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御朱印巡り、知らずにやっちゃう失敗行動とは?

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御朱印巡りを始めたいけれど、「御朱印帳でやってはいけない事ってあるの?」と不安に思ったことはありませんか。私も最初は知らずに失敗しそうになり、後から「しまった」と後悔した経験があります。せっかくの参拝も、マナー違反で台無しにはしたくないですよね。

この記事では、御朱印帳の基本的な使い方から注意点、神社とお寺の違い、失敗を防ぐコツまで、初心者にもわかりやすくまとめました。安心して御朱印巡りを楽しめるように、ぜひ参考にしてください。

御朱印帳でやってはいけない事とは?

御朱印帳の基本的な使い方

初めて御朱印帳を手にしたとき、私は「旅の記録ノート」のように自由に使えるものだと思っていました。けれど実際はまったく違い、御朱印帳は神仏とのご縁を形に残す大切な記録帳なのです。中には参拝せずに御朱印だけもらおうとする人もいますが、それはマナー違反。必ず心を込めてお参りを済ませてから御朱印をいただくことが大切です。

また、イラストを描き込んだり、スタンプを押して遊んだりするのも避けたい行為です。御朱印帳は「信仰の証」であり、単なる趣味のコレクションとは違うことを意識しておきましょう。

御朱印帳の怖いトラブル

御朱印は墨や朱印で記されるため、水や摩擦に弱いのが特徴です。雨の日にカバンの中で濡れてしまったり、紙同士が貼りついて文字が滲んでしまったりすると、一生に一度の記録が台無しになってしまいます。

私は子どもと一緒に参拝した際、ジュースをこぼしかけて肝を冷やした経験があり、それ以来は必ずビニールカバーや専用の巾着袋に入れて持ち歩くようにしています。ちょっとした心がけで御朱印帳の寿命は大きく変わるので、参拝の準備と同じくらい大切に考えたいところです。

御朱印のマナーとルール

御朱印はお守りやお札と同じく神聖なもの。単に「コレクションしたいから」と数を集めることを目的にしてしまうと、本来の意味から外れてしまいます。参拝せずに御朱印だけをお願いするのは失礼にあたりますし、列に並んでいるときに大きな声で話したり、スマホで無断撮影したりするのも控えたいところです。

私は最初の頃に「御朱印を書いている姿を記念に撮りたい」と思ったのですが、周囲に迷惑になると気づきやめました。御朱印巡りは自分だけでなく、周囲の人も心地よく過ごせるように配慮することが求められるのだと実感しました。

御朱印帳の貼り方と順番

最初のページの重要性

最初の1枚は、あとから見返したときの“起点”になります。私は地元の氏神様から始め、見開きの左側にタイトル(神社名)と日付、小さく旅のメモを書き添えました。

貼り付ける場合は、でんぷん糊やスティック糊を薄く四隅に塗り、中心は塗らないのがコツ。紙が波打ちにくく、裏のページにも響きません。最初の一枚ほど丁寧に貼ると全体のトーンが整い、以後の“並べ方”がぶれません。 迷ったら「①地元→②思い出の地→③遠征先」と、自分にとっての意味順に並べると気持ちよく続けられます。

間違えたときの対処法

書置きを逆さに貼りそうになったり、違うページを開いてお願いしてしまったり…私も何度かヒヤリがありました。無理に剥がすと紙が破れるので、そのページは“記録ページ”として日付や出来事をメモに回し、次ページから仕切り直します。

貼り間違えが心配なときは、コーナーシール(写真用の四隅ポケット)やマスキングテープで仮留め→数日置いてから本留め、が安全です。失敗は無理に隠さず「旅の足跡」として残すと、むしろアルバム感が増します。

後ろ側の記載とその意味

蛇腹式の御朱印帳は裏面も使えますが、墨移りや厚みを考えると“用途分け”が便利でした。私は表面=神社、裏面=お寺と決め、見出しシールを最上段に貼って区別。裏面に使うときは、前ページの墨が完全に乾いてから薄紙(半紙や和紙)を1枚挟むと安心です。

書置きはページ外側(開いたとき右手側)に印面がくるよう配置すると見やすく、旅の順序も追いやすい。表裏でテーマを分けると迷いが減り、保管・索引もしやすく長く続けられます。

神社と仏閣の特徴的な違い

基本的な参拝方法

神社では鳥居の前で一礼し、参道は中央を避けて歩きます。手水舎で左手・右手・口の順に清めたら拝殿へ。賽銭を入れ、鈴があれば鳴らし、二礼二拍手一礼で祈ります。お寺では山門で合掌、手水で清めたら静かに本堂へ進み、賽銭を入れて合掌し一礼。鐘は勝手に撞かず、案内がある場合のみ従います。

私は最初、作法の違いに戸惑いましたが、家族で声を掛け合いながら確認するうちに自然と身につきました。形よりも心を込めて静かに祈ることが一番の基本だと感じています。

御朱印の授与のルール

神社の御朱印は参拝の証として、お寺の御朱印は本尊や札所とのご縁の証として授与されることが多いです。受付時間が決まっている場合があるので、私は到着したら最初に授与所の時間と場所を確認します。お願いの言葉は「御朱印をいただけますか」で十分。

