子どもが学校に行きたくない朝の乗り越え方|無理させない現実的な対処ガイド

子どもが「学校に行きたくない」と言った朝、親として一番つらい瞬間
朝の忙しい時間、「学校行きたくない…」と小さな声で言われた瞬間って、本当に胸がぎゅっとしますよね。私も同じ経験があって、「どう声をかけたらいいんだろう?無理に行かせるのは違う気がする。でも休ませ続けるのも不安…」と心の中で何度も揺れました。
この記事では、私自身の経験や、同じように悩んだ親の話を交えながら、
・怒らずに受け止める対応のコツ
・その朝にできる現実的な対応
・学校や先生との連携の考え方
・子どもへの声かけ例
をまとめました。完璧な正解はなくても、「これなら今日できそう」と思えるヒントを一つでも持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
まずは「行きたくない」の言葉を否定しない
「なんで?」「行かなきゃダメでしょ」と即答したくなる気持ち、すごく分かります。でも、私がいろいろ試して感じたのは、いちばん最初に必要なのは“解決”より“受け止め”でした。
親としては「どうすれば行けるようになるか」「原因は何か」を知りたくて焦ってしまいますよね。でも、子どもにとっては、“行きたくない”と言葉にするまでに、すでに頭と心の中でかなり葛藤していることが多いんです。
だからこそ、その最初の一言を否定されると、「分かってもらえなかった」「味方じゃないんだ」と感じてしまい、心のシャッターが下りやすくなります。ここで受け止められるかどうかが、その後の会話の流れや、子どもが安心して気持ちを話せるかどうかに大きく影響するんだと感じました。
いきなり理由を詰めない
私も以前、「何が嫌なの?誰かに何か言われた?」と質問攻めにしてしまったことがあります。でも、その時の子どもはますます口を閉ざしてしまって、「聞きたいことを全部聞かないと不安」な私の気持ちが前に出すぎていたんだと反省しました。
親としては「原因が分かれば対処できる」と思ってしまうのですが、子どもはまだ自分の感情をうまく整理して言葉にするのが難しいことも多いんですよね。理由を聞かれても、「ちゃんと説明できない」「言っても分かってもらえないかも」という不安のほうが勝ってしまうこともあります。
まずは、
「そっか、今日は行きたくない気持ちなんだね」
「しんどい朝なんだね。言ってくれてありがとう」
そんなひとことからで十分なんだと思います。
“理由より先に気持ちを受け止める”ことが、次につながるいちばん大きな一歩なんだと、私自身の経験から感じています。
親が落ち着くことが、子どもの安心につながる
朝はどうしても時間に追われて焦りますよね。仕事の時間、学校の始業時間、準備の段取り…。頭の中でいろんなことがぐるぐるしている中で「行きたくない」と言われると、つい焦りが声に出てしまうこともあると思います。
でも、親が落ち着いた声で話すだけでも、子どもの表情が少し緩むのを感じたことがあります。「大丈夫だよ」と言葉にしなくても、親の態度や呼吸のペースって、不思議と子どもにも伝わるんですよね。
もし余裕があれば、ほんの数秒でいいので深呼吸してから向き合う。姿勢を少し低くして、目線を合わせて話す。それだけでも、「ちゃんと自分のことを見てくれている」「怒られないで話していいんだ」と、子どもの心の温度が少し下がる気がしました。
親が落ち着いていることそのものが、子どもにとって“安心して弱音を出していい場所だよ”というサインになるのだと思います。
「行きたくない」にはいろんな理由がある
「怠けてるだけなんじゃ…?」と不安になる日もあります。でも、振り返ってみると、子どもが“ただの甘え”で言っていることってほとんどありません。
子どもは意外と我慢強くて、「本当はつらい」「気持ちが重い」と思っていても、しばらくは頑張ろうとするんですよね。それでも朝のタイミングで言葉に出たときは、もう心のキャパを少し超えてしまっていることも多いんだと思います。
親から見ると小さく見える出来事でも、子どもの世界ではそれが一日中頭から離れないほど大きな問題になっていることがあります。学校は大人の職場以上に“人間関係”と“環境変化”が濃い場所。そこで毎日過ごすって、本当はすごくエネルギーがいることなんですよね。
だから、「行きたくない」という言葉は、「もう少し気づいてほしい」「ちょっと休みたい」「助けてほしい」というサインでもあるのだと、私は感じるようになりました。
よくある理由の一例
・友達関係で小さなつまずきがあった
・授業や行事で不安がある
・先生が少し苦手
