忙しい朝のお弁当づくり、正直「なんで毎日こんなにバタバタしてるんだろう…」って思ったことありませんか?
私もずっと、「朝に全部作る」のが当たり前だと思っていたけれど、作り置きを取り入れてからは本当にラクになりました。
この記事では、私が実際に試してよかった“作り置きおかず”のアイデアや、続けやすいコツをご紹介します。
少しの工夫で、朝がぐんとラクになりますよ。
目次
作り置きを始めたきっかけと変化

「朝、もう少し余裕があったらなぁ…」
そう思いながらも、毎朝お弁当を作りながら子どもたちの支度、洗濯機のスイッチ、ゴミ出し、そして自分の準備…と、まさに戦場のような時間を過ごしていました。とくに予定が重なった日なんて、コンビニに駆け込んでおにぎりを買ってごまかしたことも。
ある日、寝坊してしまって朝ごはんすらまともに作れず、「これはさすがにまずい…」と反省。
その日の夜、たまたまSNSで「作り置きおかず」の投稿を見かけて、「これなら私にもできるかも」と思い立ち、“とりあえず前日におかずを1品だけ準備”してみることにしたんです。
それが思った以上にうまくいって、翌朝は驚くほどスムーズ。
お弁当のメインがすでにあるだけで、「今日はこれを詰めて、あとはゆで野菜を添えるだけ」と、朝の選択肢が減ったことで頭の中がスッキリ整理されていたんです。
この日をきっかけに、「毎晩ちょっとだけ仕込む」ことが習慣になり、少しずつ作り置きのレパートリーも増えていきました。
朝のバタバタがなくなると気持ちに余裕が
作り置きのおかずが冷蔵庫にあるだけで、朝の自分がとにかくラク。
「メインはこれ、あとは詰めるだけ!」という状態にしておくと、気持ちにも時間にも余裕が生まれます。
これまでは、子どもに「靴が見つからない!」「水筒どこー?」と声をかけられても、「ちょっと待って!今忙しい!」と焦って返してしまうこともあったのですが、作り置きを始めてからはそのイライラが減ってきました。
朝ごはんの準備もスムーズにできるし、自分の髪を巻く時間まで確保できる日も増えてきて。
家族との会話も増えて、「あ、朝がちょっと好きになってきたかも」と感じられるようになったのが、一番大きな変化かもしれません。
わが家の定番!作り置きおかず5選

作り置きに向いているのは、日持ちして味がしみていること、冷めてもおいしいこと。
特にお弁当は温め直さないことが多いので、「冷たくてもおいしい」が大事なポイントです。
いろいろ試してきた中で、「これは間違いない!」と思えた、わが家の定番おかずをご紹介します。
1. 鶏むね肉の甘辛炒め
節約の味方・鶏むね肉。
ヘルシーでお財布にもやさしいのに、子どもたちが喜んで食べてくれるおかずです。
作り方はシンプルで、鶏むね肉をそぎ切りにしてから、しょうゆ・みりん・砂糖を合わせたタレで炒めるだけ。
ポイントは、片栗粉でコーティングしてから焼くこと。
これでお肉が驚くほどやわらかく、冷めてもパサつかないんです。
冷蔵庫で2日くらいはおいしく食べられるので、月曜〜火曜用に仕込むことが多いです。
2. ひじきと大豆の煮物
「茶色いおかず」って、どうしても地味に見えがちですが、ひじきは栄養満点で、彩りの工夫次第でお弁当が一気に華やかになります。
私は乾燥ひじきを戻してから、大豆(水煮)、にんじん、油揚げを入れてだし汁と薄口しょうゆ・みりんでコトコト煮ます。
仕上げに枝豆を入れると、グリーンが映えてお弁当が明るくなるのでおすすめ。
3〜4日は冷蔵保存できるので、週初めにたっぷり作っておくと本当に便利です。
「副菜に迷ったらとりあえずコレ!」というくらい、我が家では定番になっています。
3. 卵焼きは“冷凍ストック”が便利!
卵焼きは毎朝焼く派だった私ですが、作り置き生活に慣れてからは冷凍派に転向しました。
砂糖と白だしを入れて甘めに焼いたあと、しっかり冷ましてからラップで包み、1切れずつ冷凍保存。
冷凍するときは、少し濃いめの味付けにすることで解凍後も風味が保たれます。
朝はラップを外して電子レンジで加熱するだけ。
作っておくと、子どもが「卵焼き入れて!」と言ったときにもすぐ対応できて、ほんとうに助かっています。
見た目のかわいさもあって、食べるたびに「やっぱりお弁当に卵焼きは欠かせないなぁ」と思います。
4. ピーマンとツナの塩こんぶ炒め
意外な組み合わせかもしれませんが、ピーマンとツナ、塩こんぶってとても相性がいいんです。
細切りにしたピーマンを炒めて、ツナ缶(オイルごと)を加え、塩こんぶを少し。
ツナのうまみと塩こんぶの風味で、調味料いらずの一品に仕上がります。
子どもが苦手なピーマンも、ツナと一緒ならパクパク食べてくれます。
日持ちはしないので、前日の夜にさっと作って、翌朝のお弁当に。
さっぱりした味で、メインのおかずがこってりしているときの副菜にもぴったりです。
5. 冷凍ブロッコリー&ミニトマトの“あと1品”
忙しい朝に「あと1品、どうしよう…」と思ったときのために、我が家では“作る”というより“準備しておく”だけのおかずを常備しています。
冷凍ブロッコリーは軽くゆでておいて、水気をよく切って保存。
ミニトマトは洗ってヘタを取っておくだけ。
それをマヨネーズ+すりごまや、ポン酢+かつおぶしなどで和えるだけで、小さな副菜になります。
彩りも鮮やかで、地味なおかずが並んだときのアクセントにも。
「詰めるだけ」「切るだけ」のストックがあると、朝の“迷い時間”が減って助かっています。
いずれもわが家で何度もリピートしているおかずばかりです。
作り置きというと「大変そう」「面倒くさそう」と思われがちですが、まずは2〜3品からスタートするだけでも、朝の余裕がまったく違ってきます。
ぜひ気になったものから、試してみてくださいね。
作り置きで気をつけたい「衛生面」と「保存方法」

