修了式が近づくと、「どんな言葉をかけてあげたらいいんだろう」と悩みませんか。私も毎年同じことで悩みます。「頑張ったね」だけでは少し足りない気がするし、長すぎると伝わりにくい。しかも、子どもの学年や性格によって響く言葉って違うんですよね。

そこでこの記事では、私自身の体験や周りのママたちの話をもとに、修了式の日に親から子どもへ届けたい“ちょうどいい応援メッセージ”を、具体例つきでまとめました。家庭のあたたかさが伝わる言葉を一緒に考えていきましょう。

修了式は「結果」よりも「過程」を言葉にしてあげたい

修了式と聞くと、「成績」「結果」「どれだけできたか」に目がいきがちですが、私はできるだけ「ここまで頑張ってきた過程」を言葉にしてあげたいと思っています。
子どもって、自分でわかっていなくても、この一年で本当にたくさんのことを乗り越えているんですよね。

朝の支度、宿題、友だち関係、学校生活の小さな挑戦。小さな不安や緊張と向き合いながら、毎日当たり前のように学校へ通うって、実はとても大きなエネルギーが必要なこと。親として見逃してしまいがちな「当たり前」の中に、子どもの成長はぎゅっと詰まっている気がします。
だからこそ、「結果」だけじゃなく、「ここまで頑張ってきた姿」をちゃんと認めてあげたい。“あなたの頑張りはちゃんと見えているよ”と伝えるだけで、子どもは驚くほど安心した表情を見せてくれるんですよね。

我が家でも、修了式の日はちょっとだけ特別な日。
帰ってきた子どもに「おかえり」と言う前に、「一年間おつかれさま」と声をかけるようにしています。テストの点や評価よりも、「毎日ちゃんと通えたこと」「嫌な日もあったのにちゃんと乗り越えたこと」「泣きたい日も頑張ったこと」そういう日々の積み重ねを言葉にしてあげると、子どもの顔がふっと緩んで、「あ、ちゃんと見てもらえていたんだ」と安心してくれているように感じます。

そして何より、「今年もよく頑張ったね」という言葉は、次の学年への自信にもつながると実感しています。
修了式はゴールであり、次のスタートラインでもある日。結果ではなく“ここまで歩いてきた道のり”を肯定してあげることで、「また頑張ってみようかな」という前向きな気持ちが自然と生まれるのだと思います。
親の言葉って、思っている以上に大きな力を持っていますよね。普段は照れて言いにくい気持ちも、修了式という節目だからこそ、少しだけ素直に伝えてみたいなと感じています。

修了式にそのまま使えるメッセージ例文

ここからは、実際にそのまま使えるメッセージ例を紹介します。「LINEで送る」「手書きカードに書く」「口頭で伝える」どれでも使いやすい長さです。あまり長すぎないけれど、気持ちはきちんと伝わる“ちょうどいい言葉”を集めました。ぜひ、お子さんの性格や一年の様子を思い浮かべながら選んでみてくださいね。

優しく寄り添うシンプルメッセージ

このタイプの言葉は、「結果よりも日常の頑張りを認めてあげたい」ときにぴったり。頑張りすぎてしまう子、少し自信をなくしがちな子にも優しく届きます。
・一年間本当によく頑張ったね。あなたの努力を一番近くで見ていたよ。
・できたことも、うまくいかなかったことも、全部あなたの宝物だよ。
・毎日学校へ行って、元気に過ごせたことだけでもすごいことだよ。

特別なエピソードを入れなくても、「見ていたよ」「知っているよ」と伝えてあげるだけで、子どもの胸の中に安心感が広がります。完璧じゃなくても“頑張った一年だった”と認めてもらえることが、何よりのご褒美になると感じています。

自信を育てるポジティブメッセージ

「次の学年に向けて、前向きな気持ちで送り出したい」ときにおすすめなのが、前進を感じさせるメッセージ。
・あなたが少しずつ成長していく姿、とても誇らしかったよ。
・諦めずに続ける力がついた一年だったね。
・あなたの笑顔と頑張りが、家族の元気の源だったよ。

子どもって、「自分が家族にとってどんな存在か」を感じられる言葉にとても弱いんですよね。「あなたがいるから嬉しい」「あなたの頑張りが家族を明るくしてる」という言葉は、心の支えになります。“あなたは大切な存在だよ”というメッセージが自然に伝わる言葉選びを意識するだけで、子どもの表情は驚くほど柔らかくなると実感しています。

ちょっと照れやすい子へ

ストレートに褒めると照れてしまうタイプの子や、反応が薄く見えてしまう子には、少し落ち着いたトーンのメッセージがおすすめです。
・言えない日もあったけど、今年も本当に頑張ってたね。ちゃんと見てたよ。
・静かに努力できるあなたを尊敬しているよ。
・言葉にしきれないけれど、心から“ありがとう”って伝えたい一年でした。

