押入れ収納ボックスの選び方を徹底解説|使いやすさが変わる実例付きガイド

押入れの収納って、一度ごちゃつくとどこから手をつけていいか分からなくなりませんか。私も子どもが生まれてから、布団・季節家電・思い出の品・子ども服…と物が増え続け、押入れの中がだんだん“ブラックボックス化”していきました。必要なものがすぐに出てこないと、朝の身支度や子どもの支度にも響いてしまうんですよね。
そんなときに見直したのが「収納ボックス選び」。押入れのサイズに合ったボックスを選んで、役割ごとに仕分けるだけで、使い勝手が驚くほどラクになりました。この記事では、私の経験をもとに、押入れ収納ボックスの選び方と上手な使い分けのコツをお伝えします。
目次
押入れ収納ボックスを選ぶ前に確認したい“3つの基本”
押入れの奥行きを正確に測る
押入れ収納でまず確認したいのが「奥行き」です。一般的な押入れは奥行き75〜90cmほどありますが、実際には木枠の厚み・柱の出っ張り・ふすまの引き込み部分などで数センチの誤差が出ることが多いんです。
以前の私は「だいたいこのくらいかな」と感覚でボックスを購入し、いざ入れようとしたら“あと1cmだけ入らない…”という悲劇を経験しました。奥行きが合わないボックスは取り回しが悪く、奥に入れた物が半永久的に眠ってしまう原因にもなります。
特に注意したいのが「引き出し式」と「キャスター付き」。これらは“引き出すための手前のスペース”も必要になるため、奥行きの実寸に加えて 手前のクリアランスが確保できるか まで確認しておくと安心です。
押入れの奥行きを測るときは、手前から奥の壁までまっすぐメジャーを当て、左右数か所で測るのがおすすめ。わずかな誤差でも収納の使いやすさが大きく変わるので、ここだけは丁寧にチェックしたいポイントです。
しまう物の量と種類をざっくり把握する
押入れは“なんでも入る広い場所”だからこそ、気がつくと雑多なものが集まってしまいます。私の家も子どもが生まれてから一気に物が増え、押入れの中が「布団」「ベビー用品」「思い出系」など、ジャンルがごちゃ混ぜになっていました。
ボックス選びの前にまずやっておきたいのは、
・どんな物があるのか
・大まかにどれくらいの量なのか
・カテゴリ分けできそうか
をざっくり把握すること。
ここを先に押さえておくと、
・引き出しタイプが必要な量はどれくらいか
・フタ付きボックスは何個必要か
・大きめのボックスと小さいボックスの比率
がイメージしやすくなり、無駄な買い物が減ります。
特に、布団や季節家電、作品収納などは「かさばる物」「重い物」といった性質も異なるため、“種類ごとに適したボックスが決まる”という点も意識しておくと、後々の配置がとてもラクになります。
取り出す頻度をイメージする
押入れ収納の失敗で多いのが「よく使う物を奥に入れてしまう」「逆に、めったに使わない物が手前にある」というパターンです。使い勝手を大きく左右するのが、この“取り出す頻度”です。
取り出す頻度は大きく3つに分けて考えると整理しやすくなります。
・毎日使うもの(子ども服、日用品、オムツなど)
・月に数回使うもの(季節の道具、掃除グッズ)
・年に数回しか使わないもの(季節家電、布団、行事用品)
それぞれをどこに置くかの基本は、
・毎日使う → 下段の手前
・月に数回 → 下段の奥 or 上段の手前
・年に数回 → 上段の奥
という配置。
さらに、押入れは“高さ”の余白が多いため、棚やボックスを活用して上下の空間を分割すると取り出しやすさが格段にアップします。
私自身、以前は「押入れは広いからどこに置いても大丈夫」と思っていたのですが、実際は“どれだけ使うか”を考えるだけで動線がスムーズになり、探し物が激減しました。特に子どもが自分で服を選ぶようになった頃、この配置ルールが本当に役に立ちました。
取り出す頻度を意識するだけで、押入れは“ただ物をしまう場所”から“家事の流れを助ける場所”に変わります。
押入れ収納ボックスの種類と特徴を知ろう
引き出し式ボックス
引き出し式ボックスは、押入れ収納の中でも“使い勝手の良さ”が圧倒的。子ども服・下着・タオル・日用品など、頻繁に出し入れする物に向いています。重ねても手前から引き出せるため、押入れの下段に置くと自然と動線が整います。
