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冬の電気代をムダにしない!わが家の節約ルール7選

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「また今月も電気代が高い…」
そうため息をついたのは、ちょうど去年の冬。
寒波が続いたある朝、届いた請求書を見て言葉を失いました。エアコン、乾燥機、電気毛布――必要だから使ってるはずなのに、どうしてこんなに高いの?とモヤモヤが募る日々。

寒さはガマンできない。けれど、家計だって守らなきゃいけない。
そんな我が家がたどり着いたのは、“ガマンしない節約”でした。
我慢ではなく、「ムダを減らす」ことに目を向けた小さな工夫
それが、結果的に電気代の負担をぐっと軽くしてくれたんです。

この記事では、実際にわが家で効果を感じた7つの節約ルールを、体験談を交えてご紹介します。
今日から無理なく取り入れられるヒント、きっと見つかるはずです。

わが家の電気代、ピーク時は2万円超えだった

冬の電気代って、ほんとに容赦ないですよね。
寒さが厳しくなるにつれて、エアコン・こたつ・ヒーター・お風呂の追い焚き…と、どんどん電気を使う家電がフル稼働。

わが家も例外ではなく、ある年の1月、電気代の請求書を見て「えっ?」と声を上げてしまいました。
なんと、月の電気代が2万1,000円超え。思わず紙を二度見しました。

うちはオール電化ではなく、ガスと併用の一般的な家庭です。しかも、共働きなので平日は日中ほとんど家に誰もいません。それなのに、どうしてここまで高いのか、本当に謎でした。

最初は「きっと寒波のせいだよね」と夫と話していたのですが、どうしても納得がいかず、家計簿アプリや電力会社のマイページで1日の使用量を確認してみることにしたんです。

すると、驚いたことに日中不在の時間帯にも電力使用量がやけに高い日がちらほら。
「え、誰もいないのに?」「もしかして…あのヒーター消し忘れてた?」
「いやいや、電気毛布つけっぱなしだった日じゃない?」
…なんて、夫婦であれこれ心当たりを出し合いました。

気づけば、“自覚していないムダ”が毎日のように積み重なっていたんです。
エアコンの設定温度をいつの間にか上げていたり、乾燥機を2回まわしていたり、使っていない部屋の照明が朝までついていたり。

節約って「無理してガマンするもの」だと思っていたけれど、
実際には「ムダを見つけて、無理なく改善すること」が大事なんだと、ようやく気づきました。

節約の第一歩は「見える化」から

まずは電気使用量をチェック

節約って、いきなり「エアコンを我慢しよう」とか「家中のコンセントを抜こう」とか始めても、なかなか続かないですよね。
わが家も、以前は「なんとなく節約してるつもり」だったけれど、肝心の“何がムダなのか”をちゃんと把握していませんでした。

そこで夫と話し合って、まず最初に取り組んだのが「電気の使い方を見える化すること」
東京電力のアプリに登録すると、日ごと・時間ごとの電気使用量がグラフで見られると知って、「これは便利そう!」とすぐに導入しました。

正直、それまでは「電気代=月末に請求が来るだけのもの」と思っていたので、
1日ごとの使い方が見えるってだけで、かなり意識が変わったんです。

グラフを見ながら夫と二人で「あれ?この日だけやけに高いよ?」と確認してみると、

「この日は乾燥機を2回まわしたからかな?」
「夕方のピークに電子レンジとエアコン、同時に使ってた気がする…」
「娘が寒がって床暖を強にした日かも」

と、思い当たる節がポロポロ出てきて、「なるほど、こうやって無意識のムダって発生してたんだなぁ」と納得。

それ以来、“使っていないけど電気を消してない時間”を自然と意識できるようになりました。

娘にもグラフを見せながら、「この時間、誰もいなかったのに電気が高いね〜」と話すと、
「もしかして、おばあちゃんの部屋のヒーターじゃない?」と子どもなりに推理してくれて(笑)

家族みんなが「電気は使っている」という感覚を持つようになったのは、この“見える化”がきっかけでした。

アプリで確認して、家族で「あの日は何があったっけ?」と話し合うだけで、“節約が家族の共通認識になる”んですよね。
ただのグラフなのに、なんだか「家計の鏡」を見ているような気持ちになりました。

わが家の節約ルール7選

① 暖房の温度設定は「21度+ひざ掛け」

冬になると、ついついエアコンの温度設定を上げたくなってしまいますよね。
でも我が家では、設定温度を基本21度に固定するルールを決めました。

最初は「ちょっと寒くない?」と夫も言っていたのですが、足元を温める工夫をしたことで、意外と快適に過ごせることがわかりました。

たとえば、

  • ソファにはふわふわのひざ掛けを常備

  • 床にはラグを敷いて、足元から冷気がこないように

  • モコモコ靴下やルームシューズを家族全員分そろえる

これだけでも、体感温度がグッと変わります。

娘には「ぬくぬくセット使ってね〜」と声をかけていたら、今では自分からブランケットを巻いて「ママ、わたし雪だるまになったー!」なんてふざけながら暖まっています(笑)

「寒いからエアコン強くしよう」じゃなくて、“どうやったら寒さを感じにくくできるか”を考えるようになると、エアコンに頼りすぎない工夫が自然と生まれてきます。

ちなみに、設定温度を24度から21度に下げるだけで、月500〜1,000円くらい節約できた月もありました。

② エアコンは「つけっぱなし」が正解?