記帳日付は参拝日、御朱印帳以外の紙製小物への記帳は断られることがあります。書置きは向きや貼る位置が分かるよう、後で見返すメモを小さく添えておくと迷いません。御朱印は“お願いする”より“授与いただく”という姿勢を忘れないことが気持ちよく受け取るコツです。

神社と仏閣それぞれのマナー

神社では鳥居の内側は聖域という意識を持ち、帽子やサングラスは外してから一礼。拝殿や御神木には触れない、参道の中央を避けるなどの配慮をします。お寺では仏像や位牌の撮影は原則控え、堂内での私語や通話は厳禁。

線香やろうそくは案内に従い、煙を手で自分に寄せる作法がある場所もあります。子ども連れのときは、先に約束事を共有してから入ると安心です。迷ったら「静かに、撮らない、触らない」を合言葉にすれば、ほとんどの場面で失礼がありません。

御朱印の種類と人気のデザイン

おすすめの朱印帳とその相場

御朱印帳は大きく蛇腹式と和綴じの二種類。私は貼りやすさ重視で蛇腹式を愛用しています。表紙は布貼りや木製、合皮などがあり、撥水カバー付きだと雨の日も安心。サイズは一般的な小判と、書置きが収まりやすい大判があります。紙は奉書紙が多く、薄紙を挟むと墨移り防止に効果的。

価格は授与所でおおよそ1,000〜2,000円、特別仕様は3,000円前後のこともあります。蛇腹式はフラットに開けて貼りやすいのが最大の利点で、書置き派には特におすすめ。私は神社用とお寺用で表紙の色を変え、取り違えを防いでいます。

SNSで話題の御朱印巡り

最近は見開きの豪華な書き入れや、金銀箔、切り絵、刺繍をあしらった御朱印が注目されています。私はインスタで事前に雰囲気をチェックしますが、実物は光の当たり方や質感が段違いなので、最終判断は現地派です。人気の寺社は頒布日や枚数制限、整理券配布があることも。行列が長いときは早めに参拝してから並ぶとスムーズでした。

撮影は可否と場所の指定を必ず確認し、書いている手元の無断撮影は避けるのがマナー。ハッシュタグは地名+寺社名で検索すると、最新の頒布情報にたどり着きやすいです。

特別な限定御朱印の魅力

正月、例大祭、御開帳、花の見頃など、季節や行事に合わせた限定御朱印は、その日ならではの記憶を閉じ込めてくれます。家族で初詣のとき、金箔入りの見開きを授与いただき、ページを開くたびにあの賑わいを思い出します。

頒布は日時限定や条件付き(特別祈祷後など)があるため、公式サイトや授与所の掲示で確認してから出かけると安心。厚みのある切り絵や箔押しは擦れやすいので、薄紙を一枚挟んで保管しています。限定御朱印は頒布期間と授与条件を事前にチェックし、無理のない計画で巡るのがいちばんのコツです。

失敗しないための御朱印巡りのコツ

必要な小銭と事前準備

御朱印料は一般的に300〜500円、限定や見開きで1,000円前後になることもあります。私は100円玉を10枚以上、10円玉も少し、賽銭用に5円や50円を数枚と、財布の一角に“御朱印ポケット”を作っています。受付時間が決まっている寺社も多いので、出発前に公式サイトや掲示の情報をチェック。

雨天時は透明ファイルに書置き用封筒、薄紙、マスキングテープ、スティック糊、下敷きをセットしておくと安心です。子ども連れなら静かに待てるおやつや小さなおもちゃも役立ちます。小銭は「足りるかな」ではなく「余裕をもって準備」が正解。並び直しの手間や両替のストレスを避けられます。

保管方法と記録の重要性

記帳直後の墨は乾いていないことがあるので、まずは風通しの良い場所で半日〜1日しっかり乾燥。その後、奉書紙の間に薄紙を挟み、平置きで保管します。私は湿気対策に乾燥剤を小袋で添え、直射日光の当たらない引き出しに収納。虫よけは匂い移りの少ないタイプを少量だけ使います。

記録はページ端に小さく参拝日、天気、同行者、感じた一言をメモ。スマホの写真フォルダには「寺社名+日付」でアルバムを作り、地図アプリにピン留めしておくと次回の参拝計画にも役立ちます。しまう前に「完全に乾いたか」を毎回チェックするだけで、滲みや貼り付きのトラブルを大幅に防げます。

思い出としての御朱印活用法

原本は大切に保管しつつ、複製写真を使って飾るのがおすすめ。私はお気に入りの見開きを撮影し、UVカットフィルムのフォトフレームで玄関に。アルバムには境内や季節の景色の写真、授与のエピソードを添えて“旅の章立て”にしています。

家族で地図に巡拝ルートを描くと、子どもも歴史や地理に興味津々。SNSに投稿するときは撮影可否や場所のルール、位置情報の扱いに配慮します。飾るのは複製、原本は暗所で保管を徹底すれば、思い出を楽しみながら長期保存も両立できます。

まとめ|御朱印巡りを心から楽しもう

御朱印帳は、ただのコレクションではなく神仏とのご縁を形にする大切なものです。マナーやルールを守れば、失敗を避けて気持ちよく巡れます。小銭の準備や保管方法を工夫して、家族や友人と一緒に御朱印巡りを楽しんでみませんか?