祖父母の日が近づくと、「今年は何を贈ろうかな…?」と毎年ちょっと悩みます。わが家でも子どもたちと相談しながら選ぶのですが、実用的なものがいいのか、気持ちが伝わる手作りがいいのか、つい迷ってしまうんですよね。そんなときに気づいたのが、「孫からの贈り物」というだけで、祖父母にとっては特別な喜びになるということ。

そこで今回は、忙しい家庭でも無理なく準備できて、なおかつ気持ちがしっかり伝わる“祖父母の日のプレゼント10選”をまとめました。手作りアイデアから実用ギフトまで、あなたの家庭に合うヒントが見つかるはずです。

孫からの「手作りプレゼント」が一番喜ばれる理由

手作りのプレゼントは、祖父母にとって“特別な宝物”そのものです。うちの両親も、子どもが幼稚園で作ってきた工作や似顔絵を今も棚に飾っていて、見るたびに「この頃こんな顔だったよねぇ」と嬉しそうに話してくれます。既製品にはない温かさがあり、そこに流れる時間まで一緒に思い出として残っていくのが、手作りギフトの魅力だと感じています。

子どもの成長が“形”で残る

折り紙の冠やゆるいタッチの似顔絵、ちょっと曲がったハート型…どれも“その時期の子どもだからこそ作れる”独特の味わいがあります。作品を見るだけで、「あの頃こんなふうに笑ってたな」「この色をよく使ってたよね」と、当時の姿がふっとよみがえるんですよね。
そして何より、世界にひとつだけの“オリジナルギフト”であることが祖父母の心を強く動かします。

作る過程も思い出になる

手作りプレゼントの良さは、完成品だけではありません。親子で画用紙を並べたりシールを貼ったり、作りながら会話する時間そのものが温かい思い出になります。
わが家でも「じいじは青が好きだからこの色にしよっか」「ここに私が書いたよって書こう」と言いながら作る時間が楽しくて、子どもたちもワクワクしていました。作る過程を楽しむことで、プレゼントに“気持ち”が自然と宿っていく気がします。

手作りのおすすめアイテム3つ

  • 似顔絵・手形アート
    手形や足形は、成長スピードを感じられる特別なアイテム。額に入れて飾ると記念になります。

  • メッセージ入りしおり
    コンパクトで実用的。普段本を読む祖父母なら毎日使ってもらえます。手書きの一言が温かい仕上がりに。

  • 手作りフォトフレーム(100均材料でOK)
    画用紙・シール・シールパーツだけで簡単に作れます。お気に入りの写真をセットすれば、部屋の雰囲気も明るくなるギフトに。

さらに、子どもが選んだ色や貼ったシールの“こだわり”がそのまま個性になるので、「じいじばあば、きっと喜んでくれるよね」と親子で盛り上がれるのも嬉しいポイントです。

写真や動画を使った“実用+記念”のプレゼント

デジタル時代のいま、写真や動画を使ったプレゼントは本当に喜ばれます。わが家でも毎年フォトギフトを贈っているのですが、開けた瞬間の祖父母の表情を見るたび、「やっぱり写真って強いな…」と実感します。成長の記録がそのまま“形”として届くので、遠方に住む祖父母にとっても大切なコミュニケーションツールになります。

フォトブックは低コストでも豪華に見える

スマホに溜まりがちな写真を選んでまとめるだけで、立派な1冊に仕上がります。
最近のフォトブックはデザインテンプレートが豊富で、写真をドラッグするだけでおしゃれに整うものが多いので、時間がない家庭でも短時間で作れるのがメリット。
さらに、紙質やサイズを選べるので「旅行」「運動会」「誕生日」などテーマごとに分けて作ると、シリーズのように飾れて楽しさも倍増します。
そして何より、数百円〜という価格で“しっかりした贈り物感”が出せるコスパの高さが魅力です。

デジタルフォトフレームは遠方の祖父母に大人気

なかなか会えない距離に住んでいると、孫の写真をリアルタイムで見られない寂しさがありますよね。
Wi-Fi対応のデジタルフォトフレームなら、スマホから写真を送るだけで、すぐに祖父母の家に表示されます。
「今日こんなことがあったよ」と気軽に近況を共有できるので、日常のコミュニケーションがぐっと増えるんです。
わが家の実家でも、毎朝フレームを見ては「今日もかわいいねぇ」と笑ってくれているようで、贈ってよかったと感じています。