特に子育て家庭では、子どもが自分で着替えるようになったタイミングでその便利さを実感します。私の家も、子ども服をすべて引き出し式にまとめたことで、朝の「ママ、服どこ〜?」が大幅に減りました。
さらに、深型タイプ・浅型タイプを組み合わせることで、衣類の量が変わっても柔軟に対応できます。“よく使う物を分かりやすくしまえる”という点が引き出し式の最大の強みです。
フタ付きボックス
フタ付きボックスは、ホコリを避けたい物や、頻度の低いアイテムの収納にぴったり。季節家電・布団・行事用品(ひな祭り・クリスマス)・アルバム・シーズンオフの衣類など、年に数回しか触らない物はここへまとめるとスッキリします。
押入れ上段に並べると見た目が整うのはもちろん、フタの上に軽い物を重ねて置けるため“天面の有効活用”がしやすいのも魅力です。透明ボックスなら中身がひと目で分かり、半透明・カラータイプなら生活感を隠せるなど、選ぶ素材によって見た目も使い勝手も変わります。
私の場合、子どもの作品や季節イベント用品をまとめる“行事ボックス”を作ったことで、毎年探し物がゼロになりました。
ソフト収納(布製ボックス)
ソフト収納は、布や不織布でできた軽量タイプ。持ち手が付いたものが多く、移動がとてもラクです。おもちゃ・タオル・雑貨類・子どもの小物のように“増えたり減ったりする物”に向いています。布製なので多少形が変わり、押入れの端や角、棚板の下など、微妙なすき間にもフィットしやすいのが大きなメリット。
特に、子どものおもちゃ収納として使うと「片づけてきてね」が格段に通じやすくなります。硬いプラスチックより安全で、軽いため、子どもが自分で出し入れしやすい点も魅力です。
ただし、耐久性はプラスチックに劣るため、重たい物を入れるよりは“軽い物の整理”に向いています。柔軟に形が変わるので、押入れのデッドスペースを埋める名脇役にもなってくれます。
キャスター付きボックス
キャスター付きボックスは、「重たい物を押入れ奥にしまいたい」「でも取り出すのが大変…」という悩みを一気に解決してくれるタイプ。掃除用品・防災グッズ・ペット用品・工具など重みのある物に向いており、奥のスペースを有効活用できます。
押入れ奥は手が届きにくい場所ですが、キャスターでスッと引き出せるため、掃除のときも便利。ホコリが溜まりがちな押入れ下段でも、ボックスごと動かせることで清潔さを保ちやすくなります。
また、布団収納にキャスターを取り入れる家庭も増えていて、押入れが“布団の重さでゴチャつく”問題の解消にもつながります。
私自身、防災セットをキャスター付きにしたことで、定期点検がしやすくなりました。重たいリュックを奥から引きずり出す必要がなくなり、もしものときも安心感があります。
目的別|押入れボックスの上手な使い分け術
子ども服・日用品は“引き出し式”
子育て家庭は、とにかく服の出入りが多いですよね。保育園・小学校・習い事と、用意する服の種類もどんどん増えていきます。私も子どもが保育園のころは、毎日着替えを5組以上セットにしておく必要があり、たたんでは出し、出してはしまい…の繰り返しでした。
引き出し式ボックスに変えてからは、
・上段:パジャマ・下着
・中段:登園用の洋服セット
・下段:予備の着替え
のようにざっくり分けるだけで、朝の支度がかなりスムーズになりました。子どもにも「この段から選んでね」と伝えやすく、自分で準備する練習にもなります。“どの段になにがあるかを家族で共有できる”のが引き出し式の大きなメリットです。
季節家電や行事用品は“フタ付きボックス”
こたつ布団、扇風機、ヒーター、レジャーシート、クリスマスやひな祭りの飾りなど、季節家電や行事用品は出番が限られている分、「どこにしまったっけ?」となりがちです。
フタ付きボックスを使って、
・「夏家電」
・「冬家電」
・「行事(クリスマス・ひな祭り)」
といったざっくりカテゴリごとに分けておくと、シーズン前に一気に出し入れできてとてもラクになります。
上段の奥にまとめておけば、普段の出し入れの邪魔にもなりません。透明タイプなら中身が見やすく、色付き・不透明タイプなら“ゴチャゴチャ感”を隠せるので、好みや見せ方に合わせて選ぶのも楽しいところです。ラベルで「クリスマス」「夏休みレジャー」などと書いておくと、子どもも一緒に準備に参加しやすくなります。