お弁当の作り置きはとっても便利だけれど、同時に気をつけたいのが衛生管理と保存方法。
とくに気温が上がる夏場は、ほんのちょっとの油断が食中毒の原因につながることもあります。
だからこそ、「ラクするための作り置き」であっても、清潔さや保存のルールはしっかり守るようにしています。
ここでは、わが家で気をつけているポイントをご紹介します。
冷ましてから保存容器に入れる
作りたてのおかずをそのまま容器に入れてしまうと、フタの内側に水滴がつきやすくなります。
その水分が雑菌の温床になってしまうんです。
だから私は、必ず“粗熱を取ってから保存容器に詰める”ことを徹底しています。
キッチンペーパーを敷いたバットの上で少し冷ましたり、うちわで軽くあおいだり。
たったこれだけのひと手間で、おかずのもちがグンと変わります。
また、保存するときはフタをしっかり閉めることも忘れずに。
すき間があると乾燥やにおい移りの原因にもなります。
保存容器は定期的に熱湯消毒
どんなに見た目がキレイでも、容器のすみっこには意外と汚れが残りがち。
「毎回洗ってるから大丈夫」ではなく、定期的な除菌を心がけることが大切です。
わが家では週に1回、タッパーやお弁当用の小分けケースを熱湯消毒しています。
大きめの鍋で煮沸したり、耐熱なら熱湯を回しかけて自然乾燥させるだけでもOK。
とくにプラスチック容器はにおい移りしやすいので、使い回しすぎないようにしています。
「ちょっとくたびれてきたな」と感じたら、迷わず買い替えます。
清潔な容器に保存することが、作り置きを安全に楽しむ第一歩だと実感しています。
冷蔵と冷凍を使い分ける
作り置きは保存方法によって使い分けるのがポイントです。
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冷蔵保存:2〜3日以内に食べきるもの
→週初めに作って、月〜火に食べきるようにしています。 -
冷凍保存:それ以上ストックしておきたいもの
→週末にまとめて作って、木〜金のお弁当に使っています。
冷凍したおかずは、使う前の夜に冷蔵庫へ移して自然解凍するか、朝にレンジでしっかり温めてからお弁当に詰めます。
一度解凍したものは再冷凍しないようにするのも、基本ルールです。
解凍→再冷凍は品質が落ちるだけでなく、食中毒のリスクが高くなるため要注意。
また、冷凍おかずは「1食分ずつ小分けにしておく」とすぐに使えて本当に便利。
ジッパーバッグやシリコンカップで分けておくと、朝の時短にもつながります。
衛生面は「あとでまとめてやろう」ではなく、その都度ちょっとした意識で防げることばかり。
せっかく頑張って作ったおかずだからこそ、安全でおいしい状態で食べたいですよね。
「ラクする仕組み」のために、基本のルールはきちんと守るようにしています。
子どもウケ抜群!お弁当の彩り工夫

