことで、相手への敬意と反省の気持ちをしっかり伝えています。
一方で、内容自体は3文に収まっているため、忙しい相手でもスムーズに読めます。
私の場合、部長クラスや社外のキーパーソンに向けて送るときは、この表現をベースに使うことが多いです。
重要なのは、重くなりすぎない範囲で「丁寧さ」と「責任を自分側で引き受けていること」を示すことです。
状況によっては、最後の一文を次のように変えるのもおすすめです。
「以後このようなことのないよう、十分に注意いたします。」
「お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。」
メール全体のトーンを見ながら、少しだけかしこまった表現を足してあげると、目上の相手にも安心して送れる文面になります。
再送するときに気をつけたいマナー|やってはいけないNG対応
慌てて再送しようとして、さらに誤字や宛先ミスを増やしてしまう…私も何度もやってしまいました。
「早く送らなきゃ」と焦るほど、文章が長くなったり、余計な一言を書いてしまったりしがちです。ここでは、やってしまいがちなNG対応と、その代わりにどう書けばいいかを整理しておきます。
NG1:言い訳が長くなる
「子どもを寝かしつけていて…」「今ちょうど外出中で…」など、つい事情を細かく説明したくなりますよね。でも、相手はあなたの生活状況を詳しく知りたいわけではなく、「なぜ再送なのか」と「何を見ればいいのか」さえ分かれば十分です。
言い訳が長くなると、
本題がどこか分かりにくい
「忙しいアピール」に見えてしまう
読み終わるまでに時間がかかる
といったデメリットばかり。
「先ほどのメールでCCが漏れておりましたので、再送いたします。」と一文で済ませた方が、相手もサッと状況を理解できます。
NG2:自分のミスを強調しすぎる
真面目な人ほど、「大変大変申し訳なく思っております」「自分の不注意でこのような事態を招き…」と、必要以上に落ち込んだ文章を書いてしまいがちです。ところが、そこまで重いトーンになると、読む側は「そんなに気にしなくていいのに…」と、逆に気を遣わせてしまいます。
何度も「申し訳ございません」と繰り返す
「本当に反省しております」など感情を盛り込みすぎる
こうした表現は、特別なトラブルがあったときにとっておきましょう。CC漏れ程度のミスであれば、
「CCが不足しておりました。大変失礼いたしました。」
と一度だけ丁寧にお詫びすれば十分です。ミスを必要以上に大きく扱わないことが、相手への思いやりにもつながります。
NG3:元メールの内容を変えてしまう
再送メールでやりがちなのが、「ついでに文章も少し直しておこう」と、本文の内容まで変えてしまうことです。そうすると、
どのメールが最新版なのか分からない
引用や転送のときに混乱が起きる
相手が2つの内容を見比べる手間が増える
という問題が出てきます。
再送の目的は、あくまで「CCの訂正」。本文を修正したい場合は、別途「修正版」として送るか、追記として分かるように明記した方が、情報の整合性が保てます。
再送するときは、「なぜ再送なのか」「どのメールを見ればいいのか」を相手が迷わないようにすることが一番大切です。慌てそうになったら、いったん深呼吸してから本文を読み直し、落ち着いて送るようにしてみてください。
ミスを減らすためのちょっとした工夫|日常のバタバタにも対応
子育て中のメール作成って、本当に「ながら作業」になりがちですよね。
私も、夕飯を作りながら、子どもに呼ばれながら、合間にスマホで返信する日も多くて…。そういうときほどミスが増えます。
だからこそ、普段の習慣にちょっとした工夫を取り入れるだけで、驚くほどミスが減るんです。
作業前に「宛先だけ先に設定」する
メールを書き始める前に、まず To・CCを先に入れておく。
これ、シンプルなんですが効果は抜群です。
本文を途中まで書いていて、子どもが「ママ来て〜!」と呼んできたり、急に手を止めなきゃいけない場面って、よくありますよね。
その流れで、戻ってきた瞬間に送信ボタンを押してしまうと、CC漏れの原因に。
先に宛先を設定しておくと、戻ってきたときに「あれ?誰に送るメールだっけ?」と自然に確認できますし、CC欄も必ず目に入るので、うっかりミスをしにくいんです。
“宛先を先に入れる”だけで、チェックの負荷をひとつ減らせるのがポイントです。
送信前の3秒チェックを習慣化
ミスを防ぐために、私は「3秒だけ確認する」ルールを作っています。
内容を全部読み直す必要はなく、次の3つだけでOKです。
宛先
添付
CC
この3つを、声に出して確認する日もあります(小声ですが…)。
すると横で子どもが「ママまたチェックしてる〜」と笑ってくれるのですが、その一言が逆にいいリマインドになって続けられています。
この3つは、メールのトラブルで圧倒的に多い部分。
短時間で確認できるので、忙しい朝や移動中でも続けやすいのが嬉しいところです。
急ぎのときほど「下書き保存」を使う
意外と忘れがちなのが、急いでいるときほどミスが起こりやすいということ。
「すぐ送らなきゃ」と焦るあまり、見落としや誤送信が増えがちです。
私のマイルールは、“急いでいるときこそ下書き保存”。
一度下書きに入れて深呼吸してから見ると、
「あ、文章がちょっと強いかも」
「CC足りてない…!」
と気づけることがとても多いんです。
たった数秒のクッションを作るだけで、全体のミスが驚くほど減ります。
焦って送信するより、5秒の落ち着きがミス防止には何倍も効果的です。
まとめ|正しく再送すれば、CC入れ忘れは怖くない
CCを入れ忘れたときの、あの「しまった…!」という瞬間。胸がギュッとなる感じ、私も何度も経験してきました。でも、実際は思っているほど大ごとになるケースは多くありません。
大切なのは、焦らずに、そして必要なステップを押さえて丁寧に再送すること。これだけで相手の受け止め方は大きく変わります。
この記事で紹介した例文やポイントは、どれもすぐに使えて、読み手の負担にならないものばかりです。忙しい夕方や子どもの呼び声が響く中でも、手元に一つテンプレートがあるだけで心の余裕が生まれます。
そして何より、CC漏れは「不注意」ではなく、メールという作業が持つ特性そのもの。
人が複数のタスクを同時にこなしているときに、どうしても起こりやすいミスです。だからこそ、過度に自分を責める必要はありません。
大切なのは、ミスそのものではなく、“どうリカバリーするか”という姿勢です。
丁寧に再送し、相手が読みやすいように配慮することで、印象を損なうどころか、信頼につながることさえあります。
今日の内容をひとつでも覚えておけば、次に同じ状況が来ても、落ち着いて対応できるはずです。
ミスを恐れすぎず、必要なときにサッと再送して、気持ちよく仕事を進めていきましょう。