布団は専用ケースで圧縮しすぎない
来客用布団や季節の掛け布団は、押入れの中でも特に場所を取る存在です。つい圧縮袋でペタンコにしたくなりますが、やりすぎるとふんわり感が戻りにくくなってしまうこともあります。
おすすめなのは、通気性のある布団専用ケースに入れて、立てて収納する方法です。キャスター付きタイプを選べば、重たい布団でも“引き出してコロコロ動かすだけ”で簡単に出し入れできます。
私は、
・来客用布団一式を1ケースにまとめる
・家族のオフシーズン布団は家族分で分ける
というルールにしたことで、「誰の布団がどこ?」と悩むことがなくなりました。布団は“圧縮で小さくするより、出し入れしやすさを優先する”ほうが、日常的にはストレスが少なくなります。
思い出の品や子どもの作品は“小分け収納”
子どものお絵かき、工作、写真、手紙…。捨てるのが難しい思い出の品は、気づけば山のように増えていきますよね。ひとつの大きな箱に全部入れてしまうと、重くて出しにくく、「見返す」機会がほとんどなくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、
・「年度別」や「学年別」に小さめボックスを分ける
・子どもごとに箱を用意してラベルを貼る
という“小分け収納”です。
たとえば、A4サイズの書類ボックスや薄型ケースに「長女・年中」「長男・小1」などと書いておくと、成長の順番で並べるだけでアルバムのように楽しめます。
作品が入りきらなくなったら、子どもと一緒に「残したい作品」を選び直す時間を作るのもおすすめです。写真に撮ってから処分する方法を取り入れると、実物は厳選して残せます。思い出の収納は“出しやすく・振り返りやすく”しておくことで、家族の会話のきっかけにもなります。
押入れをもっと使いやすくするための配置テク
下段は“毎日使うもの”
押入れの下段は、しゃがめばサッと手が届く“生活動線の中心”です。ここに毎日使うものを集めるだけで、家事や支度の流れが一気にスムーズになります。
引き出し式ボックスやキャスター付きボックスを下段に集中させると、子ども服・日用品・オムツなどの出し入れが本当にラクになります。
私の家では、子どもが小さいころは
・下段の左側に子ども服の引き出し
・右側にオムツやおしり拭き
とシンプルに配置していました。特に忙しい朝は、この“取りに行きやすい動線”が家事のリズムを整えてくれます。
下段は“1秒で手に取れる場所”と考えると、置くべきものが自然と見えてきます。
上段は“軽め・大きめの物”
押入れの上段は、手を伸ばして取る場所。ここには「軽いけれどかさばる物」「年に数回しか使わない物」を置くと効率的です。
たとえば、
・布団
・季節家電(扇風機・ヒーター)
・行事用品(ひな祭り、クリスマス)
などは上段にまとめると、下段の動線を妨げずスッキリします。
上段に置く物のコツは、
・落ちても危なくない軽い物
・大きくても頻度の低い物
という2点。
重たい物を無理に上段に置くと、出し入れが危険になることもあるので避けたほうが安心です。
奥行きの“半分”をデッドスペースにしない工夫
押入れの奥は“使いにくいけど、スペースとしては大きい”という悩ましい場所。奥行きが深いからこそ、何も考えずに使うと半分以上がデッドスペースになってしまいます。
そこで役立つのが、
・キャスター付きボックス
・持ち手付きのフタ付きボックス
のような「奥へ入れても手前に引き出せる収納」。
私は奥行き80cmほどの押入れをキャスター付きボックスに替えたところ、後ろの空間が丸ごと“使える収納”に変わりました。
季節家電や予備のタオル、防災セットなど、普段は触らないけれど保管が必要な物を入れておくと、“奥の空間を倉庫のように使える”感覚になります。
奥を活かせるようになると、押入れの収納力は体感で2倍以上に増えます。
ラベリングで“何がどこにあるか”を見える化
家族で共有する収納は、「どこに何があるか」が見えるだけで、探し物の時間がゼロに近づきます。特に、同じ種類のボックスを並べる場合は見た目が揃う反面、中身が分かりづらいことがあるため、ラベリングは必須です。
