お正月は家族でのんびり過ごせる貴重な時間ですが、「何をして過ごそう?」「子どもが退屈しないかな」と少し悩むこともありますよね。私も毎年、ゲームやテレビだけで終わらせたくない気持ちと、でも頑張りすぎるのも疲れる…という間で揺れています。

この記事では、わが家の体験も交えながら、無理なく楽しめて、思い出に残る「子どもと過ごすお正月アイデア」をまとめました。遊び・食べ物・行事体験まで、家族のペースに合わせて選べる内容なので、今年のお正月が少し楽しみになるきっかけになればうれしいです。

お正月に子どもと楽しめる「定番遊び」

お正月らしい遊びは、準備が大変そうに見えて意外とシンプル。わが家でも毎年少しずつ取り入れてきて、「去年より今年はこうしてみよう」と家族で話し合うのも一つの楽しみになっています。特別な場所へ出かけなくても、家の中で笑顔が増える時間をつくれるのがお正月遊びのいいところだなと感じています。

かるた・トランプ・ボードゲームで家族時間

お正月はスマホやテレビから少しだけ離れて、みんなで同じ遊びに向き合う時間にしています。かるたは読み札係を誰にするかだけで盛り上がり、「もう少しゆっくり読んで!」なんて声が飛び交うのも楽しい瞬間。トランプは神経衰弱やババ抜きだけでもかなり白熱し、意外と大人のほうが本気になることもあります。負けた子が少し不機嫌になることもありますが、「もう一回しようよ」と声をかけると、また笑って席に戻ってきてくれます。家族みんなで同じ方向を向いて笑い合う時間って、日常の中では意外と貴重なんだと実感します。

また、時間を区切って「この時間はゲーム大会」と決めておくと、だらだらせずに集中して楽しめるのもポイントでした。静かに遊べるものと、思い切り盛り上がるものを組み合わせると、子どもも飽きずに楽しめます。

お年玉で買ったもの開封会

お正月だけの特別感が一気に出る瞬間が、この「お年玉で買ったもの開封会」。欲しかったものを大事そうに持ってきて、「見て!これ買ったよ!」と嬉しそうに見せてくれる姿を見ると、親のほうが胸いっぱいになります。「何を買った?」「どうしてそれを選んだの?」と聞くだけで、その子の好きなものや興味がよくわかり、自然と会話も増えていきます。“ただ物を買った”という出来事が、“家族で共有した思い出”に変わる瞬間が、とても好きです。

さらに、「次はこれが欲しいな」「来年はこんなのいいかもね」と未来の話ができるのもいいところ。大きな買い物だけでなく、小さなおもちゃや文房具でも十分。子どもにとっては、自分で選んで手に入れた大切な宝物です。開封して終わりではなく、そのあと一緒に遊んだり、使い道を話したりすることで、お正月ならではの温かい時間になっていきます。

「食べる時間」をお正月の思い出に変える

お正月と言えばやっぱり食べ物。準備が大変なイメージもありますが、実際には「一緒に食べる」「同じものを味わう」という体験そのものが思い出になりますよね。おせちやお雑煮、お餅やスイーツ。特別な料理でなくても、お正月という“特別な空気”の中で囲む食卓は、普段より少しだけ温かく感じます。見る楽しみ、食べる楽しみ、そして自然と会話が増えるのが、お正月の食卓のいいところだと感じています。

おせちやお雑煮を「一緒に味わう時間」に

おせちは子どもが苦手そう…と思っていたのですが、「一口だけ一緒に味見してみる?」と声をかけると意外と食べてくれることもありました。全部食べなくても大丈夫。「黒豆は甘くて好き」「伊達巻はデザートみたい」そんな小さな発見があるだけで十分だと思っています。お雑煮も、具材を少し減らしたり、お餅を小さめにしたり、家庭に合わせて調整すればハードルがぐっと下がります。

子どものリアクションを見ながら、「これは好きかな?」「これはどう?」と会話が広がる瞬間が、とても幸せだなと感じます。何より嬉しいのは、食卓を囲んだときの家族みんなの表情。“同じ鍋を囲んで同じ味を共有する時間こそ、何よりのごちそうなんだな”と感じる場面が増えました。

また、無理に「伝統だから食べさせなきゃ」と気負わず、「少し触れてみる」くらいの気持ちでいると、親も子どももラクになります。嫌いでもOK、苦手でもOK。それでも「お正月はこういう料理があるんだ」と知るだけで、一つ経験が増えたことになります。