・体のだるさや眠気が続いている
・ただただ気持ちが疲れている
私の子どもの場合は、「給食のメニュー」と「体育の授業」が続いたときに言い出したことがありました。大人からすると「そんなこと?」と思ってしまいそうですが、子どもにとっては“嫌なことが続く”だけで、学校=しんどい場所、というイメージになってしまうことがあります。
また、友達関係の「ちょっとした違和感」も厄介で、いじめとまではいかなくても、からかわれた一言、仲間外れに感じた瞬間、うまく笑えなかった出来事…。そういう細かな出来事が積み重なって、「行きたくない」という形で出てくることもあります。
体調面も見逃せなくて、睡眠不足や天候、季節の変わり目のだるさも影響しますよね。子ども自身も「理由がはっきり分からないけど、なんだか行きたくない」という日がある。そんなときは、“理由が明確じゃない日があってもおかしくない”と親が思ってあげることが、子どもを少しラクにしてくれるのかもしれません。
背景に“頑張りすぎ”が隠れていることも
普段しっかりして見える子ほど、「行きたくない」とはなかなか言いません。学校でも家でも“ちゃんとした子”でいようとして、気づかないうちに心が疲れてしまっていることがあります。
「いつも明るくて真面目」「トラブルも少ない」「先生から褒められるタイプ」。そんな子ほど、“弱いところを見せてはいけない”という無意識のブレーキがかかってしまうのかもしれません。
だからこそ言葉にしてくれた日は、「ここまで言うほど頑張ってたんだな」と気づくサインでもあるんだと、今では思っています。
親としてできるのは、「どうして?」と理由を追い詰めることより、「よく言えたね」「今までたくさん頑張ったよね」と、まずこれまでの頑張りを認めてあげること。そうやって“安心して弱音を出していい場所”を少しずつ作っていくことで、子どもは少しずつ自分の気持ちを整理できるようになるのだと思います。
その朝にできる現実的な対応
朝の10〜15分って、とても短いようで、向き合い方次第で大きく変わる時間だと感じています。焦って結論を出そうとすると、親も子どもも苦しくなってしまいますが、「今日はどう過ごすか」を一緒に考える時間にできると、少しだけ前向きな朝に変わることがあります。
完璧な対応じゃなくて大丈夫。まずは「今日をどう乗り切るか」という視点で考えられるだけで、親子の気持ちはだいぶラクになると感じています。
まずは“その日”をどうするか決める
私が意識しているのは、
・無理矢理連れていくのは最終手段
・体調や表情を見ながら、「今日は休む」「途中から行く」「保健室登校」「玄関まで」のように段階を考える
というスタンスです。
「行く」か「行かない」かの二択にしてしまうと、どちらを選んでも親も子どもも大きな負担になります。でも、「今日はこれくらいなら頑張れそうかな?」という“中間の選択肢”があるだけで、気持ちのハードルがぐっと下がりますよね。
ある日は、
「今日は1時間目だけ頑張ってみる?」
「校門まで一緒に行って、無理なら帰ってこよう」
そんな妥協案に助けられたこともあります。
実際、その途中で気持ちが少し落ち着いて、「行ってみようかな」と自分で踏み出した日もあれば、本当に無理で帰ってきた日もありました。でもどちらも、“その日なりにベストを尽くした”ことに変わりはないと思っています。
大切なのは、「行くか休むか」ではなく、“その子のペースで今日を乗り越える方法を一緒に探すこと”なんだと感じています。
親も「決めてあげる役」になりすぎなくていい
「親として正しい判断をしなきゃ」と背負い込みすぎると、どんどん苦しくなりますよね。私自身、「毎回最適解を出さなきゃ」と思っていた時期があって、答えを探すほどしんどくなっていました。
でも途中から、「親が完璧な判断をしなくてもいいんだ」と少し肩の力を抜くようにしました。
・今日はこれで様子を見てみよう
・うまくいかなかったら次に考え直せばいい
そのくらいの気持ちで向き合うほうが、結果的に子どもも私もラクでした。
そして、子ども自身に「どうしたい?」と聞いてみるのも大切だと感じています。はっきり答えられない日もありますが、「一緒に考えていいんだ」と思えるだけでも、子どもは少し安心するように思いました。
“親が完璧でなくてもいい。今日は今日のベストを選べばいい”と思えるだけで、朝の重たい空気がほんの少し和らぐ気がしています。
先生や学校との連携はどう考える?
「先生にどう言えばいいの?」これも悩むところですよね。私も最初はすごく戸惑いました。
“家での様子をどこまで伝えるべき? 重たく受け取られないかな? 迷惑じゃないかな?”