親からの言葉に素直に喜びを出せない年齢や性格の子もいます。でもそれは、「響いていない」わけではないんですよね。むしろ、後からじわっと心に残っていることが多い気がします。少し控えめだけど温度のある言葉は、照れ屋な子の心にもゆっくり染み込んでいくと感じています。

子どもって、親が思っている以上に「見ててくれたんだ」と感じることで安心します。立派な言葉じゃなくて大丈夫。短くてもいいので、気持ちを込めて伝えることが一番だと思っています。修了式という節目の日だからこそ、いつもより少しだけ丁寧に気持ちを言葉にしてみると、親子の心がふっと近づく瞬間が生まれますよね。

学年別に意識したいメッセージのポイント

同じ修了式でも、年齢によって響く言葉は少し違います。性格や個性はもちろんですが、その年齢ならではの成長段階がありますよね。私自身、子どもの年齢が上がるにつれて「同じ褒め方では届かなくなってきたな」と感じることがありました。だからこそ、その時期特有の心の動きに寄り添った言葉選びが大切だと感じています。ここでは、私が実際に意識しているポイントをもう少し丁寧に整理してみました。

幼児・低学年

この年代は、とにかく「毎日通う」「自分のペースで頑張る」というだけで大きな成長です。まだ自己評価が曖昧な時期なので、「できた」「できない」よりも、「こんなにたくさんできることが増えたね」と“変化”を言葉にしてあげると、ぱっと顔が明るくなることが多いんですよね。
「楽しかったね」「よく頑張ったね」というシンプルな言葉でも十分心に届きますし、「一緒にここまで来られて嬉しいよ」という気持ちも伝えてあげたいところ。
また、「休まず行けたこと」「泣きながらも頑張った日があったこと」など、親だけが知っている小さなドラマを思い出して言葉にしてあげるのもおすすめです。小さな頑張りをちゃんと認めてもらえることは、この年代の子どもにとって大きな安心と自己肯定感につながると感じています。

中学年

この時期は、周りとの比較を少しずつ意識し始める頃。友だちとの関係や学校でのポジション、得意不得意にも敏感になっていきます。だからこそ、「すごいね」「頑張ったね」だけではなく、「どんな場面で」「どんな風に」頑張っていたかを、できるだけ具体的な言葉で伝えてあげるようにしています。
たとえば、「係活動を最後まで続けていたこと、本当にすごかったよ」「友だちと悩みながらも向き合っていたね」など、その子だけの経験を思い出させるような言葉は、とても大きな励みになるんですよね。
「〇〇のとき、よく頑張ってたね」と“覚えていてくれた”という事実そのものが、何よりの応援になります。親に見てもらえていた、理解されていたと感じられることが、この年代の子どもの心をぐっと支えてくれるのだと思います。

高学年

高学年になると、ただ褒められるだけでは物足りなくなってくることがあります。自分の力で考え、選び、行動する場面も増え、「どう見られているか」より「どう生きていきたいか」を少しずつ意識し始める時期でもありますよね。
だからこそ、この年代では「結果」よりも「価値観」や「中身の成長」に触れてあげたいと感じています。
・自分で考えて行動できるようになったこと
・周りへの気遣いが自然にできるようになったこと
・責任ある立場を任されてもやりきろうとしたこと
こういった成長を言葉にしてあげると、恥ずかしそうにしながらも、どこか誇らしげな表情を見せてくれます。
親としては少しずつ手を離していく寂しさがある一方で、「こんなに頼もしくなったんだな」と感じる瞬間でもありますよね。“あなたはもう、しっかり自分で歩ける力を持っている”と伝えてあげることが、高学年の子どもにとって大きな自信につながると感じています。

年齢や学年によって、必要としている言葉は少しずつ変わっていきます。でも共通しているのは、「あなたを大切に思っているよ」「一年間、ちゃんと見てきたよ」という親のまなざし。修了式は、それを改めて伝えられる温かいタイミングだと感じています。

我が家でやってよかった修了式の声かけ習慣

少しだけ、私の家庭の話をさせてください。
以前は、修了式の日といっても特別な準備は何もせず、「おつかれ!一年頑張ったね!」と一言かけて終わっていました。もちろんそれでも十分悪くはないのですが、ある年、子どもがぽつりと「今日、先生がいっぱい褒めてくれたよ」と話してくれたことがありました。
その言葉を聞いた瞬間、「もしかしたら、私からももっとちゃんと伝えてあげるべきだったのかもしれない」と胸の奥が少しチクッとしたんです。子どもにとって修了式は、ただの“学年の区切り”ではなく、「一年間本当によく頑張ったね」と正式に認めてもらえる、大きな節目なんだと改めて気づかされました。