写真系ギフトのおすすめ3つ

  • フォトブック(1冊数百円〜)
    低コストで豪華、毎年作れば成長アルバムにも。

  • カレンダー(1年間飾れて実用的)
    毎月めくるたびに成長を感じられ、生活の中に自然に溶け込むギフト。

  • デジタルフォトフレーム
    遠方に住む祖父母に最適。写真が届くたびに喜びが広がります。

写真や動画のプレゼントは、「成長の記録」と「気持ち」を一度に届けられる万能ギフト。贈る側も選びやすく、受け取る側も使いやすいのが魅力です。

実用性重視!毎日使えるプレゼント

「どうせ贈るなら、ちゃんと使ってほしい」──その気持ちを叶えてくれるのが実用アイテム。祖父母世代はシンプルで長く使える贈り物を喜んでくれることが多く、わが家でも“普段の生活で役立つもの”を選ぶと、あとから「これ本当に便利だよ」と嬉しそうに報告してくれます。毎日手に触れるアイテムは、自然と孫の存在を思い出すきっかけにもなるので、日常に寄り添えるギフトとしてぴったりです。

ほぼ毎日使うキッチン系ギフト

エプロンやハンドタオル、エコバッグなどは、気負わずに受け取ってもらえる実用ギフトの代表です。特にエプロンは「毎日料理をする祖父母」にぴったり。
孫が選んだ色や柄を取り入れるだけで、“いつものエプロン”とは違った特別感が出て、使うたびにほっこりした気持ちになります。
また、最近のエコバッグは軽くて丈夫なものが多く、スーパーや散歩の買い物に使いやすいのもメリット。「日々の暮らしに自然となじむ贈り物」だからこそ長く使ってもらえます。

健康グッズは年代問わず喜ばれる

年齢を重ねるほど「身体を大切にしたい」という気持ちが強くなるもの。ストレッチポールや軽いトレーニング用ゴム、フットマッサージャーなどは、無理なく使えて日常のケアにもぴったりです。
わが家の父も、祖父母の日にもらったフットマッサージ機を毎晩のように使っていて、「これが一日の楽しみになってる」と言うほど。
家に置いても邪魔にならないコンパクトなアイテムも多いので、使うたびに孫の顔を思い出してもらえます。

実用アイテムのおすすめ4つ

  • エプロン・ハンドタオル
    毎日使えて交換しやすい。色やデザインを孫が選ぶと愛着アップ。

  • エコバッグ
    日常の買い物で活躍。折りたためるタイプは携帯性も抜群。

  • フットマッサージ機
    家で気軽に足のケアができるので、健康維持にも役立つ。

  • グルメギフト(好きな食べ物を選ぶのも◎)
    食べ物は好みに合えば“消え物”として気軽に受け取ってもらえます。旬のフルーツや惣菜セットも人気。

実用ギフトは「毎日の生活にそっと寄り添う」贈り物。派手さはなくても、使ってもらえることが何より嬉しいプレゼントです。

メッセージが伝わる“言葉のプレゼント”

モノ以上に深く心に残るのが、孫からのメッセージ。わが家でも必ず手書きのひと言を添えているのですが、封を開けた瞬間に祖父母の表情がふっとゆるんだり、涙ぐんだり…その姿を見るたび、「言葉って本当にすごいな」と感じます。高価なプレゼントではなくても、心を込めた一言には、時間を超えて気持ちを届ける力があります。

子どもが書く短い言葉が心を動かす

まだ字がたどたどしくても、その“ゆらぎ”こそが一番の魅力です。「いつもありがとう」「また遊ぼうね」。その一言だけで、祖父母の胸にすっと温かいものが広がります。
長い文章を書く必要はなく、むしろ短い言葉のほうが気持ちが真っすぐ伝わることも。
そして何より、子どもが自分の言葉で書いた“世界にひとつのメッセージ”は一生の宝物になります。