「エアコンって、こまめに消したほうが電気代は安くなるんでしょ?」
以前の私はそう思い込んでいて、家を出るたびに必ずスイッチOFFにしていました。

でも、ある日ふと夫が「短時間なら、消すよりつけっぱなしのほうが効率いいってテレビで言ってたよ」と言い出して。
「えっ、そうなの?」と半信半疑で調べてみたら、外気温が低い冬場は、エアコンが室温を再び温め直すときにかなりの電力を使うとのこと。

試しに、平日昼間に出かけるときでもエアコンを20〜21度のままつけっぱなしにして外出してみました。
3時間後に帰宅してみると、部屋はほんのり暖かく、エアコンも静かに運転中。

この「ほんのり暖かい」っていうのがミソで、寒すぎて“一気に設定温度を上げる”必要がないんです。
それまでは、帰宅後すぐにリモコンで「25度!強風!」なんてしていたのですが、それが不要になっただけでもかなり快適。

翌月の電気代も、特に爆上がりすることはなく、むしろピーク時より安定してきたんです。
「消して→寒くなって→強運転でまた温める」より、「弱くつけておく方がムダが少ない」って、まさに目からウロコでした。

夫と「なんでもそうだけど、極端にON/OFFするより“ちょうどいい加減”って大事だね」と話して、今では1〜2時間の外出は基本“つけっぱなし”ルールを採用しています。

もちろん、1日中出かける日はしっかり消していきますが、
「ちょっと買い物」や「保育園の送り迎え」くらいなら、無理に切る必要はないというのが、我が家の結論になりました。

③ 乾燥機より“部屋干し×除湿機”

冬場の洗濯って、なかなか乾かなくて困りますよね。
とくに共働きのわが家では、夜に洗濯することが多いので、「朝までに乾かさないと!」という日がしょっちゅうありました。

最初の頃は、そんなとき乾燥機つき洗濯機に頼りきり
「楽だし、すぐ乾くし」と思っていたんですが、電気代の内訳をよく見てみると、乾燥機使用日は消費量がドンと増えていることに気づきました。

「うち、乾燥機が電気代食ってる説あるかも…」と夫に言ったら、
「除湿機で干す方法ってどうなんだろう?」と提案してくれたんです。

そこで試しに、部屋干し+除湿機+サーキュレーターの組み合わせに切り替えてみたところ、
これが予想以上に良かったんです!

洗濯物の下に除湿機を置いて、横からサーキュレーターで風を当てるだけ。
寝る前に干しておくと、朝にはほぼ乾いてる。しかも、乾燥機より電気代が安い

しかも娘がこの“新しい干し方”に興味津々で、
「ママ、風あてるの、わたしやっていい?」
「今日は“回す係”するね!」
とノリノリに(笑)

以来、除湿機+サーキュレーターはわが家の“洗濯の味方”になりました。

雨の日や寒い日も、天気を気にせず洗濯できるのは本当にありがたいですし、
なにより、「乾燥機1回分の電気代で2〜3日分まかなえる」のは大きな節約効果でした。

乾燥機を完全にやめたわけではなく、時間がない朝や急ぎの洗濯のときは今も使います。
でも、“日常的にはなるべく除湿機で”というルールに変えたことで、月1,000円以上の節約につながったこともありました。

④ 家族で“お風呂連続入り”ルール

冬のお風呂って、あたたまるし気持ちいいですよね。
でもその反面、「追い焚き」の回数が増えると、地味〜に電気代がかさみます。

わが家では以前、夫→娘→私という順番で、バラバラに入浴していた時期がありました。
仕事の終わる時間もまちまちで、「ごはんのあとにゆっくり入りたい」なんて思っていたのですが…

ある月、電気代がぐんと上がったときに、東京電力のグラフを見ながらふと気づいたんです。

「この日、追い焚き3回してる…」
「ってことは、家族それぞれ“自分のタイミング”で入ってる日だね」と夫。

なるほど、これか!と気づいてからは、なるべく連続してお風呂に入る「お風呂リレー作戦」を始めました。

初日は、時間の調整がうまくいかず「あと5分だけ待って〜」とバタバタ。
でも、娘に「今日はママの次、○○ちゃんね。ぬるくなる前にバトンタッチだよ〜」とゲーム感覚で伝えてみたところ、
「わかったー!私“つぎの人呼ぶ係”するー!」と、すっかり乗り気に。