子どもと一緒に簡単お正月クッキング

お餅を焼く、きなこや砂糖醤油をまぶす、少しアレンジしておやつにする。たったそれだけでも、子どもにとっては立派な“イベントクッキング”。わが家では、ホットケーキミックスで小さなスイーツを作ったり、簡単なお餅料理を一緒に準備したりするのが、すっかり恒例になりました。「これ、おいしくできるかな?」と一緒にわくわくし、できあがったときに「やったね!」と笑い合う時間が、とても好きです。

子どもにちょっとだけ役割を渡すのもポイント。「お皿を並べる係」「きなこをかける係」など、ほんの少し手伝ってもらうだけで気持ちの入り方が全然違います。料理というより“家族イベント”として関われるのが、お正月クッキングのいいところですよね。大掛かりな料理じゃなくても、「一緒に作った」という経験が心に残るのだと強く感じます。

キッチンで一緒に立つ時間、できあがりを一緒に待つ時間、テーブルを囲んで食べる時間。その一つ一つが、お正月らしいぬくもりのある思い出になっていきます。

家でのんびりしながら楽しむ「ゆったり過ごし方」

どこかに出かけなくても、お正月らしさは家の中でしっかり味わえます。むしろ、人混みや移動の疲れがないぶん、子どもものびのび過ごせて、親も少しホッとできる時間が増える気がします。お正月だからこそ、「家で過ごす時間」を少しだけ特別にしてみる。それだけで、十分に思い出深いお正月になります。

お正月らしい飾りつけを一緒に

玄関のしめ飾りやリビングのちょっとした飾りでも、子どもと一緒に「どこに置く?」「どう並べる?」と考えるだけでイベント感が一気に高まります。飾りをただ“置く”のではなく、“家族で準備する”に変えるだけで、子どもの気持ちの入り方がまったく違います。「ここがいいかな?」「こっちのほうがかわいいかも」と相談する時間も、とても楽しいやりとりになります。

とくに、小さな子どもは自分の意見が採用されるだけで誇らしそうな顔をしてくれますし、「自分もお正月の準備に参加した」という満足感が生まれます。紙飾りを作ったり、ちょっとした折り紙を加えたりと、家庭ならではのアレンジを取り入れてみるのもおすすめ。完璧じゃなくても、“一緒に飾った家”というだけで、お正月の空気がぐっと柔らかく温かくなります。

家族写真・年始の思い出を残す

わが家では毎年、簡単でいいので家族写真を撮るようにしています。きれいに整った写真じゃなくても大丈夫で、「今年のはじまりはこの雰囲気だったんだな」と後から振り返るための記録が残れば十分。子どもが変なポーズをしていたり、誰かが少し笑いすぎていたり、そういう“完璧じゃない写真”ほど、時間が経つと宝物になります。

写真が苦手な家族がいる場合は、タイマー撮影で自然な雰囲気のまま撮ったり、ソファに座って気楽に撮ったりするのもおすすめです。スマホの中だけで終わらせず、ベストショットを一枚だけ印刷して残しておくと、何年後かに見返したときの喜びが全然違います。「今年も家族で新しい一年を迎えられた」という実感を形に残せるのが、年始の写真の大きな価値だと思っています。

外に出なくても、家でのんびりしながら楽しめる時間はたくさんあります。無理をしないゆったりペースのお正月が、結果的に家族みんなの心を温めてくれる時間になるのだと感じています。

お正月ならではの日本の行事体験を子どもに

お正月の行事は、「一年のはじまり」を家族で実感できる貴重な機会だと感じています。すべて完璧にこなす必要はありませんが、ほんの少し触れるだけでも子どもの記憶に残り、「日本のお正月ってこんな感じなんだ」と体感として覚えてくれます。大人にとっては当たり前でも、子どもにとってはどれも新鮮でワクワクする体験。家族のペースで、無理なく取り入れていきたいですね。

初詣へ行ってみる

混雑が心配なら、三が日を外して落ち着いた日に行っても十分。手を合わせてお願いごとをしたり、おみくじを引いたり、それだけで立派なお正月体験になります。境内の空気感や人の流れ、屋台の匂い、鈴の音。五感で感じるものすべてが子どもにとっては特別です。

わが家では、「今年はどんな一年にしたい?」と子どもと一緒に話しながら参拝する時間を大切にしています。「元気に一年過ごせますように」「学校がんばれますように」そんな言葉を聞くだけでも、親として胸がじんわり温かくなります。家族で同じ方向を向いて一年のスタートラインに立つ感覚が味わえるのが、初詣の一番の魅力だと思っています。