写真とメッセージを組み合わせると最強

「文字を書くのが苦手…」という子でも、写真と組み合わせれば簡単に“特別なカード”が作れます。フォトカードの隅にちょこんと書かれた一言だけで、ギフト全体がグッと記念品らしい雰囲気に。
写真を見るたびに、そのときの子どもの表情や雰囲気まで思い出してもらえるので、贈る側も受け取る側も嬉しいプレゼントになります。
さらに、家族で撮った写真や日常のスナップなどを一緒に添えると、「こんなに大きくなったんだね」と成長を感じてもらえるのもポイントです。

メッセージは派手さこそありませんが、心の奥にまっすぐ届く贈り物。使える期間が限られている“幼い字”や“素朴な言葉”は、今しか渡せない特別なプレゼントです。

忙しい家庭でも無理なく準備できる“時短ギフト”

フルタイムで働いていたり、小さな子どもがいたりすると、「今年の祖父母の日どうしよう…」と考えつつも、まとまった時間がなかなか取れませんよね。わが家でも夕食づくりや寝かしつけのあとに“ようやく準備できる”という日が多く、ギリギリになって焦ることもしばしば。でも、そんな家庭でも負担なく準備できる時短ギフトはたくさんあります。ポイントは「準備の手間が少なく、祖父母の気持ちに寄り添えるもの」を選ぶことです。

ネット注文で完結するギフト

ネット注文で選べるギフトは、忙しい家庭の強い味方。スイーツ、お花、日用品、文具など、祖父母が喜ぶアイテムがほぼオンラインで揃います。
特に人気なのが、花束やスイーツのギフトセット。祖父母世代が好きな“和菓子のセット”“季節のフラワーアレンジ”なども種類が豊富で、選ぶ側も楽しくなります。
配送日時を指定できるサービスなら、当日バタバタすることもなく安心。
そして何より、マホ1つで数分で注文が完了する手軽さが、忙しい家庭にとって大きなメリットです。

100均アイテムで作れる手作りギフト

「手作りの温かさは大事にしたい。でも時間はない…」そんなときは100均アイテムが大活躍します。
画用紙・写真・シール・ウッドクリップなど、手作りに使える素材が一式揃っているので、材料集めに苦労しません。
写真と画用紙を組み合わせるだけで可愛いフォトカードが作れ、20分あれば十分完成します。
子どもと一緒に「あ、このシールかわいい!」「ここに貼る!」と盛り上がりながら作れるので、短時間でも心のこもった作品になります。家庭の負担も少なく、満足度はとても高い方法です。

忙しい日のおすすめ3つ

  • お花の定期便ギフト
    季節のお花が月1回届くので、「毎月の楽しみ」に。遠方に住む祖父母にもぴったり。

  • スイーツ詰め合わせ
    和菓子・焼き菓子・ゼリーなど、好みに合わせて選べる万能ギフト。冷蔵便も使えて安心。

  • 写真+メッセージカード
    短時間で作れて記念性も高い組み合わせ。忙しい家庭でも無理なく気持ちを伝えられるアイテム。

“時短ギフト”は手間を減らすだけでなく、「忙しくても気持ちはちゃんと届けたい」という親の想いを形にできる方法でもあります。気負わず取り入れて、無理なく続けられる祖父母の日の習慣にしていきたいですね。

まとめ|“気持ちが伝わること”が一番のプレゼント

祖父母の日のプレゼント選びで大切なのは、豪華さでも特別感の演出でもなく、「どれだけ気持ちがこもっているか」という部分だと感じています。わが家でも毎年、手作りのカードや写真ギフト、ちょっとした実用品を組み合わせていますが、どれを贈っても祖父母が一番喜んでくれるのは“孫が選んだ”という事実そのものです。

手作りの作品はその子の年齢ならではの魅力があり、写真のギフトは家族の成長をリアルに届けてくれます。さらに実用アイテムは、日々の生活の中で「これ、あのときもらったんだよ」と思い出してもらえる嬉しさがあります。
そして何より、無理のない範囲で選んだプレゼントこそが、家族みんなにとって心地よい形になるということ。準備にかけた時間の長さよりも、「あなたを思って選んだよ」というその気持ちが何よりの贈り物になります。

今年の祖父母の日は、家族で「どんな気持ちを届けたい?」と話しながら選んでみてください。大切な人を思いやる時間そのものが、優しい一日にしてくれるはずです。