ラベルの付け方の例としては、
・「子ども服・上」「子ども服・下」
・「タオル類」
・「冬家電」
・「行事用品」
など、ぱっと見で分かる名前にするのがポイント。
特に子どもが自分で片付けるようになると、ラベルがあるだけで片付け成功率がぐんと上がります。
「ママ、どこにしまうの?」の声が減り、日常的な家事の負担も軽くなるはずです。
よくある失敗とその対策
ボックスの高さが合わない
押入れには“中段の棚”があることが多く、ここを基準にしないと高さが合わない収納ボックスを買ってしまいがちです。幅と奥行きはしっかり測るのに、高さを見落としてしまうのは、実はよくある失敗のひとつ。
特に引き出し式ボックスは、引き出すためのスペースも必要なので、棚板との距離に余裕がないとスムーズに動きません。
私も以前、ぎりぎり入ると思い込んで買ったボックスが“あと2cmだけ高い”という理由で使えず、別用途に回す羽目になったことがあります。
高さを測るときは、
・中段から床まで
・中段から天井まで
の“上下両方”を測るのがおすすめです。
また、キャスター付きボックスはキャスター分の高さがプラスされるので要注意。高さを制することが、押入れ収納を成功させるいちばんの近道です。
重ねすぎて取り出せない
見た目を揃えたくてつい重ねたくなるのが収納ボックスですが、重ねすぎは“出しにくさ”につながり、長続きしない原因になりがちです。
特によく使う物を一番下のボックスに入れてしまうと、毎回の出し入れがストレスになり、気づけば押入れがまた散らかってしまうことも。
重ねるのは、
・出番が年に数回の物
・軽い物
だけにして、毎日使う物は“縦に積まない”と決めると管理しやすくなります。
また、引き出し式・キャスター式を中心に使うと、「積み上げなくても収納量を確保できる」構造になります。収納が長く続くのは、見た目より“出しやすさ”が優先できている状態なんだと、私自身かなり実感しています。
中身が見えずに忘れる
フタ付きボックスはホコリ避けに便利で見た目も揃いますが、中身が見えないぶん「何を入れたか」を忘れやすいという落とし穴があります。押入れにモノを入れたはずなのに、しばらく経つと存在すら忘れる…という経験、私も何度もあります。
そこで役立つのが“ラベル+一言メモ”。
私はラベルに内容を書くだけでなく、
「次に使うのは○月」
「入れ替えのタイミング:衣替え」
など、未来の自分宛ての情報も足すようにしています。
これだけで、
・季節の入れ替えがラク
・用途別に迷わない
・中身の賞味期限(行事用品など)も管理しやすい
といったメリットがあり、押入れの管理がぐっとラクになりました。
特に行事用品(クリスマス・ひな祭り)や季節家電は、使う時期が決まっているので、ラベルと一緒に“月”を書いておくと家族全員が把握しやすくなります。
中身を見える化する工夫が、押入れを長く整った状態でキープする鍵になります。
まとめ|今日ひとつだけ“押入れ収納ボックス”を見直してみよう
押入れの収納は、一気に完璧を目指さなくても大丈夫です。実は「どんなボックスを選ぶか」「どこに置くか」をほんの少し工夫するだけで、毎日の使いやすさが大きく変わります。
特に子育て中の家庭では、物の出入りが多く、片づけてもすぐ元に戻ってしまいがち。でも、押入れの“仕組み”が整っているだけで、そのストレスはぐんと軽くなります。
たとえば、
・奥行きに合ったサイズを選ぶ
・引き出し式・フタ付きなど用途に合った種類を使い分ける
・使用頻度に応じて配置を決める
この3つを意識するだけでも、押入れは「探し物が減る収納」へと変わります。
そして一番大切なのは、今日できることをひとつだけ選ぶこと。
奥行きを測るだけでも、使っていないボックスを1つ手放すだけでも、引き出し式を1段だけ整えるだけでも構いません。
小さな見直しが、押入れ全体の“扱いやすさ”を底上げしてくれるきっかけになります。
まずは今日、押入れの扉を開けて、
「ここをちょっと変えてみようかな」
と思える場所をひとつだけチェックしてみてください。
その小さな一歩が、明日の家事を少し軽くし、家族みんなが使いやすい収納へとつながっていくはずです。