おみくじもドキドキしながら引いて、「大吉!」と喜んだり、「吉だけど…まぁいいか」と笑い合ったり。結果よりも、その瞬間を一緒に楽しめることが何より大切ですよね。

親世代・祖父母との時間も大切に

もし帰省の予定があるなら、祖父母との時間もお正月ならではの大切な体験。久しぶりに会ってたくさん話をして、甘やかされて、温かいものを食べて。大人になって振り返ると、こうした時間が「お正月らしさ」として心に残っていることが多い気がします。

子どもが静かに座っていられなくても問題ありません。少し騒いだり、動き回ったりしてしまっても、それも含めて「家族が集まるお正月」の一部。祖父母の嬉しそうな表情を見ると、「帰ってきてよかったな」と自然に思えます。会話の中で昔のお正月の話を聞いたり、家族のエピソードを知れたりするのも、子どもにとって貴重な経験です。“家族で歳を重ねていくこと”を感じられる時間こそ、お正月の行事の大きな意味だと感じています。

遠出が難しい場合でも、オンラインで顔を見て話したり、電話で声を聞かせるだけでも十分。つながりを感じられる時間があるだけで、子どもにとっても安心感につながります。

頑張りすぎないための「親の心構え」

お正月は楽しい反面、親にとっては「食事の準備」「片付け」「スケジュール管理」など、意外と気を遣う場面が多い行事でもあります。だからこそ、「こうしなきゃ」と自分を追い込むより、少し肩の力を抜いて過ごすことが大切だと感じています。子どもにとって一番うれしいのは、「完璧なお正月」よりも「笑っている親と一緒に過ごせるお正月」。そう思えるだけで、少し心が軽くなります。

完璧なお正月じゃなくていい

理想通りにいかなくても大丈夫。豪華なおせちじゃなくても、少し手を抜いたごはんでも、お出かけばかりじゃなくて家でゴロゴロする日があっても、それはそれで家族らしいお正月です。「今年はこれでよかったね」と笑えるなら、それだけで十分だと思うようにしています。

特に子どもは、「立派なお正月」より「楽しく過ごせたかどうか」のほうが記憶に残ります。家族で笑って、ちょっとだらけて、時々一緒に遊んで。それでOK。“子どもが楽しそうなら、それはもう十分成功しているお正月”だと考えるだけで、心がふっと軽くなります。

親もちゃんと休むお正月に

お正月は子どもだけのイベントではなく、親にとっても「少し休むための時間」であるはず。少し家事を手抜きしたり、いつもよりのんびりしたり、自分にも優しくするお正月でいいと思います。

親が常にバタバタしていると、子どももどこか落ち着かないもの。逆に、親がゆったりしていると、子どもも自然と安心してくつろいでいるのを感じます。「今日はちょっと休もうか」「何もしない日もいいよね」と言える空気があること自体が、家族にとって大事なことなんだと思っています。

少し手抜きをしても、外出しなくても、派手なイベントがなくても、家族で笑って過ごせていれば100点。親の心がラクであることが、結果的に子どもにとっても一番の安心につながるんだなと感じています。

まとめ|家族のペースで「心に残るお正月時間」を作ろう

お正月の過ごし方に正解はありません。定番遊びを楽しむのもいいし、食べる時間をゆっくり味わうのもいい。外に出かけても、家でのんびり過ごしても大丈夫です。大切なのは、「ちゃんとお正月らしくしなきゃ」と無理をすることではなく、家族みんなが少し笑えて、「今年のお正月もよかったね」と思える時間を持てることだと思っています。

とくに子どもにとっては、「何をしたか」より「誰とどんな気持ちで過ごしたか」のほうが心に残りやすいもの。楽しく遊んだ時間、みんなで同じものを食べた時間、何気ない会話で笑い合った時間。そのどれもが、お正月という特別な日常を優しく彩ってくれます。“完璧じゃなくても、家族らしいお正月でいい”と考えられるだけで、気持ちがぐっとラクになります。

まずは一つ、「これならできそう」と思えることから取り入れてみてください。大きなことじゃなくて構いません。カルタを一回一緒にするだけでも、お雑煮を一緒に味見するだけでも、家族写真を一枚撮るだけでも十分です。今日考えた小さな工夫が、数年後には「そういえばあの年、こんなことしたよね」と笑って話せる、あたたかい思い出になっていくはずです。
家族それぞれのペースで、無理をせず、心地よく過ごせるお正月になりますように。そして、「今年のお正月もいい時間だったな」と振り返れる瞬間が、きっと訪れますように。