それ以来、家族でお風呂の順番を意識するようになり、追い焚きの回数も1日1回以内におさまるようになりました。

ときどき「もうちょっとあとに入りたいな〜」という日もありますが、
そんなときは「お風呂だけ先に入っちゃって、あとでごはんでもいいか」と柔軟に対応。

小さなことですが、この「入浴タイミングの調整」だけで、月500円〜1,000円の節約につながったこともあります。

そしてなにより良かったのは、お風呂に入ること自体が“家族のつながりの時間”になったこと
「あったまったね〜」「背中流してあげるよ〜」なんて言い合いながら、ほっこりできる時間ができたのは、節約以上のメリットだったなと思います。

⑤ トイレ・廊下の“人感センサーライト”

わが家で“電気のつけっぱなし問題”が深刻だったのが、トイレと廊下。
「誰〜!?電気またつけっぱなしにしてるの!」というセリフを、何度口にしたかわかりません(笑)

特にトイレ。
日中は明るいので気づきにくいのですが、夜に見回ってみると、
つけたまま数時間放置されていることがしばしば。

娘は小さいから仕方ないとしても、夫まで何度もやるので、つい口調もキツくなりがち…。
「言っても直らないし、ストレスたまるだけだな…」とモヤモヤしていたある日、
近所のホームセンターで人感センサー付きのLED電球を発見しました。

「これ、つけっぱなし防止にいいかも?」とその場で購入し、
トイレと廊下の電球をさっそく交換。

すると…効果はてきめん!

誰かが近づけばふわっと点灯し、しばらくすると自然に消える。
「消し忘れ」が物理的に発生しないので、イライラもゼロになりました。

娘も最初は「なんか勝手についてる〜!」と不思議がっていましたが、
今では「トイレの電気は“魔法スイッチ”だね」と言って、むしろ楽しんでくれている様子。

ちなみにこの人感センサーLED電球、1個1,000円前後
でも、つけっぱなしの1日あたりの電気代(約数円〜十数円)を積み重ねると、1年で元が取れると知って、納得の投資でした。

廊下や玄関など「うっかり忘れがち」で「滞在時間が短い場所」には、本当におすすめです。

家族の性格や生活リズムを変えるのは大変だけど、“仕組みを変える”ことでストレスとムダを減らすというのも、立派な節約だと思いました。

⑥ 電気毛布で“布団のあっため係”

冬の夜、一日の終わりに布団に入る瞬間。
「ひゃっ、冷たい…!」と思わず声が出てしまう、あのヒヤッとした感覚。
私自身、寒い布団が本当に苦手で、つい寝室のエアコンを強めにして寝る…という日が続いていました。

でもふと、ある夜の寝かしつけで娘が「おふとん、あたたかかったらいいのにね」とつぶやいたのをきっかけに、電気毛布の導入を思いついたんです。

最初は「ちょっと贅沢かな?」と思ったのですが、調べてみると電気毛布の消費電力は1時間あたり数円程度
しかも、寝る30分前だけ布団をあたためておけば、寝るときにはぬくぬくの快適空間が完成するんです。

わが家では、寝る準備のタイミングで「電気毛布ON係」を決めていて、
「今日は○○ちゃんが“あっため係”だよ〜」とお願いすると、娘は得意げに「まかせて!」とスイッチを入れにいきます。

「こっちもぬくぬくになったよ〜」と報告してくれる姿がかわいくて、毎晩のちょっとした楽しみにもなりました。

そのおかげで、寝室のエアコンは寝る直前に切るようになり、夜間の電気使用量がかなり減少
「朝までぐっすり眠れたね〜」「あったかい布団、最高!」と家族で話すたびに、買ってよかったと感じます。

ちなみに、寝る前にしっかりスイッチを切るようにしているので、つけっぱなしで朝までという心配もなし
念のためタイマー機能も使って、1時間でOFFになる設定にしています。

節電にもなるし、寝つきもよくなるし、家族の会話も増える――
電気毛布は、わが家の“冬の三種の神器”のひとつになりました。

⑦ 電気ケトル&保温ポットのW使い

意外な盲点だったのが、“お湯を沸かす時間”。
毎日のように使う電気ケトル。便利だけれど、沸騰させるたびにけっこう電力を消費しているってご存じですか?