それからは、修了式の日だけは、少しきちんと腰を据えて話す時間を作るようにしました。
「今年一番大変だったことは何だった?」
「楽しかったことって何?」
「この一年で、自分で“成長したな”って思うところある?」
そんな質問をすると、最初は「別に…」「普通だったよ」と言っていた子どもも、少しずつ言葉が増えていきます。「あのとき大変だったけど頑張ったんだよね」「あれができるようになったのは嬉しかった」と話し始めると、表情がじわっと誇らしげに変わっていくんですよね。

親がただ褒めるのではなく、「子ども自身が自分の一年を振り返る時間」を一緒に持つこと。それが、思っていた以上に意味のある時間だと感じるようになりました。
そして最後に、「一年間、あなたの親でいられて嬉しかったよ」と伝えると、照れたように笑いながらも、どこか安心した顔を見せてくれます。
この一言は、子どもへのメッセージであると同時に、自分自身への実感でもあります。修了式は子どもの節目であると同時に、親にとっても「ここまで一緒に歩んできた一年を受け止める日」。
言葉にして伝えることは、子どもの心を支えるだけでなく、親である自分の気持ちを整えてくれる大切な時間なんだと実感しています。

伝えるときのコツ|完璧じゃなくていい

「素敵な言葉を考えなきゃ」と思うと、それだけでハードルが上がってしまいますよね。
でも、修了式のメッセージに必要なのは、テレビドラマのように完璧で美しい文章でも、立派で気の利いた言い回しでもないと思っています。むしろ、ちょっと不器用なくらいのほうが、「本当に心から出てきた言葉なんだ」と伝わりやすい気がするんです。

・短くていい
・少し拙くてもいい
・気持ちがこもっていれば十分

この3つさえ意識していれば、それだけで十分すぎるほど素敵なメッセージになります。
親ってつい“いい親でいなきゃ”というプレッシャーを自分で背負ってしまいがちですが、子どもが求めているのは完璧な親ではなく、「自分のことを見てくれている親」なんですよね。

そして何より、「今この子に伝えたいこと」を素直に言葉にすることが一番大切だと感じています。
「今年も一緒に頑張れて嬉しかったよ」
「あなたの頑張りはちゃんと見ていたよ」
本当にそれだけで十分。長い文章が浮かばなくても、たった一言でも心からの言葉なら、子どもはちゃんと受け取ってくれます。

うまく言えなかったな、と感じる日があっても大丈夫。子どもは“完璧な文章”ではなく、“親の思い”を受け取っています。
むしろ、少し言葉に詰まったり、照れながら伝えたりするほうが、親の本音がそのまま伝わることもありますよね。
大切なのは「伝えよう」とする気持ちであって、上手に言えるかどうかではないんだと、私自身も何度も感じてきました。

修了式は、親子で心を通わせるほんの短い時間。でも、その短い言葉の積み重ねが、子どもの中で“自分は大切にされている”という土台になっていくのだと思っています。

まとめ|修了式は「一年頑張ったね」を親子で確認する日

修了式は、ただ学年が終わる日ではなく、「ここまでよく頑張ってきたね」と親子でたたえ合える、とても温かい節目の日だと感じています。子どもはもちろんですが、実は親の私たちにとっても、一年間の毎日を改めて振り返る大切なきっかけになる日ですよね。朝の送り出し、頑張れなかった日、泣いて帰ってきた日、笑顔いっぱいの日…。その全部を含めて、「ここまでよく一緒に歩んできたね」と伝えられる日だと思っています。

ぜひ今年は、ほんの一言でもかまいません。長い文章じゃなくても大丈夫。「おつかれさま」「よく頑張ったね」その一言の中に込められた想いは、ちゃんと子どもに届きます。大人からすると何気ない言葉でも、子どもにとっては“自分の努力を認めてもらえた瞬間”になることがあります。
そして、その言葉はきっと子どもの心に静かに残り、次の一年を歩く力になってくれるはずです。親からの言葉は、子どもにとって“自分を信じていいんだ”と思える大切な支えになると感じています。

そして同時に、「ここまで一緒に歩んできた自分自身」も、少しだけ褒めてあげましょう。親だって完璧じゃないし、悩んだり迷ったり、思うようにいかない日もたくさんありましたよね。それでも毎日、子どものことを考えて、一緒に進んできた。その事実だけでも、胸を張っていいと思っています。

修了式は、子どもの成長を見つめる日であり、親子の歩みをそっと確認する日。無理をしなくてもいい、完璧じゃなくてもいい。ただ、「一年間一緒に頑張ってきたね」と確かめ合えるだけで十分。あなたの言葉が、きっとお子さんの背中をやさしく押してくれますように。そしてその瞬間が、親子にとってまた一つ、心に残る大切な思い出になりますように。