いろんな不安が頭をよぎってしまって、連絡するだけでも勇気が必要でした。
でも、何度かやり取りを重ねるうちに感じたのは、学校との連携は「特別なこと」ではなく、子どもを一緒に支えるための“普通で大切な手段”なんだということでした。
正直に“親の目線”で伝えていい
私は最初、状況を論理的に整理して、「こういう原因があって、こういう対応が必要だと思っています」と、答えまで用意して話さないといけないような気がしていました。
でもある先生に、
「保護者の“感じていること”を教えてもらえるだけで十分ですよ」
と言っていただいて、ものすごく気持ちが軽くなりました。
それ以来私は、難しく考えすぎず、
・最近こういう様子がある
・朝こんなふうに言っている
・家ではこう対応している
と、「親として感じていること」を素直に共有するようにしました。
それだけでも、先生からすると大切な情報なんですよね。
“学校では見えない子どもの姿”を知ることで、授業中の配慮や声かけのヒントになることもあると聞いて、私自身も少し安心しました。
完璧に説明しなくてもいい。「親として見ている事実」と「感じていること」だけでも、ちゃんと意味があるんだと思えた瞬間でした。
学校を「責める相手」ではなく「一緒の味方」に
どうしても感情的になりやすいテーマですが、先生も“子どもを支えたい味方の一人”。これ、頭では分かっていても、しんどい状況のときって忘れてしまいがちなんですよね。
「どうして気づいてくれなかったんだろう」
「もっと何かできたんじゃないか」
そんな思いがよぎる日も、正直ありました。
でも、実際に先生と話してみると、
「気づけていなかった部分があれば一緒に考えたいです」
「できる範囲でサポートしますね」
そんな言葉をかけてもらえることが多くて、「ああ、やっぱり味方なんだ」と思えたんです。
その瞬間、私の中の緊張も少しほどけました。
もちろん学校だから完璧ではありませんし、すべてがスムーズにいくわけでもありません。でも、
・“お願いする相手”ではなく“相談できる相手”
・“状況を報告する場所”ではなく“一緒に悩める場所”
として見られるようになるだけで、心の負担はかなり軽くなりました。
「一人で抱え込まなくていい。学校と一緒に見守れる」そう思えること自体が、親の安心につながり、それがきっと子どもにも伝わるのだと感じています。
朝にかけた言葉が、その後の子どもの表情を変えた
声かけって本当に難しいですよね。「何て言えばいい?」「間違ったこと言って余計に負担をかけたらどうしよう…」と、私は毎回のように悩んでいました。
でも、いろいろ試してみて感じたのは、完璧な言葉じゃなくていいということ。立派なアドバイスよりも、“あなたの気持ちをちゃんと受け止めているよ”という安心感のほうが、子どもの表情を柔らかくするんだなと実感しました。
ここでは、私が実際に使ってみて、少し空気が変わったと感じた言葉と、その背景にある考え方をもう少し丁寧にお伝えしたいと思います。
受け止める言葉
「行きたくないって言えるの、ちゃんと頑張ってきた証拠だね」
「今日はしんどい日なんだね。言ってくれてありがとう」
この言葉をかけたとき、子どもが少しホッとしたような顔をしたのを今でも覚えています。
それまで私は、「どうして?」「理由は?」と“次の行動”を考えるほうに意識が向いていたのですが、子どもが求めていたのは“理解”だったんですよね。
「行きたくない」と言えた=弱音ではなく、“これまで頑張ってきた証”。そう思って声をかけるだけで、親の視点も少し優しくなれる気がします。
まずは評価や解決ではなく、「あなたの気持ちはちゃんと届いてるよ」と伝えることが、安心の土台になるんだと思います。
安心を渡す言葉
「どうするか、一緒に考えよう」
「無理はしなくていいよ。でも、どうしたら少しラクになるかな?」
この言葉は、子どもだけでなく、私自身の気持ちも少しラクにしてくれました。
“親が答えを出さなきゃ”と思うとプレッシャーが大きいですが、「一緒に考えよう」と言えば、親も子も“並んで同じ方向を見ている関係”になれるような気がするんです。
そして、「無理しなくていい」という言葉は、やみくもに甘やかす言葉ではなく、「あなたのペースを尊重しているよ」というメッセージ。そこに“どうしたら少しラクになるかな?”と、小さな前進を一緒に探すニュアンスを添えることで、子どももほんの少し前を向きやすくなる気がしました。
「やらなきゃ」ではなく、「一緒に考えよう」と言えるだけで、親子の関係が“対立”から“協力”に変わっていく感覚がありました。
選択肢を見せる言葉
「今日は、少しだけ行って帰るっていうのもありだよ」
「困ったら先生や保健室に行っていいからね」
“ゼロか100か”ではなく、中間の選択肢を見せてあげることも、とても大きな意味があると感じました。