わが家では、朝・昼・夜と1日3〜4回は使っていたので、
「もしかしてこれも電気代に響いてるのかも?」と気になり始めました。

そんなとき、友人が教えてくれたのが「朝にまとめて沸かして、保温ポットに入れておくといいよ」というアイデア。
「なるほど、それなら1回の電力で済むんだ!」と、さっそく試してみました。

朝、家族全員が起きる少し前に、1リットルのお湯を電気ケトルで沸かして保温ポットへ
これで、以下の用途をすべてカバーできるようになりました:

  • 夫のインスタントコーヒー

  • 娘の白湯やミルク用のお湯

  • 昼ごはんのカップラーメン

  • 夜のお茶やスープの下ごしらえ

「このお湯、まだあったかいよ!」「便利〜!」と夫にも好評で、
今では朝の“お湯ポット準備”は、ほぼ彼の担当になりました(笑)

実際にやってみて気づいたのは、何度も電気ケトルを使うことが“習慣”になっていたということ。
でも、1リットル分あれば日中の家族分のお湯はほぼ足りるので、「都度沸かす」手間もなくなり、時短にもなりました。

保温ポットも高価なものでなく、2,000円程度のもので充分。
「朝だけ1回のケトル使用で済むなら、月にして100〜200円の節約にもなる」と考えると、
“手間なくできる節約”としてはかなり効率がいいなと感じています。

娘も、「あったかいお湯、入れてくれてありがとう〜」とポットに話しかけたりしていて、
なぜか家族の間で“ポットさん”と呼ばれるように(笑)

「頑張らない節約」でストレスを減らす

節約って、どうしても“ガマン”というイメージがつきまといますよね。
「暖房をつけない」「電気をつけない」「お風呂は短時間で」――そんな無理を重ねるのは、精神的にも疲れてしまいます。

私自身も、最初は「光熱費を下げなきゃ!」と意気込みすぎて、ちょっと極端な節約をしてしまったことがありました。

たとえば…

  • タイマー設定を忘れて冷えきった部屋に帰宅して、娘と一緒に震えた日

  • 電気毛布を切るのを忘れて朝までON、結局エアコンより高くついた夜

  • 乾燥機を封印したはいいけど、部屋干しの湿気で逆に体調を崩したり…

今振り返れば、「やりすぎ」「焦りすぎ」だったなぁと苦笑いするのですが、当時は真剣そのものでした。

でも、そんな中で一番効果があったのは、「一人で抱え込まず、家族と一緒に節約の工夫を考えること」でした。

ある日、電気代のグラフを見ながら夫がぼそっと
「がんばりすぎてない?なんか、ちょっと苦しそうだよ」
と声をかけてくれたことがあって。

ハッとしました。たしかに私は、「節約=私の役目」と思い込んでいて、
全部ひとりで管理して、全部ひとりで頑張っていたんです。

それ以来、「どうすればムダを減らせるか」を家族で一緒に話すようになりました。

  • 「今日ちょっと寒いから、設定温度だけ1度上げようか」

  • 「この時間帯、照明消してても平気だよね」

  • 「あれ?この部屋、誰もいないのにエアコンついてるよ〜」

そんな会話が自然と増えてきて、気づけば娘まで
「“もったいない”の神様に怒られちゃうよ〜」なんて言いながら、消し忘れをチェックしてくれるように。

節約って、完璧じゃなくていいんだなと思いました。
家族それぞれが“ちょっと気にする”だけでも、大きなムダが防げるし、何より家の空気がピリピリしなくなる。

“頑張る節約”より、“続けられる習慣”の方が、結果的には効果が大きかったんです。

まとめ|まずは“できること”から試してみよう

「節約しなきゃ」と思えば思うほど、苦しくなってしまうことってありませんか?
私も以前は、「もっと頑張らなきゃ」「節約できない自分はダメなんだ」なんて、つい完璧を求めすぎていました。

でも今は、「完璧じゃなくていい」「できることを、できる範囲で」という考え方に変わりました。

今回ご紹介した7つの節約ルールは、どれもわが家が“ムリなく続けられた”ものばかりです。

たとえば…

  • 設定温度を1度下げて、足元をあたためる

  • 電気毛布で布団を心地よく整える

  • トイレや廊下の照明をセンサーライトに変えてみる

ほんの少しの工夫ですが、積み重ねれば月1,000円、2,000円と電気代が変わってくる
そして何より、家族みんなが“暮らし方を見直す”きっかけになったことが、わが家にとって一番大きな変化でした。

節約は、我慢することでも、ストイックにやることでもなくて、
「気づいて、ちょっと変えてみること」から始まります。

読んでくださったあなたも、
「これなら今日からできそうかも」と思えたものが、ひとつでもあれば嬉しいです。

ぜひ、あなたのご家庭に合った“わが家ルール”をつくってみてくださいね。
節約は、家族の暮らしをちょっと豊かにするための第一歩です。