作り置きのおかずは便利だけど、気づくと「なんだか茶色っぽいお弁当になってる…」なんてこと、ありませんか?
私もはじめの頃は、味のしっかりした煮物や炒め物ばかりを詰めてしまって、「見た目が地味…」と感じることがよくありました。
でも、彩りをちょっと意識するだけで、子どもの食いつきが全然違うんです。
食べる前からワクワクしてくれるようなお弁当って、作る側にとっても嬉しいですよね。
彩りを意識した“赤・黄・緑”のバランス
「赤・黄・緑」の3色を入れるだけで、お弁当が一気に明るく、元気な印象になります。
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赤:プチトマト、にんじん、カニカマ
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黄:卵焼き、コーン、かぼちゃ
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緑:ブロッコリー、いんげん、枝豆
特別な食材を用意しなくても、冷凍のブロッコリーやストックしてあるプチトマトなど、いつもの食材で色を意識して詰めるだけでOK。
私は、茶色いおかず(照り焼き、からあげなど)を詰めたら、すぐ「今日は赤と緑、足りてるかな?」とチェックするようにしています。
このひと工夫だけで、子どもから「今日のお弁当かわいい〜!」と言われる日が増えました。
型抜きやピックでちょっと楽しく
さらにもうひと工夫するときに使っているのが、型抜きとピックです。
にんじんを薄く切ってから星型や花型で抜いたり、チーズをハート型に抜いておにぎりに乗せたり。
ほんのひと手間なのに、「わぁ〜!」と喜んでくれるのが嬉しくて、つい続けたくなります。
最近のお気に入りは、100円ショップで見つけた動物型のピック。
卵焼きやブロッコリーに刺すだけで、お弁当が一気ににぎやかになります。
見た目がかわいいだけで、苦手な野菜にも手を伸ばしてくれることが増えました。
もちろん、全部を完璧にやろうとすると負担になるので、私は「週に1〜2回だけ“飾りつけデー”を作る」と決めています。
楽しく続けられる範囲で、ちょっとだけかわいさをプラスしてあげるのが、わが家のスタイルです。
わが家の作り置きルールと続けるコツ

「作り置き」って聞くと、最初はどうしてもハードルが高く感じますよね。
私もはじめは「1週間分を一気に作るの?」「そんなに時間とれるかな…」と不安でいっぱいでした。
でも実際には、“完璧を目指さない”ことがいちばん大事なコツでした。
少しずつ習慣になっていった、わが家のマイルールをご紹介します。
毎週日曜の夜に“30分だけ仕込みタイム”
週末の夜、子どもが寝たあとやドラマを見ながら、キッチンに立つ時間を“作り置きタイム”に。
火を使うのは1〜2品だけにして、あとはゆでたり、下味をつけたりするだけの“半調理”もOKにしています。
「がんばらない作り置き」が続ける秘訣です。
たとえばこんな感じ。
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にんじん→まとめて細切りにしておく
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ブロッコリー→ゆでて小分けに
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鶏むね肉→下味をつけて冷蔵or冷凍へ
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ゆで卵→2個だけゆでておく
毎回「2〜3品だけ」と決めておくと気持ちがラクだし、続けやすくなります。
「何品作らなきゃ!」と意気込まないのが、私にとっては一番のコツでした。
使い切りたい食材から献立を決める
献立を考えるときは、まず冷蔵庫をチェック。
「今週中に使い切りたい野菜」「賞味期限が近い調味料」などを起点に考えます。
たとえば
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キャベツが中途半端に残ってる → 回鍋肉風の炒め物
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ひじきが余ってる → 大豆と一緒に煮物
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ピーマンがくたびれてきた → ツナと塩こんぶで炒め物
食材をムダにしないだけでなく、自然と節約にもなるし、「買い物の回数が減った」と感じるようになりました。
わが家では「今週は買い物回数を減らそうWEEK!」なんてテーマを決める週もあります。
朝は“詰めるだけ”にする
一番大切にしているルールがこれです。
朝に火を使うのは最小限、もしくはゼロ。“詰めるだけ”で完成する状態にしておくことが目標です。
たとえば、前日に
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おかずを小分け容器にスタンバイ
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ごはんを冷凍→レンチンだけでOKに
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ピックやバランをセットしておく
これだけ準備しておけば、朝は半分寝ぼけていても手が動きます(笑)
「お弁当のために早起きしなきゃ…」というプレッシャーがなくなると、気持ちの余裕がぜんぜん違います。
しかも、朝にちょっと余裕があるだけで、子どもに優しく接する余裕も生まれるんですよね。
「早くしてー!」と怒鳴ることが減ったのは、私にとって一番の収穫だったかもしれません。
作り置きは「毎日をラクにする仕組み」だと思っています。
無理せず、でも自分にとって嬉しい工夫を少しずつ取り入れていくことで、私自身の暮らしにもいい変化が増えていきました。
気張らず、“できるところから”が合言葉です。
まとめ|作り置きで朝の“心の余裕”をつくろう
作り置きのおかずがあるだけで、朝の支度がとにかくラクになります。
「早起きして全部作らなきゃ…」というプレッシャーから解放されると、心にも時間にも余裕が生まれました。
忙しい毎日の中で、「少しでも自分を助ける仕組み」は本当に大切。
まずは、1〜2品からの“ゆる作り置き”でも大丈夫です。
気軽に取り入れて、少しでも朝の自分がラクになるような暮らし方を見つけていきましょう!