「行く」か「行かない」の二択になると、どちらを選んでも重たく感じてしまいますが、「途中まで」「少しだけ」「困ったら寄り道してもいい」といった“逃げ場のある未来”を示してあげると、子どもの表情が少し軽くなることがあります。
私の子どもも、「途中でしんどくなったらどうしよう」と未来を想像して不安になっていたことがありました。あらかじめ“安心できる逃げ道”を用意してあげることで、「もしダメでも大丈夫」という気持ちが生まれ、結果として少し前に進めた日もありました。
“がんばれ”ではなく、“困ったらこうしていいよ”と伝えることが、子どもにとっての安心なクッションになるのだと感じています。
言葉の正解は人それぞれですが、「あなたの気持ちはちゃんと見てるよ」「一緒に考えていくよ」というメッセージが伝わるだけで、子どもの目が少し柔らかくなる瞬間があります。
そしてそれは同時に、親自身の心も少しあたたかくしてくれる、大切な時間だと感じています。
親の心を守ることも同じくらい大切
正直なところ、親だってしんどいですよね。
朝の数分のやり取りなのに、1日の体力を一気に持っていかれるような感覚になることもあります。
私も何度も、「私の育て方が悪かったのかな」「もっと強く言った方がよかった?」と自分を責めてしまいました。周りの家庭はうまくやっているように見えるし、「どうしてうちだけ…?」と孤独に感じる日もありました。
でも、同じ状況で悩んでいる親は本当にたくさんいます。子どもが「行きたくない」と言ったときに心が揺れるのは、それだけ子どものことを大切に思っている証拠なんですよね。“悩む自分”を責めるより、「それだけ本気で向き合ってるんだ」と認めてあげることが、まずは親自身の救いになると感じています。
親も不安で当たり前
朝から張りつめた空気、学校への連絡のタイミング、先生とのやり取り、周囲の視線や評価…。どれも軽く受け止められるものではありません。
「これでよかったのかな」「今日は休ませていいのかな」と迷い続けるのも、とても消耗しますよね。
でも今振り返ると、
「ちゃんと悩んでいる時点で、もう十分向き合ってる」
本当にそうなんだと思います。
無関心なら悩まないし、放っておくことだってできる。でもそれをしないのは、「この子の気持ちと未来をちゃんと大切にしたい」と本気で思っているから。
それって、親としてすごく大きな力だと思うんです。
親の余裕が、子どもの安心になる
そしてもう一つ感じたのは、親の心が少し落ち着くだけで、子どもの表情もほんの少し柔らかくなるということ。
自分の気持ちを誰かに話すこと、同じ経験をしている人の言葉に触れること、先生や家族に相談すること…。そうやって“自分一人で抱え込まない”だけでも、心の負担は確実に軽くなります。
親がほんの少し肩の力を抜けるようになると、「どうにかしなきゃ」ではなく、「一緒に考えよう」という気持ちに変わっていく。その変化は、ちゃんと子どもにも伝わるんですよね。
親の心が整うことは、子どもを支えるための“準備”のひとつ。親が安心できる瞬間が増えるほど、子どもも安心して自分の気持ちを出せるようになると感じています。
「子どものために」ばかりではなく、「親の心も守ること」を、これからも同じくらい大切にしていきたいですね。
まとめ|完璧じゃなくていい。「今日のベスト」を一緒に探していこう
子どもが「学校に行きたくない」と言う朝は、親にとっても心が大きく揺れる瞬間ですよね。何が正解なのか分からなくて、「これでよかったのかな」と一日中考えてしまうこともあります。
でも、すべてを完璧にしなくていいんだと思います。
・まずは受け止める
・理由は急がず、少しずつ
・その日のベストを親子で選ぶ
・学校や先生は味方に
・親の心もちゃんとケアする
この5つを少しずつ意識するだけでも、朝の重たい空気がほんの少しやわらぐ気がしています。
特に大切だと思うのは、「今日はここまでできた」その一歩をちゃんと認めてあげること。
たとえ学校に行けなかった日でも、気持ちを言葉にできたこと、自分の状態を伝えられたこと、親子で話せたこと。それ自体がすでに前進なんですよね。
親としても、「今日はこれでいい」と思える瞬間を少しずつ増やしていけたら、それだけで気持ちがだいぶ軽くなるように感じています。
もし今まさに悩んでいる朝なら、「正しい答え」を探さなくて大丈夫。
その日そのときの子どもの様子を見ながら、「今日のベスト」を一緒に選ぶ。それを積み重ねていくだけで、きっと親子の心は少しずつ整っていくんだと思います。
あなたとお子さんの毎日が、少しずつ安心に近づいていきますように。
焦らず、比べすぎず、無理をしすぎず。親子で同じ方向を見ながら、これからも一緒に歩いていけますように。













